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第三章 二人と一匹ののほほん生活
第27話: リンダム駅へ向かう
しおりを挟む旅の当日、フィオとイマーシュ、そしてポポは早朝に目を覚ました。朝日が差し込む中、フィオはいつもより軽やかな足取りで家を出る準備を進める。ポポもキャリーケースの中でリラックスしている様子だ。
「イマーシュ、忘れ物ない?」
「大丈夫だ。昨日何度も確認したからな。」
彼らは家を出て、リンダム駅へと向かう。道中、フィオは旅の計画についてイマーシュと話し続けていた。
「ねえ、最初に行く街では何をする予定?」
「とりあえず観光と買い物だな。あと、美味しいものがあれば食べたい。」
「楽しみ!」
駅に到着すると、まずは電車のチケットを購入する。イマーシュが窓口に向かい、目的地までのチケットを頼んだ。
「三人分のチケットをお願いします。一人は小型動物です。」
駅員は丁寧に対応しながらチケットを発行し、手渡した。
「こちらがチケットです。良い旅を。」
「ありがとう。」
チケットを受け取ると、フィオは手に取って嬉しそうに眺めた。
「これでいよいよ旅が始まるんだね!」
次に彼らはホームへ向かい、列車を待つ間に駅弁を買うことにした。ホームの片隅にある売店には、地元特産の食材を使った弁当が並んでいる。
「どれがいい?」とフィオが目を輝かせて売店を見渡す。
「俺はこれにする。」イマーシュが手に取ったのは、リンダム特産の鶏肉を使った弁当だ。
「じゃあ、私はこれ!」フィオは野菜たっぷりの彩り弁当を選んだ。
ポポ用にも軽食を用意しておき、キャリーケースの中にそっと忍ばせる。ポポはそれに気づいたのか、ケースの中で嬉しそうに鼻を鳴らした。
やがて電車がホームに滑り込む音が聞こえ、二人と一匹の胸はさらに高鳴った。
「ついに出発だね。」フィオはイマーシュに微笑みかけた。
「そうだな。この旅が良いものになるといい。」
列車のドアが開き、彼らはそれぞれの荷物を持って車内へと足を踏み入れた。冒険と癒しの旅が、いよいよ幕を開ける。
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