もふもふと一緒に過ごすスローライフ

みなと劉

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 森の小川を後にして、青年ともふもふはゆっくりと帰路についた。

 もふもふは相変わらず楽しそうにあちこちを歩き回り、ときには地面の匂いを嗅ぎ、ときには草むらに顔を突っ込んでは小さな虫を驚かせていた。びしょ濡れの体はすでに乾きつつあったが、まだところどころ毛がしっとりとしている。

 「帰ったら、ちゃんと乾かさないとな。」

 青年はそう呟きながら、小さな丘を越えた。その向こうには、いつもの見慣れた景色——森を抜けた先にぽつんと建つ、青年の家が見えてきた。

 「ただいま。」

 扉を開けると、室内には朝のぬくもりがまだ残っていた。もふもふも慣れた足取りで家に入り、玄関でぺたんと座り込んでこちらを見上げてくる。そのまま「拭いてくれ」と言わんばかりにじっとしているのが、なんともおかしい。

 「はいはい、今拭くからな。」

 青年は棚から柔らかいタオルを取り出し、もふもふの体を丁寧に拭き始めた。ふかふかの毛はしっとりと水を含んでいて、手触りがいつもと少し違う。

 「今日はずいぶんとはしゃいでたな。楽しかったか?」

 もふもふは嬉しそうにしっぽを振る。どうやら、とても満足したらしい。

 「よし、これでよし。」

 最後に軽くブラッシングをして、もふもふの毛を元のふわふわの状態に戻す。もふもふは気持ちよさそうに目を細め、満足げに喉を鳴らした。

 「さて、俺も少し休むか。」

 青年は暖炉の前に腰を下ろし、もふもふもその隣にちょこんと座った。しばらく静かな時間が流れる。森の散歩で程よく疲れたのか、もふもふは青年の膝の上に頭を乗せ、そのまま小さく寝息を立て始めた。

 「まったく、甘えん坊だな。」

 青年は苦笑しながらも、そっともふもふの頭を撫でる。外では風がそよそよと吹き、木々が心地よく揺れていた。

 今日も穏やかで、心が満たされるようなスローライフだった。明日もまた、もふもふと一緒にのんびり過ごそう。そう思いながら、青年は目を閉じ、ゆっくりとまどろんでいった。

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