後悔してももう遅い

未來

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反撃!!!! 1

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「はぁぁぁぁ!!!?」

むっとしたその顔に一言言わずにはいられない。

いや、一言では済ませない。

「二股かけてたくせに、別れを美化しないでよ!!!!
毎年誕生日が来るたびに今日のことを思い出すことになるの!わかってる?この先ずっとだよ?
自分がそうされたらどう思うのよ?」

もう最悪だ。

まくしたてる私にハッとした表情に変わった彼は、

「すまない……」

消え入るような声で詫びたくらいでは私の気持ちは治まらない。

「一緒に住んでいたって家賃は出さない!食費だって出したことなんて一度もなかったよね?
買い物行ったら行ったで会計になるといつの間にかどこかに消えちゃって……それって人としてどうよ?」

別にお金が惜しいから言っているわけじゃない。
会社から住宅手当出ているんだし、一緒に生活しているんだから言わなくてもそうするのが大人でしょ?


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