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我が道を行く
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…獅子人・マリスcp side…
獅子人とマリスの付き合いは、決して平坦なものではない。
獅子人は大学の先輩であるマリスに恋をして以来夢中で追いかけてきた。
当初、獅子人の恋心はマリスを戸惑わせたし、マリスにしても男同士ということに悩まないわけがない。
思いを伝え続け、マリスが受け入れてくれた時は獅子人は世界征服でもしたみたいに壮大な感動をしたあと、嬉しさのあまり倒れ込んだ。
マリスとキスした日は、舞い上がって自分の部屋の床に転がって、ゴロゴロのたうち回った。
あの頃はマリスが恋人だということが、ただただ嬉しかった。
大学時代に出会って彼の横顔は芸術的に綺麗だと思った。
なのに男気があって努力に裏打ちされた秀才、そこに惚れ込んだ。
二十歳にもならないのに、獅子人はすでにこれが最初で最後の恋だと確信してた。
同性の恋人は、初めてのことだらけで、色々踏み込むことに時間がかかる。
元々は(多分)お互い異性愛者だったから、キス以上の深い関係に進みたくても、どちらがどっちの役割をするのか?とか、お互い言い出せずにめちゃくちゃに悩んだ。
それに端を発して気まずくなったりもした。
そして何よりもマリスの方がまわりの目を気にしていた。
それでも純粋な好きな気持ちだけで付き合えた学生時代はまだ良かったけれど、社会人になると学生時代とは違う環境下で人間関係が障害物の様に壁となって大きく立ちはだかった。
今もそれは変わっていない。
取引先で同性愛を毛嫌いする人にもろにぶつかることもある。
そして何より頭が痛いのは獅子人の父親はマリスとの交際に賛成していない。
このことは獅子人よりもマリスを悩ませている。
実は別れそうになる危機もしょっちゅうだ。
その別れの危機の理由は、浮気などの色恋関連だったことは一度もない。
獅子人は、マリスが好きすぎて悩む事はあっても、マリス以外の他の誰かに目が向くことなんて、太陽が地球に落ちることくらいあり得なくて、お互いの環境の違いとか将来への不安とか相手を想い、好きだからこその悩みがほとんどで、結局はお互い向き合ってたくさん話し合ってその都度解決させながら絆を深めて交際を続けてきた。
獅子人も結婚適齢期になり、静観していた父親がマリスとの交際を強く反対するようになった。
そして嫌になるほどのお見合い話が舞い込んでくる。
断っても断ってもキリが無く獅子人は辟易している。
マリスが獅子人の状況を察して距離を置こうとするものだから余計に頭が痛い。
そんな時にマリスに惹かれて獅子人の会社に入社してきた新入社員「池上優」の存在は面倒極まりない。
今までもマリスに憧れる奴はたくさんいたけれど、そういう輩は簡単に蹴散らしてきた。
今回ばかりは群を抜いた厄介なやつで、しつこくて諦めが悪いところが何より自分に似ているのだ。
何より容姿がやたらいいということも気に入らない。
しかも優の実家はかなりの資産家で父親が経営者という環境までが獅子人に似ている。
そんな年下のライバルを呼び出し、何をしても無駄な事だと説き伏せた。
マリスは誰にも渡さないし永遠に獅子人の恋人だとわからせたつもりだ…
…副社長室にて…
池上優に話をつけるため、勤務時間外に副社長室に呼びつけた。
今日、この場にマリスさんが来てくれる事はもちろん優には伝えていない。
獅子人は、落ち着かず時計ばかり見てしまう。
こんなことは久しぶりで年甲斐もなく落ち着かない。
それを秘書のシンには知られたくなくてなんともない素振りを見せてもお見通しの様だ。
「そろそろ来ると思います」
シンからそう声がかかったので、獅子人は一人ミーティングルームで優を待った……
…優side…
優は副社長に呼び出しを受け、本社に赴いていた。
副社長に何を言われるかなんて最初から分かっていた。
ただまさかこの場にマリスさんが現れるとは夢にも思っていなかった。
優はマリスがミーティングルームに入ってきた途端、全身に鳥肌が立った。
マリスさんと向かい合っていることに現実味がない。
なのに心臓は壊れてしまいそうだ。
「苦情があるなら俺が直接言うべきだって言ったんだろ?」
いつも温かみのあるマリスの声は今日は少し違っていた。
淡々としているのだ。
そうして目の前の美しい人に優は、はっきりと拒まれた。
「ごめんな、俺、男は獅子人しか受け付けられない」
マリスは少し悲しそうな顔をしてぎこちなく微笑んで首を振った。
優だって簡単でないことくらい分かってる。
分かってはいたけれど大きなショックを受けた。それでも気力を振り絞って言った。
「僕はいつまでも待てます。今後マリスさんに迷惑は絶対にかけません。いつの日かまた僕の存在を思いだしてもらえるよう頑張るだけです」
シンがミーティングルームに入ってきて話を終わらせてくれた。
「優さん、約束は必ず守ってください。マリスさん本人から拒絶されたら身を引く約束でしたよね」
近くにいるとマリスの香りには覚えがあった。
最初に会った時、感じた優しく甘い香り、懐かしくて切なくて泣きそうになる。奥歯を噛み締めて耐えた。
優が出て行く…
…
僕がいなくなって二人は今日の事をどんな風に話しているのだろうか?
