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もう後悔なんてしない ゆるいRあります
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獅子人は何もかも吹っ切れた。
一度きりの自分の人生、何が一番大切で必要かを思い知ったから手段を選ぶ気などなくなった。
あえて優とマリスが二人でいるところを狙って優の目の前でマリスを拐ってやる。
賭けかもしれないが、みんなで話し合うとかもうそんなヌルいことはやっていられない。
優が「マリスの言うことなら何でも従う」と宣言したのだから、こちらは真逆の強行手段に出て有無を言わさずマリスを絡め取ってやる。
獅子人が情報網を駆使して調べれば、二人で会う場所を見つけ出すのは決して難しいことではない。
二人が良く食事するという場所がすぐに特定できた。
獅子人は狙ってその場所に通い、そして何度目かで二人一緒のところに遭遇できたのだ。
マリスは優と穏やかに会話していた。
マリスと一緒にいる優の笑顔が眩しい。
今の自分には無い優のいかにも純粋な雰囲気。
マリスのとなりに当たり前の様にいる優が憎らしい。その場所はもう返してもらう。
マリスは今日も相変わらず美しい。
ずっと夢の中では会っていた。
もう後悔なんてしない。彼は俺の人生の中心なのだ。
優しい微笑みは俺だけに向けて欲しい。
マリスのところへゆっくりと近づいて行く。
まさか!?という顔で愕然してこちらを凝視する優。
獅子人はまるでマリス以外は何も見えていないかのように振る舞う。
「獅子人…」
突然目の前に現れた獅子人にマリスは戸惑いを隠せない。
獅子人は人目もはばからずマリスをいきなり正面から抱きしめた。
当然マリスは面食らって獅子人の腕から逃れようともがく。
驚いているのはマリスだけではない。
優も衝撃を受けて蒼白な顔。
先に声を上げたのはマリスだ。
「獅子人離すんだ」
ようやく獅子人はマリスから離れた。
「話し合いにきました」
(いきなり抱きしめたりして何を言い出すのか)と猛抗議したい優は二人の顔を交互に見た。
そんな優にマリスが言ったセリフは優の胸を突き刺した。
「優、今日はごめん、帰るよ。また連絡するから」
惨めだった。
嫌だと叫びたかった。
自分は全てマリスの希望通りにすると言ったのだ。
重荷にはならないとか、自由にしていいとか、そんなカッコつけたことをマリスに言った自分を殴りたかった。
結局優は何も言えず立ちすくんだまま二人の背中を見送った。
……
「いきなり現れてどういうつもりだ」
そう言いながらマリスは獅子人の目を見れない。
「俺の話を聞いて欲しい。きちんと話をしたいんです。先輩の部屋に行ってもいいですか?」
「何の話をすると?俺は話を聞くつもりはない。こうして二人で会っていることが、お前の婚約者や家族への裏切りになるとわからないのか?」
「先輩…マリス先輩…」
獅子人に久しぶりに「先輩」と呼ばれ動揺する。
恋人同士に一気に引き戻される。
「とにかく話を聞いてもらえるまで帰りません」
強い意志を持った獅子人が譲らない。
マリスは話し合うため自分のマンションに獅子人を連れ帰るしかなかった。
「俺は先輩のいない日常が耐えられなかった。愚かでした。俺が全て悪いんです。でも今は先輩を取り戻すために何をすべきかもちゃんと分かっています」
マリスの顔色が変わる。
「今は別れた事に後悔しかありません。苦しみしか無い毎日をひたすら過ごしました。そしてはっきりしていることはどんなに時間がかかろうと俺は先輩と一緒に歩む人生を諦めません。俺は先輩しか愛せない。とっくに分かっていたはずなのに。婚約は解消する話し合いを続けています。だからどうか俺にチャンスをください」
「獅子人、簡単に婚約解消なんて口にするな。お前だけの問題じゃない。相手がいることだ。今になってお互い後戻りは出来ない」
獅子人は首を振る。
そしてじりじりとマリスに近づく。
「獅子人!俺に今触れる事は許さない」
