三国志英雄伝~呂布奉先伝説

みなと劉

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92話

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「心配するな、翼徳。あの人なら大丈夫だろう」
「そっか、ならいいんだけど……」
張飛は相変わらず不安そうだ。
しかし、そんな二人のやりとりとは裏腹に、呂布達の前には十人以上の武装した男達が現れた。
全員黒ずくめの鎧を身につけ、頭巾を被って顔を隠していた。全員が武器を持っているところを見ると、ただの暗殺集団ではない事が分かる。中でも一番背の高い、大振りの刀を持った男は特に目を引いた。頭髪が逆立っている事もあって、呂布はその男が誰であるか確信する。
「……高順か!」
かつて呂布の配下であり、今は亡き陳宮の片腕として呂布に仕えていた武将、張遼と丁原と仲違いした高順だった。
その高順に、同じく元呂布の配下である魏続が従う形でこの場に現れた。この二人が揃って現れた事は、偶然であるはずがなかった。
「やあ、呂布将軍。ご無沙汰しております。こうしてまた会えて嬉しいですよ」
魏延は相変わらずの甲高い声で話しかけてくる。
「俺はお前の顔なんて見たくなかったけどな。でも、せっかくの再会だからな。ここで会ったのも何かの縁って事で、あんたも死んでくれないか?」
高順も続けて言う。
呂布はこの二人を相手にしても負けるとまでは思っていない。だが、同時に勝利できるとも思えなかった。この二人は共に、一騎当千と言うより一騎当万と言った方が適切であろう強さの持ち主である。しかも、それが二人掛かりで襲いかかってくるのでは勝ち目は薄い。
呂布は張飛の方を見る。
「劉備さんを連れて逃げろ。張飛」
「い、嫌だよ! だって俺だけ逃げるなんて、そんな卑怯者みたいな真似できないじゃんか」
張飛は慌てて反論する。
しかし、呂布にも考えがあった。
「翼徳、頼む。劉備さんだけは無事に逃がしてくれ」
「兄ちゃんは!?」
「俺は奴らの足止めをする。大丈夫だ、死ぬつもりはない」
呂布は自分に言い聞かせる様に、はっきりと言い放つ。
その時、高順が動いた。
その巨体からは想像出来ない程素早い動きで呂布に迫ると、手にしている大太刀を振り下ろす。呂布はなんとかそれを受け止めるが、あまりの重さに腕が痺れる。呂布といえども、さすがに生身の身体は強化されていない。
その隙を狙ってか、横合いから魏続が呂布に向かって飛びかかる。その豪剣を避けきれないと判断した呂布は剣で受けるのではなく、自ら後ろに飛び退いて攻撃を回避した。
そこへさらに高順の追撃が迫る。高順の攻撃をかわしながら、呂布はさらに距離を取るがそれでもまだ安心はできない。
呂布はすぐに体勢を立て直すと、関羽と趙雲の援護を受ける形で刺客を迎え撃つ。
劉備と張飛の姿はいつの間にかいなくなっていた。
それを確認すると、呂布も刺客達に応戦し始める。
しかし、やはり三人対七人というのは厳しい。その上、関羽と趙雲の強さも相当なもので刺客達も苦戦していた。
このまま戦い続けるとこちらが不利だと感じた時、刺客達は意外な行動に出た。刺客達は突然逃げ出すと、すぐに見えなくなってしまった。おそらく、この辺りの地理に詳しい者達だろう。呂布達が追いかけようと思った時にはすでに見失ってしまっていた。
その後、劉備と張飛と合流して刺客の事を報告したが、刺客の正体については不明という事になった。
劉備達を城内まで送り届けた後、呂布は劉備と二人で話す機会を得た。そこで改めて、呂布は劉備に降参の意思を示した。劉備はそれを喜んで迎え入れ、こうして呂布は劉備の軍門に下った。
「呂布将軍、これからは我が弟分です。遠慮無く私の事をお義兄さんと呼んでください」
劉備は笑顔で言う。
劉備をお兄さんと呼んだら、関羽と趙雲が黙っているはずがないのだが、二人はあえてその事を口にしなかった。
こうして劉備軍は三将軍に加えて、新たな将として呂布を迎える事となった。
張飛の武勇伝は呂布もよく知っている。
