2 / 100
2話
しおりを挟む
すると今度は口を開き語り始めた
(私はかつて魔族でしたが人間の方たちの手によって殺されてしまいました。だから私も人間を殺す復讐者になったのです)
「なるほど、そういうことか」
(え?)
「それは悪かったなお前を殺してしまって。まあお詫びといってなんだが殺さずに見逃してやってもいいぞ。その代わりいくつかこちらのお願いを聞いて欲しいことがあるけどね。それともう一つだけ言わしてもらう。もし、人間がお前の大切な人を傷付けようとして来たのならば容赦する必要はないむしろその者達を殺してしまうくらいの勢いで向かってこい!」
(わかりました。そうさせてもらいます)
「ああ頼むよ、それより俺はもう行くからまた会うようなことがなければ良いんだけどな」
(はい。お元気で)
(んー特に何もなかったねまあいっか)
俺はいま城下町にいる とりあえずお腹が空いたので食堂に来ていたのだしかしここは高級店なのである意味危険である(笑 なぜならメニューは全部高そうだからである、。だが金に関しては余裕があるので気にせず入っていくことにする。
ちなみに服装は黒スーツなのだがなんの効果があるのか全く分からないけど何故か似合っているらしい。
「お客様こちらのお席になります」(ご注文が決まり次第お呼びくださいませ。)
(どれ頼んでみようかな~んー悩むけどとりあえずこのステーキで良いか)
しばらくして運ばれて来たのだがこれがまた美味しいのなんのって感動すら覚えた。こんなものが食べられるなら魔王になっても良いかもなんて思う程には そんな時ふとある事に気づいた。周りがザワついているのだ。
その原因はすぐに判明した。さっきのウェイトレスだ。
彼女はさっきまで他の仕事をしていたはずだ。なのに今はこっちを見てニヤッと笑うと厨房に戻って行ってしまったのだ 嫌な予感がすると思い急いで食べ終わりその場から離れるがもう遅い。彼女がやって来たのである。
(あなたなかなか見所ありますね。あなたになら特別サービスしてあげても良いですよ?例えばこの店のナンバーワンの女の子と1日デートできる権利を差し上げちゃいます)
どうも話がおかしいのである。そもそも彼女達は接客をする為に居るのではないのだろうか。というか何の用事があるんだ? よく見ると後ろにいる女性と男性店員もニコニコしながら立っている。
「あ、ありがとうございますでも結構です」
そう断ると少しムッとしながらも話を進めてきた
(どうしてなのか理由を教えてもらえませんかね)
俺はその問いかけに答えられなかった何故ならばその言葉は真実だったからだ 理由は簡単で単純に怖いのである目の前の女達が
(どうしてもというならば実力行使しかないですね!そこの男性さんお願いします。彼を取り押さえておいて)すると彼はすぐに動いた
かなり素早い動きだったが
「うりゃ!」
なんとか抑えることができた だがそれでも力はかなり強く簡単に抜け出せるほどではなかった そこで俺は切り札を使うことにした。魔王モードになることでステータスが大幅に上昇するからである 早速使うことにした 〈パキン〉という音が響いた そして次の瞬間男の力が弱まった気がしたのだ。
男を払い除けることに成功しそして女の方を向く
(魔王の力を見た感想はどうだい?これでもまだ俺とやりあうつもりか?)
すると急に慌ただしくなり始めた。それだけではなく何かを言い合っていた。その言葉の端々からは恐怖心を感じ取れた。
その騒ぎを聞き付けた店主がやってきたのだがそれと同時に女の方は他の客を全員追い出した。まるで俺を庇っているようにすら見えた
(お前ら一体何をしているんだ)と問い掛けているようだったが答えはなかった。
結局彼らはそのまま逃げてしまったのであった 。
(すまないなうちのもんが迷惑をかけてしまってどうだろう今日はこのまま帰りなさいそしてこのことは他言無用にしといてくれ)
「分かりました。ありがとうございます」
俺が店を出ようとした瞬間後ろから聞こえてきた そして最後に
(いつでも歓迎するからね)と言ってきた。
~魔王帰宅中☆~ やっと帰ってきた!疲れたがまあ色々と収穫もあったことだしよしとする か
「ただいま~」
(おかえりなさませ。ところで随分お楽しみだったみたいですがどこに行ってらしたんですか?)