獅子人それでもマリスを抱きしめた。
「許さなくていいです。先輩に触れたくてたまらない。どうにかなりそうなんです」
「俺のことまだ愛してますよね」
獅子人の腕に力が籠る。
身体の芯が熱く痺れる。
「獅子人、俺達こんな事しちゃダメだ」
そう言ったマリスの顔が辛そうに歪む。
獅子人はマリスの滑らかな頬に手を当てた。
二人の瞳が重なった瞬間獅子人はマリスに口づけをした。
一気に身体中に熱い血が通った心地がした。
キスとはこんなにも身体全体が感じる気持ちの良いものなのだ。
自分はマリスの甘い唇でなければ他では何も感じない。
マリスは顔を逸らした。
理性を保って何とか押し返した。獅子人の高揚した気持ちは抑えが効かない。
マリスを再び抱きしめて首筋に顔を埋めた。
このままでは流されてしまう。
このまま獅子人と曖昧なまま関係を持つわけにはいかない。
マリスは咄嗟に言った。
「俺には今優がいる、だからこれ以上はだめだ」
獅子人の動きが止まった。
「俺を諦めさせたくて誰でもいいから付き合うんですか、そんなことは余計にみんな傷つくだけです」
「お前とではもっと傷つける人が多すぎる。お前の婚約者、婚約者の家族、お前の家族、そんな大勢を悲しませて俺達が幸せになれるとは思えない」
「俺が不幸なのに家族が幸せであるわけない。俺にとって先輩は現実です。先輩との年月は思い出にできません。今日いきなり俺が現れて戸惑うのも無理はありません。でも俺は本気です。どうか考えてもらえませんか。 俺を諦めさせる為に誰かと付き合うのだけはやめてください。そんなことしても後悔するだけです。俺達ならやり直せます」
「とにかく今日はもう帰れ、冷静になるんだ。」
「帰りません。ずっと会いたかった。やっと会えたんです。」
獅子人はもう一度マリスを抱きしめた。
「先輩少しの間このままでいさせてください。どうか今はこのままで」
獅子人は腕の中のマリスの懐かしい甘い香りに生き返る感覚がした。
マリスを抱いていると全てを自分のものにしたくなる。
一方的でもマリスが欲しい。
抱いて離さず眠りたい。
今まで満たされなかった日々がマリスとの抱擁でみるみる満たされていく。
身体はマリスを求めて火照ったままだ。
獅子人はマリスを抱きしめたまま離そうとしない。
溢れ出す恋しい気持ちと欲望、葛藤する獅子人の様子を見てマリスは首を左右に振りながら
「これ以上だめだ、獅子人」
と言い聞かせるように言った。
獅子人はマリスの全てが愛おしかった。
欲望は果てなく高まり我慢の限界だった。
「先輩、俺の腕の中に戻ってきて。今は煩わしい事何もかも忘れて」
マリスは自分の事を知り尽くす獅子人の強烈な色香と誘惑にとうとう屈してしまう。
マリスは抗うことを諦めてしまった。
獅子人の腕の中に囚われる。
抱きしめられ耳元で愛を囁かれ、耳朶に首筋に甘いキスをされ優しく肩や胸に触れられるとマリスは抵抗できない、舌を絡め取る様なキスを繰り返され官能的な欲望を呼び覚まされてしまった。
マリスの力が完全に抜けた。
獅子人の興奮も沸点を超える。
マリスに触れれば触れるほど貪欲に求めずにはいられない。
「先輩、あなたは本当に綺麗だ」
マリスの美しく透き通る滑らかな肌に自分の肌を重ねて夢中でキスをした。
夢にまで見た二人の時間に獅子人は幸福感に包まれていく。
マリスも快楽の波に身を委ねた。
マリスの美しい体全てを自分のものにして絶頂を迎えても一度では獅子人の昂りは治りそうにない。
マリスの切ない息遣い、堪らず漏れる声に征服欲も増していく。
「先輩、僕の腕の中からもう二度と逃がしません」
「俺を壊す気なのか?」
完全に獅子人に降参させられた。
ぐったりとしたマリスの背中を撫でながら額や頬、鼻先に優しくキスをした。
「ずっとこうして抱き合っていたい」
全てが元通りになると信じる獅子人、煩わしい問題を今は考えたくない。
今は最愛のマリスの艶かしい姿を見ていたい。
吐息を近くで感じ、獅子人を魅了する美しい身体を自分の中に閉じ込めておきたい。