関羽と互角に戦っただけでなく、張飛自身も関羽に勝る武名を持つと言われる程の人物である。しかし、呂布から見たらまだまだ荒削りな部分もあり、実際に戦ってみてその評価を変える様な事はなかった。
ただ、見た目とは裏腹に、なかなか慎重で機転の利くところもある。それは呂布軍の副将軍である華雄に似ているかもしれない。もっとも華雄は臆病すぎる嫌いがあるし、何より呂布に対する忠義心も足りない。張飛はそういうところが全くない、呂布軍に必要な人材である。
「それでね、呂布将軍。私には夢がありまして。いつか自分の軍を率いて天下一の軍団を作りたいと思っているんですよ」
「そうですか。でも、どうして私にそんな話を?」
呂布は首を傾げる。
徐州城に張遼が来ていると言う事は、呂布がここにいる事も当然曹操や張飛は知っていただろう。にも関わらず張飛は呂布の前で自分の野望を語る事に抵抗を感じていないらしい。
張飛は屈託のない笑みを浮かべて答える。
「いやぁ、私って正直者だから、こういう場でないと自分の思ってる事を言えなくて」
劉備も笑い出す。
ただ、呂布の疑問はまだ解決していない。
「劉備殿、張飛将軍はどうして私なんかにその話を? 何か狙いでもあるんですか?」
張飛は相変わらず笑って、呂布を見つめる。
「あなたは私が見込んだ人物だからですよ、将軍。私はこの漢帝国の中で誰よりも強い人物が欲しい。そして、この世で最も強い人がもし将軍であれば嬉しい」
どうやら本気で言っている様だった。
この無邪気さ、あるいは天真爛漫さも張飛の長所と言える。だが、それが時に人を不快にさせる事もあると本人は分かっていないのかもしれない。
「劉備殿はご兄弟がいらっしゃらないと聞きましたが?」
呂布は何気なく尋ねてみる。
この二人は、あまりにも似過ぎていた。
血を分けた兄弟のいない呂布にとって、それがどれほど特別なものであるのかはよく分かる。
「まあ、そうなんだけどね。でも、うちの弟妹は可愛いぞ。特に末子の翼徳なんてもう可愛くて可愛くて、目に入れても痛く無いくらいなんだから」
張飛はまるで自慢でもする様に、胸を張って言う。ただ、劉備は本当に張飛に対して溺愛しているらしく、その姿からは普段の様子から想像できない様な愛情を感じる事が出来た。
「劉備さん、そろそろ……」
そこへ、張飛の義弟である魏続がやって来た。
この魏続という男も、張飛とは違った意味で問題のある人物である。この男は高順と同じ、陳宮の元で働いていた事があるのだ。それも、かなり親密な関係であったと呂布は聞いていた。そのせいもあってか、この男は高順と行動を共にしており、呂布にとっては最も危険な人物であった。
高順の実力は呂布も認めざるを得ない。しかし、張飛と手を組んだ時の恐ろしさはこの二人に匹敵するのではないかと思う。それほどまでにこの二人の戦闘能力は高い。高順一人ならば、呂布がどうにかできる。
しかし、高順が相手では呂布にも勝算は少ない。それでも戦えば負けるとは思わないが、犠牲も多く出るであろう事は容易に予想できた。
それに呂布は、張飛と戦いたくなかった。
確かに高順や張飛の様な強者は何人もいた。だが、それでも張飛と戦ってまで生き延びようとする程ではない、というのが呂布の率直な感想だ。
張飛の強さを認めてもなお、張飛と戦うというのはそれだけの覚悟がいる行為だと、呂布は思っていた。張飛の強さが圧倒的だからこそ尚更だ。呂布もそれなりに修羅場を潜ってきたつもりではあるが、それでも張飛は次元が違う存在の様に思える。
この二人を同時に相手にするのは危険すぎるし、できれば避けたいところだ。呂布は張飛から逃げつつ曹操の元へと急いだ。
曹操も張飛の危険性は分かっているはずなのだが、張飛が劉備の元に下ったと聞くとすぐに兵を動かして討伐隊を差し向けて来た。この動きは実に迅速かつ適切な判断であるのだが、その割には援軍として呂布に頼るという手段を選ばない辺りが曹操らしい。
「曹操め、何を考えているんだ」
張飛は怒りに顔を赤くしながら、地団駄を踏む。
「兄者よ、落ち着いてくれ」
劉備が必死に張飛を宥めるが、張飛は止まらなかった。
「これが怒らずにいられるか! あいつのせいで俺は関羽兄者と会えないままじゃねぇか!」
劉備が言う通り、劉備軍が張飛を迎え入れた時関羽は留守であり、張飛はその事実を知って大いに落胆していた。張飛の怒りの理由はそこにあるらしい。