でも最後はマリスの思いを聞いて見事に打ちのめされてしまった。
「今後は会いたくないのが俺の本音だ」
その言葉が今も繰り返し優の頭の中を巡っている。
優はもどかしくてやるせなくてどうしようもない気持ちをどこにもぶつける事ができずに日々を淡々と過ごすしか無かった。
「優、最近本社に来ないね?どうしてるの?二人でごはん食べに行こうよ」
サチからのLINE。
優はサチからの誘いを受け入れた。
断る理由なんてないのだから。
自分がマリスさんを好きになる以前誰かと付き合うのは気楽な事だった。
告白されて特に嫌いではないとか、今後役に立ちそうとか…
そして付き合ってセックスして別れる。
自分はそうした付き合い方をしていた。
今は遊びでセックスしたくないと思う。
だから当分人肌には触れてない。
サチと夕食デートをした後、さりげなくホテルに誘われた。
女性であるサチからのホテルへの誘いを断るのは男としてどうなんだ。
「シャワー浴びておいでよ」
「そんなに焦らないで」と言ってウインクされた。
確かに受付嬢のサチは美人でスタイルもいいけどそそられない。
ここまできて今更だが友人以上になれる気がしない。
気持ちを立て直して「一緒に浴びる?」そう言って彼女に近づいて胸のボタンに手をかけた。
その時ドクッと大きく波打つ様な感覚がして胸が痛くなった。
そしてその瞬間マリスの姿がくっきり頭の中に見えた。
我にかえるとガタガタと音を立てて後ろの壁にぶつかりそのまま座り込んだ。
完全に萎えた。
酷い立ち眩みがして頭が痛むと訴え、水を一気に飲み干して何度も大きく深呼吸した。
「ごめん激しい目眩がするんだ、、、サチのせいじゃないけど
こんな状況で気分が悪くなる僕のような男とは付き合わない方がいいよ」
フラフラと立ち上がり
「サチのタクシーも呼ぼうか?それともこのまま泊まっていく?」と聞いてみた。
「私は朝までここで過ごすわ」サチの表情は読めなかった。
ホテルの部屋を優は1人で後にした。
心臓が速いスピードで打ちつけるように動いている。
自分の一番の欲望を思い知った。
マリスの一糸纏わぬ白く美しい肌を晒した姿。
肩の曲線、白い胸の筋肉。そして細い腰。
見たこともないのに、ただの想像なのに。
今後は自分一人で慰めるしかないのだろう。
たとえ誰かを抱いても激しく落胆するのは目に見えているから一人でする方がいい。
本当はマリスを抱き締めてみたい。
彼が欲しい。
マリスさんは今頃獅子人副社長と過ごしているのだろうか。
猛烈に嫌な気分に陥った。
優は何事もなかったように過ごす日常が辛くなった。
あんなに仲の良かったサチとはホテルでの一件から気まずくなって友人として付き合うのも無理があって連絡も取らず自然消滅の道を辿りそうだ。
それを除けば以前と何も変わらない日々。
優しいケン先輩も、気のいい同僚のマリオやジュンも、マリスさんに告白する前と何も変わらない。
マリスの近くに行きたい、それだけでトヨカに入社したが、やはり現状を変えたくなった。
優はトヨカを辞めた。
マリスさんを振り向かせるためには今より力が必要だし、もっと魅力的な人間にならなきゃ駄目だ。
きっと次は手段を選ばないかもしれない。
どんな手を使ってでも獅子人副社長を必ず退けてみせる。
そうして優は父親の会社に入社してがむしゃらに仕事に励んだ。
マリスさん、僕はあなたを決して諦めたりしない。
僕はふさわしい人間になってあなたの前に立ちます。
きっと戻ってくるから…。
獅子人とマリスの付き合いは、決して平坦なものではない。
獅子人は大学の先輩であるマリスに恋をして以来夢中で追いかけてきた。
当初、獅子人の恋心はマリスを戸惑わせたし、マリスにしても男同士ということに悩まないわけがない。
思いを伝え続け、マリスが受け入れてくれた時は獅子人は世界征服でもしたみたいに壮大な感動をしたあと、嬉しさのあまり倒れ込んだ。
マリスとキスした日は、舞い上がって自分の部屋の床に転がって、ゴロゴロのたうち回った。
あの頃はマリスが恋人だということが、ただただ嬉しかった。
大学時代に出会って彼の横顔は芸術的に綺麗だと思った。
なのに男気があって努力に裏打ちされた秀才、そこに惚れ込んだ。
二十歳にもならないのに、獅子人はすでにこれが最初で最後の恋だと確信してた。
