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48話
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これで今度こそ俺の目的は達成されたのだがこれから先どのように動くべきかを考えていた 。俺はこれから先の行動指針としてまずは天下取りを目指す事にした。
これは以前も述べたと思うが俺は董卓討伐の功績によって都に入ることができる権利を得た為 である ただし今回は前回の反省を活かしてなるべく穏便に入ろうと思っている その方が色々とやりやすいからだ そして次には漢帝国を立て直すために人材探しをしようと思う。
その人選は慎重かつ時間をかけて行いたいと思っており、そのために時間は有効活用したいと考えている なのでしばらくは修行期間にあてるつもりだ 。
それから数年後 遂に俺にも弟子ができた 名前は 徐晃 と言う名前の少年でとても明るく前向きな性格をしている それにかなりの武芸の達人でもあり教えていて実に楽しかったりする 、それから俺は彼と一緒に旅に出ることにした。
理由は簡単で彼がもっと強くなれるように鍛え上げるためにである 、そして俺もまた強くなりたいという思いがあるのは言うまでもない それから数年が経過し、俺は様々な所を見て回り色々な人達と出会った。その中には女も多くいたが、どいつもこいつも見た目の割には強かったのでなかなかいい相手が多かった、それと俺は旅の途中でとある女性と恋仲になった 彼女は名を李玲と言い 彼女曰く、俺とはずっと運命で結ばれていたらしい。まあ俺はそこまでは考えていないんだが彼女がどうしてもというので仕方なしに受け入れたという経緯がある。ちなみに今は 彼女と二人でのんびりと隠居生活を送っている。
「いっちにっさんしー!」
そう叫びながら走る子供たちがいる 。彼らの名は、曹昂 字名では子元。そして隣で同じく叫んでいる少年の名は 曹操の従弟の夏侯淵、字は妙才 という。
2人ともまだまだ未熟であるがいずれはこの世を動かす人間になるだろう 。
そんな時だった曹操のもとに一通の手紙が届いた。それは孫堅からのもので、その内容というのは 近々呉と劉備が連合を組む事になっているから、もしこちらが参加すればどうかという内容だったが正直乗り気ではなかった 。というのも そもそも今の自分達にはそれほど余裕がないのだ。だがこの申し出を受けないとおそらくは今後に支障を来たす可能性が高いと判断したためやむなく受ける形にした。この事により、呉との同盟を結ぶ事になるのは、もう少し後の話だが 曹操の元に手紙が来たのはつい最近である 内容は近日中に蜀の成都に集まる様にということが書かれていた 。
これを見た曹操はすぐに使者を送り魏は参加する ということを告げた 、それから程なくして 準備を整えてから出発する事になりその準備を進めていたのだがそこで問題が起きた 、何故か関羽と張飛がいなくなってしまったのだ 。その為 急遽代わりの者を派遣する事になったのだが誰が行くのかで話し合いが始まった 。その結果 結局くじ引きにする事にした 。
それで見事に当たった者が行かなくてはならないという単純な方法で決めたのだがそれが当たったのは典韋だったので無事に出発できた様だ。
それを確認した後 曹操たちは出立した 、目的地は、呉との国境付近の街なのだが この道中には危険人物が1人いる そいつの名前は呂伯奢 と言う人物で、その性格はとにかく残忍であり人の肉を食う癖があった。さらにこの人物は武器を持って戦う事をしない代わりに素手で戦い 敵を殺さずに半殺しにするのだというのだ そんなこんなしているうちに目的の街に到着した 、そこでは呉王孫権とその重臣達 さらには陸遜が待ち構えていたが 、何より印象的だったのはそこに居た者達の中に見たことのない女性が混ざっていたことだ 彼女は名を諸葛誕 と言って軍師をしておりかなりの切れ者であるらしい、しかし彼女の目から放たれる視線からは怒りのようなものを感じており、何かあるのではないかと思っていたがすぐにその理由を知ることになる。なんと突然、呂伯奢が攻撃を仕掛けて来たのである 。どうやら自分の部下が全員やられたことに激怒して襲いかかってきたらしく このまま放置しておけば被害が拡大するのは目に見えていたため仕方なく戦う羽目になった 。しかしそこはやはり歴戦の強者であり苦戦を強いられることになったが何とか倒すことに成功した 、そしてその報告を受けた孫策も自ら出陣してくることになった。
この時の戦いは後に孫堅の死と共に有名な話として残るのだが 今回は語らないことにする そしてその後なんとか戦に勝利しその功績が認められ正式に呉へと迎えられた訳だ。もちろんその後は平和的に行動したのでご安心頂きたいと思う。ただその前に一度孫呉へ帰った際に あの女について聞くために蓮華のもとへ向かった。ちなみに今回連れてきた護衛達は呂布軍が誇る2大剣豪(?)のうちの一人 楽進と李蒙が引き受けてくれた為 非常に助かった そして今 俺は孫権の前にいる 一応それなりの格好をして来いとの事なので鎧姿だ。それに今回は俺だけではなく楽進らも帯剣しているためそれなりに威圧感が出ているはずだ