関羽は張飛の事を実の弟の様に接し、張飛もそれに応えていた。張飛の気持ちを考えると関羽がいない事がどれだけの損失なのか、それは呂布にも良く分かる。呂布にとっても呂布軍にとって関羽の武名は高く評価すべきものであったし、関羽がいてくれればどれほど頼りになる事だろうかと思っている。それを失った張飛の心労は察するに耐えない。
「張飛将軍のお怒りも分かりますが、私としても劉備殿の身の安全を確保する為にも張飛将軍にはすぐにこちらに来ていただきたかったのです。私個人の意見としては、呂布将軍が来てくださったので劉備殿に張飛将軍を迎える準備が整ったとも思っています」
曹操が笑顔で呂布を見る。
「私が来たので?」
呂布が首を傾げると、曹操は大きくうなずく。
「そうです。張飛将軍が来ると言う事は、当然あの方も来るでしょう。あの方は、張飛将軍以上に厄介極まりない人物でしたから」
曹操の言葉を聞いて、呂布は張飛と一緒にいるのが嫌になってきた。
その人物こそ、曹操が最も警戒していた人物である。その男の武勇も張飛に勝ると言われている。その強さも張飛とは比較にならないと言うのだから、呂布にとっては天敵とも言える人物だった。
呂布もその男の名前は知っている。華雄。字はまだ知らないが、
「呂布を倒すために生まれてきた」
とも言われるほどの豪傑で、猛将である。
そんな人物が、呂布と同じく張飛の下に付くと聞いては、張飛が激怒するのも無理はない。
呂布も張飛を説得にかかる事にしたが、結局その前に戦いが始まる事になった。相手は華雄。しかも張飛と魏続も同行しており、張飛の援護をしている。張飛は華雄と魏続に任せ、呂布は劉備と曹操の護衛に当たる事になった。
呂布軍は数において大きく劣る上に、徐州城にいる兵力はさほど多くない。この状況下で戦う場合、曹操と呂布のどちらか一方が戦場を離れなければならないのだが、劉備と魏続は呂布と離れる事を嫌って共に戦うと譲らない。こうなっては仕方ないので、どちらか一人が護衛につく事になるが、この場ではそれが呂布しかいない。
しかし、呂布がいなくなったら劉備軍の戦力はかなり落ちる事になる。劉備は張飛が守ってくれると言ってくれたが、それでも不安な事に変わりはなかった。
呂布は自分の愛馬赤兎馬に跨る。この赤い鎧を着た巨大な白馬も、張飛と出会って以来ずっと劉備と行動を共にしている。張飛の話では、どうやら魏続の言う事も聞くらしい。ただ、魏続の言う事は大体がわがままなので、魏続が劉備や張飛に逆らって呂布の元に来た時はこの二頭の足並みが揃わなくなるかもしれないと呂布は考えていた。張飛は戟を振り回し、魏続と共に敵陣へ斬り込んでいく。張飛は呂布との模擬戦の時にも見た様に、その動きはとても速い。
その速さには目を見張るものがあったが、それでも呂布は張飛の動きを追う事が出来る。これは単純な身体能力だけでなく、技術の差が大きい。呂布も張飛と同じ様に戟を使っているが、やはりその扱いには差があった。呂布の方が上手なのは明らかだったが、呂布の攻撃を張飛は難なく受け止め、時にはかわしてみせる。
しかし、張飛は攻撃の手数が少なすぎた。
いくら素早く動いて翻弄しようが、その攻撃は単発的なものである。それに対して呂布は的確に攻撃を繰り出す。一撃必殺ではないにしても、確実に急所を突いて敵を仕留めていく。呂布の攻撃に対して、張飛は受けるのが精一杯になっている。そして、ついに張飛の首元に呂布の木剣が突きつけられたところで、勝敗が決した。
張飛は悔しそうな表情をしていたが、それ以上は何も言わなかった。おそらく言い訳しても呂布に勝てなかった事を自覚しているのだろう。
張飛の武勇は呂布もよく分かっている。だが、張飛と高順が手を組んだ時の恐ろしさは桁が違う。その攻撃力は計り知れないものがある。しかし今回は呂布も張飛を相手に余裕をもって勝つ事が出来た。張飛が本気でなかったとは言え、それだけ張飛にとって呂布との戦いは望んでいないものと言う事なのだろう。
これで少しはおとなしくしてくれるのならありがたい話なのだが、そうもいかないであろう事を呂布はよく分かっている。
呂布は劉備の元に駆け寄り、張飛を宥めるよう頼む。
