三国志英雄伝~呂布奉先伝説

みなと劉

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「呂布奉先よ。お前は私の命を狙っている男だ。だから私の手で殺すことにする」
と言った。俺はその言葉を聞き、絶望した。だが俺は負けじと言い返す。
「あなたは本当にそれでいいと思っているのですか?あなたの心はこんなところで死んでもいいと言っているんですか?もしそうでないなら……あなた自身の手で終わらせることなどできないはずだ」
俺の言葉を聞くと劉備は黙り込んだ。しばらく沈黙が続くと、劉備は、ふっと笑ってから口を開いた。
「そうだ。私はもう疲れたんだ。私は張飛と関羽に幸せになって欲しかった。そのためには曹操の力が必要だった。なのに……どうして私達の願いを踏みにじるんだ?」
そう言って泣き崩れてしまった。
それを見た俺はもうこれ以上この人に苦しんで欲しくなかった。だから……俺は自分の胸を貫かれた痛みに耐えながら、最後の力を使い、思いっきり拳を振るった。劉備の体を吹き飛ばすと同時に、劉備の体に刃を突き刺しとどめをさすことでこの戦いに終止符を打つことにした。
戦いが終わった後俺はその場に倒れ込んだ。だが俺の心はどこか安らかだった。劉備の言った通り、これでようやく終わりなのだと思うことができたから。
俺は薄れゆく意識の中ある人のことを考えた。
張遼文遠のことを。あいつの想いに応えてやりたかった。俺は結局最後まで答えを出してやることができなかったから。もし次があるのであればその時には必ず答えを見つけ出そう。そう誓って俺は眠りについた。
その後俺は曹操によって救われたのだが、張飛だけは助けられなかった。張飛が死ぬ直前俺は張飛にこう告げられた。
「父上。俺は貴方のことをずっと尊敬していたし、愛してました。だから俺はあの世でずっと待ってます。いつかまた会える日が来ることを信じています。ですからそれまで……さようなら……」
そう言うと張飛は息を引き取った。俺はこの時ほど後悔したことは無いだろう。自分が殺した張飛の気持ちを考えることができていなかったことに。それから俺は曹操の元を去り、旅に出た。そして今はこうしてのんびりと暮らしているというわけだ。
俺は張飛の墓を見ながら、昔のことを振り返っていた。すると突然誰かの声が聞こえてきた。
「おい呂布!何をぼーっとしてるんだよ。早く帰ろうぜ」
そう言うのは昔、共に戦った友人の一人、楽進だ。
俺は苦笑いしながら答える。
「あぁ、すまない。今すぐ帰ろう」
そう言ってから墓に別れを告げ、楽進と共に帰ろうとした時、再び声が聞こえた。
「ちょっと待ちなさい!なんであんたがここに居るのよ!まさか……張飛さんに会いに来たんじゃないでしょうね!?」
そう怒鳴ったのは楽進の妻の李典である。どうやら俺たちの話を聞いてしまったらしい。それに気づいた俺は張飛の方をちらと見ると張飛は静かにうなずいた。
俺と楽進は顔を見合わせて笑い、二人揃って、大きな声でこう叫んだ。
「そんな訳ないだろうが!」
「え~!?」
李典は納得していない様子だったが、俺と楽俊は無視してその場を去った。そして俺達は三人並んで家に帰った。俺達の関係は変わることはないだろう。例えどんなことがあろうと、この絆は決して消えることは無い。そう信じている。
「そう言えば呂布よ、お前宛に手紙が来てたぞ」
俺はそう言われて曹操から届いた手紙を読んでみる。すると中には一枚の地図と何かの暗号のようなものが書かれているだけだった。その地図に書かれている文字を見ていると急に頭痛に襲われ始めた。
そして俺は思い出した。
これは俺の前世の記憶だということを。俺は急いで楽進に頼み込み、曹操のところに急いで向かった。
俺達が城に着くとすぐに案内され、応接室へと通された。そこには懐かしい面々が揃っている。曹操と夏侯惇に郭嘉、さらには魏続と侯成まで居た。
「やあやあ、君たちに会うなんて思ってもいなかったよ。元気にしてたかい?」
そう話しかけて来たのは魏続だった。
