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47 酒は飲んでも呑まれるなその2

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俺は酒場へ行った
席に着き
前に酒の肴にした
マサカドを頼んだ
マサカドが席に運ばれてくる
「うーん!旨い」
お酒も頼んじゃおう!メニューを見ていると
「姉ちゃん!1人かい?」
姉ちゃん?俺の近くに女性はいなかった筈だけど
首をかしげていると
「おいおい!姉ちゃんよう」
肩をぽんぽんされる
え!?俺!!?
「あの?」
「なんだ姉ちゃん」
「俺!男!!」
「なんだって!?姉ちゃん、兄ちゃんなのかい?」
変な言い方だなおい
よく可愛いとか女の子みたいとは言われることはよくあるけど
初っぱなから『姉ちゃん』って呼ばれたことは一度もなかったので
「あーあまた間違われてるねぇ」
こいつはいつぞやの変態店員!
まあ、この酒場ならいるのは当然か
「いや!前回は兄ちゃんって言われてたからね!!」
むきになって返答すると
さっき、声をかけてきた男が
「悪かったなぁ、お詫びとして酒を奢るよ兄ちゃん」
この言葉に目をキラキラさせ
お酒飲める!!
男はメニュー開き
「何を飲む?好きなだけ飲んでいいぞ
最近、大きい仕事こなしたから懐がまあまた暖かいんだ」
「いいんですか!、、あ、、でも、俺、あまり酒を飲むなって言われているんですよね」
いいじゃないか
もし、酔いつぶれてしまったら酒場の奥で休ませて貰ったらいいだろ?
だけどと俺はいうけど
頭を撫でられ
「そ、そうですね」
俺はサイゼリーを頼んで飲んだ
甘くて口当たりもいいのでごくごく飲んでしまう
「おお!いい飲みっぷり!こっちはエールを頼むぞ!」
はいはいと店員が用意する
マサカドを、食べながら
話しながら
お酒を飲んだ
「次は何を頼む?」
男が訊いてくる
「うーん、、あ、、これいいかも」
アメージングというお酒を頼んだ
アメージング図鑑で調べると
甘めのリキュールらしい
それじゃあ、乾杯とグラスを合わせる
俺は一気のみしちゃった
美味しいからどんどん飲む
「みゃはは!おいちい!」
男はすこしむらっとしてきたのか
俺の胸を触りだす
「ひゃ!?、、にゃあに?」
「、、ぺったんこ」
と謎のキーワードが出る
軽く胸を揉んでくる
「、あ、、ひゃ、、う、、」
他の男たちも集まりだす
俺の手を掴んで男は自分のペニスを触らせる
「こいつ男なの?本当??」
男なのに女みたいな顔してるよね?
と俺の顔を見ながら言う
かなりお酒が入ってるため喘ぐことしか出来なくなっている
服を脱がされそうになる
抵抗しようとすると
腕を後ろ手に縛られる
そして口に布を押し込められた
「ん!?んー!?!?」
「うるせーな黙ってろよ」
そのまま、男のものをアナルに入れられる
「んーーーーー!!!」
痛い!気持ち悪い!
「うわー本当に入るよこれ」
「すげー、、」
「お前らもこいつの穴に入れさせてやるから、、、あ、、結構、やばい、、くるわ、これ」
「マジ!?やったぜ」
入れられているものが徐々に早くなる
「んーーーー!!!」
いや!いや!
「やべぇ出る」
嫌!?
俺の中に熱いものが流れ込んでいく
「あ、、あ、、」
口の中に布が押し込まれているので上手く言葉にすらならない
そうしていると
次の男が俺のアナルに入れてくる
「お、おお!、、やっべぇ、、こいつ、、最高」
「次俺もやりたい」
「まだ、早いよ、まずは俺の番だろ」
「ちっしょうがねえな」
俺は四つん這いにさせられる
「おーい!姉ちゃんもう1回だ」
「んーーーーーー!?」
「こいつ男だろ?なんだ姉ちゃんなんだ?」
ペニスを触らせながら男はいうと
「こいつ見た目が女だから姉ちゃんでよくね?」
「ああそうだな」
「よし!じゃあ行くぞ姉ちゃん」
また、違う男のものが入ってくる
「ん、、ん、、んん、、」
「お!締まりがよくなったぞ!いいぞ姉ちゃん」
何回も中に出される
俺は意識を失いかけたその時
扉が開く音がした
「おい!てめえら!何やってやがる!」
「ああん?なんだてめえ」
俺は、、、助かったのかな?
誰かわからないけど、俺を助けてくれた人は、 俺のことを抱き抱えて自分の家に連れていく
翌朝
起きると
みたことない部屋にいた
「頭いてー」
完全に二日酔いだなこれ
手首には縛られた跡があった
「昨日のあれは夢じゃないんだよな」
ベッドから起き上がると
机の上に紙が置いてあった
『起きたか?今日はゆっくり休んどけ』
と書いてある
「優しい人なんだろうな」
ルシフェル様の家に帰らないといけないけども
身体がいうことを聞かないのでここで休ませて貰うことにした
しばらくすると
この部屋の主が帰ってきた
その姿をみた俺は
「か、カミュ!?」
この部屋の主はカルアック当地団のリーダーカミュであった
「大丈夫だったかユウキ?」
心配そうな顔をして俺のところに駆け寄ってくる
俺はカミュの胸に抱きついた
「怖かった!怖かったよぅ」
涙が止まらない
泣き止むまでカミュはずっと抱いてくれていた
暫くして
ようやく落ち着きを取り戻す
恥ずかしくなってしまい顔を真っ赤にする
「もう大丈夫かな?自宅まで送るよ」
いつもなら大丈夫というが
今日はカミュに甘えることにした
自宅までいくと
カミュはルシフェル様に挨拶をして
帰っていった

