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81話
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「もちろん構わないぞ!だが、ただ戦うだけでは面白く無いからゲームを用意しておいた」
曹操が言う。
「どんなゲームなんですか?」
孫策が言う。
「殺し合いだよ。相手を殺せた方の勝ちだ」
俺は少し不安だったが、このゲームを受けることに決めていた。なぜなら俺は戦いの中で生きて来た人間だ。そんな人間がこの程度のことで怯むわけが無い。
「あ、本当に殺す訳では無いよ?いいね?」
孫策がそう言ってくれたので安心した。しかし、この男、何を考えているのか読めなかった。俺は考えることを止めた。俺は剣を構える。
相手は2人、こちらは4人いるので1対1だ。俺が相手にする方は女性だ。おそらくこの人が黄蓋だと思う。しかし、俺の考えは甘かったようだ。
「では、仮想フィールドを展開!」
俺達がいる闘技場の地面が崩れ始める。俺は慌てて下を見る。しかし、もう手遅れだった。
ガガガガッッ……
俺達は真っ逆さまに落ちていく。どこまで落ちているのだろうか。そう思っていたら急に落下速度が遅くなった。どうやら地面にぶつかる直前らしい。なんとか無事に着いたが、これは危険だ。
「ではルールを説明する。ここは現実世界ではなく仮想世界だ」
孫策が言う。
「そこで今いるのは大きな街の中だ。制限時間は1時間。街の中を移動して敵を倒すんだ。倒した敵の数は関係ない。倒した相手の数によってポイントが変わる」
劉備が続ける。
「ちなみにこの勝負で死んだ場合はその時点で負けとなります」
関羽が続けて言う。
「あと、武器は無制限なので好きなものをお使いください」
そして、趙雲が最後に付け足す。
「もし、勝った場合の条件を説明しましょう。まずは私達3人と模擬戦をしてもらおうかと思います」
3人とも真剣な眼差しだった。そして、最後に孫策が話す。
「では頑張ってくれ!準備はいいか?」
2人の兵士が襲いかかってきた。彼らは弓と短刀を装備している。
俺達が武器を構え、兵士を迎え撃とうとした時だった。兵士達が一斉に倒れた。よく見ると趙雲の手には矢が握られていた。俺は趙雲に言う。
「ありがとうございます」
趙雲は答えた。
「いえいえ、これくらい当たり前のことです」
俺達は再び歩き始めた。俺は関羽に尋ねた。
「関羽殿はあの矢をどうやって?」
「ああ、あれはですね、風の力を借りて飛ばしたのです」
俺はさらに尋ねる。
「では、張飛殿の蛇矛は?」
張飛は言う。
「あいつらの頭に槍をぶつけただけだぜ!」
2人は簡単に答えた。
その後も次々と敵を倒して行った。残り30分を切った頃、街が一望できる高台にたどり着いた。すると、そこには先客がいた。曹操と黄蓋だった。曹操は言う。
「君たちは随分強いみたいじゃないか」
俺は曹操に向かって言った。
「それはどうも」
曹操はすぐに黄蓋の方を見て言った。
「お前の力見せてもらうぞ?」
曹操は剣を構えた。俺もそれに続いて構える。すると黄蓋も戦闘態勢に入った。俺達の勝負が始まった。曹操は鋭い一撃を放った。俺はそれを弾く。今度はこちらの攻撃の番だった。
バシュンッ……
俺は風の力で一気に距離を詰め、斬撃を食らわせる。しかしそれは防がれてしまった。そして、次は曹操が攻撃を仕掛けてくる。俺はそれをギリギリのところでかわし、攻撃をする。そんな攻防を繰り返していた。俺は疑問を抱いていた。それは、黄蓋が全く動いていないことだ。すると突然、黄蓋が口を開いた。
「呂布よ、私に攻撃しないのか?」
その言葉で確信した。こいつはわざと動かないのだ。ならばこちらから仕掛けるしかない。俺は曹操の背後をとり、背中から心臓を突き刺そうとした。その時、俺の体は動けなくなった。
曹操は言う。
「これで私の勝ちだな」
俺の目の前に曹操が現れた。いや、正確には違う。俺は曹操の能力で作り出された幻と戦っていたのだ。
俺は負けたのだ。悔しかったが素直に認めることにした。曹操が話しかけてきた。
「呂布よ、なぜ私が黄蓋に戦わせなかったのかわかるかい?」
俺は言う。
「わからないな」
曹操が言う。
「君はもう少し頭を使えた方がいいと思うよ?」
「では教えてください」
曹操が言う。
「私は君の実力を見たかったんだよ。だから君と戦ったんだ」
