異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する

みなと劉

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270 午前のおやつはクッキー!焼き上がるまでゆっくりと

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チャリオットに
フライパン奥義を伝授しながら生地作りを開始する。
「さすがは女神さま。素晴らしい」
と彼から拍手を受ける。
「チャリオットも何回もやっていくうちに覚えられると思うよ」
「やはり回数をこなすということですか?」
「それもあるけど。こうしたらこうなるのかなとかあーするとこうなるよねとか考えながらするのもいいらしい」
考えるポーズを行うチャリオットに
(いつもこの姿勢を忘れないからきっと成功に導かれていくのかもしれなにな)
人生には
これが正解
あれは不正解というのは基本ないから
これがチャリオットだったとしてもそれは同じだ。

だからこそ
考え行動する。

そうしてるうちにも俺たちは行動はしてるので
あっという間に
フライパン奥義での生地作りが終わる。
テーブルに打ち粉をして
麺棒を使用して生地を伸ばす。
そして捏ねて伸ばしてを繰り返す
クッキー金型を使用して
クッキーの形を作っていく。

ある程度の形を、くり貫いたら
並べて
焼き始める。
そして
焼き上がるまでの間
ソファで寛ぐことにした。
メセタがやってきて
高速に尻尾を振るう。
そしてミルドレシアもやってきて
メセタをばっしーんと殴り倒す
(今日も上に上がっておりま~す)

「ぐえぇ!」
「ふふん」
そして頭から落ちる
尻尾が垂れる。
メセタは起き上がり
「ミルドレシア!!どうしていつもそうなのですか!?」
「ぱぱに遊んでもらいたいからで~す」
と言うが
遊んでもらいたいではなく
遊び相手にもうされている状態だった(笑)

「わたしは!ミルドレシアに遊ばれている感じしますけど!?」
「そうかな?」
と笑顔のミルドレシア。
まあ、親子のいつもの光景だ。
そしてミルドレシアは前世では俺の母さんだが
現在雄のハイランドウルフである。
「お母ちゃん」
と、ユミナがやってくる。
「なにか作っているの?」
「クッキーだよ焼き上がるまで待ってるんだよ」
と、ユミナの頭を撫でると
ユミナは
「きゃっきゃっ」
喜ぶ。

メセタとミルドレシアはユミナの光景に
にまにまする。
ライトもリッカと一緒にリビングにやってくる。
「ライトがね今日の午前のおやつ何?って」
「今日の午前のおやつはクッキーです。焼き上がるまで待ってるんだよ」
「やったー!ユミナちゃん一緒に待とうね」
「うん!ライトちゃん一緒に待とう!」
ふたりは兄妹ではないため
互いを名前で呼び遇う。
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