異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する

みなと劉

文字の大きさ
上 下
266 / 384

266 翌朝、朝食作りと商品受け渡しの準備をする

しおりを挟む
夜中
俺はアキトさんに抱きつくようにして眠る。
アキトさんは俺の頭を撫でながら
優しく抱いて眠る。

翌朝
俺が起きると
アキトさんはもう部屋には居なかった。
「あれ?アキトさん?」
俺は着替えをして
部屋から出ると
リビングダイニングから声がするので向かうと
ユウキさんとアキトさんがエプロンをつけていた。
俺は
「おはようございます」
ふたりに挨拶をする。

ふたりは賑やかに
「おはよう!天下」
「おはよう!特くん」
と挨拶をされる。
「早く起きてきていたんですね」
「おうよ!泊まった訳だし…朝食の準備だけでもしようかと思ってな」
「僕も天下たちに朝食を振る舞うつもりでね」
「え!?いいんですよおふたりさんはお客さんなんですから」

「そうはいかないよ」
「おう!…なら特くんも手伝ってよ」
「はい!ユウキさん」
俺がユウキさんの近くに行くと
ユウキさんが俺に小声で
「おまえ?アキトに手、だしたろ?」
と、言われ
どきりとしたが
「まあ、アキトは昔からいろんなやつに求愛されたりしてたからな。俺もそのうちの1人」
「え?ええ!?」
大声をあげてしまった。
「ユウキさん…どうせ…俺もアキトに求愛した1人とか言って天下を唆してるんでしょ?」
ユウキさんは苦笑いをして
「は、ははは!バレてら」
と、へらへらしてる。

会話をしながらでも手を休めない
三人
(ユウキさんって料理の手際よすぎ)
(当たり前だよ、彼はこう見えて大の料理好きなんだから)
簡単なモーニングだが
いつもよりも支度が早くて助かる。
今回の朝食は
ハムエッグ、トースト、サラダ、野菜スープとシンプルなモーニングである。
野菜スープには豆腐もいれて高品質の植物性タンパク質も摂れるように配慮した。

この野菜は畑からの収穫物の一部である。
この、野菜たちも今日
商品受け渡しの時に本日収穫物をコンテナに入れ
お父さんたちに渡す
クリプト商会から市場に流通するのである。
品質がいいとのことで大変売れ行きも好調である。
まだ契約期間はあるので
更新時期になったら
ゾニルフ会長(お父さん)から更新費用がまた手渡される。
前から
本当に俺の野菜たちでいいのかと思うこともあるが…。

『品質がいいということは育てている人の品位も良いということだよ。
野菜や果物は、その人の本質を見極めるからね』
と、言われたことを俺は思い出した。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~

名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー 不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました 今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います ーーーー 間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です 読んでいただけると嬉しいです 23話で一時終了となります

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~

さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。 全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。 ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。 これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?

山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。 2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。 異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。 唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

処理中です...