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…優の同期(マリオ、ジュン)side…
製造部の名物社員である「一色姉さん」から聞いた話は、
会社で一番綺麗な人は女じゃなく男だ!なんていう話だった。
マリオとジュンはその件で二人で盛り上がって話していた。
気になる理由は他にもあって同期の優がやけにその話に納得していて、まるでその人物を知っているかのようだった。
「女より綺麗な男ねぇ…何かキモいよな、オネエっぽいのかな?何よりさ、優がこの話題にめちゃくちゃ食いついてたから俺は驚いたよ、しかもその人ってジュンの大学の先輩かもしれないってことだろ?」
「マリオのほうこそ、この話にやけに食いついてるんじゃないのか?」
「まぁ、確かに、、でもジュンはその先輩に会ったこともないし名前さえ知らないんだから大学のOBかもなんて安易に言わない方がいいと思うぞ」
「確証はないけど僕の聞いた噂があまりにも合致してたからつい。。」
「そもそも製造部にそんな綺麗な人がいたって事自体が嘘くさいよ」
「「だな!!」」
マリオはジュンの肩をコツンと叩き笑って言った。
……
新しく学ぶ事が多く、仕事に没頭しジュン達は忙しい毎日を送っている。
同じく優も新入社員らしく必死で与えられた仕事をこなしていた。
新入社員歓迎のバスケ大会の日が近づいてきたある日、
製造部はここ2、3日忙しくフル稼働している。
その日は、夕方になってマリオとジュンはやっと一息ついた。
優はまだ持ち場を離れられそうにないので、ケンとマリオとジュンは3人で小休憩のため社内にあるカフェにやってきた。
「もう終業時間が近いのに今から休憩するってことはこの後残業しろって事ですよね」
マリオは不服そうだ。
ケンは苦笑いしながら「まぁそう言うなよ」と言って視線を窓の方に向けた。
「おっと!二人にご褒美だぞ!ここで貴重な人に会えた!この間一色が言ってた話題の張本人だっ」
マリオとジュンはキョトンとして顔を見合わせた。
ケンが大きな声で窓際に佇む誰かを呼びなから手招きする。
「おーい!マリス室長!お疲れ~!こっち、こっち」
その人がケンの呼ぶ声に気がついて顔を向けた。
「ケン先輩、ご無沙汰してます」
そう言いながらこちらに向かって歩いて来た。
マリオとジュンは思わず直立不動で固まった。
洗練されたチャコールグレーのスーツ、デキル男のオーラを纏っている、凛々しいのに可憐と言うか!?見た事もない綺麗な男がそこにいた。
製造部は作業着を着ているので、こんな品のある雰囲気の人に普段お目にかかれない。
近づくと白い肌に美しく整った顔立ちに二人は釘付けになった。
「マリス室長も今休憩か?」
「ええ外出先から帰社したところでちょっと休憩を」そう言って微笑むとクールな雰囲気が優しい雰囲気にガラリと変わり何とも魅力的だった。
「ああ、マリス室長に紹介するよ、製造部の新入社員で俺が新人教育を担当してる三人のうちの二人でな、
そうだ!確かこっちのジュンはお前の大学の後輩だぞ」
急に言われたジュンは大慌てで挨拶する。
「はじめまして、製造部の新入社員のジュンと申します。」深々と頭を下げる。
「大学の後輩なの?海外事業部のマリスです。こちらこそよろしく」
「海外戦略の室長だから超エリートだぞ!」とケンが補足して言う。
マリスはそんな紹介の仕方はやめてくださいと言って苦笑いしている。
室長という偉い立場なのになんとも柔らかい。
いつも物怖じしないマリオでさえマリスに一言も発することが出来ない。
「せっかくだから一緒に休憩しないか?」
「ケン先輩すいません、またの機会に!もう戻らないと。」
「マリス室長、また製造部にも顔出せよ。みんな喜ぶから!」
「ありがとうございます」
そう言ってケンにお辞儀してからマリスは去って行った。
マリオはハッとして
「そう言えば俺、自己紹介してませんよ!ケン先輩も俺の紹介忘れたでしょう~酷いですよ」
「そうか?すっかり忘れてたな~それにしてもあいつ相変わらず綺麗だっだなあ。お前らも納得したか?我が社一番の美貌の持ち主」
ジュンとマリオは揃って「納得しました」と言った。
マリオは特に驚いていた。「あの一色さんの話、冗談じゃなくて真実だった…」
「オネエだとか気持ち悪いとか言ってたのはどこのどいつだよ!」ジュンが口を尖らせる。
「すまん、撤回する」と言い頭を掻くマリオ。
「ところでジュンの言ってた大学の先輩で間違いないのか?」
「あっそれ聞くの忘れた!でももしそうなら僕達より一回り以上も年上のはずだから見た目が若すぎるし、バスケ部の部長って雰囲気じゃなかったよね」
「結局わかんないのか?」
ケンが含み笑いしながら二人の間に割って入り、
「マリスは33くらいのはずだぞ」