俺が少し困惑していると、隣にいた楽進が、
「お前こそ何やってんだ?こんなところにいる場合じゃないだろう?」
と、突っ込むと魏続は笑っていた。その様子を見ながら俺は改めて自分の置かれた状況を整理していた。すると今度は俺が声をかけられた。
それは荀攸だった。
俺は驚きながら尋ねる。
「久しぶりだな、お前も転生していたのか?」
すると、その言葉を聞いた他の人達の反応は様々だった。だがその中でも、特に興味を示したのは、郭嘉と、その妻、許緒だ。
二人はとても驚いているようだった。
俺は曹操達に今の自分の状況を説明し、俺にもこの世界に生まれ変わった目的を教えて欲しいと言った。
曹操はその言葉を聞き、真剣な表情になると、口を開いた。
「呂布、君は自分の力を知りたいと思ったことはあるか?もしくは自分の力を誰かのために使いたいとは思ったことはないか?それが君の前世の未練であり、この世界で果たすべき使命なのだ」
曹操はそう言い切ると今度は別の話題に移った。俺が不思議そうな顔をしていたからだろうか、郭嘉と荀攸、さらに楽進と李典までもが説明してくれた。
それによると、俺のように、前世の記憶を持ったまま、生まれ変わって来た人間は他にも存在するらしい。そして彼らもまた、自分の記憶に違和感を持ち、この世界に生まれ変わる理由を探り続けているというのだ。
それを知った俺は自分がどれだけ恵まれていたかを実感した。そして自分が今まで何をしてきたかを振り返ることでこれから何をするべきかを考えた。そして俺は答えを出した。自分が何者なのか知るためにはどうしたらいいのかということを考えた結果、まずはこの世界を周ることにした。俺の話を聞いた曹操はとても嬉しそうにしながら言った。
「良い考えじゃないか。私は賛成だよ」
郭嘉も、楽進も同じ意見のようだ。こうして俺達の長い旅が始まった。
俺は楽進と一緒に山の中を歩いていた。理由は単純で、曹操からの指令で薬草を探しているから。曹操曰く、ある病が蔓延していて困っているということなのでその病に対して効果の高い薬草を探していた。しばらく歩いていると楽進が突然立ち止まった。俺は楽進の方を見て尋ねる。
「どうかしたのか?何か見つけたとか……」
俺がそう言うと楽進は黙って俺の手を引き、歩き出した。そして着いた場所は洞窟だった。楽進は俺にここで待つように言うと一人で中に入って行った。俺は言われた通りそこで待っていると数分後に、奥から楽進がやって来た。楽進の手に握られていたのは大量の宝石の原石だった。
それを目にすると、楽進は興奮気味に俺に尋ねてきた。
「おい、この宝石どこで手に入れたんだ!?この大きさ……相当な値段がつくぞ!」
俺はそう言われて初めてこの宝石がかなりの価値のある物だと気付いた。すると俺は自分がどうしてここに居るのか、忘れていたことを思い出した。曹操の命令で薬の材料となる花を採取していたことを。俺達は急いで山を下りると目的の場所へと向かった。そして俺達はなんとか目的を達成することができた。俺達はその足で城に戻ることにした。そして帰り際に楽進はこう呟いた。
「俺達……なんで宝探しなんかしてたんだろう?」
その日は久しぶりに李典と楽進の二人が揃っているということで、飲み会が開かれた。俺も参加させてもらうことになったのだが、俺が座った途端、周りにいた人たちが次々と俺の隣へとやってきた。俺は嫌な予感を覚えつつも酒を注いでいく。しかし次の瞬間その予感は的中することになる。それは酒が入って呂律の回らなくなった曹操が、楽進のことを馬鹿にしはじめたからだ。俺は酔っ払った楽進を止めることができなかったことを悔やみながらも、とりあえず成り行きを見守ることにした。「おいっ楽進!この程度でもう酔い潰れてるのか!?情けない男だなお前は!」そう言って大笑いしているのは魏続だ。
するとそれに怒った楽進が立ち上がり反論しようとするが、郭嘉と侯成によって取り押さえられてしまった。
俺は止めようとしたが、曹操が続けて言ってしまった言葉に俺は固まった。