(できればこういう場は避けたかったな)などと俺の内心は穏やかでは無かった。というのも以前 楽進らと共に参加した酒宴でもかなり苦労をした覚えがあるからである、それにあの時はまだ呂布軍の規模が小さい頃だったしまだ余裕もあったのだが今はそこそこの大所帯になったせいもあり下手なことを口に出せないのでは?と考えている。とはいえ今回の目的は彼女に会うことである そのためにはどんなに辛くても耐え抜く必要があると思いながら俺は彼女の元へ歩を進めた 。
そう これから先の戦いで必要となる人物 諸葛恪こと朱儁将軍の元へと向かうためにである。
俺はいま楽浪郡の太守としてこの地にやってきてから既に4年の歳月が経過している これまではひたすら領地の開発に専念していた 特に大きな争いも起こらなかった事もあり俺が考えていた通りのペースで開発が進んでおり 民達の暮らしも良い方向へ向かっていると言える 、そして現在俺が行っている事と言えば各地の豪族に対する牽制である。俺達がここにやってきた当初は多くの豪族がいたのでそれらの制圧にも多少は時間がかかっていたが、最近はめっきりと減って来て むしろ以前よりも楽になった気がする。これはおそらく俺が積極的に各拠点を制圧していっている事が要因となっているのだろう。というのも、以前の俺であればあまり目立った事はせず、どちらかといえば地道にコツコツと成果を出していくことが得意だったためにこういった手段はあまり好きではなかった だが今は違う こうすることで結果として全体の安定に繋がるのならばそういった手を使う事に迷いは無い、何故ならこの世界は前の世界と違い死ねば終わりというわけではなく生き続ければ良いだけのことである しかも仮に失敗しても次善策はある だからこその積極策とも言えるのかもしれない。
「(俺はどうやっても歳を取らない、死なないは変わらないので)たまには散歩でもするか。お?夏侯惇発見」
散歩に出掛けた先にたまたま見つけたのだが夏侯惇を発見した 彼は最近、将軍に任命されていた、元々実力が他の者とは隔絶していたために当然だとは思っていた それと夏侯淵も将に抜擢されていた 正直に言うと意外ではあったのだが、まあ彼もまた人並み外れた能力を持っているのは知っていたためそこまで驚かなかった、というわけで今は夏侯淵と一緒に行動する事が多い。
「夏侯惇!」
俺は彼、夏侯惇に声を掛ける。すると振り返ったのだがその時の目は明らかに敵を見る様な眼差しだった。
「え?」
壁に押し付けられ
「この4年間俺はお前としてない」
と言われ そのままキスをされる。最初は唇を重ねるだけのものだったが だんだんと激しくなっていき最後には舌を絡ませ合った。
しばらく経ち ようやく口を離すとお互いの口から糸を引いた。
「すまん・・・いきなりこんな事をしてしまって」
と言って謝られたのでとりあえず大丈夫だという旨を言っておいた。
その後、何となく流れで部屋に上がる事になった。
寝室でベッドに座ると夏侯惇は俺の髪の毛を触る。普段より少しだけ優しい手つきなのは間違い無かった、それを見て思わず苦笑してしまう。
ただ彼の方はいつもの厳しい表情に戻っていた、その瞳を見ると 獲物を見つめる虎の様な目付きになっておりこちらとしても身の危険を感じる程である。
そうしているうちに彼は服を脱ぎだした、どうやら今日はかなりやる気になっている様だ。それは構わないのだか、せめてシャワーくらい浴びさせて欲しいと思っていると口付けしてくる。それを受け止めてから、彼に手を引かれるままについて行く。
そうして浴室に入った所で、彼が俺の上着に手をかけて脱がし始めた。
流石にここではマズいと思って止めようとするが腕力で負けてしまい結局はなすがままにされてしまう 、俺も抵抗しようと思っていたのだが途中から頭がボーッとしてしまい、思考が纏まらない 。
「…は……あう」
俺は身体がビクビク跳ねている感覚を覚える 、一体何が起こったのかと一瞬思ったが すぐに理解する。なんと、俺の胸の先っぽに吸い付いているのがわかったのだ。
「あ!……夏侯惇…ひぐ!?」
俺のまんこに入れてきた。それも前よりもずっと奥まで突っ込んできて子宮の入口を突いてくる
「…ひあ!……あん…あ」
そこから先は快楽が強すぎて何をされているのかよく分からなくなってしまった、気が付いた時には俺の中に大量の精液を流し込まれた。
身体を綺麗にして眠りにつく。明日になったらきちんと話を付けようと決意をしながら眠ることにした。
翌朝になり 起き上がって朝食を作っている間にふと思う。あの夏侯惇は何をしていたのだろうかと。確かに彼と寝る時は大抵最後までするしそういう事もしてくるが、あんなにも激しかったり執拗に攻めて来ることは無いはずだが……
そう思っている内に食事が完成してしまったので一旦考えるのをやめることにした。
