三国志英雄伝~呂布奉先伝説

みなと劉

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60話

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劉備の所には曹操の手のものによって呂布の妻子がいる事や、このまま何もせずにいるならその家族の命を奪うと曹操に脅迫されている事などを伝える。
さらに曹操自身が徐州城を包囲していて、陳珪からの連絡を待つつもりがない事と、その狙いは既に徐州城を攻め落としている事も伝えると、陳珪からの使者としての使命を全う出来たと思ったらしく、これ以上ここにいても役に立たないと感じた張遼達はすぐに戻ろうとしたらしい。
その時、陳登からの使いと名乗るものが来て、その場で曹操への書状を手渡される。
そこで曹操はようやく呂布の家族が捕らえられた事を知った。
ただ、この時に既に曹操軍は徐州城を包囲する動きを見せ始めていた事もあり、呂布達には選択の余地がなかったとも言える。
張遼は家族を思う張遼の事を考えた上で、自分が呂布の人質として同行すれば曹操への使者とする事が出来ないかと提案したそうだ。
曹操は張遼の言葉を聞くと、陳珪からの申し出を受けてすぐさま張遼に呂布との合流を命じ、陳式達の返還と妻子の保護を呂布へ申し入れさせたらしい。
張遼は書状を受け取り呂布の幕舎へ向かう途中で陳式を見つけ、陳式を連れて行こうとしたが陳式はその誘いを断った。ここで呂布の元を離れる事は危険である事と、呂布と再会を果たした後でなければ曹操との交渉に応じるべきではない、と言ったのだそうだ。
それでもなお張遼は陳式を説得しようとしたが、呂布が呂布の家族と共に曹操の陣営から逃げ出した事で陳式はやむなく呂布を追ったらしく、その後を魏続達が付いて行った。
この時、陳式の側に居たのが成廉であり、張飛の息子と言うだけあって成廉は武勇に長けていたらしい。それ故に陳式の護衛として選ばれたのだろうし、本人も護衛を引き受けたのであろう。一方、曹操からの使者が呂布軍と合流する為にやってくるまで時間が無かったので、陳珪の妻子はそのまま曹操軍の中に留まらざるを得なかった。
この日のうちに陳珪からの書状を受け取った曹操は、翌日の夜明けと同時に徐州城の総攻撃を始めた。
この時の徐州軍は士気が高く、籠城戦にこそ苦戦したものの防衛拠点をことごとく破られても粘り強く抗戦し、曹操軍を苦しめ続けたと言う。
しかし曹操軍は大軍勢を有している上に、城内にいる者達も大半が戦いに慣れておらず士気が低かった事から、徐々に押し潰されていった。陳家の兄弟も必死の抵抗を続けたが曹操軍の勢いを止めることが出来ず、遂に城外に追い詰められてしまう。曹操軍の猛攻の前に陳家の兄弟とその妻と娘もついに捕えられてしまい、呂布の元に届けられる事になった。
張遼の予想通りと言えばそれまでだが、李家親子は捕らわれる事なく逃げ出すことが出来たと言う。
そして、陳宮は李家兄妹を救う為の策を考え、張遼が呂布の家族を伴って曹操軍の包囲網を突破するという方法を選んだと言う。
張遼は夏侯惇の命令で李家兄弟を探し出し、見つけた時には二人だけで行動していたそうなのだが偶然そこに居合わせた韓当に頼み、陳宮が考案した救出作戦に協力してもらう事になる。ただ、さすがに三人での強行突破は難しいと判断し、まずは李家母子を救出する為に曹操軍の包囲が手薄な方角へと馬を進めた。だが当然のようにその動きは曹操に読まれていたらしく、包囲の一翼を担った武将が追撃して来たためそれを撃退しつつ逃げる必要が出た。その為李家親子に危険が迫ったものの、そこは張遼の馬術の腕もあって逃げおおせる事が出来たらしい。
しかしそれもここまでの話で、今度は韓当に李家を逃がしてもらう事に成功したものの、成廉率いる部隊と離れてしまった為に張遼達は孤立する形になった。そこで呂布の家族だけでも逃す為の行動に移るしかなく、成廉も自らは殿を買って出て追っ手を食い止めようとしたのだがその努力も空しく捕縛されてしまう事になり、結局そのまま捕虜となって現在に至る、という話だった。