同性の恋人は、初めてのことだらけで、色々踏み込むことに時間がかかる。
元々は(多分)お互い異性愛者だったから、キス以上の深い関係に進みたくても、どちらがどっちの役割をするのか?とか、お互い言い出せずにめちゃくちゃに悩んだ。
それに端を発して気まずくなったりもした。
そして何よりもマリスの方がまわりの目を気にしていた。
それでも純粋な好きな気持ちだけで付き合えた学生時代はまだ良かったけれど、社会人になると学生時代とは違う環境下で人間関係が障害物の様に壁となって大きく立ちはだかった。
今もそれは変わっていない。
取引先で同性愛を毛嫌いする人にもろにぶつかることもある。
そして何より頭が痛いのは獅子人の父親はマリスとの交際に賛成していない。
このことは獅子人よりもマリスを悩ませている。
実は別れそうになる危機もしょっちゅうだ。
その別れの危機の理由は、浮気などの色恋関連だったことは一度もない。
獅子人は、マリスが好きすぎて悩む事はあっても、マリス以外の他の誰かに目が向くことなんて、太陽が地球に落ちることくらいあり得なくて、お互いの環境の違いとか将来への不安とか相手を想い、好きだからこその悩みがほとんどで、結局はお互い向き合ってたくさん話し合ってその都度解決させながら絆を深めて交際を続けてきた。
獅子人も結婚適齢期になり、静観していた父親がマリスとの交際を強く反対するようになった。
そして嫌になるほどのお見合い話が舞い込んでくる。
断っても断ってもキリが無く獅子人は辟易している。
マリスが獅子人の状況を察して距離を置こうとするものだから余計に頭が痛い。
そんな時にマリスに惹かれて獅子人の会社に入社してきた新入社員「池上優」の存在は面倒極まりない。
今までもマリスに憧れる奴はたくさんいたけれど、そういう輩は簡単に蹴散らしてきた。
今回ばかりは群を抜いた厄介なやつで、しつこくて諦めが悪いところが何より自分に似ているのだ。
何より容姿がやたらいいということも気に入らない。
しかも優の実家はかなりの資産家で父親が経営者という環境までが獅子人に似ている。
そんな年下のライバルを呼び出し、何をしても無駄な事だと説き伏せた。
マリスは誰にも渡さないし永遠に獅子人の恋人だとわからせたつもりだ…
…副社長室にて…
池上優に話をつけるため、勤務時間外に副社長室に呼びつけた。
今日、この場にマリスさんが来てくれる事はもちろん優には伝えていない。
獅子人は、落ち着かず時計ばかり見てしまう。
こんなことは久しぶりで年甲斐もなく落ち着かない。
それを秘書のシンには知られたくなくてなんともない素振りを見せてもお見通しの様だ。
「そろそろ来ると思います」
シンからそう声がかかったので、獅子人は一人ミーティングルームで優を待った……
…優side…
優は副社長に呼び出しを受け、本社に赴いていた。
副社長に何を言われるかなんて最初から分かっていた。
ただまさかこの場にマリスさんが現れるとは夢にも思っていなかった。
優はマリスがミーティングルームに入ってきた途端、全身に鳥肌が立った。
マリスさんと向かい合っていることに現実味がない。
なのに心臓は壊れてしまいそうだ。
「苦情があるなら俺が直接言うべきだって言ったんだろ?」
いつも温かみのあるマリスの声は今日は少し違っていた。
淡々としているのだ。
そうして目の前の美しい人に優は、はっきりと拒まれた。
「ごめんな、俺、男は獅子人しか受け付けられない」
マリスは少し悲しそうな顔をしてぎこちなく微笑んで首を振った。
優だって簡単でないことくらい分かってる。
分かってはいたけれど大きなショックを受けた。それでも気力を振り絞って言った。
「僕はいつまでも待てます。今後マリスさんに迷惑は絶対にかけません。いつの日かまた僕の存在を思いだしてもらえるよう頑張るだけです」
シンがミーティングルームに入ってきて話を終わらせてくれた。
「優さん、約束は必ず守ってください。マリスさん本人から拒絶されたら身を引く約束でしたよね」
近くにいるとマリスの香りには覚えがあった。
最初に会った時、感じた優しく甘い香り、懐かしくて切なくて泣きそうになる。奥歯を噛み締めて耐えた。
優が出て行く…
…
僕がいなくなって二人は今日の事をどんな風に話しているのだろうか?