俺一応男でもあるのになぜ毎回襲われてるんだろと思いながら食堂へ入り夏侯惇に挨拶する 。ちなみに献立としては麦飯、肉野菜炒めである。俺が席に着くとほぼ同時に夏侯惇も食べ始める 。
そこで話しかけようとしたところ向こうから先に話をしてきた 。昨日、強引に迫ってきた事に関しての話だったが特に怒ってはないということを伝えた。
「いや、……呂布将軍が可愛かったから」
顔が赤くなるのがわかる。恥ずかしさを誤魔化すように 急いで残りの料理を食べ始めた。
(可愛いって言われてもそんな風に言われたことは無いんだよな)
呂布が去った後、夏侯惇は一人悶々としていた。彼は自分の想い人が呂布だと自覚して以来ずっとアピールをしているつもりだが全く振り向いてもらえずむしろ避けられていたのである
「はぁ」
夏侯惇は溜息をつく。
「どうしたら気づいて貰えるんだろう」
…………一方その頃、呂布は自室で頭を悩ませていた
「はあ……」
夏侯惇は自分にとって恩人である上にとても頼れる友人だ だからこそあまり酷い対応は出来ないのだ 。しかしここで拒否をする様な態度を見せると何か嫌な予感を感じる。それにもし自分が夏侯惇を拒否したせいで彼にもしもの事があったりしたら困るだろう
正安へ向かうことになる。道中の敵を全て倒し終えた後は俺と李典、張遼の3人のみで正安城へと向かう、途中敵に遭遇するがやはり問題無い そのまま突破した。そして門が見える そこには既に多くの兵が集まっている 、恐らく太守と将達だと思う。だがそこに朱儁の姿は無かった。おそらくはどこか別の場所にいるのだろう、そう思い城の中へと入る 、するとすぐに異変に気付いた。
何故か誰も居ないのである しかも気配が無い 人の影すらも感じられなかった。さらに奇妙な点として城内をうっすらではあるが結界のようなものが囲っていた。しかも相当強いものであろう、少なくとも今まで出会った中では最強レベルかもしれない。ただこの程度では脅威とは言えない 。何故ならこれ程の力であれば李典の毒で動きを封じられ 張遼の弓術で仕留められるからだ さっきから敵が現れないことに不安を覚えつつ歩いていると遂に敵の大将と思われる人物が姿を現した。
「我は周昌!我が軍は敗れし!!故に今この時を持ってお前達に投降することとする!!」
と言って来たため少し驚くも それを受け入れる。そういえばと周りを見てみれば敵兵が一切おらず代わりにこの男が1人だけ出てきたことに不信感を抱いたため俺は念のため質問してみる事にする"あなたがこの軍を率いてきたのですか?他に仲間はどこにいますか?"という問いに対して
「その通りだ、他にはもういない」と答えた 、なので俺は続けて質問をする 。
"降伏すれば許してくれるんですよね 、どうしてそう言い切れるのです""答えは簡単ですよ 貴方方は私達が戦うには強すぎるからです、私は無駄死はしない主義でして。だからこうして降参している訳ですよ" という事で周将軍はそのまま捕縛することにした。
その後は特に語ることもないほど順調に進み、降伏した武将達の殆どをそのまま解放することとなった もちろん周将軍の部隊にいた人達も同様に そのまま俺達は帝都に向かうことにした その途中、 徐州の賊と遭遇するがこれも難なく撃退することができた、まああの程度の奴らでは当然だ、と納得できるものだった。そうして洛陽についたがここでも何の問題も無く街に入り込むことに成功した。その後しばらく探索をしてから街の中にある酒場にいき情報収集をした。どうやら俺が来る前から曹操は袁紹や袁遺と対立しているらしくその為、劉備と結託しているという話であった 。それともう一つ 曹操軍が董卓を討ったということも分かった。これによって漢は大きく変わることが予想された、現に今の世の中には2つの勢力が存在するのだ。曹操派と反曹操派、つまり俺はこのまま行けば反曹軍の方に加わることとなる そこで一度宿に戻ることにした。
これからの動きを決める必要があると思ったから。まず第一に黄巾党残党狩りの役目を終えることが必要だと思う、それからどうするか決めれば良い、そう考えたのである。そこで俺が留守の間に起きた出来事を知る由もなかった。
俺がいない間にも色々なことが起きており各地で戦が起きた その中には大きな戦いも多くあった。また各地に潜伏する青州で暗躍する黄巾党の残党による反乱もあった。しかし俺らが向かうよりも先に解決されたみたいだった。そんな中でも一番印象に残ったものは徐州での争いである。これは元々劉備の治める地であったが劉協が帝位につく際に皇帝が殺されたことから起きたものだ。それを鎮圧したのが呂布、曹操 、王允といった三雄である。しかしこれに異を唱える勢力が一つ、それは呂布が徐州を攻め落した時から彼の傘下についていた李粛、高覧の二人だ。彼らはかつて共に戦ったことがあるにも関わらず呂布を見限り離反し、徐州で蜂起した。それに対し討伐命令が下され、呂布は自ら兵を率いて李一族の元へ出陣することになった。その時呂布は妻や配下と共に同行し李一族の拠点を潰していく 、その際に李蒙の裏切りにより李厳が重傷を負う、それにより怒った呂布がその場で切り捨てた。
