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52 美味しいパンを作ってみよう

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今日は市場で
小麦粉、バター、イーストフード、塩、牛乳を買った
これでなにを作るかって?

美味しいパンでも作ろうかと思っている

「さて、作るか」
まずは生地作りからだ 
ボールに材料を入れて牛乳とイーストフードをいれて練っていく
「よし、こんなもんか」
次に発酵させる
30分ぐらいかな
「ふぅー、出来た」
あとは焼くだけだ
オーブンに入れるだけ
オーブンの熱調整をしてと

焼いてみるか
「お、膨らんできた」
そろそろいいか
「おお、焼けてる」
こんがり焼きあがった
「いただきます」
一口食べてみると
「お、うまいな」
出来栄えに満足していると
「ユウキくん、なにを食べているの?」
ルドガーが来たので
「うん?パンを焼いてみたんだ」
パンってなに?って言われた
この世界にはパンという食べ物はないらしいことを知った
これだよと見せたら
「パエルの事だったんだね」
と返事してきた
パエル図鑑
小麦粉を主体とした俺の世界でいうパンに似た食品
パエルにはかなりの種類があり
俺の作ったやつは
マルクパエルという種類らしい
「じゃあ早速、頂こうかな」
ルドガーは手掴みで食べる
「ん、おいしいね。ユウキくんの世界の食べ物はどれもこれも美味しいなぁ」
「気に入ってくれてよかったよ
正確にはいまのこの身体ではなく常磐大輔の世界なんだけどね」
「そうなんだね、ねぇ、今度僕が食べたくなったら作ってくれない?」
「いいよ」
「ありがとう」
こうして俺はルドガーのためにパンを作ることとなるのだった
ある日
ルシフェル様が
机の上の
パエルを見て
「このパエルは買ってきたのか?」
と訊かれたので
「いえ、俺が作りました」
俺の一応は夫であるルシフェル様は
「お前の料理好きは知ってるがまさかパエルまで作るとは」
「はい、図鑑載ってまして」
「そうか、お前の特殊能力だったな」
「ええ」
「ところで、お前のその格好はなんだ?」
「あぁ、これですか」
今の俺の姿はメイド服だ
理由は単純ルドガーの趣味だ
俺に女装させて楽しんでいる
「これはルドガーの趣味らしいです」
「あやつめいい趣味をしている、、これは眼福であるな」
「はぁ」
俺は呆れていた
そしてルシフェル様は俺の側にきて
肩を手を置くと
「今夜はその恰好で」
「しません!!それと最近疲れているんでなしで!」
悲しそうな顔をするルシフェル様には悪いけど
最近疲れているんでだめです
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