それ以外何もしたくたいし考えたくもない。たとえ身勝手と言われようと構わない。
先輩は一生俺だけのものだ。
一度きりの自分の人生、何が一番大切で必要かを思い知ったから手段を選ぶ気などなくなった。
あえて優とマリスが二人でいるところを狙って優の目の前でマリスを拐ってやる。
賭けかもしれないが、みんなで話し合うとかもうそんなヌルいことはやっていられない。
優が「マリスの言うことなら何でも従う」と宣言したのだから、こちらは真逆の強行手段に出て有無を言わさずマリスを絡め取ってやる。
獅子人が情報網を駆使して調べれば、二人で会う場所を見つけ出すのは決して難しいことではない。
二人が良く食事するという場所がすぐに特定できた。
獅子人は狙ってその場所に通い、そして何度目かで二人一緒のところに遭遇できたのだ。
マリスは優と穏やかに会話していた。
マリスと一緒にいる優の笑顔が眩しい。
今の自分には無い優のいかにも純粋な雰囲気。
マリスのとなりに当たり前の様にいる優が憎らしい。その場所はもう返してもらう。
マリスは今日も相変わらず美しい。
ずっと夢の中では会っていた。
もう後悔なんてしない。彼は俺の人生の中心なのだ。
優しい微笑みは俺だけに向けて欲しい。
マリスのところへゆっくりと近づいて行く。
まさか!?という顔で愕然してこちらを凝視する優。
獅子人はまるでマリス以外は何も見えていないかのように振る舞う。
「獅子人…」
突然目の前に現れた獅子人にマリスは戸惑いを隠せない。
獅子人は人目もはばからずマリスをいきなり正面から抱きしめた。
当然マリスは面食らって獅子人の腕から逃れようともがく。
驚いているのはマリスだけではない。
優も衝撃を受けて蒼白な顔。
先に声を上げたのはマリスだ。
「獅子人離すんだ」
ようやく獅子人はマリスから離れた。
「話し合いにきました」
(いきなり抱きしめたりして何を言い出すのか)と猛抗議したい優は二人の顔を交互に見た。
そんな優にマリスが言ったセリフは優の胸を突き刺した。
「優、今日はごめん、帰るよ。また連絡するから」
惨めだった。
嫌だと叫びたかった。
自分は全てマリスの希望通りにすると言ったのだ。
重荷にはならないとか、自由にしていいとか、そんなカッコつけたことをマリスに言った自分を殴りたかった。
結局優は何も言えず立ちすくんだまま二人の背中を見送った。
……
「いきなり現れてどういうつもりだ」
そう言いながらマリスは獅子人の目を見れない。
「俺の話を聞いて欲しい。きちんと話をしたいんです。先輩の部屋に行ってもいいですか?」
「何の話をすると?俺は話を聞くつもりはない。こうして二人で会っていることが、お前の婚約者や家族への裏切りになるとわからないのか?」
「先輩…マリス先輩…」
獅子人に久しぶりに「先輩」と呼ばれ動揺する。
恋人同士に一気に引き戻される。
「とにかく話を聞いてもらえるまで帰りません」
強い意志を持った獅子人が譲らない。
マリスは話し合うため自分のマンションに獅子人を連れ帰るしかなかった。
「俺は先輩のいない日常が耐えられなかった。愚かでした。俺が全て悪いんです。でも今は先輩を取り戻すために何をすべきかもちゃんと分かっています」
マリスの顔色が変わる。
「今は別れた事に後悔しかありません。苦しみしか無い毎日をひたすら過ごしました。そしてはっきりしていることはどんなに時間がかかろうと俺は先輩と一緒に歩む人生を諦めません。俺は先輩しか愛せない。とっくに分かっていたはずなのに。婚約は解消する話し合いを続けています。だからどうか俺にチャンスをください」
「獅子人、簡単に婚約解消なんて口にするな。お前だけの問題じゃない。相手がいることだ。今になってお互い後戻りは出来ない」
獅子人は首を振る。
そしてじりじりとマリスに近づく。
「獅子人!俺に今触れる事は許さない」
獅子人それでもマリスを抱きしめた。
「許さなくていいです。先輩に触れたくてたまらない。どうにかなりそうなんです」
「俺のことまだ愛してますよね」
獅子人の腕に力が籠る。
