三国志呂布奉先伝

みなと劉

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二話

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翌日起きて
「やっぱ今日までは女の子か、はあ」
一応サラシを巻いておいてなるだけ男でいよう。
「おはようございます」
張遼が挨拶をする。
「お、おう、おはよう」
「どうかしましたか?」
「いや、ちょっとな」
「そうですか、朝食支度できますから」「わかった」
呂布は着替えようとした時、
「きゃっ」
と悲鳴を上げる。
「どうしたんですか?」
「胸が大きくなってるんだ」
「へぇ~どれくらい大きく?」
「Dカップぐらいかな」
「おお!素晴らしいです」
「俺は男だから嬉しくない!」
「大丈夫です。今日一日だけじゃないですか」
「そうだが」
「それに、胸が大きい方が可愛いと思いますよ」
「可愛い?」
「ええ、可愛いです」
「そうかな?」
「ええ、そうですとも」
「なら、いいかな」
照れている呂布をみて張遼は興奮する。
(可愛い)
「ところで、その胸触らせてもらえませんか?」
「いいけど」
呂布は自分の胸に触ってみる。
「柔らかいですね」
「自分で触ってても変な気分になる」
「揉んでもいいですか?」
「いいぞ」
張遼は呂布の乳房をもみ始める。
「んっ」
呂布の口から吐息が漏れた。
張遼は乳首を摘む。
「ひゃうっ」
呂布は体を震わせた。
「感じてるみたいですね」
「違うから」
呂布は否定するが体は正直に反応している。
「呂布将軍、可愛い声が出てますね」
「うるさい」
「呂布将軍、好きですよ」
「俺も好きだ」
「じゃあ、キスしても良いですか?」
「良いぞ」
二人はキスをした。舌を入れ合う濃厚なキスだ。
「んふぅ……」
二人の唾液が混ざり合う。
「んふぅ……んん……」
二人共呼吸が出来なくて苦しくなるまでキスを続けた。
「んん……ぷはぁ……はぁ……はぁ……」
「張遼…朝食」
「そうでしたね、続きは夜にしましょう」
「そうだな」
その後、呂布はいつも通り朝食を食べて仕事を始める。
「はぁ……なんか疲れた」
昨日のことが忘れられない。それにさっきの張遼に胸揉まれて感じて女の体というのは、こんなにも敏感なのか? そして、俺はあんな声を出すのか。
「呂布将軍、何か悩み事ですか?」
徐栄が話しかけてくる。
「別に何も無いよ」
「そうですか」
徐栄は呂布の胸を凝視している。
「おい、どこ見てるんだ?」
「呂布将軍、大きいなと思って」
ん?どこ……!?
「どこみてるんだ!?」
呂布は慌てて腕で隠す。
「いや、つい見てしまいまして」
「お前は変態か」
「すみません」
「まあ、いいけど」
呂布は徐栄を許してしまう。
「それより、徐栄、この書類なんだけど」
「これはこうすればいいんですよ」
「そうなんだ」
「呂布将軍は頭が悪いですねぇ」
「う、うぐ」
呂布は言い返せない。
「でも、そういうところも可愛くて好きです」
徐栄は呂布に抱きつく。
「ちょっ、徐栄」
「私は呂布将軍が好きです。愛しています」
徐栄は呂布の耳元で言う。
「分かったから離れろ」
「嫌です」
徐栄はさらに強く抱きしめる。
「痛っ」
「あっ、すいません」
「大丈夫だよ」
呂布は苦笑いを浮かべながら答える。
「呂布将軍、今夜私の部屋に来ませんか?」
「え?どうして?」
「愛し合いたいからです」
「だ、だめ今日は」
「そうですか、残念です」
徐栄は悲しそうに言う。
「ごめんな」
「いえ、いいんです」
「じゃあ、仕事に戻るから」
「はい」
呂布は仕事をし始める。
しかし、呂布はさっきの徐栄に愛してるに身体が疼き始めてしまい
自分で服の上からおまんこを触り始める。
「はあ……はあ……はあ……」
呂布は絶頂を迎えてしまった。
「呂布将軍どうしたんですか?」
張遼が心配する。
「なんでも無いぞ」
呂布は平然を装った。
「そうですか……」
「……んん…あ」
張遼は呂布の喘ぎ声で興奮してしまう。
(呂布将軍、エロすぎます)
「はぁ……はぁ……」
張遼は呂布の胸を見る。
(胸揉みたいな)
張遼は呂布の背後に回り込み、胸を揉み始める。
「ひゃんっ」
呂布は大きな声を上げてしまう。
「張遼、いきなり何するんだ?」
「呂布将軍が可愛いかったもので」
「そうか、じゃあ仕方ないな」
「そうです」
「んっ……あんっ」
張遼は呂布の胸を揉み続ける。
「呂布将軍の胸柔らかくて気持ちいいです」
「張遼……もう我慢できない……挿れてぇ」