陳宮に頼まれたというより半ば脅されて引き受けた韓当だったが、自分の力の限界を理解していたので張遼達に加勢しようと思ったのだが呂布の家族を見捨てられない事もあり、その辺りで足踏みをしているところへ劉備に呼び止められた。
陳登からの使いだと言われて渡された書簡を見て、それが自分への降伏勧告だと知ると張遼は呂布の側に行くべきか行かないべきなのか悩んでいたが、関羽の息子で雲長と呼ばれていた若者、つまり魏続に促され張遼はその場に向かう事になった。
呂布の元へ向かわなければならない事に後ろめたさを感じつつも、韓当は張遼と呂布の家族の警護にあたる事にした。呂布はおそらく大丈夫だと判断したのと、張飛の息子でもある魏続に何かあれば陳式も嫌とは言えなかったはずだからだ。
それに雲長も陳式を庇って戦っていたらしいし、その腕にも多少は覚えがあったようだ。
陳式の家族は劉備によって保護されていたらしく、魏続はすぐに陳式一家を発見し護衛に当たった。その間に張遼の乗った白馬と陳式達が乗り込んでいた黒馬の馬が接触してしまうトラブルもあったが、その時に呂布と陳珪の間にどんな会話が行われたのかは定かではない。魏続と陳式に案内されてきた張遼は家族を保護してくれた事に感謝した後、曹操と陳珪からの伝言を伝えようとしたが、その時呂布と陳珪は一騎討ちをしていた。
陳珪の方が強かったのは言うまでもない事だし、もし本当に曹操と戦う気があるのならそんな隙を見せるのは非常に危険なはずなのだが、どうやら曹操は本気で戦う意思がなかったようであり、張遼の報告を聞いてもあまり動揺していなかったそうだ。陳珪もそれに気づいてはいたようで警戒して距離を置いていたが、曹操の方には特に敵意は見えなかったと張遼は言っている。
陳珪に家族を保護する余裕が出来たので、張遼がすぐに助けに行った事で曹操との話は終わりになるはずだった。陳式は陳珪の姪であり妻なので当然陳珪と共に残ると思っていたそうだが、陳式自身は張遼に着いて行く事を希望し張遼も受け入れたため呂布一家は呂布の妻子と共に逃亡し、その道中で陳珪からの提案もあり曹操軍に投降する事を決めたと言う事である。
そう考えると確かに張遼の判断ミスではあるが、それでも彼は出来る事を全力で行ったと言えるだろう。
陳式達を守りきれたかは別として、曹操との直接交渉も行ったし、陳式と引き合わせる役目を果たし呂布とも直接言葉を交わしている。
彼の判断は間違っているとは言えない。
むしろ最善とも言えるが、それは結果論でしか無い事も事実である。
呂布の妻である玲綺を救い出してくれたのは、陳宮の功績であると言っていいだろう。
だが、それでも呂布にとってはやはり自分が原因で起きた事として重く捉えてしまうのだ。
呂布としては自分に人質の価値がないのであれば、曹操との交渉材料にはならない。また曹操にとってもこれ以上戦力を増やす事は得策ではないし、陳珪との交渉に固執する必要もなかった。だから曹操が呂布達の返還を求めたのはその一点に尽きる。曹操軍にとって最も厄介なのは、この状況下で徐州城を落とせなかった場合だったのだが、曹操はそれを見越した上で呂布を捕らえた事や陳珪の引き渡しを条件として持ち掛けたらしい。
もっとも陳珪の書状の内容や、曹操と陳珪の駆け引きの詳細までは分からないので、どこまで真実だったのかはわからない。
陳家一族を引き渡す事を拒んだ際、曹操軍は武力ではなく懐柔策を用いようとしていたらしい。
曹操と呂布では価値観が異なる以上話し合いにならないであろう事が容易に想像できたので、その矛先を変えようとしたわけだ。
そもそも呂布と陳家との関係がそれほど強固なものであるのならば陳宮の計略になど引っかからずに、最初から曹操は陳珪の妻子を保護していたに違いないので、これも嘘くさい。その話を聞いた時には俺も曹操の手口に嫌悪感を覚えたが、それもこれもすべて演技であったのだろうと今は思っている。でなければあれほど簡単に捕らえられるなんて、いくら何でもあり得ない。呂布を相手にすると決めた時点でそこまで考えて準備をして、それを微塵たりと感じさせないところが恐ろしいと言うより腹立たしい限りだ。