マリオもジュンも驚き過ぎて言葉を失った。
「「年齢不詳感がハンパないな」」
……
週末、新入社員歓迎のレクレーションバスケ大会は華々しく開催された。
多くの社内の人間が応援にもかけつけて、盛り上がりをみせる。
一色姉さん率いるチームに入る優、マリオ、ジュンは辛うじて1回戦は勝利したものの2回戦で負け、あとは他チームの応援のみだ。
すでに三人は着替えて観客席に移っていた。
マリオが思い出したように優に言った。
「優!そう言えばさ、俺達会ったんだぞ!」
「ん?」
優はマリオが何を言っているのか理解出来ていない様だ。
「だから、社内一の美人にだよ!一色さんが言ってたろ!女より綺麗な男の話だよ」
「なんだって!!??」
優は思わず大声を出してその場に立ち上がった。
「おいおいどうした優?落ち着けよ」
優をとりあえず座らせてから
「たまたま休憩してたカフェでマリス室長に遭遇してケン先輩に紹介してもらったんだ」
「嘘だろ…それで?それで、、ほんとにマリスさんに会ったのか?」
優は目を見開いてマリオに詰め寄る。
驚きを隠せない様子だ。
「何だよ!優、もう名前まで知ってるのか?そう!海外事業部のマリス室長、いや~参りましたの一言だよ」
「どういう意味だよ」
「だからすげえ綺麗だったって事。聞きしに勝る美しさだぞ。俺なんて緊張して挨拶さえ出来なかったんだからな」
優はその話を聞き、額に手をやりうなだれ、目を閉じた。
ショックが隠せない優の様子にマリオもジュンも首を傾げる。
優の頭の中は混乱していた。
自分だけがいない時にみんなが偶然会ってたなんて。
確かに自分は直接会わない方がいい。
マリスに怪我をさせた加害者、もし顔を合わせたら不快かもしれない。
でも、、、
会いたい。会いたい。会いたい。そんな想いが溢れて胸が痛いのだ。
「なぁ優、お前のことずっとおかしいと思ってたんだ。何かあるなら話してくれないか?」
「そうだよ!マリス室長と知り合いなの?」
マリオとジュンの問いかけに優はしばらく黙ったままだったが小さく「知り合いなんだ」とだけ答えた。
「何もかも話せよ」
マリオは優の肩を叩いて言った。
マリス室長はため息が出るほど美しかった。
女性っぽいわけではないのに、彼を表現するのはハンサムとかイケメンではなく「美人」が相応しいとマリオもジュンも思った。
…
バスケ大会は今回最高の盛り上がりを見せる。
マリス室長がコートに現れたからだ。
製造部の名物社員である「一色姉さん」から聞いた話は、
会社で一番綺麗な人は女じゃなく男だ!なんていう話だった。
マリオとジュンはその件で二人で盛り上がって話していた。
気になる理由は他にもあって同期の優がやけにその話に納得していて、まるでその人物を知っているかのようだった。
「女より綺麗な男ねぇ…何かキモいよな、オネエっぽいのかな?何よりさ、優がこの話題にめちゃくちゃ食いついてたから俺は驚いたよ、しかもその人ってジュンの大学の先輩かもしれないってことだろ?」
「マリオのほうこそ、この話にやけに食いついてるんじゃないのか?」
「まぁ、確かに、、でもジュンはその先輩に会ったこともないし名前さえ知らないんだから大学のOBかもなんて安易に言わない方がいいと思うぞ」
「確証はないけど僕の聞いた噂があまりにも合致してたからつい。。」
「そもそも製造部にそんな綺麗な人がいたって事自体が嘘くさいよ」
「「だな!!」」
マリオはジュンの肩をコツンと叩き笑って言った。
……
新しく学ぶ事が多く、仕事に没頭しジュン達は忙しい毎日を送っている。
同じく優も新入社員らしく必死で与えられた仕事をこなしていた。
新入社員歓迎のバスケ大会の日が近づいてきたある日、
製造部はここ2、3日忙しくフル稼働している。
その日は、夕方になってマリオとジュンはやっと一息ついた。
優はまだ持ち場を離れられそうにないので、ケンとマリオとジュンは3人で小休憩のため社内にあるカフェにやってきた。
「もう終業時間が近いのに今から休憩するってことはこの後残業しろって事ですよね」
マリオは不服そうだ。
ケンは苦笑いしながら「まぁそう言うなよ」と言って視線を窓の方に向けた。
「おっと!二人にご褒美だぞ!ここで貴重な人に会えた!この間一色が言ってた話題の張本人だっ」
マリオとジュンはキョトンとして顔を見合わせた。
ケンが大きな声で窓際に佇む誰かを呼びなから手招きする。
「おーい!マリス室長!お疲れ~!こっち、こっち」
その人がケンの呼ぶ声に気がついて顔を向けた。
「ケン先輩、ご無沙汰してます」
そう言いながらこちらに向かって歩いて来た。
マリオとジュンは思わず直立不動で固まった。
洗練されたチャコールグレーのスーツ、デキル男のオーラを纏っている、凛々しいのに可憐と言うか!?見た事もない綺麗な男がそこにいた。