「全くお前は女にもてないのに、こんなところだけは大きいんだからな」
そう言いながら曹操が触れたのは、俺がさっきからずっと目線を奪われていた楽進の胸だった。俺はその言葉を聞いてすぐに楽進の側へ行き楽進を立たせた。
俺は楽進に耳打ちする。
「あいつのこと殴れ」
楽進が曹操に飛びかかろうとしたその時、部屋の外から悲鳴が聞こえた。俺は急いで部屋を出るとすぐに異変に気付いた。
そこに居たのは張飛だった。そして張飛は泣きながら俺に向かって叫んだ。
「呂布の兄貴ぃ!!助けてくれよぉ!!」
その叫び声でようやく状況を理解した。俺は急いで張飛を部屋に招き入れた。
すると楽進が怒りの形相で俺達に詰め寄ってきた。だが俺はすぐに事情を説明すると、楽進もやっと落ち着いてくれた。
「なんだよお前たち、夫婦喧嘩か?つまらんことなら他所でやってくれよなぁ」そんな言葉を口にしたのは魏続だ。俺は曹操に魏続の言葉について問いただす。
すると曹操はあっさりと白状した。なんでも曹操は張飛の胸に興味があったらしく、先ほど俺がいない時に揉んでいたらしい。
俺が怒るよりも先に楽進が激怒し、そのまま魏続を殴りつけようと襲い掛かるがまたまた郭嘉に止められてしまう。
俺は曹操と夏侯惇と郭嘉と荀攸とで話をすることになった。俺はまず曹操達に、なぜこのような事態に陥ったのかを詳しく説明するように求めた。
曹操は少し困った顔をしていたが、荀攸が口を開いたことで状況は一変する。
荀攸の説明によると曹操は以前から張飛にちょっかいを出し続けていたらしい。そしてついに今日その現場を目撃されてしまったというのだ。
俺はそれを聞くと頭を抱えたくなった。
すると荀攸は俺達の反応が面白かったようで、腹を抱えて笑っていた。それを見た俺は、荀攸にこの事を言いふらすのを止めさせた方がいいと判断した。俺はそのことを荀攸に忠告する。すると荀攸はそれを素直に聞き入れてくれた。そしてその後、今後の対策を練るために話し合った。そして俺はまず楽進に謝罪した。
俺はこれからはなるべく、曹操と一緒に行動することを約束した。
俺は李典と共に街の中を散策していた。目的は食材の調達。今度行われる祭りに向けて準備をするためだ。俺は楽進が言っていたことが気になっていたので李典に尋ねてみた。「李典って結婚とか考えてたりするの?」
李典はその質問に驚いていたようだったが答えてくれた。
「まあ……したいと思ってますけど……」
その返事を聞いた俺は、前世では彼女もいたことが無かったからとても驚いた。
俺は李典が女性に好かれるタイプだと思っているから不思議ではないのかもしれないが。そう思いつつ、俺がその理由を聞いてみると李典は、恥ずかしそうにしながらも説明してくれた。
「その……私ってよくドジしたりするじゃないですか。そういうところを支えてくれる人と結婚したいなーって思ったりして……」
そう言った李典は照れ臭そうに笑った。俺はそれに感心しつつ、自分も見習うべきだと思った。俺は改めて決意を固めた後、街を見て回った。するとそこで一人の女の子と出会った。
俺がその子に尋ねると彼女は迷子になってしまったらしく困っているということだった。俺は彼女の話を聞きながらどうすれば良いのかを考えていた。すると、後ろから李典の声が聞こえる。振り返るとそこには大きな肉の塊を手に持っている姿が見えた。おそらく屋台のものだろう。俺はその子を連れて一度そこから離れることにした。
俺はとりあえず女の子の手を握りながら歩き出した。
すると李典が話しかけてくる。
「そういえば呂布さんは、どうしてこの街にいるんですか?」
俺はその問いかけに対して、この近くで行われている武術大会を見に来たことを伝えた。するとそれに食いついたのは、意外にも少女の方だった。俺は少し興味を持ったのだが、今はとりあえず親を探す方が先だと説得することにした。
俺達が歩いている道は一本の道なので、すぐに見つかりそうだと思っていたが案外見つからない。
俺はどこか別の場所へ行ったのではないかと考え、引き返そうとした時、突然服を引っ張られた。見るとその引っ張った犯人は、先ほどの少女のようだ。