その報を聞いた妻は呂布に対し怒りをあらわにする。それに対して呂布は
「大丈夫、あいつは必ず生きてるよ」
そう答える、李典はこの二人の会話を聞いていて何か違和感を感じながらもあえて何も聞かなかった。
そしていよいよ徐州を出ようとした時、張遼が呂布を呼び止める 。呂布は何だと思いながら張遼のいる場所へと向かった。すると呂布を見た張遼はあることを提案する 、それが後に呂布の命運を大きく変える事になろうとは知らずに。呂布はそれを受け入れた。呂布は張遼の提案した事を承諾したあと急いで長安に向かった 一方、曹操は劉備の元に身を寄せていたのだが、そこへ突如使者が訪れる、それは呂布からの宣戦布告を伝えるものであった 、そこで初めて呂布の動向を掴むことができた 。さらにそこに張遼から一通の手紙が届くその内容は驚くべきことであった、呂布の妻と張遼の娘と孫娘がそれぞれ人質となったというのである。そのため今は逆らうことは出来ず従うこととなった。こうして始まったのである 、世に言う大抗争の始まりと終わりの瞬間となる決戦の幕開けとなろうとしていた。
張遼の出した提案というのがなんなのかと言うと、それは 李蒙の身柄の引き渡し及び呂布の家族の保護の要求というものだった 、これを聞き入れてくれる可能性は無いに等しいと誰もが思うだろうがその予想とは裏腹にあっさり受け入れられることとなった 、理由はいくつかあるだろう。
ひとつ目に李粛の謀反に対して真っ先に立ち上がったからであろう そして二つ目として呂布の実力を認めたからだろう。この2つ目が最も大きな理由である。李克も実はこのことについてはかなり迷っていた。彼は昔李厳と戦ったことがあり、その強さを身に染みて理解しているからだ、だからこの話を持ち掛けられてすぐに了承することが困難になっていたのだ。ただそれでも李則が決断を下した。というのもここで断ることで李克の地位や立場が悪くなるからである。そうなってしまえば曹操と結託し呂布に味方することになるかもしれない。それにあの男は野心が強い、もしもそのようにされていればかなり危険なことになっていたはずだ。故にすぐに返答することが重要だと考えたのである。そんなことを張遼に伝えて張遼の元へと向かうと既に準備を終えて待っていた 。それからすぐに出発したが途中、張遼の部下とすれ違い 呂布の奥方と妹御達を連れてきてくれたことに対する礼を言うと、張遼は無言のまま去っていった その後俺達は無事張遼と合流することに成功した 張遼は俺達にこれから行うことを伝えた後、李兄弟がいるところへ向かうためその場を離れていった。その後俺達も同様に移動を開始する。そうして遂に辿り着いた。だがそこは凄惨たるものだった。
まず俺達が着いた時にはもうすでに戦闘は始まっていたようで、死体だらけの状態だった 。俺はそこで家族を保護している部隊を探し出して合流しようとした、そうしている間に徐晃と出会うことになる 、そこで俺は今起きている戦いの状況を聞くことになった 、曹操軍は既に呂布軍を蹴散らして呂布を討ち取ったようだ、しかし李広の策に見事にハマった曹操軍は窮地に陥ってしまったらしい 、李広が狙っている場所はここ、荊州の南にある益州であった。しかし俺らは李粛と黄巾党の残党に妨害されて思うように行動できなかった。しかしそれも全て解決された為、ようやく劉備が待つ荊州南部へと到着した。その道中に曹操軍の残存兵が待ち構えていた 数は多かったもののなんとか倒すことに成功しそのまま城を目指す 、城内へ入ると同時に劉備と呂布の妻と姉妹の三人がいたので合流して作戦を立てることにする 、そこで劉備が口を開く どうやらこれから先の戦いについてのようだ 劉備曰く曹操と結託すればいいのではないかということ 俺と呂布で呂布軍の兵をまとめて、その間に呂布軍が敵主力を叩く そしてそこを一気に攻め込むということ そう言って去って行った それからしばらく待機をしているとある人が話しかけてきた その人物とは董卓の妻だ 彼女からはこれからの未来が不安だということ、また自分の気持ちを話した、そうすると共に戦うことを決意した 俺もそれに応えるように自分もまた呂布と同じ考えだと答えた、呂布は嬉しそうにして彼女の名前を呼んだ 、それはとても愛しいものに呼ぶかのような感じだった すると彼女は少し照れながら 私の夫を助けてくれませんか?そう呂布へ問いかけた、それに対し勿論です!そう即答した そして 、私には夢があるんです。それはねいつか私が見た景色や人 を誰かに見せたい。
私はこの世界に生きる者として皆に見てもらいたかった。そう話す彼女を美しいと思ってしまった それと同時にどこか悲しい顔をしていた それを見て何故か泣きそうになる自分がいる なんでだろうと自分ではわからない ただ、ただこの人だけは守らないとと思ったのは確かだと思う この日初めて会ったはずの二人だったが何かしらの運命の糸で結ばれているのかお互いに惹かれていた そしていよいよ最終決戦が始まる のである 呂布は妻と孫達を引き連れ、呂布軍は張遼の先導で曹操軍に奇襲を仕掛ける、その結果張遼の読み通りうまく事が運んだ。