ただその話をしている時の呂布の表情からは苦悩が見て取れたが、呂布が苦しむ姿を楽しんでいた曹操の姿は思い浮かぶようだ。そしてその事がさらに許せないと、俺は思ってしまう。
陳宮の事はよくわからないし、陳珪が何を考えていたのかも正確には分かっていない。ただ言えるのはどちらもお互いの思惑を読みながら動いていて、結局どちらも上手くはいかなかったのだと思う。曹操と陳珪の間でどんなやり取りが行われていたのかは不明だが、呂布を捕える事は出来たとしてもその後の対処に関してはかなり難しい内容になったはずである。
しかし、それで諦めるほどの相手ではなかったのは間違いないだろう。曹操軍が本気でかかってくるのでは無く小手調べだと印象づけたかったのかもしれないけど、その程度にしておいて欲しかった。
結局、呂布の妻子は曹操の元へ。そして張遼、韓当、張済の三人は曹操への使者を務める事になった。
三将のうち誰かは、そのまま捕虜となるようにと言われているが呂布の妻子を返す条件で三人が揃って捕まる可能性は少ないらしい。陳珪から受け取った書状には曹操は呂布の妻子に興味はなく、興味を持っているのはおそらく呂布のみではないかと書かれているが本心はどうなのか。いずれにしてもあの食えない男の考えそうな事と言えば、自分の配下に加えて利用しようとするかあるいは……
「お兄ちゃん」
はっと気付くと幼い少女に顔を覗き込まれており、思わず仰け反りそうになるところをすんでのところで耐えて膝をつき目線を合わせる。危ないところだったが何とかごまかせたはずだ。
陳登の妹の、えーと名前何だっけ? とにかく張虎である。陳留からこちらへ向かう途中に知り合ったらしく、今ではすっかり懐かれているようで何かと話しかけて来るのだけど、それがいちいち不気味で困る。張遼とか、よく平気な顔していられるよ。
こっちの素性を知らないと言うのを差し引いても、もう少し愛想の良い対応をしてくれないものだろうか。しかも、俺じゃなくて徐栄に対してなのだが。
さすがに露骨に嫌がられているわけではなくて、陳泰の言う通り少し人見知りが激しいくらいの少女なのだと思うのだけど、見た目が幼すぎるんだよ。ちなみにこの娘、外見通りの年齢ではなくすでに二十歳を超えているそうだ。それでも十代の半ばにも見えず、はっきり言って詐欺に近い容姿をしている。背丈や体格は普通なのだが、明らかに幼児体型なのだ。陳珪や陳珪の息子、陳泰や妹の陳珪など、どうもこの一族は無駄に長身なのだが何故こうなったんだろう。張紘の親戚なのに不思議でならない。まぁ、その分性格には多少問題があるようだが。
陳珪からの使者であり呂布軍の武将として、この小さな子供を連れて行くのはまずいので同行を諦めてもらったのだが、何故か一緒に行きたいと言い出した。どう説得したものかと考えているうちに張遼、韓当、張遼はあっさり納得してしまった。そう言えば、みんな子供の扱いに慣れてるんだよなぁ。こういう場合は子供の方が上手にやるんでしょうか。この年になると子供を持つ予定もないし、そもそも俺はまだ独身だし。
呂布の妻は子を産むたびに成長していき、陳家の娘は十五を過ぎてもその成長速度はあまり変わらなかった。つまり陳珪や陳宮も同じなので、やはり異常なのではないかと思っている。
張遼達を見送ったあと陳珪は曹操の客人と対面した。曹操軍の諸将も呂布の家族を一目見ようと集まってきていたが、そこには曹操も参加していた。陳珪としては自分以外の者を呂布の一家に会わせる事に反対したのだが、曹操としてはそうする事こそがもっとも効果を発揮すると考えていたのである。