彼女が言うには母親が俺達の姿を見かけたので声をかけようとしたのだが、急に走り出してしまったのだという。
俺はそれを聞くと母親の特徴を聞いて、探し始めた。だがなかなか見つからず途方に暮れていると、俺達は偶然にもその母親を見つけることができた。
俺がその人物を確認するとすぐに李典に声をかける。
すると、なんとそこに居たのは曹操軍の軍師である陳宮であった。
俺はその姿に驚愕したが、向こうもこちらの姿を確認していたようですぐに逃げ出してしまった。
しかし俺は追いかけようとしたが、すぐには追えなかったため諦めた。そして俺たちは三人と合流するために広場へと戻ることにした。俺達と曹操たちが出会ったのはちょうどその直後だった。
俺達は広場に着くなりすぐに陳宮が逃げ出した理由について考えていた。俺がそのことについて考えていると、郭嘉と荀攸が俺の考えを否定した。それは俺の外見が問題なのだという。確かに俺は強面だ。だがそれでも曹操や夏侯惇などと比べればマシな方だと思う。俺が郭嘉達に反論しようとすると、楽進と夏侯惇が口を開いた。
「呂布殿はもっと自分のことを自覚すべきです!」
「全くだ。お前のような大男が現れたら普通は逃げるに決まっているだろう」
俺は二人の言葉に落ち込んでしまった。だが俺はまだ子供だし仕方が無いと思う。そう自分に言い聞かせていた。
その後、郭嘉が陳宮はなぜ逃げていったのかについて説明を始めた。それを聞く限りはやはりあの見た目が怖かったのではという結論に至った。俺はそれに落ち込んだが、夏侯惇と楽進が励ましてくれたおかげで立ち直ることができた。
俺達が話をしていると荀攸が徐に話し掛けてきた。そして俺が以前、曹操軍で戦に参加していた事を知っており、そのことを曹操に教えても構わないかどうかという内容だった。
俺が了承したのを確認した荀攸はすぐにその場を離れた。
荀攸が曹操に伝えに行ったのだろうか? そう思いながらも特に気にせずにいた。そしてしばらくして、曹操たちと一緒に荀攸が戻って来た。そして荀攸が口を開くと、その内容を聞いて俺だけでなく曹操たちも驚いた。
曹操軍が呂布奉先に会ったという話が瞬く間に広がり噂になったらしくそれを耳にした荀攸が曹操に尋ねたのだと言う。そして曹操はその質問に答えた後、荀攸にこの事を内密にするように頼んだらしい。曹操は荀攸に何かを相談したかったようなのだが結局できなかったらしい。
俺は荀攸の話を聞きながらある疑問を抱いていた。
俺がここにいることを知っている人物は限られている。しかも、張飛がこの場にいないことも確認済みだ。張飛なら俺が街に来ていると聞けば間違いなく会いに来るはずだからだ。張飛の性格上、それは確実だと思われる。それにも関わらずこの話はここまで広がった。俺はその事に違和感を感じていた。
「まあ、いいか……」
俺はそんなことを考えていたが考えるのをやめた。俺はもうこの事は忘れることにして目の前にある祭りの準備に集中しようと思った。そう決めた俺は楽進たちに指示を出し祭りのための準備を始めることにした。
祭りの開催まで残り二週間となったある日、張飛は一人街で買い物をしていた。というのも今日、街の広場で祭りが開催されるため必要なものを買い揃えに来たのだ。張飛も最初は呂布の店に買い出しに行く予定だったが、呂布から今回は一人で行って欲しいと言われてしまい、しぶしぶ街に来ていた。そして今、街の中を見て回っている最中だ。するとそこで張飛は見覚えのある姿を見かける。
「あれは……」
張飛は少し驚きながらもすぐに駆け寄った。その人物とは楽進だった。張飛は声をかけようと近づいて行くと、そこに見慣れない少女の姿があることに気づく。
楽進が誰かと話しており相手もこちらの存在に気づいていた。
そして、相手が曹操軍の武将であることがわかった。彼女は張飛に気づくと声をかけてくる。
「こんにちは」
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