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230 火曜日の朝と収穫

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翌朝
火曜日の朝少し早めに俺は起きた。
エリクスはもう居なかったので
朝食の支度に取り掛かっているのだろうと思った。
メセタは俺に抱きついて寝ていた。
狼が抱きついて寝るというイメージが中々わかない。
そして
寝言言いながら寝てる光景はかなり微笑ましい感じである。
ミルドレシアもクッションで丸まって寝ていた。

そして少ししてメセタが起きる。
俺と顔を合わせると
「……!?……恥ずかしゅう」
と言いながら俺から離れてごろんごろんする。
メセタその仕草可愛すぎる
カメラあったら撮りたいくらい可愛すぎるお前。
と俺は思った。
この世界にはカメラという物もまだ存在しない感じである。
きっと俺がカメラが欲しいと願えば出てくると思うので
今度嫁の出産記念にでもカメラを出して撮影でもしようかな。

しかもその場で現像可能な
ポラロイド式とかチェキとかでもいいよな。
ちょっとだけおもちゃっぽいのがチェキとかだったよな。
あれもすぐに現像されるから大変使い勝手はいいんだよな。
俺は身体を起こして
大きなってきたお腹を撫でる。
メセタは太腿に乗ってくる。
そして俺のお腹を軽くすりすりする。

メセタもだんだんと自分がお腹の子の親だと認識し始めてきている。
尻尾はゆるゆると振るう高速狼は今日はゆるゆる狼である。
ミルドレシアも起きたのか
顔を舐め始めている。
「おはようままぁ」
という声がしたので俺も
「おはようミルドレシア」
と、返す。
メセタも
「おはようミルドレシア」
というとミルドレシアは
「おはようぱぱ!」
という。

朝はこの2人は別に仲違いをしない。
起きたばかりだからだろうか?
俺達はリビングダイニングに向かう。

リビングダイニングに行くと
チャリオットとエリクス、ユーミルが朝食の支度をしていた。
俺達がリビングダイニングに向かう時
リッカと子供達もいたので挨拶をして
全員でリビングダイニングの椅子に腰掛けて待つことにする。
ミルドレシアは席に着くと目を閉じて朝食ができるのを待つ。

基本いい子である。

朝食を食べ終え
片付けに俺は参加する。
ある程度お腹も大きいので無理はしないでねとだけ言われた。
リッカも手伝いたいが
俺よりもお腹が大きくなっているのでソファで休むことに。
片付け後に
収穫をエリクス、チャリオット、ユーミルが担当してくれた。
いつもありがとうと俺は思っている。

収穫が終わり
本日もエリクスが何かおやつを作ってくれているようである。
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