これは以前も述べたと思うが俺は董卓討伐の功績によって都に入ることができる権利を得た為 である ただし今回は前回の反省を活かしてなるべく穏便に入ろうと思っている その方が色々とやりやすいからだ そして次には漢帝国を立て直すために人材探しをしようと思う。
その人選は慎重かつ時間をかけて行いたいと思っており、そのために時間は有効活用したいと考えている なのでしばらくは修行期間にあてるつもりだ 。
それから数年後 遂に俺にも弟子ができた 名前は 徐晃 と言う名前の少年でとても明るく前向きな性格をしている それにかなりの武芸の達人でもあり教えていて実に楽しかったりする 、それから俺は彼と一緒に旅に出ることにした。
理由は簡単で彼がもっと強くなれるように鍛え上げるためにである 、そして俺もまた強くなりたいという思いがあるのは言うまでもない それから数年が経過し、俺は様々な所を見て回り色々な人達と出会った。その中には女も多くいたが、どいつもこいつも見た目の割には強かったのでなかなかいい相手が多かった、それと俺は旅の途中でとある女性と恋仲になった 彼女は名を李玲と言い 彼女曰く、俺とはずっと運命で結ばれていたらしい。まあ俺はそこまでは考えていないんだが彼女がどうしてもというので仕方なしに受け入れたという経緯がある。ちなみに今は 彼女と二人でのんびりと隠居生活を送っている。
「いっちにっさんしー!」
そう叫びながら走る子供たちがいる 。彼らの名は、曹昂 字名では子元。そして隣で同じく叫んでいる少年の名は 曹操の従弟の夏侯淵、字は妙才 という。
2人ともまだまだ未熟であるがいずれはこの世を動かす人間になるだろう 。
そんな時だった曹操のもとに一通の手紙が届いた。それは孫堅からのもので、その内容というのは 近々呉と劉備が連合を組む事になっているから、もしこちらが参加すればどうかという内容だったが正直乗り気ではなかった 。というのも そもそも今の自分達にはそれほど余裕がないのだ。だがこの申し出を受けないとおそらくは今後に支障を来たす可能性が高いと判断したためやむなく受ける形にした。この事により、呉との同盟を結ぶ事になるのは、もう少し後の話だが 曹操の元に手紙が来たのはつい最近である 内容は近日中に蜀の成都に集まる様にということが書かれていた 。
これを見た曹操はすぐに使者を送り魏は参加する ということを告げた 、それから程なくして 準備を整えてから出発する事になりその準備を進めていたのだがそこで問題が起きた 、何故か関羽と張飛がいなくなってしまったのだ 。その為 急遽代わりの者を派遣する事になったのだが誰が行くのかで話し合いが始まった 。その結果 結局くじ引きにする事にした 。
それで見事に当たった者が行かなくてはならないという単純な方法で決めたのだがそれが当たったのは典韋だったので無事に出発できた様だ。
それを確認した後 曹操たちは出立した 、目的地は、呉との国境付近の街なのだが この道中には危険人物が1人いる そいつの名前は呂伯奢 と言う人物で、その性格はとにかく残忍であり人の肉を食う癖があった。さらにこの人物は武器を持って戦う事をしない代わりに素手で戦い 敵を殺さずに半殺しにするのだというのだ そんなこんなしているうちに目的の街に到着した 、そこでは呉王孫権とその重臣達 さらには陸遜が待ち構えていたが 、何より印象的だったのはそこに居た者達の中に見たことのない女性が混ざっていたことだ 彼女は名を諸葛誕 と言って軍師をしておりかなりの切れ者であるらしい、しかし彼女の目から放たれる視線からは怒りのようなものを感じており、何かあるのではないかと思っていたがすぐにその理由を知ることになる。なんと突然、呂伯奢が攻撃を仕掛けて来たのである 。どうやら自分の部下が全員やられたことに激怒して襲いかかってきたらしく このまま放置しておけば被害が拡大するのは目に見えていたため仕方なく戦う羽目になった 。しかしそこはやはり歴戦の強者であり苦戦を強いられることになったが何とか倒すことに成功した 、そしてその報告を受けた孫策も自ら出陣してくることになった。
この時の戦いは後に孫堅の死と共に有名な話として残るのだが 今回は語らないことにする そしてその後なんとか戦に勝利しその功績が認められ正式に呉へと迎えられた訳だ。もちろんその後は平和的に行動したのでご安心頂きたいと思う。ただその前に一度孫呉へ帰った際に あの女について聞くために蓮華のもとへ向かった。ちなみに今回連れてきた護衛達は呂布軍が誇る2大剣豪(?)のうちの一人 楽進と李蒙が引き受けてくれた為 非常に助かった そして今 俺は孫権の前にいる 一応それなりの格好をして来いとの事なので鎧姿だ。それに今回は俺だけではなく楽進らも帯剣しているためそれなりに威圧感が出ているはずだ