俺が言う。
「でも結果は惨敗でしたが……」
曹操が言う。
「そうだね。まあ、まだまだ経験不足というところだ」
確かにその通りだった。今まで戦って来た相手とは明らかに強さのレベルが違うのだ。おそらく今の俺は曹操の半分の力も無いだろう。それほど差が開いてしまったということなのだ。しかし、不思議と俺は満足していた。
劉備が近づいてきて、こう言ってきた。
「では、模擬戦の相手をお願いできますか?」
俺が答える。
「はい、いいですよ」
こうして、2回戦目がスタートした。2回目の相手は関羽だ。俺は関羽と戦うのは初めてだ。おそらくかなり強いだろう。だが、負けてばかりはいられない。俺は全力で戦った。俺は関羽の技を全て見たかったので観察することにした。関羽が先に動き、剣を振り下ろした。しかし、俺は剣で受け止めて関羽の顔を見る。
やはり表情が変わっている。俺は少し気になったが、戦いに集中することにする。関羽は続いて横からの振り払い、下から切り上げ、回転して後ろからも攻撃してきた。しかし、全て見える。俺が剣でガードしようとした時だった。剣が砕けた。これはまずいと悟ったのですぐに距離をとる。そして新しい剣を取りだし、再び向かい合う。
関羽は先程より強くなっていた。スピード、威力、どちらも桁違いだった。俺は少し不安だったが、なんとか持ちこたえることができた。しかし、ここで問題が発生した。俺は関羽にダメージを与えられないのだ。
そう、つまりこのままでは勝てる見込みがないのだ。
どうすればいいんだ……? 俺は関羽と戦いながら考えていた。どうすれば勝てるのかを……
考え事をしていたため、関羽が接近していることに気づくことができなかった。俺は関羽の攻撃をまともに食らってしまった。
俺はなんとか立ち上がったが、すでにフラフラだった。もう諦めようと思ったが、俺にはどうしても勝ちたい理由があった。それは、仲間達を安心させるためだった。こんな弱いままではいけないのだ。すると劉備が言った。
「呂布さんはすごい人ですね」
俺は答えた。
「そうでしょうか……?」
劉備は続けた。
「えぇ、あなたのお陰で勇気を貰いました!」
劉備は拳を強く握りしめていた。俺が言う。
「劉備殿、何をするつもりですか?」
劉備は答えた。
「もちろん勝つつもりです!あなたとの約束です」
関羽が劉備に近づき、話しかけた。
「劉備殿、無理をする必要はないですぞ」
劉備が関羽に言った。
「心配はいりませんよ!関羽さん」
そして、俺に向かって言った。
「さぁ!行きましょう!」
俺と劉備は剣を交え始めた。最初は防戦一方だったが、だんだん慣れていき、俺の攻撃が入っていった。俺は必死になって剣を振るう。すると突然、俺の剣が光に包まれ、攻撃力が上がった。さらに、俺の攻撃もどんどん加速していった。俺の斬撃と関羽の斬撃が激しくぶつかり合い、お互い一歩も譲らない。そして、ついに決着がついた。
勝ったのは俺だった。関羽は地面に倒れている。
どうやら意識を失っているようだ。すると、劉備と張飛が駆け寄ってきた。俺は2人に聞いた。
「大丈夫なのか?」
劉備は言った。
「はい、大丈夫だと思いますよ!」
俺は続けて張飛にも尋ねた。
「どうだった?」
張飛は笑顔でこう返した。
「最高の戦いだったぜ!」
2人が喜んでくれていてよかった。俺はそう思い、その場を去った。俺は城に戻り、みんなと話をすることにした。俺は趙雲達に模擬戦について話すことにした。
俺が話そうとすると孫策と周瑜に話しかけられた。2人は何かを期待するような目で俺を見てきた。俺は質問をした。
「2人ともどうしたんですか?」
孫策が言う。
「いやー実はな、俺たちの模擬戦見てたんよ」
周瑜が言う。
「それで、是非お前と戦ってみたいと思ってな」
孫策が続けて言う。
「まあそういうわけで俺と戦ってくれないか?」
俺はその申し出を受け入れた。俺は模擬戦の相手を探しに城の外に出た。ちょうどいいところに丁原を見つけたので話しかけることにした。
俺は言う。
「模擬戦をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」
すると丁原は俺を見て笑みを浮かべた。
「私でよければ受けてやろう」
俺は内心驚いていた。丁原から戦うことを提案するとは思ってもいなかったからだ。俺達は訓練所に移動し、武器を構えた。俺はいつもの槍を手に取り、構える。そして、戦いが始まった。バシュンッ…………