まずは呂布の妻である玲綺、呂布の子ら。これはまだ分かるのだが、呂布の母と思われる女性が陳珪の予想していたより若い事に驚く事になる。そして陳家の長女。この女に関しては何もかもが予想外であった。呂布の血を引いていると言うよりは人間ではないのではないかと思えた程である。もちろん姿形だけを見れば人間の範疇だが、まるで人形のような無機質さを持ち合わせているのだ。しかし表情自体は無垢そのものであり感情らしきものが感じられないにも関わらずその美貌だけで他者を虜にする存在感があり、見る者に畏怖と戦慄を与えてくるのだから恐ろしい限りだ。もし曹操がこれを手に入れたとすれば、どれほどの勢力に押し上げる事が可能なのか。それを想像してみると身の毛がよだつ思いだった。それ程の美女だ。曹操のお気に入りだったとも聞いていたが、その噂は決して誇張では無かったようである。呂布も、これならば確かにと思った事だろう。しかし同時に呂布はこれと会う事は無いはずだった事も思い出すと、その気持ちを慮るしかなかった。呂布の妻が生きている間に呂布に会う事は出来なかったが、呂布と陳宮の間に生まれた唯一の息子だけはその姿を見ておく事が出来た。それだけでも呂布にとっては救いとなったかもしれないが、曹操はそれで終わらせなかった。曹操の手元にあったのなら、それは陳家の手に渡っても何ら変わる事はない。だからこそ曹操は自らの陣営に取り込もうとするだけでなく、陳珪と陳登まで取り込もう動き出す事となった。
こうして呂布軍は呂布を除いて離散してしまう事になったのである。
さて、張虎。彼女は今、曹操の客人の目の前に座っていた。そして呂布の奥さんの前には、お椀に入った粥が置かれていて食べさせようとしていたところである。しかし、奥さんの方は首を振るだけ振ってなかなか口にしようとしない。
俺はと言えば張虎の横に腰掛け、張遼達が戻ってくるのを待っている状態だった。張虎に懐かれているものの正直面倒でしかないので早く戻って来て欲しいところだけど、そんな時に限って時間がかかるものである。
しかも何か話さないとしがらないため、色々と話題に気を使って疲れ果ててしまいそうだ。俺に出来る話は三国志とかゲーム関係ばかりになるからいいけど、相手はその辺りの知識があるのだろうか? ただでさえ小さい女の子相手に、どう接して良いか困っているというのに……と言うわけにもいかないらしく、陳宮がやって来るのが見えたのでとりあえずほっとする。俺の横に来た陳宮は呂布に一礼すると張虎に目を向けて一瞬眉をひそめるとすぐに愛想笑いをして、おどけた様子で陳珪からの手紙を広げ読み上げる。
その内容は陳珪から送られた使者をいかにもてなしたかを事細かに報告しており、陳登は相変わらず字を書くのが苦手らしく文字が崩れているが、俺には全く読めない。ただ内容は、いかに陳珪が素晴らしい人物であるかを延々と述べているものだったらしいのだが、それも途中まではちゃんと書かれているようで最後の方にいきなり筆で一言書かれていた。それが何なのか分からなかったので尋ねようとしたその時、呂布の奥さんの手が伸びてきてその手紙を取り上げた。そして目を通し始めると同時に顔色が変わり青ざめていく。何かあったんだろうか。そう思って呂布を見ると、こちらも驚いた顔をしていた。
呂布から見てもおかしい部分があったのか。陳珪が何か仕組んだとは思ったが、それが何か分からないうちはあまり深入りしないようにした方が良さそうだ。陳珪には何かあるような気はするが、それが悪いものかどうかは判断出来ない。そう思っている間にも張紘がやって来て書状を渡し、呂布はそれに目を通すなり険しい顔になり、そのまま立ち上がった。一体何が起きたんだろうと思いながら陳泰を見ると同じように怪しげな顔をしている。呂布の家族はどうしたのかと言うと、何故か張遼、張飛、徐栄の三人に抱き上げられていた。呂布が慌てて声をかけるが三人とも答えず呂布を無視して部屋を出て行ってしまう。
えっと、何が起きてるんだ?
「将軍」
呂布に声をかけて来たのは陳珪だったが、そこには陳珪と一緒にやってきた張遼達がいるだけだった。
あぁ、やっぱりあの書状が原因なんだね。あれしか原因っぽいのが無いし。そう思うと気が重いんだけど。でも呂布軍の武将である以上、その命令に従うべきなのではあるのだが果たしてどんな無理難題を押し付けられる事になるんでしょうか。張遼と呂布が呂布の母、玲央と張遼の妻を救出に行った後、残った者たちはすぐに呂布軍と合流する為に街を出た。
張遼は曹操軍の残党討伐の為に残ると言ったのだが、それは陳宮によって却下される。
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