三国志英雄伝~呂布奉先伝説

みなと劉

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89話

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それにこの女が嘘を言っているのなら、こんな状況に陥らせるような事はしないと思います。
俺は徐栄の言葉を聞いてその女性に言う。
君は誰に頼んでこの場所に案内してもらったんだ?
その言葉を聞いた瞬間、彼女の表情が凍ったように見えた。そして、恐る恐る俺に向かって答える。
私の主人からです
俺は女の返事を聞いた時に、ある人物が浮かび上がっていた。だが、それはありえない。その人物は既に亡くなっているのだから。
徐栄と俺はお互いに考えている事は一緒だと感じた。徐栄はその女性の答えに対して問い詰めようとするのだが、その前に彼女が悲鳴を上げる。
それは突然の事で、その場にいた誰もが動けなかった。
何故なら、その声は真横の建物の中から聞こえたのであり、その場所は今俺達が立っている建物の二階なのだから。そして、俺は声の主の姿を確認する。そこにいたのはこの村の住民らしき者達だったが、全員が息絶えていた。その死因は分からない。何か鋭利な刃物で切り裂かれたかの様な死に方をしていた。その建物の中にはまだ多くの人がいたようで、次々と殺されていた。
そして、声の主に目を向ける。
その人物は徐栄達の存在に気付き、慌てて逃げようとした。だが、徐栄達が逃すわけもなくその者の足を切り落とすのだった。
痛みで地面を転げまわる者に、徐栄は言う。
私達は呂布軍、お前がここで何が起きたのかを話すまで殺す事はしないと伝え、その者は必死に話し始めた。
その者は徐栄達と同じく呂布の部下だったらしく、この村を治める主に仕える者で村の警備を任されていたようだ。
その日は珍しく、村人が全員出掛けていて村に残っていたのは警護の為、数名の村人と彼だけだった。彼は暇を持て余して散歩に出掛けたらしい。
その時、彼の耳に妙な音が聞こえてきた。
最初は空耳だと思い、そのまま通り過ぎようと思っていたが、その音は徐々に大きくなっていく事に違和感を覚えた。そこで初めて、その音が外から聞こえるのではなく、中からの物だと気付いたのだ。そして、その音を発している正体が人間だという事が分かると、恐怖を感じてその場を離れようとしたが遅かったのだ。
既に扉の向こうに誰かが来ている事を理解出来たのである。だから、すぐに武器を取り、迎撃態勢を整えたが時すでに遅くその男は中に入ってきた。
その男は一目見ただけで、自分よりも腕の立つ者だと判断できた。
その男はゆっくりと近づいてくると徐栄達に問いかけてくる。
貴様等は何者だ?』と それを聞いた徐栄達はその男の問いかけに何も答える事無く、襲い掛かった。男もそれを予期していたかのように剣を抜いて構えると、徐栄の一撃を受け止めたのである。その後、張飛の攻撃も簡単に避けていくと張飛の脇腹に蹴りを入れると、張飛は苦痛の声を上げ吹き飛んでしまう。
徐栄はすぐに張飛の元に駆け寄り、その男に斬りかかろうとするが、男の姿が消えてしまう。
その男を探し出そうとするのだが、どこにも見当たらない。
そして、背後に気配を感じた徐栄は振り返りざまに攻撃を仕掛けるがまたも避けられてしまい、今度は後ろ回し蹴りを放つがそれも簡単に回避されてしまう。そして徐栄の足を払い転倒させると、馬乗りになって首筋に短刀を押し当てて言う。
『もう一度聞こう。
お前等は誰の命令で動いている』そう言って殺そうとした瞬間、張飛が怒りの形相を浮かべながら立ち上がってきたのだ。その表情を見たその男は、一瞬驚いたような表情を見せた。だが、すぐに元の顔に戻ると、馬乗りになっていた徐栄から離れ距離を取ったのである。
そして、その男と徐栄の睨み合いが始まった。先に仕掛けたのは徐栄の方で、連続で突きを放っていくが簡単に避けられてしまった。しかし、その突きが囮で本命は振り下ろしの一撃だと知ったその男は後ろに下がって避けるしかなかったのだ。徐栄は地面に着地した瞬間に横に転がり、間一髪避けるとその男が言った。
今の攻撃を確実に仕留められたはずなのに外されるとは思わなかった。お前はただの女じゃないな。一体何者だ!』と それに対して徐栄は黙って見ているように言う。すると、徐栄が口を開く。私の名は呂布奉先! 天下無双の武将だ!!と その名前を聞いて男は目を丸くさせたが、笑い出した。