風の力で距離を詰めて攻撃するが、それは簡単に避けられてしまった。次はこちらから攻撃を仕掛けるがそれも当たらなかった。
やはり一筋縄ではいかない相手だ。しかし、なんとか隙を見つけ、俺は攻撃を繰り出す。しかし、それすらも読まれていたらしくカウンターを食らってしまう。俺は一度距離をとったが、丁原はそれを許さなかった。俺が距離をとると同時に一気に間合いを詰めて来たのだ。俺は急いでガードしようとするが間に合わなかった。
ドスッ そんな鈍い音がして、腕に激痛が走った。見ると俺の腕に刀が突き刺さっていた。俺はそれを強引に引き抜き、投げ捨てて新しい剣を抜こうとするが遅かったらしい。丁原の蹴りが腹にめり込んだ。
そのまま俺は吹っ飛び、地面を転がった。
なんとか立ち上がろうとするが痛みで動けない。俺は負けを認めようとしたが丁原は攻撃をやめようとしなかった。さらに、俺の顔を踏みつけてくる。
そこで俺は気を失った。目が覚めると俺は医務室にいた。どうやら治療してくれたようだ。周りを見ると誰もいない。おそらくもう夜だろう。
しかし、今は戦いたくなかった。俺は少し仮眠をとることにした。俺はベットに入り、眠りについた。
次の日になったので俺はベッドから起き上がり、準備を始めた。すると、誰かが部屋に入ってきた。俺は慌てて身だしなみを整えた。そこには劉備がいた。劉備は少し暗い表情をしている。どうやら、戦いのことを気にしているようだ。
俺は言った。
「劉備殿、あの時はありがとうございました」
劉備は俺の言葉を聞き、顔を上げた。俺は続けて言った。
「劉備殿のおかげで強くなれそうです」
すると劉備は安心したのか笑顔を取り戻し、こう言った。
「そうですか!良かったです!でも無理だけはしないでくださいね!」
俺は答えるように言う。
「はい!わかりました!」
そして、劉備は俺に近づいてきて手を差し出してきた。俺は差し出された手をしっかりと握りしめた。すると劉備は続けて言ってきた。
「これからよろしくお願いします!」
俺は返事をする。
「はい!」
2人の握手が終わったところで、劉備は部屋から出ていった。俺は劉備を見送り、再び戦闘の準備を始める。今日は関羽との模擬戦を行うことになっている。俺と関羽の戦い方はよく似ている。そのため、お互いの戦法がわかれば対処しやすいのだ。俺は模擬戦場にやって来た。そこでは関羽が待ち構えていた。
どうやら、先に待っていることでプレッシャーを与える作戦らしい。俺は構わず進み始めた。すると、関羽が襲いかかってきた。まずは横からの切り払い。俺はガードしたが吹き飛ばされてしまう。俺は体勢を立て直すため一旦距離をとった。そして剣を取り出し、構え直した。俺は関羽に尋ねた。
「さっきの攻撃はどういうつもりだ?」
関羽は不敵に笑うと言った。
「あなたなら避けれたはずですが?」
俺は思った。確かにその通りだと……
俺の攻撃とほとんど一緒だったからだ。俺はもう一度尋ねることにした。
「なぜさっきの攻撃を避けさせなかったんだ?」
すると関羽は真剣な顔をして答えた。
「あなたのことを試したかったのです」
どうやらさっきの攻撃には理由があったようだ。だが俺の攻撃を避ける必要はなかったのではないか?俺は疑問を抱いたがすぐに忘れることにした。そして、また戦いは再開した。今度はお互い正面からぶつかり合う形になった。激しい攻防戦を繰り広げ、ついに俺は勝利を手にした。そして、俺達は城の外に出て昼食を取ることになった。その席で俺達は話をしていた。俺は劉備達に聞いてみることにした。
俺は尋ねた。
「なんでみんなは俺なんかを信じてくれたんですか?」
俺が質問した後、しばらく沈黙が続いた。しばらくして劉備が話し始めようとする。しかし、それより前に周瑜が口を開いた。
「そんなに自分を下げなくていいと思うぞ」
俺が周瑜の話に驚いている間に劉備が話し始めた。
「実は私たち、この世界に転移してくる前は、みんな友達同士で、いつも楽しく暮らしていました。私は周瑜さんの幼馴染なんです」
続いて張飛も話し始める。
「オレは張飛って言うんだ。みんなにバカにされてたオレを、周瑜が守ってくれたおかげで助かったぜ。それ以来、周瑜のことが好きだぜ」
さらに、孫策も語り始める。
「俺達4人は、周瑜のお陰もあっていつも楽しかったな」
すると丁原が話す。
「ああ、そういえば私と董卓の出会いは最悪でな」