(できればこういう場は避けたかったな)などと俺の内心は穏やかでは無かった。というのも以前 楽進らと共に参加した酒宴でもかなり苦労をした覚えがあるからである、それにあの時はまだ呂布軍の規模が小さい頃だったしまだ余裕もあったのだが今はそこそこの大所帯になったせいもあり下手なことを口に出せないのでは?と考えている。とはいえ今回の目的は彼女に会うことである そのためにはどんなに辛くても耐え抜く必要があると思いながら俺は彼女の元へ歩を進めた 。
そう これから先の戦いで必要となる人物 諸葛恪こと朱儁将軍の元へと向かうためにである。
俺はいま楽浪郡の太守としてこの地にやってきてから既に4年の歳月が経過している これまではひたすら領地の開発に専念していた 特に大きな争いも起こらなかった事もあり俺が考えていた通りのペースで開発が進んでおり 民達の暮らしも良い方向へ向かっていると言える 、そして現在俺が行っている事と言えば各地の豪族に対する牽制である。俺達がここにやってきた当初は多くの豪族がいたのでそれらの制圧にも多少は時間がかかっていたが、最近はめっきりと減って来て むしろ以前よりも楽になった気がする。これはおそらく俺が積極的に各拠点を制圧していっている事が要因となっているのだろう。というのも、以前の俺であればあまり目立った事はせず、どちらかといえば地道にコツコツと成果を出していくことが得意だったためにこういった手段はあまり好きではなかった だが今は違う こうすることで結果として全体の安定に繋がるのならばそういった手を使う事に迷いは無い、何故ならこの世界は前の世界と違い死ねば終わりというわけではなく生き続ければ良いだけのことである しかも仮に失敗しても次善策はある だからこその積極策とも言えるのかもしれない。
「(俺はどうやっても歳を取らない、死なないは変わらないので)たまには散歩でもするか。お?夏侯惇発見」
散歩に出掛けた先にたまたま見つけたのだが夏侯惇を発見した 彼は最近、将軍に任命されていた、元々実力が他の者とは隔絶していたために当然だとは思っていた それと夏侯淵も将に抜擢されていた 正直に言うと意外ではあったのだが、まあ彼もまた人並み外れた能力を持っているのは知っていたためそこまで驚かなかった、というわけで今は夏侯淵と一緒に行動する事が多い。
「夏侯惇!」
俺は彼、夏侯惇に声を掛ける。すると振り返ったのだがその時の目は明らかに敵を見る様な眼差しだった。
「え?」
壁に押し付けられ
「この4年間俺はお前としてない」
と言われ そのままキスをされる。最初は唇を重ねるだけのものだったが だんだんと激しくなっていき最後には舌を絡ませ合った。
しばらく経ち ようやく口を離すとお互いの口から糸を引いた。
「すまん・・・いきなりこんな事をしてしまって」
と言って謝られたのでとりあえず大丈夫だという旨を言っておいた。
その後、何となく流れで部屋に上がる事になった。
寝室でベッドに座ると夏侯惇は俺の髪の毛を触る。普段より少しだけ優しい手つきなのは間違い無かった、それを見て思わず苦笑してしまう。
ただ彼の方はいつもの厳しい表情に戻っていた、その瞳を見ると 獲物を見つめる虎の様な目付きになっておりこちらとしても身の危険を感じる程である。
そうしているうちに彼は服を脱ぎだした、どうやら今日はかなりやる気になっている様だ。それは構わないのだか、せめてシャワーくらい浴びさせて欲しいと思っていると口付けしてくる。それを受け止めてから、彼に手を引かれるままについて行く。
そうして浴室に入った所で、彼が俺の上着に手をかけて脱がし始めた。
流石にここではマズいと思って止めようとするが腕力で負けてしまい結局はなすがままにされてしまう 、俺も抵抗しようと思っていたのだが途中から頭がボーッとしてしまい、思考が纏まらない 。
「…は……あう」
俺は身体がビクビク跳ねている感覚を覚える 、一体何が起こったのかと一瞬思ったが すぐに理解する。なんと、俺の胸の先っぽに吸い付いているのがわかったのだ。
「あ!……夏侯惇…ひぐ!?」
俺のまんこに入れてきた。それも前よりもずっと奥まで突っ込んできて子宮の入口を突いてくる
「…ひあ!……あん…あ」
そこから先は快楽が強すぎて何をされているのかよく分からなくなってしまった、気が付いた時には俺の中に大量の精液を流し込まれた。
身体を綺麗にして眠りにつく。明日になったらきちんと話を付けようと決意をしながら眠ることにした。
翌朝になり 起き上がって朝食を作っている間にふと思う。あの夏侯惇は何をしていたのだろうかと。確かに彼と寝る時は大抵最後までするしそういう事もしてくるが、あんなにも激しかったり執拗に攻めて来ることは無いはずだが……
そう思っている内に食事が完成してしまったので一旦考えるのをやめることにした。
俺一応男でもあるのになぜ毎回襲われてるんだろと思いながら食堂へ入り夏侯惇に挨拶する 。ちなみに献立としては麦飯、肉野菜炒めである。俺が席に着くとほぼ同時に夏侯惇も食べ始める 。
そこで話しかけようとしたところ向こうから先に話をしてきた 。昨日、強引に迫ってきた事に関しての話だったが特に怒ってはないということを伝えた。