身体の芯が熱く痺れる。
「獅子人、俺達こんな事しちゃダメだ」
そう言ったマリスの顔が辛そうに歪む。
獅子人はマリスの滑らかな頬に手を当てた。
二人の瞳が重なった瞬間獅子人はマリスに口づけをした。
一気に身体中に熱い血が通った心地がした。
キスとはこんなにも身体全体が感じる気持ちの良いものなのだ。
自分はマリスの甘い唇でなければ他では何も感じない。
マリスは顔を逸らした。
理性を保って何とか押し返した。獅子人の高揚した気持ちは抑えが効かない。
マリスを再び抱きしめて首筋に顔を埋めた。
このままでは流されてしまう。
このまま獅子人と曖昧なまま関係を持つわけにはいかない。
マリスは咄嗟に言った。
「俺には今優がいる、だからこれ以上はだめだ」
獅子人の動きが止まった。
「俺を諦めさせたくて誰でもいいから付き合うんですか、そんなことは余計にみんな傷つくだけです」
「お前とではもっと傷つける人が多すぎる。お前の婚約者、婚約者の家族、お前の家族、そんな大勢を悲しませて俺達が幸せになれるとは思えない」
「俺が不幸なのに家族が幸せであるわけない。俺にとって先輩は現実です。先輩との年月は思い出にできません。今日いきなり俺が現れて戸惑うのも無理はありません。でも俺は本気です。どうか考えてもらえませんか。 俺を諦めさせる為に誰かと付き合うのだけはやめてください。そんなことしても後悔するだけです。俺達ならやり直せます」
「とにかく今日はもう帰れ、冷静になるんだ。」
「帰りません。ずっと会いたかった。やっと会えたんです。」
獅子人はもう一度マリスを抱きしめた。
「先輩少しの間このままでいさせてください。どうか今はこのままで」
獅子人は腕の中のマリスの懐かしい甘い香りに生き返る感覚がした。
マリスを抱いていると全てを自分のものにしたくなる。
一方的でもマリスが欲しい。
抱いて離さず眠りたい。
今まで満たされなかった日々がマリスとの抱擁でみるみる満たされていく。
身体はマリスを求めて火照ったままだ。
獅子人はマリスを抱きしめたまま離そうとしない。
溢れ出す恋しい気持ちと欲望、葛藤する獅子人の様子を見てマリスは首を左右に振りながら
「これ以上だめだ、獅子人」
と言い聞かせるように言った。
獅子人はマリスの全てが愛おしかった。
欲望は果てなく高まり我慢の限界だった。
「先輩、俺の腕の中に戻ってきて。今は煩わしい事何もかも忘れて」
マリスは自分の事を知り尽くす獅子人の強烈な色香と誘惑にとうとう屈してしまう。
マリスは抗うことを諦めてしまった。
獅子人の腕の中に囚われる。
抱きしめられ耳元で愛を囁かれ、耳朶に首筋に甘いキスをされ優しく肩や胸に触れられるとマリスは抵抗できない、舌を絡め取る様なキスを繰り返され官能的な欲望を呼び覚まされてしまった。
マリスの力が完全に抜けた。
獅子人の興奮も沸点を超える。
マリスに触れれば触れるほど貪欲に求めずにはいられない。
「先輩、あなたは本当に綺麗だ」
マリスの美しく透き通る滑らかな肌に自分の肌を重ねて夢中でキスをした。
夢にまで見た二人の時間に獅子人は幸福感に包まれていく。
マリスも快楽の波に身を委ねた。
マリスの美しい体全てを自分のものにして絶頂を迎えても一度では獅子人の昂りは治りそうにない。
マリスの切ない息遣い、堪らず漏れる声に征服欲も増していく。
「先輩、僕の腕の中からもう二度と逃がしません」
「俺を壊す気なのか?」
完全に獅子人に降参させられた。
ぐったりとしたマリスの背中を撫でながら額や頬、鼻先に優しくキスをした。
「ずっとこうして抱き合っていたい」
全てが元通りになると信じる獅子人、煩わしい問題を今は考えたくない。
今は最愛のマリスの艶かしい姿を見ていたい。
吐息を近くで感じ、獅子人を魅了する美しい身体を自分の中に閉じ込めておきたい。
それ以外何もしたくたいし考えたくもない。たとえ身勝手と言われようと構わない。
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