でも最後はマリスの思いを聞いて見事に打ちのめされてしまった。
「今後は会いたくないのが俺の本音だ」
その言葉が今も繰り返し優の頭の中を巡っている。
優はもどかしくてやるせなくてどうしようもない気持ちをどこにもぶつける事ができずに日々を淡々と過ごすしか無かった。
「優、最近本社に来ないね?どうしてるの?二人でごはん食べに行こうよ」
サチからのLINE。
優はサチからの誘いを受け入れた。
断る理由なんてないのだから。
自分がマリスさんを好きになる以前誰かと付き合うのは気楽な事だった。
告白されて特に嫌いではないとか、今後役に立ちそうとか…
そして付き合ってセックスして別れる。
自分はそうした付き合い方をしていた。
今は遊びでセックスしたくないと思う。
だから当分人肌には触れてない。
サチと夕食デートをした後、さりげなくホテルに誘われた。
女性であるサチからのホテルへの誘いを断るのは男としてどうなんだ。
「シャワー浴びておいでよ」
「そんなに焦らないで」と言ってウインクされた。
確かに受付嬢のサチは美人でスタイルもいいけどそそられない。
ここまできて今更だが友人以上になれる気がしない。
気持ちを立て直して「一緒に浴びる?」そう言って彼女に近づいて胸のボタンに手をかけた。
その時ドクッと大きく波打つ様な感覚がして胸が痛くなった。
そしてその瞬間マリスの姿がくっきり頭の中に見えた。
我にかえるとガタガタと音を立てて後ろの壁にぶつかりそのまま座り込んだ。
完全に萎えた。
酷い立ち眩みがして頭が痛むと訴え、水を一気に飲み干して何度も大きく深呼吸した。
「ごめん激しい目眩がするんだ、、、サチのせいじゃないけど
こんな状況で気分が悪くなる僕のような男とは付き合わない方がいいよ」
フラフラと立ち上がり
「サチのタクシーも呼ぼうか?それともこのまま泊まっていく?」と聞いてみた。
「私は朝までここで過ごすわ」サチの表情は読めなかった。
ホテルの部屋を優は1人で後にした。
心臓が速いスピードで打ちつけるように動いている。
自分の一番の欲望を思い知った。
マリスの一糸纏わぬ白く美しい肌を晒した姿。
肩の曲線、白い胸の筋肉。そして細い腰。
見たこともないのに、ただの想像なのに。
今後は自分一人で慰めるしかないのだろう。
たとえ誰かを抱いても激しく落胆するのは目に見えているから一人でする方がいい。
本当はマリスを抱き締めてみたい。
彼が欲しい。
マリスさんは今頃獅子人副社長と過ごしているのだろうか。
猛烈に嫌な気分に陥った。
優は何事もなかったように過ごす日常が辛くなった。
あんなに仲の良かったサチとはホテルでの一件から気まずくなって友人として付き合うのも無理があって連絡も取らず自然消滅の道を辿りそうだ。
それを除けば以前と何も変わらない日々。
優しいケン先輩も、気のいい同僚のマリオやジュンも、マリスさんに告白する前と何も変わらない。
マリスの近くに行きたい、それだけでトヨカに入社したが、やはり現状を変えたくなった。
優はトヨカを辞めた。
マリスさんを振り向かせるためには今より力が必要だし、もっと魅力的な人間にならなきゃ駄目だ。
きっと次は手段を選ばないかもしれない。
どんな手を使ってでも獅子人副社長を必ず退けてみせる。
そうして優は父親の会社に入社してがむしゃらに仕事に励んだ。
マリスさん、僕はあなたを決して諦めたりしない。
僕はふさわしい人間になってあなたの前に立ちます。
きっと戻ってくるから…。
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