「いや、……呂布将軍が可愛かったから」
顔が赤くなるのがわかる。恥ずかしさを誤魔化すように 急いで残りの料理を食べ始めた。
(可愛いって言われてもそんな風に言われたことは無いんだよな)
呂布が去った後、夏侯惇は一人悶々としていた。彼は自分の想い人が呂布だと自覚して以来ずっとアピールをしているつもりだが全く振り向いてもらえずむしろ避けられていたのである
「はぁ」
夏侯惇は溜息をつく。
「どうしたら気づいて貰えるんだろう」
…………一方その頃、呂布は自室で頭を悩ませていた
「はあ……」
夏侯惇は自分にとって恩人である上にとても頼れる友人だ だからこそあまり酷い対応は出来ないのだ 。しかしここで拒否をする様な態度を見せると何か嫌な予感を感じる。それにもし自分が夏侯惇を拒否したせいで彼にもしもの事があったりしたら困るだろう
正安へ向かうことになる。道中の敵を全て倒し終えた後は俺と李典、張遼の3人のみで正安城へと向かう、途中敵に遭遇するがやはり問題無い そのまま突破した。そして門が見える そこには既に多くの兵が集まっている 、恐らく太守と将達だと思う。だがそこに朱儁の姿は無かった。おそらくはどこか別の場所にいるのだろう、そう思い城の中へと入る 、するとすぐに異変に気付いた。
何故か誰も居ないのである しかも気配が無い 人の影すらも感じられなかった。さらに奇妙な点として城内をうっすらではあるが結界のようなものが囲っていた。しかも相当強いものであろう、少なくとも今まで出会った中では最強レベルかもしれない。ただこの程度では脅威とは言えない 。何故ならこれ程の力であれば李典の毒で動きを封じられ 張遼の弓術で仕留められるからだ さっきから敵が現れないことに不安を覚えつつ歩いていると遂に敵の大将と思われる人物が姿を現した。
「我は周昌!我が軍は敗れし!!故に今この時を持ってお前達に投降することとする!!」
と言って来たため少し驚くも それを受け入れる。そういえばと周りを見てみれば敵兵が一切おらず代わりにこの男が1人だけ出てきたことに不信感を抱いたため俺は念のため質問してみる事にする"あなたがこの軍を率いてきたのですか?他に仲間はどこにいますか?"という問いに対して
「その通りだ、他にはもういない」と答えた 、なので俺は続けて質問をする 。
"降伏すれば許してくれるんですよね 、どうしてそう言い切れるのです""答えは簡単ですよ 貴方方は私達が戦うには強すぎるからです、私は無駄死はしない主義でして。だからこうして降参している訳ですよ" という事で周将軍はそのまま捕縛することにした。
その後は特に語ることもないほど順調に進み、降伏した武将達の殆どをそのまま解放することとなった もちろん周将軍の部隊にいた人達も同様に そのまま俺達は帝都に向かうことにした その途中、 徐州の賊と遭遇するがこれも難なく撃退することができた、まああの程度の奴らでは当然だ、と納得できるものだった。そうして洛陽についたがここでも何の問題も無く街に入り込むことに成功した。その後しばらく探索をしてから街の中にある酒場にいき情報収集をした。どうやら俺が来る前から曹操は袁紹や袁遺と対立しているらしくその為、劉備と結託しているという話であった 。それともう一つ 曹操軍が董卓を討ったということも分かった。これによって漢は大きく変わることが予想された、現に今の世の中には2つの勢力が存在するのだ。曹操派と反曹操派、つまり俺はこのまま行けば反曹軍の方に加わることとなる そこで一度宿に戻ることにした。
これからの動きを決める必要があると思ったから。まず第一に黄巾党残党狩りの役目を終えることが必要だと思う、それからどうするか決めれば良い、そう考えたのである。そこで俺が留守の間に起きた出来事を知る由もなかった。
俺がいない間にも色々なことが起きており各地で戦が起きた その中には大きな戦いも多くあった。また各地に潜伏する青州で暗躍する黄巾党の残党による反乱もあった。しかし俺らが向かうよりも先に解決されたみたいだった。そんな中でも一番印象に残ったものは徐州での争いである。これは元々劉備の治める地であったが劉協が帝位につく際に皇帝が殺されたことから起きたものだ。それを鎮圧したのが呂布、曹操 、王允といった三雄である。しかしこれに異を唱える勢力が一つ、それは呂布が徐州を攻め落した時から彼の傘下についていた李粛、高覧の二人だ。彼らはかつて共に戦ったことがあるにも関わらず呂布を見限り離反し、徐州で蜂起した。それに対し討伐命令が下され、呂布は自ら兵を率いて李一族の元へ出陣することになった。その時呂布は妻や配下と共に同行し李一族の拠点を潰していく 、その際に李蒙の裏切りにより李厳が重傷を負う、それにより怒った呂布がその場で切り捨てた。
その報を聞いた妻は呂布に対し怒りをあらわにする。それに対して呂布は
「大丈夫、あいつは必ず生きてるよ」
そう答える、李典はこの二人の会話を聞いていて何か違和感を感じながらもあえて何も聞かなかった。