「分かりました」
張遼は自分の肉棒を呂布の中に挿入する。
「ああ!」
「あれ?呂布将軍…処女じゃないんですか?」
「うん……昨日徐栄に奪われた」
「へぇ~」
張遼は腰を振るスピードを上げる。
「あんっ!はげしい!」
「呂布将軍、俺の子供を孕んでください」
「わかったぁ!はらむぅ!」
と、言っても明日には男に戻るためその願いは無効になるが、そんなことを知らない呂布は快楽に溺れていた。
「いくぅー!」
翌日
俺は男に戻っていた。
「はっ、夢だったのか?」
「おはようございます」
「うわぁぁぁ!って張遼か、びっくりさせるなよ」
「すみません」
「まあいいけど、朝食食べに行くぞ」
「はい」
二人は食堂に向かう。そこには徐栄がいた。
「徐栄、俺達も一緒に食べるぞ」
「わかりました」
三人で食事を摂っている時、徐栄が呂布の手を握る。
「なんだ?」
「手を握っているだけです」
「そうか」
食事が終わった後、張遼は呂布の部屋に行き、徐栄は仕事に戻った。
「んっ……んん……」
呂布は張遼に乳首を摘まれている。
「張遼、そこはダメだって」
「でも、呂布将軍はここが好きなんですよね」
張遼にペニスを握られ上下に擦られる。
「はぁ……はぁ……んん……出る」
張遼の手に射精した。
「呂布将軍、今日は私に付き合って下さい」
「良いけど」
呂布は徐栄に連れられたのは城の中にある温泉だ。
「風呂に入りたいのか?」
「違いますよ、混浴です」
「え?マジで?」
「ええ、行きましょう」
「そうだな」
呂布は徐栄と一緒に入る。
「呂布将軍、綺麗ですね」
「そうか?どっちも男だからあまり関係ない気がするけどな」
「確かにそうかもしれませんね」
「まあな」
「明日からたしか曹操殿の所へ赴くのであったな?」
「ええ、そうです」
「じゃあ、今日はゆっくり出来るな」
「そうですねぇ」
二人は体を洗い終わると湯船に浸かる。すると、徐栄が呂布に抱きつく。
「おい、どうしたんだ?」
「私はずっと呂布将軍と共に居たい」
「それは無理だろう」
「そうですよねぇ」
翌朝
俺は自分の軍隊を引き連れて徐州城を出発した。
「さて、曹操の所に行こうかな」
「待ってくれ、呂布将軍」
徐庶が現れた。
「どうしました?」
「劉備様から手紙を預かっている」
「ありがとうございます」
「それでは、私はこれで」
「お疲れさまです」
呂布は手紙を読む。
「ふむ、劉備さんは漢中の王として頑張ってるみたいだな」
「そうですか、よかったです」
「張飛は相変わらず暴れまわっているようだな」
「そうですか」
「関羽は……相変わらずだな」
「あの方は変わりませんからね」
「そうだな、それで、黄巾党の残党はどこにいる?」
「北平の方にいるようです」
「分かった、じゃあ行くか」
「はい」
呂布達は北平へ向かう。
呂布軍は北平へ到着する。
「呂布将軍、ここから先はどうしますか?」
張遼が呂布に聞く。
「うーん、とりあえずこの近くに村があるはずだから、そこに行ってみるか」
「分かりました」
呂布は村人を探す。
「すいませーん」
しかし、返事がない。
「誰もいないのでしょうか?」
「行ってみないと分からないな」
呂布達が進んでいくと一人の少年が倒れていた。
「大丈夫か!?」
呂布はすぐに駆け寄る。
「うっ……」
息はある。すぐに手当をする。
「張遼、医者を呼んできてくれ」
「分かりました」
張遼は急いで医者を呼びに行った。
「しっかりしろ!」
呂布は必死に声をかける。
「ここは……」
「気がついたか?」
「あなたは?」
「俺は呂布奉先だ」
「僕は馬超と言います」
「どうしてこんなところに?」
「分かりません」
「そうか、傷の具合はどうだ?」
「少し痛みますが、問題ありません」
「なら良かった」
呂布は立ち上がる。
「どこへ行くんですか?」
「村の様子を見てくる」
「僕も行きます」
「いや、君はここにいなさい」
「嫌です、僕も戦います」
「だめだ」
「でも!」
「君はまだ子供だろ?それに、怪我もしている、ここで大人しくしていろ」
「でも、母上が!」
「……わかった」
呂布は馬超を連れて村へ向かった。
「これは酷いな」
村は焼かれていた。
「呂布将軍!」
張遼が医者を連れてきた。
「状況は?」
「生存者はいませんでした」
「そうか」
呂布は死体を見る。
「こいつらは賊の類いか?」
「おそらくは」
「そうか、ところで馬超と言ったな?お前の母親は何者なんだ?」
「母は韓遂と言う武将の娘です」
「ほう、それはすごいな」
