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63 ルキフェルスとアスタロト

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俺は聖剣になった
デュランダルを手にする
そして
意識を集中させ
瞳の色が
黒から赤へと変わる
「『こい!デウスエクスマキナルキフェルス』!」
すると
俺たちの中でも最強のデウスエクスマキナである
ルキフェルスが召喚される

俺はルキフェルスに乗り込むと
デュランダルも人間の姿になる
「ユウキ」
「あ、ああ!わかってる
あいつを倒すぞ」
俺たちはアスタロトへ向かっていく
アスタロトの前に立つと
アスタロトはこちらへ話しかけてくる その声は女性の声だった
内臓記憶と人工知能
それと精巧なプログラムによるものなのかもしれない
それだけ
魔科学文明は相当な科学力の上構成されているのだろう
《あら?貴方が私と戦うの?》
アスタロトは余裕そうな表情だ
無人なのにと思ったがこれならば
合点がいく
「そうだ」
《ふーん、まあいいわ、私は強いもの! でも気をつけてね? だって私の攻撃はあらゆるものを破壊できるんだから!》
アスタロトが手をかざすと
岩が浮かぶそしてそれが飛んでくる
「ふん!」
ルキフェルスを操作してうまくその岩を避け
ルキフェルスハルバードで攻撃する
相手は間一髪避けたがすこし傷を付けることに成功した
「くっ!なかなかやるわねぇ、じゃあこれはどうかしら?」
すると今度は炎が襲いかかってくる
「はぁ!」
こちらも負けじと雷の魔法を放つ
しかし 相手の魔法のほうが威力が上だ
「ちぃ!」
「大丈夫か!?ユウキ!」
ルキフェルスはすこし傷が付く
その光景をみていた
ルドガーは
「え!?互角なの!!?」
ガブリエルは
「魔力的にはユウキが劣っている」
俺はこいつの名前が気になるので
今一度
マグナパルスイレースと極解析を実行する
今度は
ルキフェルスとアスタロトで解析を開始
ルキフェルスとアスタロト
するととんでもない結果が出てくる
デウスエクスマキナルキフェルス
なんと
アスタロトも
デウスエクスマキナアスタロトと表示されるのだった
そして
デウスエクスマキナアスタロトはルキフェルスを基に作られた
最高傑作であると表示されるのだった
「まじかよ」
「ユウキくん!油断しないでね!!」
ルドガーが叫ぶ
「ああ!」
俺はアスタロトに向かって剣を振るう
「はぁああああああああああああ!!!!!」
アスタロトの腕を切り落とすことに成功する
「よし!」
と思われていたが
再生を開始する
どうやら自動再生プログラムというものがあるらしい
本来エクスマキナ、デウスエクスマキナは俺たち操縦者が魔力を介して傷ついた箇所を直すのが普通なのだ
こいつのそれは全く違ったのだ

「おおおぉ!」
アスタロトの体にどんどん切り傷ができていく
「はぁああ!」
俺はルキフェルスハルバードでアスタロトを攻撃する そしてついにアスタロトの体はバラバラになり 動かなくなった
「やったぜ!」
「ユウキ安心するのは早い!すぐにそこから退くんだ!!」
ルシフェル様が言うのと同時期に
アスタロトから何かが伸び
気がつくとそれは
ルキフェルスを貫通し俺の腹を突き刺していた
「え?」
なにが起こったのか
俺は理解できなかった
「ユウキ!!?」
デュランダルの声がするけど
なんかよく聞き取れない
俺どうしたんだ?
デュランダルが複座から俺の所まで掛けてくる
「ユウキ?」
「え?、、でゅ、、らん」
「ユウキ喋るな!、、いま、、止血を」
「ふふふ、あら?あっけないわね
神と言っても万能ではないものね」
アスタロトが言う
まだ意識はある
なんでだろう
これはなんでだろう
いますごく
ここにいる
デュランダルとキスしたいって気持ちが大きくなってる
「あ、、のね、、デュランダル」
すこし喋り辛いけど言ってみる
「ゆ、ユウキ、喋るなよ、お願いだから」
「き、す、、して」
この言葉にデュランダルは
「ああ!、、いくらでも!、そんなことくらい、いくらでもしてやるから」
そういうとデュランダルは俺にキスをする
すると

ルキフェルスが光輝く
「なに!?なにが起こったのよ」
アスタロトが叫ぶ
輝きは更に強くなり
この輝きが収まると
見たこともない機体がそこにはあった
俺はなんと怪我したいたのに
完全に治っている
デュランダルとのキスで
奇跡が起こったのだ
さあ
新しいルキフェルスの名前を叫べ!

その名も!
「『デウスエクスマキナメサイアノヴァ!』」

デウスエクスマキナメサイアノヴァ
ルキフェルスから進化した姿
この姿になる制限としては
単体召喚は不可能
デュランダルとのキスでのみこの姿になることが可能となる
全てのデウスエクスマキナの頂点に立つもの
「この力で、お前を倒す!」
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