「任せてください」
劉備は快く引き受けてくれた。
呂布も安心したのだが、劉備も張飛の扱いに苦労しそうだ。張飛を諌めようとした呂布自身が、あの剛力の前には苦戦してしまったくらいなのだから。呂布は曹操の元へ戻ろうとすると、曹操の方に一騎が向かってくるのが見える。
華雄だ。
華雄は真っ直ぐ曹操に向かってきていた。
「……あれが?」
華雄の姿を遠目に見ても呂布はその印象が強い。それほどまでに華雄という男は大きかった。
華雄の武勇は関羽と並ぶと聞いていたが、誇張でもなんでもない事がよく分かる。関羽ほどに長身ではないが、体格だけで言えば関羽以上に見える程だ。身長が呂布よりも高く、呂布と同じくらいの背丈のある張飛と比べても華雄の肩の位置が高い。
しかも華雄はその巨体でありながら速く動く事が出来、しかも槍の腕は天下無双であると言われているらしい。
そんな男が自分を殺しにやって来たと思うと、呂布は戦慄を覚えた。華雄は一直線に曹操へと向かい、曹操もそれに応えようと弓を構える。
だが、その曹操の行動に違和感を覚える。
呂布の知っている曹操と言う男であれば、この状況では曹操が前線に出て迎撃する事などしない。曹操の性格を考えれば、むしろ曹操自らは出ずに武将達を動かす方が自然なはずだ。しかし曹操は自らの武器である弓を持って立ち上がっている。
華雄が近づいて来ると、その狙いは明らかに曹操に向けられているのが分かった。曹操が矢を放つと、華雄はそれを難なく弾いた上で曹操に迫ってくる。曹操は後退しながら矢を放っているが、それでは距離が詰まるのは時間の問題だった。
呂布が止めに入ろうとしたその時、華雄の眉間に一本の矢が命中する。それは魏続が放ったものだった。魏続は呂布軍の他の者に比べて腕前はそれほど優れている訳ではないものの、その射撃精度は呂布軍の中でも屈指のものだ。
その狙撃によって華雄の進撃は止められたが、華雄はそのまま魏続の方へ向かって来る。魏続はそれを見て逃げようとしたが、華雄は一瞬で距離を詰めると魏続の首を掴んで持ち上げる。
その力は強く、魏続は逃れられない。魏続が助けを求めるようにこちらを見るので、呂布は助けに入る。しかし、その前に魏続は解放された。
「貴様、どういうつもりだ!」
華雄は魏続を掴み上げたまま怒鳴る。
華雄に怒鳴られて怯えながらも、魏続は声を出す。
「た、助けてくれ。俺は呂布将軍に言われた通りに……」
そこまで言ったところで魏続の身体は地面へ放り投げられ、魏続は無様に転がった。魏続は恐怖で失禁していたらしく、股間を中心に大きく濡れている。
魏続も必死になって抵抗したのだろうが、それをあざ笑うかのように華雄は魏続を一蹴したのだ。華雄は魏続ではなく、今度は呂布を睨み付ける。魏続より先に呂布を殺す気のようだ。
「劉備殿! お下がりください!」
呂布は叫ぶが、劉備の姿が見えない。
どこに行ったのかと思っているうちに、いつの間にか劉備は馬上から姿を消している。おそらく、呂布の制止を無視して逃げたに違いない。呂布は怒りを感じると同時に、どこかホッとしていた。劉備の実力を考えると心配はいらないのだが、もし呂布が戦いに集中している内に劉備が狙われたら、今頃命はなかったかもしれない。劉備は戦場での心得を全く理解していないが、その身軽さに関しては誰の追随も許さないものがある。
呂布と華雄が戦う事になったら、おそらく勝敗を分けるのは数の違いによる機動力の差だと、呂布は思っていた。華雄は強靭な体力を誇る巨漢であり、呂布と同じく長柄の武器を得意とする事から接近戦では呂布に匹敵する強さを持つと思われる。
対して呂布は赤兎馬を駆って移動する事になるので華雄ほどの巨体が相手でも十分に対応できるし、戟の特性上小回りが利く。しかし、華雄の持ち味はその剛力なので、呂布は迂闊に近づく事は出来ない。それに呂布には遠距離攻撃として、弓の腕前に自信を持っている。しかしそれも距離があってこその話。華雄相手に矢を当てるのは至難である事に加え、華雄を射抜いたとしても、矢は刺さらずに跳ね返される可能性の方が高い。
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