孫策がさらに続けて言う。
「そうだな。あれは俺達が10歳の時だ」
俺は黙って話を聞いていた。すると丁原が続きを話す。
「私が家の手伝いをしていて帰りが遅くなった時に、丁原と出会ったのだ。その時のあいつは、とても弱々しく見えたが、私の目を見て言ったのだ。"助けてください!"って。私はそれに感動して、家に連れ帰ったのだ。それで2人でいろいろ話しているうちに意気投合してな。今では親友だ」
丁原はとても嬉しそうな表情をしている。俺もそんなに良い人に出会えて良かったと思っている。
その後も昔話をして盛り上がった。こうして俺達の親睦を深める1日は過ぎていった。
俺は訓練所で丁原に戦いを挑むところだった。俺達は模擬戦をすることになっていて、俺はそれに勝利しなければ、呂布と戦う権利が得られないのだ。
俺は槍を構え、構える。丁原もそれに合わせるように剣を構えた。お互いに睨み合い、そして動いた。まず俺が攻撃を仕掛ける。バシュンッ ……風の力で距離を詰めるが、それは簡単に避けられてしまった。俺はさらに追撃を加えるために間合いを詰めようとした。しかし、丁原の方が早かった。剣を振り上げ、こちらに向かってくる。俺は慌ててガードしようとするが間に合わなかった。ドスッ 鈍い音がした。俺の腕に刀が突き刺さっている。俺はそれを強引に引き抜き投げ捨てた。俺は急いで剣を抜こうとするが遅かったらしい。丁原の蹴りが腹にめり込んだ。そのまま俺は吹っ飛び、地面を転がった。なんとか立ち上がろうとするが痛みで動けない。俺は負けを認めようとしたが丁原は攻撃をやめようとしなかった。さらに、俺の顔を踏みつけてくる。そこで俺は気を失った。目が覚めると俺は医務室にいた。どうやら治療してくれたようだ。周りを見ると誰もいない。おそらくもう夜だろう。
しかし、今は戦いたくなかった。俺は少し仮眠をとることにした。俺はベットに入り、眠りについた。
次の日になったので俺はベッドから起き上がり、準備を始めた。すると誰かが部屋に入ってきた。俺は驚いて身だしなみを整えた。そこには劉備がいた。劉備は少し暗い表情をしている。俺は何があったのか尋ねた。劉備は答えた。
「実は昨日の夜のことなのですが……」
俺はその言葉を聞いて嫌な予感がした。俺は恐る恐る聞いた。
「まさか……丁原さんに負けたとかじゃないですよね?」
俺はその言葉を言ってしまったことを後悔した。なぜなら、その通りだったからだ。
俺は劉備に対して謝ろうとしたがキスをされた。
「……んう」
劉備の服にしがみつく
俺は劉備に舌を入れらて舌を絡ませる。そして劉備は唇を離した。俺は息を整える。そしてもう一度尋ねた。
「どうしてこんなことを?」
劉備は答えた。
「私はあなたのことが好きなんです」
どうやら俺のことを好きになってしまったら
しい。俺は思った。
「……だから」
服の中に手を入れてくる。
「……やめて」
乳首を摘みながら言ってくる。
「やめないよ」
俺は抵抗しようとしたが力が入らない。
「やだ……やだぁ!」
俺は叫んだ。すると、扉が開いた。そこにいたのは関羽だった。
関羽は俺の方を見るなり、俺の上に乗っかっていた劉備を引き剥がした。
「何をしてるんですか!貴方は!!」
劉備は関羽から怒られた。
「……あ」
顔を青ざめさせて劉備は部屋から出ていく。
「大丈夫ですか?呂布将軍?」
関羽は心配そうに見つめてきた。
「え?ああはい。大丈夫ですけど?」
俺は戸惑いながらも返事をした。すると関羽は続けて言う。
「劉備が迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
俺は返答する。
「いえ、気にしないでください。それより、俺男ですけど劉備殿も男性ですよね?」
関羽は答える。
「はい。そうですね」
俺は疑問に思い聞いてみた。
「なぜ俺を?」
「それは俺にもわかりませんが好きなのは知っていました」
俺は驚いた。
「知っていたんですか?」
「はい」
俺はさらに質問を続けた。
「でも、なんで俺なんかを?」
「それは俺もわからないんです」
俺は納得し、質問を終えた。
俺は模擬戦場に向かっていた。今日は『超名蒙秘』と戦うこととなっている。俺は緊張していた。
「落ち着け、俺なら勝てる」
自分に言い聞かせて気持ちを切り替える。そしてついに試合が始まった。