なるほど、確かにお前は強い。それに、そっちの男は見かけ通りの猛将だ。しかし、俺達には及ばない。俺達は三人揃っている。つまりは三対二、これで勝負になると思うか? 俺がそういうと徐栄は笑って言い返す。それはどうかな?俺達の軍師殿はその程度の事も考えていないと思っているのか?と 俺の言葉を聞いて男は首を傾げるが、その疑問を解決させるような言葉を聞く事になる。
それは建物の中に入ってきていたもう一人の人物によって告げられるのであった。
「私の名を知らぬ者はいないだろう!」
徐栄は大きな声で叫ぶ。
「我が主君にして天子たる劉弁様に弓を引く逆賊、董卓!!」
そして、続けてもうひとりの男の名を呼ぶ。
「貴様の命運はすでに尽きた」
その名は董卓 黄将軍であり、この場に現れたと言う事はおそらく董卓軍の本隊が到着したので間違いないだろう。だが、この村にいたのは呂布、徐栄、そしてもう一人。この村を守る兵士の一人だけだったはずだ。それが何故、ここに来て董卓が現れたのか。その理由は董卓本人から聞く事が出来た。
彼はこの村に来る途中で村人達からこの村が襲われているという話を聞いたらしい。それで、村を助ける為に駆けつけて来たというのだ。
だが、彼はまだ村に入る前だったのでどうするか悩んでいた時に呂布と徐栄の叫び声が聞こえたのだそうだ。
彼は呂布達を信じ、一緒に戦う事に決めたのだった。
董卓の登場に驚きの表情を見せる二人だが、すぐに笑みを浮かべて言う。
呂布、お前がここに来たのは丁原の手引きか?それともこの女の主人の命令か?まあ、どっちにしても俺達にとっては同じ事。どちらが正解でも、お前達をここで皆殺しにする。
男はそう宣言すると、剣を構える。それに合わせて呂布と徐栄も武器を構えて、董卓が呂布達の後ろに隠れる様な形で布陣する。そして戦いの火蓋が切って落とされたのだった。
最初に動き出したのは徐栄だった。徐栄の槍は鋭く正確に相手の急所を狙って突かれていく。その攻撃は素早く、相手に防御を許さない程に素早い攻撃で、その一撃が致命傷となる事は明白だった。
その攻撃に対して、その男は余裕を持って回避して反撃に転じる。その攻撃の速度は早く一撃でも受け損じれば重傷は免れない。それを見極める事が出来なければ、待っているのは死だけだ。そして、徐栄の一撃を回避するとその隙に董卓を狙うが、その男は徐栄の実力をその身に受けており十分に警戒していた。
その男の名は樊稠。この村の警備を任されている者だ。
徐栄が攻めてくる事は分かっていた。
その為に事前に村の住民を逃がそうと準備を進めていたのだ。その準備というのは簡単だ。村人達が逃げれるだけの食料を用意し、いつでも逃げ出す事の出来る体制を整えておく。そして、その者達は逃げる為の準備を整えていたのだが、突如として外から凄まじい爆音が聞こえてきたのだ。
その音の正体はすぐに判明した。その正体はこの辺りでは見かけぬ騎馬の集団だったのだ。しかもその数は千騎を超える大部隊。その騎馬の先頭を駆けている武将は徐栄。その後ろを走るのは李粛と郭図である。その三人を見てもすぐに誰だか分かる者はいないかもしれないが、それでもその三名だけでも十分な戦力と言える。そんな者達が向かって来ていては勝ち目は無いと、すぐに理解したのだ。
だからこそ、徐栄の一撃を避けた樊稠はすぐに行動を起こした。
まずは呂布達と距離を離す事で、徐栄の突撃を止める事が出来るからだ。そして、それに気付いた徐栄は追おうとするが、それを董卓が止める。徐栄一人なら樊稠を討てるが、もしそうしている間に呂布達に接近され、挟み撃ちになったら対処出来ないと董卓が説明し、呂布もそれを理解してその場に留まった。
そのお陰で、徐栄の目の前には三将のうちの一人である樊稠がいる状況だ。その男を見た瞬間、徐栄の心には怒りが込み上げてきてすぐに飛び出しそうになるが、それを必死に押さえ込んで冷静さを取り戻す。
だが、冷静さを保とうとしている徐栄とは対照的に、もう一人の将はそうではなかった。その男とは李儒である。彼としては徐栄の行動を止められたとしても、それで終わりだとは思っていなかった。むしろ、徐栄が時間を稼いでくれたおかげでこの好機を得たのだから。
徐栄のおかげで敵の武将がこちらに意識を向ける事が出来た。今こそ最大の好機なのだから。
「全軍、進め!」
李儒がそう言うと騎兵達は勢い良く走り出す。
だが、それに呼応するように呂布達の方からも兵が出て来るのが見えていた。
やはり伏兵が! それを知った李儒は急ぎ全兵力を出して包囲を試みる。
この数を相手にまともに戦っても勝てないが、それは普通に戦った場合だ。相手がただの兵だけならばともかく、ここに居るのは天下無双の武将呂布奉先なのである。いくら数がいても、呂布一人で戦況を変えてしまう可能性がある。そうさせない為に、一刻も早く呂布を討ち取ってしまう事が重要になってくる。
李儒の考えが功を奏したのか、呂布の兵は樊稠の部隊の横腹を狙ったように攻撃を仕掛けると樊稠はその攻撃を捌く為に呂布との交戦を諦め、そちらの対応に向かった。
だがその時、徐栄が動く。
徐栄はその素早い動きと卓越した槍術によって、たったひとりで数十人の兵を葬り去っていた。その実力は樊稠ですら見抜く事は難しいほどであり、徐栄の動きを見極めて対応できる人間はこの村の中には居なかったのである。
ただ、それでも数の有利は覆らない。
徐栄はその圧倒的な槍技をもってしても徐々に後退を強いられていき、ついには樊稠の部隊によって取り囲まれてしまったのだった。
一方その頃、呂布軍も李儒軍の攻撃を受けていた。こちらは呂布軍が押されており、特に張遼の軍は甚大な被害を被っているように見えた。だが、そこで思わぬ人物が呂布の前に出て声を上げた。
「我が名は夏侯惇!! 字は元譲!!」
その声を聞いた途端、俺は目を大きく開けて驚きそして
俺は夏侯惇に突進して
「元譲!!」
抱きついた。
「……おわ!?ちょ……奉先……あ」
突然の事に戸惑う夏侯惇だったが 俺の顔を見てハッとする。
その目は少し涙ぐんだ目をしていたから。
「奉先……」
そして夏侯惇も俺を抱きしめてくれた。
そして俺の頭を元譲は撫でてくれた。
「あの……呂布将軍?」
二人の様子に困惑する張飛と関羽 そこに魏続と韓遂が来て。
魏続は涙を流しながら呂布を指差し
「え?えぇー!!何これどうなってんのぉ~? え?お前等どういう関係よ?」
そう言うのだった。
「……えと……恋人」
「男どうしでしょ!?」
俺の言葉に驚く魏続。
(あ、しまった……この時代は同性婚が認められない世界なんだっけ?)
その事を思い出して焦る俺に 呂布と夏侯惇の二人はお互い顔を見合わせ 笑みを浮かべた。
そして俺は夏侯惇から離れ 自分の唇に人差指を当ててウィンクすると そのまま敵陣に向かって駆け出した。
呂布軍の猛攻撃に混乱していた曹操軍に隙が生まれ そこに劉備、張飛、関羽が一気に突っ込む。
曹操軍の大将、曹仁は撤退の指示を出しつつ自らも退却するが そこを狙ってきたのが 趙雲の騎兵隊。馬超、張遼が引き連れる精鋭部隊。
その勢いは止まらずに 曹操軍を追い詰めていくのだった。
李儒の率いる部隊が徐栄を追い詰めていた。
その部隊は数では李儒の部隊の方が優勢ではあったが 徐栄の強さは圧倒的だった。
李儒が予想していたよりもずっと強かったのだ。しかし、それもここまでだった。
徐栄が疲れ果てた隙を突いて李儒の部隊の隊長である 張遼は矢を放ち それが見事に徐栄の首に命中したのだ。
徐栄も最後まで諦めずに戦い続けるが 流石に限界であった。
その場に倒れこみ息絶えようとする。
そんな徐栄の元に俺が駆けつけた。
「『かの者に回復の光を』ライトキュア」徐栄の体が淡い緑色の優しい光が包み込んだ。
徐栄は意識を取り戻す。
そして徐栄は立ち上がり。
首をさすり不思議そうな顔をしている。
そして徐栄は言った。
その言葉の意味は よく分からなかったが。
徐栄と別れ 俺は戦場に戻っていく。
そして俺は本陣で待つ。
皆の勝利の報告を待っていた。その時。
一人の兵が慌ててやって来た。
そして報告した。
その報を聞いて。
喜び勇んで飛び出して行った。
そして。
その先には 俺の大事な仲間達が 傷つきながらも生きていた。
それを見た瞬間 心が熱くなった。
嬉しくて 嬉しくて仕方がなかった。
俺の目から自然と 一筋の涙が流れた。
夏侯惇も生きており二人で喜んだ。
俺達はお互い抱き合った。
「……ふぅ、やれやれやっと終わりましたねぇ。
全く呂布の旦那には 振り回されてばっかりですわ。
もう慣れっこなんですけどね。
まぁ今回は楽しかったからいいけど 次はこんなに暴れないで下さいよ?」
夏侯惇が呆れた様に言い放つ。
「……そうだね」
俺は夏侯惇に言われ照れる
「……奉先?……あとでベッドで泣かす」
「なんで!?」
俺は言う。だが。
俺には一つ気がかりがあった。
