綱之と明訓の恋愛事情

みなと劉

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5話

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「さて、荷物整理しないとな」
僕がそう言うと綱之は何故か焦り始めた。
「な、なぁ……明訓」
「ん?どうしたの綱之」
「え?……あのさ……あっちで話さないか?」
指で場所を指定する。
(あっちってベッド…………え?まさか)
綱之はベッドに腰掛けてこっちを見る。
「……おいで、明訓」
綱之に呼ばれ、吸い寄せられるように近づいていく。
「あの……綱……んぅ」
そしてキスをする。
「はぁ……はぁ……綱之……んぅ」
そして唇を重ねる。
「ん……ちゅ……んぅ……ふぅ……はぁ……明訓……もっと……」
そしてお互いを求め合うように舌を絡ませる。
(ダメだ……頭が……へんになるよぅ……綱之ぃ)
(明訓……可愛い……好きだ……愛してる)
2人の想いが1つに重なる。
「綱之……んぅ……ふぅ……んぅ……あっ……そこぉ……気持ち……良い……はぁ……はぁ……もっ……と……してぇ……」
そして絶頂を迎える。
「はぁはぁはぁ……」
荒くなった呼吸を整える。
「綱之……その……ごめんね」
「大丈夫だ、気にするなって」
「でも、僕のせいだし」
「別にお前のせいじゃない。それに、嫌だったわけでもないだろ?」
「それは……まあ……」
「ならそれでいいじゃないか」
「うん……」
「ほら、もう寝るぞ」
「……そうだね」
僕は布団の中に潜り込む。
「ねぇ、綱之……」
「なんだ?」
「……手、握ってもいい?」
「いいぞ」
綱之の手を握る。
「……暖かいね」
「ああ、そうだな」
そのまま眠りについた。
翌日
目が覚めると隣には綱之がいた。
「おはよう、明訓」
「……うん、おはよう」
朝ごはんを食べている時に父さんが口を開いた。
「なあ、明訓」
「なに?父さん」
「今日も釣りに行くが」
「あ、僕は今日は友達と会う約束ある」
「あ、俺は特にないよ」
「なら綱之また行くか?」
「いいのか?」
「おう!ついてこい」
「じゃあ明訓今日も父さんと釣りに行ってくる」
「うん。」
そして2人は出かけて行った。
さてと今日は友達の龍之介くんと会う約束してるから準備しよう。
そろそろ支度してでるかな。
集合場所は駅。
「あ、いたいた。おーい」
「あ、明訓じゃん」
「ごめんね待たせちゃった?」
「いや、そんなことないよ」
「良かった」
「じゃあ行こうか」
電車に乗る。
「そういえばさ、最近なんか面白いゲームとかあったりする?」
「あー、そう言えば新しいの出たよ」
「へーどんなの?」
「えっとね、RPGなんだけどさ、オンラインで協力プレイ出来るんだ」
「面白そう!今度一緒にやろうよ」
「いいよ……まだ買ってないからそれもみようか」
「お?いいね」
そんな話をしているうちに目的地に着いた。
「ここが目的の場所の水族館」
中に入るとたくさんの魚たちが泳いでいた。
しばらくすると龍之介が言った。
「そうだ、明訓に見せたいものがあるんだけど」
「見せたいもの?」
「あ、こっちだよ」
案内されたのはイルカショーの会場。
「ここで何見せるの?」
そう言うと龍之介は僕に水をかけた。
「うわっぷ!ちょ……いきなり何を」
「え?だって濡れた方が涼しいでしょ?」
「確かにそうだけど……夏だし……ってそんなわけないでしょ!?」
「わーい明訓が怒った」
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