最初に仕掛けたのは俺だ。俺は全力で走り、距離を詰めた。そして剣を取り出し斬りかかる。しかしそれは簡単に避けられてしまう。さらに、俺の腹に拳が飛んできた。俺はそれをガードしたが吹き飛ばされる。
曹操が言う。
「どんなゲームなんですか?」
孫策が言う。
「殺し合いだよ。相手を殺せた方の勝ちだ」
俺は少し不安だったが、このゲームを受けることに決めていた。なぜなら俺は戦いの中で生きて来た人間だ。そんな人間がこの程度のことで怯むわけが無い。
「あ、本当に殺す訳では無いよ?いいね?」
孫策がそう言ってくれたので安心した。しかし、この男、何を考えているのか読めなかった。俺は考えることを止めた。俺は剣を構える。
相手は2人、こちらは4人いるので1対1だ。俺が相手にする方は女性だ。おそらくこの人が黄蓋だと思う。しかし、俺の考えは甘かったようだ。
「では、仮想フィールドを展開!」
俺達がいる闘技場の地面が崩れ始める。俺は慌てて下を見る。しかし、もう手遅れだった。
ガガガガッッ……
俺達は真っ逆さまに落ちていく。どこまで落ちているのだろうか。そう思っていたら急に落下速度が遅くなった。どうやら地面にぶつかる直前らしい。なんとか無事に着いたが、これは危険だ。
「ではルールを説明する。ここは現実世界ではなく仮想世界だ」
孫策が言う。
「そこで今いるのは大きな街の中だ。制限時間は1時間。街の中を移動して敵を倒すんだ。倒した敵の数は関係ない。倒した相手の数によってポイントが変わる」
劉備が続ける。
「ちなみにこの勝負で死んだ場合はその時点で負けとなります」
関羽が続けて言う。
「あと、武器は無制限なので好きなものをお使いください」
そして、趙雲が最後に付け足す。
「もし、勝った場合の条件を説明しましょう。まずは私達3人と模擬戦をしてもらおうかと思います」
3人とも真剣な眼差しだった。そして、最後に孫策が話す。
「では頑張ってくれ!準備はいいか?」
2人の兵士が襲いかかってきた。彼らは弓と短刀を装備している。
俺達が武器を構え、兵士を迎え撃とうとした時だった。兵士達が一斉に倒れた。よく見ると趙雲の手には矢が握られていた。俺は趙雲に言う。
「ありがとうございます」
趙雲は答えた。
「いえいえ、これくらい当たり前のことです」
俺達は再び歩き始めた。俺は関羽に尋ねた。
「関羽殿はあの矢をどうやって?」
「ああ、あれはですね、風の力を借りて飛ばしたのです」
俺はさらに尋ねる。
「では、張飛殿の蛇矛は?」
張飛は言う。
「あいつらの頭に槍をぶつけただけだぜ!」
2人は簡単に答えた。
その後も次々と敵を倒して行った。残り30分を切った頃、街が一望できる高台にたどり着いた。すると、そこには先客がいた。曹操と黄蓋だった。曹操は言う。
「君たちは随分強いみたいじゃないか」
俺は曹操に向かって言った。
「それはどうも」
曹操はすぐに黄蓋の方を見て言った。
「お前の力見せてもらうぞ?」
曹操は剣を構えた。俺もそれに続いて構える。すると黄蓋も戦闘態勢に入った。俺達の勝負が始まった。曹操は鋭い一撃を放った。俺はそれを弾く。今度はこちらの攻撃の番だった。
バシュンッ……
俺は風の力で一気に距離を詰め、斬撃を食らわせる。しかしそれは防がれてしまった。そして、次は曹操が攻撃を仕掛けてくる。俺はそれをギリギリのところでかわし、攻撃をする。そんな攻防を繰り返していた。俺は疑問を抱いていた。それは、黄蓋が全く動いていないことだ。すると突然、黄蓋が口を開いた。
「呂布よ、私に攻撃しないのか?」
その言葉で確信した。こいつはわざと動かないのだ。ならばこちらから仕掛けるしかない。俺は曹操の背後をとり、背中から心臓を突き刺そうとした。その時、俺の体は動けなくなった。
曹操は言う。
「これで私の勝ちだな」
俺の目の前に曹操が現れた。いや、正確には違う。俺は曹操の能力で作り出された幻と戦っていたのだ。
俺は負けたのだ。悔しかったが素直に認めることにした。曹操が話しかけてきた。
「呂布よ、なぜ私が黄蓋に戦わせなかったのかわかるかい?」
俺は言う。
「わからないな」
曹操が言う。
「君はもう少し頭を使えた方がいいと思うよ?」
「では教えてください」
曹操が言う。
「私は君の実力を見たかったんだよ。だから君と戦ったんだ」
俺が言う。
「でも結果は惨敗でしたが……」
曹操が言う。
「そうだね。まあ、まだまだ経験不足というところだ」