「え?」
確かによく考えてみると店に入ってから出るまでかなりの時間があったような無かったような うん多分間に合ったよね!(汗
(ちょっと散歩行ってきました)
そういうと
(私も連れていってくださいよぉ~ずるいずるい!次絶対行きましょうね約束ですよっ!
「はいはい」
「んじゃまあそろそろ風呂入って寝るか」
俺は風呂に入ったあと布団に入り眠りにつくことにした
ー翌日ー
俺は朝早く目が覚めたから城の散策をすることにした そして城の地下にある牢獄を見つけた。
しかもそこに誰か捕まっているようだったので助けに行く事にしたのだ
「君たちはもう解放されるんだこれからはここで自由に使うといいさぁ今すぐこの鍵を使って出てくるがいい」
扉を開けるとその先には綺麗な銀髪の少女が居たのである。
俺は一目見て気に入ったので一緒に来るように命じたのである。
もちろん命令は拒否されてしまったのであるが 仕方ないので無理矢理ついて行くことにする。
ちなみに名前はラフィーネと言うらしい
(そういえばなんであんな所に居たんですか)気になったので言うことにした
「実は私は元王女様なのです。」
「へぇ、まあ別に驚きはないけど」
「そうなの!?」
そんな話をしつつ目的地に到着した そこは図書館だ。
そこには大量の本が並べられていた。
そしてその中にある一冊を手に取り読むことにした
(この世界の地理について調べようと思うから手伝ってくれ)そう言うと素直に着いて来てくれた。
「じゃあここの地形から見ていくか。」
(ではここから説明させていただきます。まず一番北に位置しているのが氷の国です。そこでは毎日が吹雪に見舞われていて、国民はほとんど外に出ることはありません。なので国全体が白で覆われています。次にその反対側南に位置するのが炎の国で、こちらも同じ理由でほとんど外に人が出てこないのです。)
「なるほどねー、ん?という事はここはどっちなんだ?やっぱりその雪に覆われてる方なのか?まあ今はそれは置いとこう。」
こうして数時間かけて様々な事を学んだのである。
しかし、夜になるとまた問題が発生したのである 何故か知らないけどあの二人が喧嘩を始めたのだ。
止めるのにも苦労したのだが どうにか二人とも納得してくれたようだ。
(私はかつて魔族でしたが人間の方たちの手によって殺されてしまいました。だから私も人間を殺す復讐者になったのです)
「なるほど、そういうことか」
(え?)
「それは悪かったなお前を殺してしまって。まあお詫びといってなんだが殺さずに見逃してやってもいいぞ。その代わりいくつかこちらのお願いを聞いて欲しいことがあるけどね。それともう一つだけ言わしてもらう。もし、人間がお前の大切な人を傷付けようとして来たのならば容赦する必要はないむしろその者達を殺してしまうくらいの勢いで向かってこい!」
(わかりました。そうさせてもらいます)
「ああ頼むよ、それより俺はもう行くからまた会うようなことがなければ良いんだけどな」
(はい。お元気で)
(んー特に何もなかったねまあいっか)
俺はいま城下町にいる とりあえずお腹が空いたので食堂に来ていたのだしかしここは高級店なのである意味危険である(笑 なぜならメニューは全部高そうだからである、。だが金に関しては余裕があるので気にせず入っていくことにする。
ちなみに服装は黒スーツなのだがなんの効果があるのか全く分からないけど何故か似合っているらしい。
「お客様こちらのお席になります」(ご注文が決まり次第お呼びくださいませ。)
(どれ頼んでみようかな~んー悩むけどとりあえずこのステーキで良いか)
しばらくして運ばれて来たのだがこれがまた美味しいのなんのって感動すら覚えた。こんなものが食べられるなら魔王になっても良いかもなんて思う程には そんな時ふとある事に気づいた。周りがザワついているのだ。
その原因はすぐに判明した。さっきのウェイトレスだ。
彼女はさっきまで他の仕事をしていたはずだ。なのに今はこっちを見てニヤッと笑うと厨房に戻って行ってしまったのだ 嫌な予感がすると思い急いで食べ終わりその場から離れるがもう遅い。彼女がやって来たのである。
(あなたなかなか見所ありますね。あなたになら特別サービスしてあげても良いですよ?例えばこの店のナンバーワンの女の子と1日デートできる権利を差し上げちゃいます)
どうも話がおかしいのである。そもそも彼女達は接客をする為に居るのではないのだろうか。というか何の用事があるんだ? よく見ると後ろにいる女性と男性店員もニコニコしながら立っている。
「あ、ありがとうございますでも結構です」
そう断ると少しムッとしながらも話を進めてきた
(どうしてなのか理由を教えてもらえませんかね)
俺はその問いかけに答えられなかった何故ならばその言葉は真実だったからだ 理由は簡単で単純に怖いのである目の前の女達が
(どうしてもというならば実力行使しかないですね!そこの男性さんお願いします。彼を取り押さえておいて)すると彼はすぐに動いた
かなり素早い動きだったが
「うりゃ!」
なんとか抑えることができた だがそれでも力はかなり強く簡単に抜け出せるほどではなかった そこで俺は切り札を使うことにした。魔王モードになることでステータスが大幅に上昇するからである 早速使うことにした 〈パキン〉という音が響いた そして次の瞬間男の力が弱まった気がしたのだ。
男を払い除けることに成功しそして女の方を向く
(魔王の力を見た感想はどうだい?これでもまだ俺とやりあうつもりか?)
