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191 シュメール織の布を買ってみることにする
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今回シュメールの街に来た理由は肉類の購入と前々から気になっていた
シュメール織の布製品を買ってみたいと思っていたのだ。
服では無い
布製品である。
着物で言う反物である。
簡単に言うと布地が欲しいだけである。
それを買っておいて家である物を願って出してみようと思っているのである。
俺自体はあまり使った経験は無いのだが
本とか見て覚えたいなぁって思っているのである。
まずは肉類を買いに市場に向かう。
エリクスとメセタは目移りする食べ物類に目を輝かす。
前にこの辺りに
マル牛の串焼きを扱っている店があったなと思い出し
行ってみる
ここだ。
「お?久しぶりだな!元気してた?」
マル牛の串焼きを購入した店舗で親父さんが言うので
「あ!あの時はありがとうございます……マル牛の串焼き美味しかったです」
「そうかいそうかい!今日、買っていくかい?」
「はい!3本ずつお願いします!」
「マル牛の串焼き9本で!」
「それなら銅貨30枚だよ」
と言われたので銅貨は持っていなかったので銀貨1枚を出す。
マル牛の串焼き9本とお釣の銅貨70枚を受け取る。
そして近くのベンチで腰掛けて
エリクス、メセタと一緒にマル牛の串焼きを食べる。
「美味しい」
と口を揃えて言う。
腹ごしらえが終わったので
前に看板で
『シュメール織のお店はこちらです』と書かれていた看板の場所へと向かう。
少し歩くとそこに着く。
(ここかあ)
中に入ると店員がやって来て
「はい!いらっしゃいませ!当店は、シュメール織を取り扱うお店となります。本日のご用命は如何致しましょうか」
「シュメール織の生地をですね(確かこの世界ではメートルはルメアだから)10ルメア程用意して貰えないでしょうか。
(裁縫道具は家に帰ったあとに出せばいい)」
「(じゅ、10ルメアも!?買ってくださるのかこの男!……シュメール織職人としてはこの上ない!感謝!)10ルメアですと金銭としてまして金貨3枚となりますが……。」
と言われたので俺はこの店員に金貨3枚を支払う。
「(こ、この男金貨3枚をすんなりと!?何者ですか!?)……はい。確かに……では、ご用意させていただきます」
しばらくすると
シュメール織の織物が入った袋を用意してくれた。
店員は物凄く笑顔で対応してくれた。
俺は感謝すると店の外へ出て
メセタ達に帰るよと伝える。
店の中では店員とその仲間たちが
俺のことを話していた。
「あの男凄すぎん!?シュメール織の生地を10ルメア!しかも金貨3枚をすんなりと出すなんて!」
「何処かの商家の息子さんでしょうか?」
「いやそれは無いよ……俺、この街と隣街の商家の人は知ってるし……それは有り得ない」
と俺のことを皆で噂していたのであるが
俺は知る由も無いのである。
知った所でである。
俺達は元きた道をもどり
家へと帰るのであった。
エリクスが家に来て1ヶ月と2週間が経つのである。
後1ヶ月と3週間で
エリクスは再度冒険者登録が可能となるのであるが
俺はエリクス本人が冒険者の登録をしたいのかは分からない。
近くなってきたら聞こうと思っている。
シュメール織の布製品を買ってみたいと思っていたのだ。
服では無い
布製品である。
着物で言う反物である。
簡単に言うと布地が欲しいだけである。
それを買っておいて家である物を願って出してみようと思っているのである。
俺自体はあまり使った経験は無いのだが
本とか見て覚えたいなぁって思っているのである。
まずは肉類を買いに市場に向かう。
エリクスとメセタは目移りする食べ物類に目を輝かす。
前にこの辺りに
マル牛の串焼きを扱っている店があったなと思い出し
行ってみる
ここだ。
「お?久しぶりだな!元気してた?」
マル牛の串焼きを購入した店舗で親父さんが言うので
「あ!あの時はありがとうございます……マル牛の串焼き美味しかったです」
「そうかいそうかい!今日、買っていくかい?」
「はい!3本ずつお願いします!」
「マル牛の串焼き9本で!」
「それなら銅貨30枚だよ」
と言われたので銅貨は持っていなかったので銀貨1枚を出す。
マル牛の串焼き9本とお釣の銅貨70枚を受け取る。
そして近くのベンチで腰掛けて
エリクス、メセタと一緒にマル牛の串焼きを食べる。
「美味しい」
と口を揃えて言う。
腹ごしらえが終わったので
前に看板で
『シュメール織のお店はこちらです』と書かれていた看板の場所へと向かう。
少し歩くとそこに着く。
(ここかあ)
中に入ると店員がやって来て
「はい!いらっしゃいませ!当店は、シュメール織を取り扱うお店となります。本日のご用命は如何致しましょうか」
「シュメール織の生地をですね(確かこの世界ではメートルはルメアだから)10ルメア程用意して貰えないでしょうか。
(裁縫道具は家に帰ったあとに出せばいい)」
「(じゅ、10ルメアも!?買ってくださるのかこの男!……シュメール織職人としてはこの上ない!感謝!)10ルメアですと金銭としてまして金貨3枚となりますが……。」
と言われたので俺はこの店員に金貨3枚を支払う。
「(こ、この男金貨3枚をすんなりと!?何者ですか!?)……はい。確かに……では、ご用意させていただきます」
しばらくすると
シュメール織の織物が入った袋を用意してくれた。
店員は物凄く笑顔で対応してくれた。
俺は感謝すると店の外へ出て
メセタ達に帰るよと伝える。
店の中では店員とその仲間たちが
俺のことを話していた。
「あの男凄すぎん!?シュメール織の生地を10ルメア!しかも金貨3枚をすんなりと出すなんて!」
「何処かの商家の息子さんでしょうか?」
「いやそれは無いよ……俺、この街と隣街の商家の人は知ってるし……それは有り得ない」
と俺のことを皆で噂していたのであるが
俺は知る由も無いのである。
知った所でである。
俺達は元きた道をもどり
家へと帰るのであった。
エリクスが家に来て1ヶ月と2週間が経つのである。
後1ヶ月と3週間で
エリクスは再度冒険者登録が可能となるのであるが
俺はエリクス本人が冒険者の登録をしたいのかは分からない。
近くなってきたら聞こうと思っている。
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