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75 そしてまた月曜日がやってくる

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昨日ゾニルフ・クリプトの経営するクリプト商会に商品の受け渡しを無事に終え
月曜日の朝がやってきた。

朝、朝食を食べ終えた俺は
エリクスと一緒に裏庭の畑で野菜類と果物類をコンテナに入れ
倉庫に仕舞う
今日使う分だけを家の中に入れる。
ゾニルフには次回空のコンテナと引き換えに商品の入っているコンテナを交換するというやり方を実施することにした。
そうしたら
コンテナを取り替えることで受け渡しが完了するからである。

次回は少し豆類も受け渡し時に試供品として渡すことにする。
実は前回から豆類に新しい種類を追加している。
あずき豆である。
これはまだ作り始めだが今後
この世界にはまだきっと
餡子という存在は無いと思っているので俺自身このあずき豆作成が今後この世界に新しい革命を齎すのではないかと思っている。

今日は畝を作成し
『この畝にはあずき豆』
というふうに願っておいたのだ。
そして
2時間ほど雨を願った。
ポツリポツリと雨が降り始める。

家に入り
今日は
小麦粉、少しの塩、砂糖、挽肉と玉ねぎ、調理器具として蒸し器を使って
『肉まん』を作成する。
試作品だが満更では無い出来である。

(上手くはできた……後は味だ……挽肉は粘りが強く出るまで捏ねた……塩もいい感じにしたし砂糖で味を調整も兼ねたし)
……。
「あむ…………!?」
ジューシーな肉汁がふわわーんとして
溢れ出る
そして小麦粉のほのかな甘みに挽肉と玉ねぎがあうあう!!
初めての『肉まん』これはやばいやつや!

俺が言うのもなんだが
『飯テロ』やん!
と、やっていると後ろから
「こらあ!」
とメセタが少しぷんすこしている。
(なんでぷんすこしてるし?)
でも、尻尾は高速で振るう高速狼。

「試作品を食べていただけだが」
「私も味見したいのです!!」
(さよか)
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