確かにその通りだった。今まで戦って来た相手とは明らかに強さのレベルが違うのだ。おそらく今の俺は曹操の半分の力も無いだろう。それほど差が開いてしまったということなのだ。しかし、不思議と俺は満足していた。
劉備が近づいてきて、こう言ってきた。
「では、模擬戦の相手をお願いできますか?」
俺が答える。
「はい、いいですよ」
こうして、2回戦目がスタートした。2回目の相手は関羽だ。俺は関羽と戦うのは初めてだ。おそらくかなり強いだろう。だが、負けてばかりはいられない。俺は全力で戦った。俺は関羽の技を全て見たかったので観察することにした。関羽が先に動き、剣を振り下ろした。しかし、俺は剣で受け止めて関羽の顔を見る。
やはり表情が変わっている。俺は少し気になったが、戦いに集中することにする。関羽は続いて横からの振り払い、下から切り上げ、回転して後ろからも攻撃してきた。しかし、全て見える。俺が剣でガードしようとした時だった。剣が砕けた。これはまずいと悟ったのですぐに距離をとる。そして新しい剣を取りだし、再び向かい合う。
関羽は先程より強くなっていた。スピード、威力、どちらも桁違いだった。俺は少し不安だったが、なんとか持ちこたえることができた。しかし、ここで問題が発生した。俺は関羽にダメージを与えられないのだ。
そう、つまりこのままでは勝てる見込みがないのだ。
どうすればいいんだ……? 俺は関羽と戦いながら考えていた。どうすれば勝てるのかを……
考え事をしていたため、関羽が接近していることに気づくことができなかった。俺は関羽の攻撃をまともに食らってしまった。
俺はなんとか立ち上がったが、すでにフラフラだった。もう諦めようと思ったが、俺にはどうしても勝ちたい理由があった。それは、仲間達を安心させるためだった。こんな弱いままではいけないのだ。すると劉備が言った。
「呂布さんはすごい人ですね」
俺は答えた。
「そうでしょうか……?」
劉備は続けた。
「えぇ、あなたのお陰で勇気を貰いました!」
劉備は拳を強く握りしめていた。俺が言う。
「劉備殿、何をするつもりですか?」
劉備は答えた。
「もちろん勝つつもりです!あなたとの約束です」
関羽が劉備に近づき、話しかけた。
「劉備殿、無理をする必要はないですぞ」
劉備が関羽に言った。
「心配はいりませんよ!関羽さん」
そして、俺に向かって言った。
「さぁ!行きましょう!」
俺と劉備は剣を交え始めた。最初は防戦一方だったが、だんだん慣れていき、俺の攻撃が入っていった。俺は必死になって剣を振るう。すると突然、俺の剣が光に包まれ、攻撃力が上がった。さらに、俺の攻撃もどんどん加速していった。俺の斬撃と関羽の斬撃が激しくぶつかり合い、お互い一歩も譲らない。そして、ついに決着がついた。
勝ったのは俺だった。関羽は地面に倒れている。
どうやら意識を失っているようだ。すると、劉備と張飛が駆け寄ってきた。俺は2人に聞いた。
「大丈夫なのか?」
劉備は言った。
「はい、大丈夫だと思いますよ!」
俺は続けて張飛にも尋ねた。
「どうだった?」
張飛は笑顔でこう返した。
「最高の戦いだったぜ!」
2人が喜んでくれていてよかった。俺はそう思い、その場を去った。俺は城に戻り、みんなと話をすることにした。俺は趙雲達に模擬戦について話すことにした。
俺が話そうとすると孫策と周瑜に話しかけられた。2人は何かを期待するような目で俺を見てきた。俺は質問をした。
「2人ともどうしたんですか?」
孫策が言う。
「いやー実はな、俺たちの模擬戦見てたんよ」
周瑜が言う。
「それで、是非お前と戦ってみたいと思ってな」
孫策が続けて言う。
「まあそういうわけで俺と戦ってくれないか?」
俺はその申し出を受け入れた。俺は模擬戦の相手を探しに城の外に出た。ちょうどいいところに丁原を見つけたので話しかけることにした。
俺は言う。
「模擬戦をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」
すると丁原は俺を見て笑みを浮かべた。
「私でよければ受けてやろう」
俺は内心驚いていた。丁原から戦うことを提案するとは思ってもいなかったからだ。俺達は訓練所に移動し、武器を構えた。俺はいつもの槍を手に取り、構える。そして、戦いが始まった。バシュンッ…………
風の力で距離を詰めて攻撃するが、それは簡単に避けられてしまった。次はこちらから攻撃を仕掛けるがそれも当たらなかった。