そう、曹操だ。
奴は逃げ延びているはず。だから俺は曹操を探す。
そして。
いた、あいつだ。
俺は走り出した。
曹操の元に、だがその行く手を遮る者達が居た。
そう徐晃と程普。
徐晃はともかく。まさか、程普までもが現れるとは思ってはいなかった。
そして、徐晃の口から出たのは 曹操ではなく俺の名前だった。
俺達の間に沈黙が生まれる。
俺は少し考える。
そして。徐晃は俺の目をまっすぐに見つめるとこう言って来た。
「私は貴方様の為に戦います」
俺はそれを断る理由はなかった。
ただ、疑問はあったので 尋ねてみると それは徐晃が昔、董卓軍に捕まり 拷問を受けていた時に 偶然にも通りかかったのが呂布だったらしい。
そしてその呂布に救われて、その後 呂布の配下となり今に至るという。
「そうだったのか、じゃあ俺にとってもお前にとっては 恩人になるんだな。
分かった。よろしく頼むよ」
こうして俺は二人に認められたのだ。
俺と曹操が話してる間 呂布の部隊と徐栄の部隊は 激戦を繰り広げた。
そのおかげで両軍の兵の半数以上が命を落としていた。
俺の部隊は被害はほとんど出ておらず、ほぼ無傷である。
曹操の兵は半壊しており、曹操も負傷し動けずにいた。そして曹操の横に立っていたのは 夏侯惇と曹仁。そして張遼と趙雲だった。
(あちゃー。これって詰んだかな?)
と思ったが まだ逆転のチャンスはあるかもしれないと。
そう思った矢先に曹仁の部隊と張遼と趙雲とが交戦を始めたのだった。
趙雲は曹仁を相手にしながらも 俺の方を見ていたので俺もそれに答えた。俺が趙雲に視線を向けると そのまま夏侯惇に近づき、何かを話していた。
すると夏侯惇が俺のところにやって来た。
そして言った。
「さっきはありがとうな。お前が助けてくれたんだよな?」
と夏侯惇が笑顔で言うので 俺も笑顔で返す。
そして夏侯惇は 曹操の前に立つ。そして言った。
「俺達は降伏する」
と言うのだ。
そして張遼も同じように投降を申し出て来た。
それを聞いた俺は驚きを隠せなかった。
なぜなら曹操軍の猛将二人が自ら降ったからだ。
その光景を見た徐栄は動揺していた。そして俺の方を睨みつける。
しかし俺は曹操に尋ねる 曹操はなぜそんなことを言ったのか?と 曹操は言った。
この戦はもうすぐ終わる。
ならば 呂布殿と一騎打ちをさせてくれないか?と。
それを聞き徐栄は俺の方に向き直り叫んだ。
徐栄は俺に向かって。
何故曹操に従った! 何故曹操に味方した!! と叫ぶ。
俺は徐栄に答える。
「確かに曹操の方が強いと思う。だけど。それだけじゃないだろ?」
徐栄は続けて俺を罵倒した。
だが。
そこに一人の男が止めに入る。
魏続だった。
「やめてくれ兄者!」
そして徐栄の手を取り言う。
「俺は曹操軍として戦ったが、心までは曹操にはついていない!!」
徐栄は泣き崩れた。
曹操はそれを見て微笑む。そして言った。
呂布将軍。あなたと戦いたい。よろしいですか? と。
俺はそれに対して承諾した。
そして戦いが始まる。
俺は曹操と対峙していた。
他の者は皆、距離を置いている。
周りからは 曹操が俺に対して挑発してきた。
その態度は余裕そのものだった。
俺もその挑発に乗ることにする。
そして俺は言った。曹操、俺の仲間になれ。悪いようにはしない。
その言葉に対し曹操は鼻で笑うと言った。
お断りします。貴方の事は気に入っていましたが、私より弱い男に仕えるつもりはありませんね。と。
それを聞いて俺は笑っていた。
(やれやれ全く。俺の負けだよ)
そして俺は武器を捨て素手で戦うと宣言した。それを見た皆からざわめきが起こる。
そして俺達の戦いが始まった。
そして。
お互いの拳がぶつかり合う。そして俺の右ストレートが当たる。
曹操はそれをガードしていたが 俺は攻撃の手を緩めない。
曹操はその一撃を受けて吹っ飛ばされたが直ぐに立ち上がり構えを取る。
(……やっぱりこいつは凄いなぁ。
本当に人間なのか?)
曹操が動く前に俺が動き攻撃を仕掛けるが それを上手く回避していく。だが、流石に全てを回避することは出来ないようだ。
少しずつ傷を増やしていく曹操。
そして俺は思った。
(あぁ。俺はこいつには勝てないんだろうな。だから俺は仲間にするなら。こんなにも強敵を選ぶべきだった。そう思うと悔しいよ。俺は……俺は……)
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