ルシフェル様から
「また『酒に呑まれたな』」
と言われ
ごめんなさいと謝る
お仕置きされると思い
ぎゅっと目を強くつむると頭を撫でられた
びくっとして
目を開く
「だが、無事だったからよししようか」
だが
「今度は我やルドガーを誘うんだぞ?」
と言われた
はい!わかりましたと返事をする
でもあの変態店員はちょっと嫌だけはどうも苦手だな
その後、俺はルシフェル様と一緒に
お風呂に入り汗を流すその後は一緒に寝た
そして次の朝、俺はいつも通り目を覚ます隣を見ると
まだルシフェル様は眠っていたのでキスをする
「おはようございます。ルシフェル様」
「、、ん?あぁ、おはよう」
少し遅れて返ってきた
そして、朝の支度を始める
俺の格好を見たルシフェル様は
「それでは、これから外に遊びに行くぞ」
と言う
はい!
と元気よく答える
準備をしている最中に
ふと気になることがあり
聞いてみる
「もし、俺が女装していたらルシフェル様はどっちを好きになりますか」

すると
「両方だな」
と答えてきた
「両方ですか!? 嬉しいような嬉しくないような複雑な気分になった」
外に出る
今日は、少しだけ少しだけなんだけど
女の子に近い服装にしていた
あくまで近い服装ね
「ふむ、今日はユウキは可愛い格好だな」
「そうですか!?」
やったルシフェル様に可愛いっていって貰えた
他の人に可愛いって言われてもむかってするけど
ルシフェル様やルドガーにならいいかもってなる
お出掛けしていたらルドガーに会った
「ユウキくん!ルシフェル様!こんにちは」
と声をかけられたので
俺も返す
お昼時だったので3人でご飯を食べに行った
食べ終わると
ルシフェル様は用事があるからと言って 何処かに行ってしまった
残された俺とルドガー
ルドガーが 服屋さんに行かない?と誘ってくれた
「うん行こう!」
と即答した
色々な服を着せられたり着せたりする
俺的にはこんな感じの方がいいかな?と 思ったものを試してみると
似合ってるよと褒めてくれる
そんなことをしていると
時間はあっという間に過ぎていった
そろそろ
帰ろうかと言った
自宅まで送ってくれた
自宅に着くとルシフェル様がいたので
ルドガーに挨拶して家にはいる
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