製造部は作業着を着ているので、こんな品のある雰囲気の人に普段お目にかかれない。
近づくと白い肌に美しく整った顔立ちに二人は釘付けになった。
「マリス室長も今休憩か?」
「ええ外出先から帰社したところでちょっと休憩を」そう言って微笑むとクールな雰囲気が優しい雰囲気にガラリと変わり何とも魅力的だった。
「ああ、マリス室長に紹介するよ、製造部の新入社員で俺が新人教育を担当してる三人のうちの二人でな、
そうだ!確かこっちのジュンはお前の大学の後輩だぞ」
急に言われたジュンは大慌てで挨拶する。
「はじめまして、製造部の新入社員のジュンと申します。」深々と頭を下げる。
「大学の後輩なの?海外事業部のマリスです。こちらこそよろしく」
「海外戦略の室長だから超エリートだぞ!」とケンが補足して言う。
マリスはそんな紹介の仕方はやめてくださいと言って苦笑いしている。
室長という偉い立場なのになんとも柔らかい。
いつも物怖じしないマリオでさえマリスに一言も発することが出来ない。
「せっかくだから一緒に休憩しないか?」
「ケン先輩すいません、またの機会に!もう戻らないと。」
「マリス室長、また製造部にも顔出せよ。みんな喜ぶから!」
「ありがとうございます」
そう言ってケンにお辞儀してからマリスは去って行った。
マリオはハッとして
「そう言えば俺、自己紹介してませんよ!ケン先輩も俺の紹介忘れたでしょう~酷いですよ」
「そうか?すっかり忘れてたな~それにしてもあいつ相変わらず綺麗だっだなあ。お前らも納得したか?我が社一番の美貌の持ち主」
ジュンとマリオは揃って「納得しました」と言った。
マリオは特に驚いていた。「あの一色さんの話、冗談じゃなくて真実だった…」
「オネエだとか気持ち悪いとか言ってたのはどこのどいつだよ!」ジュンが口を尖らせる。
「すまん、撤回する」と言い頭を掻くマリオ。
「ところでジュンの言ってた大学の先輩で間違いないのか?」
「あっそれ聞くの忘れた!でももしそうなら僕達より一回り以上も年上のはずだから見た目が若すぎるし、バスケ部の部長って雰囲気じゃなかったよね」
「結局わかんないのか?」
ケンが含み笑いしながら二人の間に割って入り、
「マリスは33くらいのはずだぞ」
マリオもジュンも驚き過ぎて言葉を失った。
「「年齢不詳感がハンパないな」」
……
週末、新入社員歓迎のレクレーションバスケ大会は華々しく開催された。
多くの社内の人間が応援にもかけつけて、盛り上がりをみせる。
一色姉さん率いるチームに入る優、マリオ、ジュンは辛うじて1回戦は勝利したものの2回戦で負け、あとは他チームの応援のみだ。
すでに三人は着替えて観客席に移っていた。
マリオが思い出したように優に言った。
「優!そう言えばさ、俺達会ったんだぞ!」
「ん?」
優はマリオが何を言っているのか理解出来ていない様だ。
「だから、社内一の美人にだよ!一色さんが言ってたろ!女より綺麗な男の話だよ」
「なんだって!!??」
優は思わず大声を出してその場に立ち上がった。
「おいおいどうした優?落ち着けよ」
優をとりあえず座らせてから
「たまたま休憩してたカフェでマリス室長に遭遇してケン先輩に紹介してもらったんだ」
「嘘だろ…それで?それで、、ほんとにマリスさんに会ったのか?」
優は目を見開いてマリオに詰め寄る。
驚きを隠せない様子だ。
「何だよ!優、もう名前まで知ってるのか?そう!海外事業部のマリス室長、いや~参りましたの一言だよ」
「どういう意味だよ」
「だからすげえ綺麗だったって事。聞きしに勝る美しさだぞ。俺なんて緊張して挨拶さえ出来なかったんだからな」
優はその話を聞き、額に手をやりうなだれ、目を閉じた。
ショックが隠せない優の様子にマリオもジュンも首を傾げる。
優の頭の中は混乱していた。
自分だけがいない時にみんなが偶然会ってたなんて。
確かに自分は直接会わない方がいい。
マリスに怪我をさせた加害者、もし顔を合わせたら不快かもしれない。
でも、、、
会いたい。会いたい。会いたい。そんな想いが溢れて胸が痛いのだ。
「なぁ優、お前のことずっとおかしいと思ってたんだ。何かあるなら話してくれないか?」
「そうだよ!マリス室長と知り合いなの?」
マリオとジュンの問いかけに優はしばらく黙ったままだったが小さく「知り合いなんだ」とだけ答えた。
「何もかも話せよ」
マリオは優の肩を叩いて言った。
マリス室長はため息が出るほど美しかった。
女性っぽいわけではないのに、彼を表現するのはハンサムとかイケメンではなく「美人」が相応しいとマリオもジュンも思った。
…
バスケ大会は今回最高の盛り上がりを見せる。
マリス室長がコートに現れたからだ。
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