やはり一筋縄ではいかない相手だ。しかし、なんとか隙を見つけ、俺は攻撃を繰り出す。しかし、それすらも読まれていたらしくカウンターを食らってしまう。俺は一度距離をとったが、丁原はそれを許さなかった。俺が距離をとると同時に一気に間合いを詰めて来たのだ。俺は急いでガードしようとするが間に合わなかった。
ドスッ そんな鈍い音がして、腕に激痛が走った。見ると俺の腕に刀が突き刺さっていた。俺はそれを強引に引き抜き、投げ捨てて新しい剣を抜こうとするが遅かったらしい。丁原の蹴りが腹にめり込んだ。
そのまま俺は吹っ飛び、地面を転がった。
なんとか立ち上がろうとするが痛みで動けない。俺は負けを認めようとしたが丁原は攻撃をやめようとしなかった。さらに、俺の顔を踏みつけてくる。
そこで俺は気を失った。目が覚めると俺は医務室にいた。どうやら治療してくれたようだ。周りを見ると誰もいない。おそらくもう夜だろう。
しかし、今は戦いたくなかった。俺は少し仮眠をとることにした。俺はベットに入り、眠りについた。
次の日になったので俺はベッドから起き上がり、準備を始めた。すると、誰かが部屋に入ってきた。俺は慌てて身だしなみを整えた。そこには劉備がいた。劉備は少し暗い表情をしている。どうやら、戦いのことを気にしているようだ。
俺は言った。
「劉備殿、あの時はありがとうございました」
劉備は俺の言葉を聞き、顔を上げた。俺は続けて言った。
「劉備殿のおかげで強くなれそうです」
すると劉備は安心したのか笑顔を取り戻し、こう言った。
「そうですか!良かったです!でも無理だけはしないでくださいね!」
俺は答えるように言う。
「はい!わかりました!」
そして、劉備は俺に近づいてきて手を差し出してきた。俺は差し出された手をしっかりと握りしめた。すると劉備は続けて言ってきた。
「これからよろしくお願いします!」
俺は返事をする。
「はい!」
2人の握手が終わったところで、劉備は部屋から出ていった。俺は劉備を見送り、再び戦闘の準備を始める。今日は関羽との模擬戦を行うことになっている。俺と関羽の戦い方はよく似ている。そのため、お互いの戦法がわかれば対処しやすいのだ。俺は模擬戦場にやって来た。そこでは関羽が待ち構えていた。
どうやら、先に待っていることでプレッシャーを与える作戦らしい。俺は構わず進み始めた。すると、関羽が襲いかかってきた。まずは横からの切り払い。俺はガードしたが吹き飛ばされてしまう。俺は体勢を立て直すため一旦距離をとった。そして剣を取り出し、構え直した。俺は関羽に尋ねた。
「さっきの攻撃はどういうつもりだ?」
関羽は不敵に笑うと言った。
「あなたなら避けれたはずですが?」
俺は思った。確かにその通りだと……
俺の攻撃とほとんど一緒だったからだ。俺はもう一度尋ねることにした。
「なぜさっきの攻撃を避けさせなかったんだ?」
すると関羽は真剣な顔をして答えた。
「あなたのことを試したかったのです」
どうやらさっきの攻撃には理由があったようだ。だが俺の攻撃を避ける必要はなかったのではないか?俺は疑問を抱いたがすぐに忘れることにした。そして、また戦いは再開した。今度はお互い正面からぶつかり合う形になった。激しい攻防戦を繰り広げ、ついに俺は勝利を手にした。そして、俺達は城の外に出て昼食を取ることになった。その席で俺達は話をしていた。俺は劉備達に聞いてみることにした。
俺は尋ねた。
「なんでみんなは俺なんかを信じてくれたんですか?」
俺が質問した後、しばらく沈黙が続いた。しばらくして劉備が話し始めようとする。しかし、それより前に周瑜が口を開いた。
「そんなに自分を下げなくていいと思うぞ」
俺が周瑜の話に驚いている間に劉備が話し始めた。
「実は私たち、この世界に転移してくる前は、みんな友達同士で、いつも楽しく暮らしていました。私は周瑜さんの幼馴染なんです」
続いて張飛も話し始める。
「オレは張飛って言うんだ。みんなにバカにされてたオレを、周瑜が守ってくれたおかげで助かったぜ。それ以来、周瑜のことが好きだぜ」
さらに、孫策も語り始める。
「俺達4人は、周瑜のお陰もあっていつも楽しかったな」
すると丁原が話す。
「ああ、そういえば私と董卓の出会いは最悪でな」
孫策がさらに続けて言う。
「そうだな。あれは俺達が10歳の時だ」
俺は黙って話を聞いていた。すると丁原が続きを話す。