「父は黄巾党の武将でしたが、あることがきっかけで父と共に戦うことになりました」
「なるほどな」
「そして、この戦いの中で死にました」
「そうか……」
「呂布将軍、これからどうしますか?」
「そうだなぁ、張遼、徐州城に戻ろうと思うんだが」
「わかりました、準備をしましょう」
呂布は張遼に後を任せ、徐州城に戻る。
「ただいま戻りました」
「あ、馬超俺の近くへ」
「呂布さんどうしたんです?」
「腕をみせろ」
「はい」
手をかざし
「『異界の神々よ我に癒しの力を』ヒール」
手から光が放たれ、馬超の腕の傷が塞がった。
「呂布さんって治癒魔法が使えたんですね」
「まあな、それより、君のお母さんは俺に任せてくれないか?」
「え?」
「実はな、知り合いに回復魔法の使い手がいてな、その人に頼もうと思っている」
「そうなんですか、よろしくお願いします」
「ああ、任せてくれ」
呂布は劉備の元へ急いだ。
瞬間的に移動する魔法テレポータスを使用して劉備の元へと呂布は移動する
「劉備さん!助けてください!」劉備はすぐに駆けつけてくれた。
「どうしました?」
事情を説明すると、劉備は了承してくれた。
「ありがとうございます!」
劉備と一緒に徐栄の元へと向かう。徐栄と合流を果たすと、劉備が徐栄に説明する。
「そういうことでしたら私達に任せて下さい」
「本当にいいのか?」
「もちろんです、困っている人は見過ごせない性分なので」
「ありがとう、劉備殿、徐栄殿」
呂布達は曹操の所へと向かい、劉備は曹操の所へ赴く。曹操の元に辿り着くと、曹操は歓迎してくれた。
「劉備殿、よく来てくれました」
「いえ、曹操殿のお役に立てればと思いまして」
「ありがとうございます、それで、呂布将軍はどうされました?」
「それが、馬超の件で相談がありまして」
「馬超とはどなたです?」
「はい、韓遂という黄巾党の残党の将の息子です」
「なるほど、それで、どうされたのです?」
「はい、呂布将軍の知人の方が回復魔法が使えるようで、そちらの方に治療を頼みたいと思っております」
「そうですか、それでしたらすぐにでも手配いたします」
「すみません、お忙しいところ」
「いえ、構いません、それと、丁原様より書状を預かっております」
「はい、拝見させていただきます」
手紙にはこう書かれていた。
【劉備殿、この度は息子を助けて頂き誠に感謝しております。つきましては、息子の馬超は我が息子である関羽の養子として引き取らせて貰おうと思います】
と書かれていて、その下に関羽の名前と養子にすると言うことが書いてあった。
「劉備殿、これは?」
「はい、丁原様に許可を頂きましたので」
「そうだったのですか、それはありがたく思います」
「こちらこそ、劉備殿のおかげでこうして呂布将軍を救えることが出来ました」
「では、早速馬超殿の治療に向かいます」
「はい、お願いします」
呂布達は馬超のいる村へ向かう。
「着きました」
村に着くと、呂布は馬超の母を探す。
「馬超の母親の方はいらっしゃいますか?」
すると、一人の女性が近寄ってきた。
「私は韓遂の妻で韓玉と言います」
「呂布奉先と言います、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「馬超はどこにいますか?」
「はい、今連れてきますね」
韓玉は家に入る。しばらくすると、韓遂が現れた。
「呂布殿、先程は息子を助けてくださったこと感謝しています」
「いえ、当然のことをしたまでです」
「そう言ってもらえるとありがたい」
「それで、馬超は?」
「ああ、ここにいます」
馬超が現れる。
「母上!」
「あなた、大丈夫?」
「はい、問題ありません」
「そう、良かったわ」
「ところで、馬超の傷は?」
「はい、呂布将軍に治していただきました」
「そうですか、それは助かりました」
「いえ、それでは、俺はこれで失礼します」
「待ってください、呂布将軍」
「はい?」
「これからどうされるのですか?」
「そうですね、とりあえず徐州城に戻りたいと考えています」
「そうでしたか、なら、私も同行させてもらえないでしょうか?今回の件で呂布将軍に恩義を感じているものですから」
「わかりました、是非とも一緒に来て下さい」
「ありがとうございます」
呂布は徐州城へ戻る。
徐州城に戻ると、張遼が待っていた。「おかえりなさいませ、呂布将軍」
「張遼、ただいま」
「その方は?」
「こちらは韓遂殿だ」
「はじめまして、韓遂といいます」
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