そしていよいよ徐州を出ようとした時、張遼が呂布を呼び止める 。呂布は何だと思いながら張遼のいる場所へと向かった。すると呂布を見た張遼はあることを提案する 、それが後に呂布の命運を大きく変える事になろうとは知らずに。呂布はそれを受け入れた。呂布は張遼の提案した事を承諾したあと急いで長安に向かった 一方、曹操は劉備の元に身を寄せていたのだが、そこへ突如使者が訪れる、それは呂布からの宣戦布告を伝えるものであった 、そこで初めて呂布の動向を掴むことができた 。さらにそこに張遼から一通の手紙が届くその内容は驚くべきことであった、呂布の妻と張遼の娘と孫娘がそれぞれ人質となったというのである。そのため今は逆らうことは出来ず従うこととなった。こうして始まったのである 、世に言う大抗争の始まりと終わりの瞬間となる決戦の幕開けとなろうとしていた。
張遼の出した提案というのがなんなのかと言うと、それは 李蒙の身柄の引き渡し及び呂布の家族の保護の要求というものだった 、これを聞き入れてくれる可能性は無いに等しいと誰もが思うだろうがその予想とは裏腹にあっさり受け入れられることとなった 、理由はいくつかあるだろう。
ひとつ目に李粛の謀反に対して真っ先に立ち上がったからであろう そして二つ目として呂布の実力を認めたからだろう。この2つ目が最も大きな理由である。李克も実はこのことについてはかなり迷っていた。彼は昔李厳と戦ったことがあり、その強さを身に染みて理解しているからだ、だからこの話を持ち掛けられてすぐに了承することが困難になっていたのだ。ただそれでも李則が決断を下した。というのもここで断ることで李克の地位や立場が悪くなるからである。そうなってしまえば曹操と結託し呂布に味方することになるかもしれない。それにあの男は野心が強い、もしもそのようにされていればかなり危険なことになっていたはずだ。故にすぐに返答することが重要だと考えたのである。そんなことを張遼に伝えて張遼の元へと向かうと既に準備を終えて待っていた 。それからすぐに出発したが途中、張遼の部下とすれ違い 呂布の奥方と妹御達を連れてきてくれたことに対する礼を言うと、張遼は無言のまま去っていった その後俺達は無事張遼と合流することに成功した 張遼は俺達にこれから行うことを伝えた後、李兄弟がいるところへ向かうためその場を離れていった。その後俺達も同様に移動を開始する。そうして遂に辿り着いた。だがそこは凄惨たるものだった。
まず俺達が着いた時にはもうすでに戦闘は始まっていたようで、死体だらけの状態だった 。俺はそこで家族を保護している部隊を探し出して合流しようとした、そうしている間に徐晃と出会うことになる 、そこで俺は今起きている戦いの状況を聞くことになった 、曹操軍は既に呂布軍を蹴散らして呂布を討ち取ったようだ、しかし李広の策に見事にハマった曹操軍は窮地に陥ってしまったらしい 、李広が狙っている場所はここ、荊州の南にある益州であった。しかし俺らは李粛と黄巾党の残党に妨害されて思うように行動できなかった。しかしそれも全て解決された為、ようやく劉備が待つ荊州南部へと到着した。その道中に曹操軍の残存兵が待ち構えていた 数は多かったもののなんとか倒すことに成功しそのまま城を目指す 、城内へ入ると同時に劉備と呂布の妻と姉妹の三人がいたので合流して作戦を立てることにする 、そこで劉備が口を開く どうやらこれから先の戦いについてのようだ 劉備曰く曹操と結託すればいいのではないかということ 俺と呂布で呂布軍の兵をまとめて、その間に呂布軍が敵主力を叩く そしてそこを一気に攻め込むということ そう言って去って行った それからしばらく待機をしているとある人が話しかけてきた その人物とは董卓の妻だ 彼女からはこれからの未来が不安だということ、また自分の気持ちを話した、そうすると共に戦うことを決意した 俺もそれに応えるように自分もまた呂布と同じ考えだと答えた、呂布は嬉しそうにして彼女の名前を呼んだ 、それはとても愛しいものに呼ぶかのような感じだった すると彼女は少し照れながら 私の夫を助けてくれませんか?そう呂布へ問いかけた、それに対し勿論です!そう即答した そして 、私には夢があるんです。それはねいつか私が見た景色や人 を誰かに見せたい。
私はこの世界に生きる者として皆に見てもらいたかった。そう話す彼女を美しいと思ってしまった それと同時にどこか悲しい顔をしていた それを見て何故か泣きそうになる自分がいる なんでだろうと自分ではわからない ただ、ただこの人だけは守らないとと思ったのは確かだと思う この日初めて会ったはずの二人だったが何かしらの運命の糸で結ばれているのかお互いに惹かれていた そしていよいよ最終決戦が始まる のである 呂布は妻と孫達を引き連れ、呂布軍は張遼の先導で曹操軍に奇襲を仕掛ける、その結果張遼の読み通りうまく事が運んだ。
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