「私が家の手伝いをしていて帰りが遅くなった時に、丁原と出会ったのだ。その時のあいつは、とても弱々しく見えたが、私の目を見て言ったのだ。"助けてください!"って。私はそれに感動して、家に連れ帰ったのだ。それで2人でいろいろ話しているうちに意気投合してな。今では親友だ」
丁原はとても嬉しそうな表情をしている。俺もそんなに良い人に出会えて良かったと思っている。
その後も昔話をして盛り上がった。こうして俺達の親睦を深める1日は過ぎていった。
俺は訓練所で丁原に戦いを挑むところだった。俺達は模擬戦をすることになっていて、俺はそれに勝利しなければ、呂布と戦う権利が得られないのだ。
俺は槍を構え、構える。丁原もそれに合わせるように剣を構えた。お互いに睨み合い、そして動いた。まず俺が攻撃を仕掛ける。バシュンッ ……風の力で距離を詰めるが、それは簡単に避けられてしまった。俺はさらに追撃を加えるために間合いを詰めようとした。しかし、丁原の方が早かった。剣を振り上げ、こちらに向かってくる。俺は慌ててガードしようとするが間に合わなかった。ドスッ 鈍い音がした。俺の腕に刀が突き刺さっている。俺はそれを強引に引き抜き投げ捨てた。俺は急いで剣を抜こうとするが遅かったらしい。丁原の蹴りが腹にめり込んだ。そのまま俺は吹っ飛び、地面を転がった。なんとか立ち上がろうとするが痛みで動けない。俺は負けを認めようとしたが丁原は攻撃をやめようとしなかった。さらに、俺の顔を踏みつけてくる。そこで俺は気を失った。目が覚めると俺は医務室にいた。どうやら治療してくれたようだ。周りを見ると誰もいない。おそらくもう夜だろう。
しかし、今は戦いたくなかった。俺は少し仮眠をとることにした。俺はベットに入り、眠りについた。
次の日になったので俺はベッドから起き上がり、準備を始めた。すると誰かが部屋に入ってきた。俺は驚いて身だしなみを整えた。そこには劉備がいた。劉備は少し暗い表情をしている。俺は何があったのか尋ねた。劉備は答えた。
「実は昨日の夜のことなのですが……」
俺はその言葉を聞いて嫌な予感がした。俺は恐る恐る聞いた。
「まさか……丁原さんに負けたとかじゃないですよね?」
俺はその言葉を言ってしまったことを後悔した。なぜなら、その通りだったからだ。
俺は劉備に対して謝ろうとしたがキスをされた。
「……んう」
劉備の服にしがみつく
俺は劉備に舌を入れらて舌を絡ませる。そして劉備は唇を離した。俺は息を整える。そしてもう一度尋ねた。
「どうしてこんなことを?」
劉備は答えた。
「私はあなたのことが好きなんです」
どうやら俺のことを好きになってしまったら
しい。俺は思った。
「……だから」
服の中に手を入れてくる。
「……やめて」
乳首を摘みながら言ってくる。
「やめないよ」
俺は抵抗しようとしたが力が入らない。
「やだ……やだぁ!」
俺は叫んだ。すると、扉が開いた。そこにいたのは関羽だった。
関羽は俺の方を見るなり、俺の上に乗っかっていた劉備を引き剥がした。
「何をしてるんですか!貴方は!!」
劉備は関羽から怒られた。
「……あ」
顔を青ざめさせて劉備は部屋から出ていく。
「大丈夫ですか?呂布将軍?」
関羽は心配そうに見つめてきた。
「え?ああはい。大丈夫ですけど?」
俺は戸惑いながらも返事をした。すると関羽は続けて言う。
「劉備が迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
俺は返答する。
「いえ、気にしないでください。それより、俺男ですけど劉備殿も男性ですよね?」
関羽は答える。
「はい。そうですね」
俺は疑問に思い聞いてみた。
「なぜ俺を?」
「それは俺にもわかりませんが好きなのは知っていました」
俺は驚いた。
「知っていたんですか?」
「はい」
俺はさらに質問を続けた。
「でも、なんで俺なんかを?」
「それは俺もわからないんです」
俺は納得し、質問を終えた。
俺は模擬戦場に向かっていた。今日は『超名蒙秘』と戦うこととなっている。俺は緊張していた。
「落ち着け、俺なら勝てる」
自分に言い聞かせて気持ちを切り替える。そしてついに試合が始まった。
最初に仕掛けたのは俺だ。俺は全力で走り、距離を詰めた。そして剣を取り出し斬りかかる。しかしそれは簡単に避けられてしまう。さらに、俺の腹に拳が飛んできた。俺はそれをガードしたが吹き飛ばされる。
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