すると急に慌ただしくなり始めた。それだけではなく何かを言い合っていた。その言葉の端々からは恐怖心を感じ取れた。
その騒ぎを聞き付けた店主がやってきたのだがそれと同時に女の方は他の客を全員追い出した。まるで俺を庇っているようにすら見えた
(お前ら一体何をしているんだ)と問い掛けているようだったが答えはなかった。
結局彼らはそのまま逃げてしまったのであった 。
(すまないなうちのもんが迷惑をかけてしまってどうだろう今日はこのまま帰りなさいそしてこのことは他言無用にしといてくれ)
「分かりました。ありがとうございます」
俺が店を出ようとした瞬間後ろから聞こえてきた そして最後に
(いつでも歓迎するからね)と言ってきた。
~魔王帰宅中☆~ やっと帰ってきた!疲れたがまあ色々と収穫もあったことだしよしとする か
「ただいま~」
(おかえりなさませ。ところで随分お楽しみだったみたいですがどこに行ってらしたんですか?)
「え?」
確かによく考えてみると店に入ってから出るまでかなりの時間があったような無かったような うん多分間に合ったよね!(汗
(ちょっと散歩行ってきました)
そういうと
(私も連れていってくださいよぉ~ずるいずるい!次絶対行きましょうね約束ですよっ!
「はいはい」
「んじゃまあそろそろ風呂入って寝るか」
俺は風呂に入ったあと布団に入り眠りにつくことにした
ー翌日ー
俺は朝早く目が覚めたから城の散策をすることにした そして城の地下にある牢獄を見つけた。
しかもそこに誰か捕まっているようだったので助けに行く事にしたのだ
「君たちはもう解放されるんだこれからはここで自由に使うといいさぁ今すぐこの鍵を使って出てくるがいい」
扉を開けるとその先には綺麗な銀髪の少女が居たのである。
俺は一目見て気に入ったので一緒に来るように命じたのである。
もちろん命令は拒否されてしまったのであるが 仕方ないので無理矢理ついて行くことにする。
ちなみに名前はラフィーネと言うらしい
(そういえばなんであんな所に居たんですか)気になったので言うことにした
「実は私は元王女様なのです。」
「へぇ、まあ別に驚きはないけど」
「そうなの!?」
そんな話をしつつ目的地に到着した そこは図書館だ。
そこには大量の本が並べられていた。
そしてその中にある一冊を手に取り読むことにした
(この世界の地理について調べようと思うから手伝ってくれ)そう言うと素直に着いて来てくれた。
「じゃあここの地形から見ていくか。」
(ではここから説明させていただきます。まず一番北に位置しているのが氷の国です。そこでは毎日が吹雪に見舞われていて、国民はほとんど外に出ることはありません。なので国全体が白で覆われています。次にその反対側南に位置するのが炎の国で、こちらも同じ理由でほとんど外に人が出てこないのです。)
「なるほどねー、ん?という事はここはどっちなんだ?やっぱりその雪に覆われてる方なのか?まあ今はそれは置いとこう。」
こうして数時間かけて様々な事を学んだのである。
しかし、夜になるとまた問題が発生したのである 何故か知らないけどあの二人が喧嘩を始めたのだ。
止めるのにも苦労したのだが どうにか二人とも納得してくれたようだ。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる