移転した俺は欲しい物が思えば手に入る能力でスローライフするという計画を立てる

218 日曜日、商品受け渡しと会長達に身体の秘密を教える

日曜日
朝食の後
後片付けをして
収穫、商品準備が終わった

ガドガドという魔導式蒸気機関の音がして
会長達がやってくる。
会長達は俺の身体の心配する。
「昨日リッカから聞いた……君は神だというのは知っているが……神は両方持ちだと……それで妊娠の可能性もあると」
「はい。俺……会長やお義父さんに怒られますよね……叩かれますよね」
すると
「なんで？」
と返ってくる
「え？」
俺は会長とお義父さんから抱きしめられた。
「跡取りくん子供産んで欲しい」
と会長が言う
まだ妊娠とは確定してないから！
お義父さんも
「婿助俺からもお願いだ子供出来ていたら産んで欲しい」
まだ確定してないっての！
一応は確認できる魔道具を持って聞いたみたいなので使ってみると
『妊娠しています』
と出ていた。

メセタが目を泳がせる。
会長とお義父さんがメセタの側で
「メセタくん」
とメセタの肩を掴み
「跡取りくんとの子供ありがとう」
「わふふ！？わおん（なんで褒められるのです！？怒られるかと思っていたのに）」
「メセタ！」
とクラウドお義父さんもメセタの肩を掴み
「ありがとう！メセタ！婿助にも子供を授けてくれて」
ポカーンとするメセタ。
怒られる覚悟だったらしい。

皆が俺とメセタの子供を嬉しがっている。
リッカももうすぐ出産だ
俺はリッカを抱きしめて
「俺、こんな身体だけど今後とも俺と生活してくれますか？」
「当たり前ですよ！麗人さんは麗人さんです！」
とリッカは涙を流し俺を抱きしめてくれる。

商品受け渡しの、あと
ドリンクを提供し皆で飲む。
その日の夜
俺はベッドに腰掛けて
服をまくってみると少しお腹に張りが出てきていた。
もしかしてもう妊娠１ヶ月近くたっていた？
そういや会長さんが
『まれに神の子は出産が2ヶ月になることがあるらしい』
と言ってたが俺の場合2ヶ月で出産するかも？

アリアさんには長期滞在してもらうことも出来るのかな。
3週間後アリアさんが来る。
メセタ、ミルドレシア、エリクス、チャリオット、ユーミル、子供達、リッカが部屋にやってくる。
そして、俺のお腹をみて
「嫁ちゃんのお腹結構張ってきてるじゃん」
「兄貴……妊娠って……兄貴は男だよね」
ちょっと特殊な身体なんだと言っておいた。

「私が出産したあとすぐ出産予定来ちゃいそうですね」
「まあそうかもしれない」