30 / 36
第30話 逆ギレなのかもしれない…。
しおりを挟む
* * * * * * * * *
『セリカちゃんは我が家の誇りね』
両親にそう言われるのが嬉しかった。
ロードライト家のセリカ・ロードライト。
両親のみならず、親戚や周囲の者たちが、皆口を揃えて褒めてくれた。
セリカは天才だと。
みんなの誇りだと。
だからセリカは、みんなが望むように振る舞おうと、幼少期からそれに相応しい態度を周りに見せていた。
喜んで欲しかったから。
自分がそうあろうとすると、みんなが嬉しそうにしてくれるから。
本当のセリカはどちらかといえば気弱で、どちらかといえば臆病な性格をしていてもだ。
そんな風に期待を寄せられ、頼られ、天才だと呼ばれてきたセリカ・ロードライト。
その末路が、これだった。
(……私、このまま死ぬのかな)
押し寄せてきた魔物の群れに吹き飛ばされ、地面に体を叩きつけられたセリカ。全身が痛い。鈍い痛みだ。その痛みも次第に麻痺していく……。
薄れゆく意識の中、自分の人生はなんだったんだろうと、そんなことを考えた。
ただ魔力が大きかっただけなのに、天才だと持て囃されて、戦場に駆り出されて。
その結果が、これ。
この姿を見れば、一目瞭然だろう。
どれだけ魔力が大きかろうと、多数の魔物の進軍に飲まれてしまえば、紙切れのように宙を舞い、石ころのように地に落ちる。
これが周りの期待を裏切らないようにした、セリカ・ロードライトの死に様だ。
(みんなが天才って呼んでた私は、これぐらいの存在よ……)
……どう? 天才ってすごい……?
ボロボロで、スローモーションになった意識の中、セリカは自嘲するように笑った。
お母様も、お父様も、お爺様も、お婆様も。
ロードライト家に仕えていたメイドも、執事のセバスティンも。
みなさま、セリカ・ロードライトは、綺麗に地に墜ちて、その人生の幕を閉じることになりました。
「……ッ」
……腹が立った。
どうして自分が死ななくてはいけないんだろうと、無性にムカついた。
その瞬間、スローモーションになっていたセリカの思考が瞬く間に加速を始めた。
その刹那ーー。
周囲に群がっていた赤いトカゲたちが同時に刻まれた光景があった。
「「「!」」」」
この場から我先にと逃げていた者たちが、恐ろしいほどの力を感じ、強制的に足を止め、振り返った。
そして見たのは、敵の魔物の大群が塵のように刻まれて舞い散り、その中で立ち上がる赤い髪の少女の姿だった。
「セリカ……さん?」
そして次に見たのは、刻まれた数え切れないほどの魔物のその肉体が、蒼い炎に包まれるという驚愕の光景だった。
「ジュリア……さん?」
ジュリア・ルピナスにも、セリカと同じ変化が訪れていた。
瑠璃色の髪の少女も、また同じように立ち上がり、王都に押し寄せていた魔物の群れの真っ只中に立っていたのは、セリカ・ロードライトとジュリア・ルピナスの二人だった。
しかし、様子がどうもおかしい。
セリカも。ジュリアも。
その姿を見ていると、目が痛くなるのだ。
さらに、二人の姿を見ていると、それだけでなぜかこちらの全身が硬直してしまう気がするのだ。
まるで、圧倒的な存在に睨まれた時のように……。
ただただ、絶句して、身動きが取れなくなってしまっていた。
皆が、その光景に言葉を失っていた。
「い、いけない!」
そして治癒師ココも、二人の変化と、その光景に言葉を失っていたのだが、いち早くその事態に気づき、どうにかセリカとジュリアの元へと向かうおうとしていた。
「魔物が再生します!」
さっきの時点で、分裂と独立、そして膨張を繰り返していた赤いトカゲのような魔物。その数は、すでに数百はあった。
それが先ほど何が起こったのか分からないが、全て刻まれ、青い炎で燃やされたことで、一応は全滅することができたように見えた。
……しかし、あろうことか、蒼い炎で燃やされたその魔物の残滓が膨張し、魔物の姿を形成し始めているではないか。
つまり、さらに魔物の数が増えてしまう。先程の時点で、数百いた魔物は、数千、数万に。かなり細かく刻まれていたせいで、その増殖は止まることを知らない。
けれど。
「……そんなの知らないわ」
「……増えるのなら、消せばいいだけ」
セリカがゆったりとした動作で剣を抜く。
そして、一閃。ただそれだけで、鋭い衝撃が巻き起こり、増殖していた魔物たちがまたもや粉々に刻まれていた。
「……うっ!」
今度は、ジュリアが余裕のある動作で、杖を空へと掲げた。
瞬間、蒼い炎が空を埋め尽くし、刻まれた魔物たちが容易く焼却され、うめき声をあげていた。
「す、すごい……」
その光景に、治癒師ココは思わず息を飲んでいた。
無数の斬撃と、燃やし尽くす蒼い炎。
やっているのは、セリカ・ロードライトとジュリア・ルピナス。
今の二人は、別格だ。まるで地獄から舞い戻ってきたかのような覇気を纏っているように見える。こんな光景、誰も目にしたことがない。
「さすが、セリカ様だ……」
「ジュリア様の炎……凄まじい」
「やはりこの二人がいれば、王都は安泰だ……」
「「…………」」
そんな口々に囁かれるその言葉は、セリカとジュリアの耳には届くことはなく。
今の無表情な二人の中にあるのは、怒りに似た感情だった。
それは周りへの怒り。
勝手な期待を、押し付けてきて。
好き勝手に、言ってくることへの怒り。
こっちだって、怖いものは怖い。戦いたくなんてない。
みんな、人任せで、自分勝手だ。
無責任だ。
それはブーメラン。
……確かに自分も、頼ろうとした人がいたのだから。
Sランク冒険者クラウディアや、黒龍を倒したあの彼。
しかし、それはそれだ。
むしろ、
「「あの男が許せない……」」
何より許せないのはあの男のことだった。
以前、黒龍を倒してくれた男。今回、助っ人として自分と一緒に戦ってくれるはずになっていた、あの男。
ーー『ちょっと周りを見てきてもいいだろうか?』ーー
そう言ったっきり、結局この場に戻ってこなかったあの男。
もしかすると、面倒臭くなって、逃げたのかもしれない。自分が彼の立場だったらそうする。王都から逃げて、ここから遠い場所へと避難するだろう。
それなら、それでいい。
だって、そもそも、彼は助っ人で力を貸してくれることになっていた立場だったから。
強制はできない。
でも、それならそれで。
「「……逃げるのなら、私も一緒に誘って欲しかった……」」
許せない……。
一人で逃げたあの男が許せない……。
許せないッ!
「この戦いが終わったら、覚えてなさい……」
「一人で逃げたことを、後悔させてやる……」
そうして二人は、未だに増殖していく魔物たちを、切り刻んで燃やしていく。
研ぎ澄まされたセリカの斬撃と、全てを燃やし尽くすジュリアの青い炎。
それらがあの男に降りかかる日がやってくるのは、そう遠くはないのかもしれないーー。
『セリカちゃんは我が家の誇りね』
両親にそう言われるのが嬉しかった。
ロードライト家のセリカ・ロードライト。
両親のみならず、親戚や周囲の者たちが、皆口を揃えて褒めてくれた。
セリカは天才だと。
みんなの誇りだと。
だからセリカは、みんなが望むように振る舞おうと、幼少期からそれに相応しい態度を周りに見せていた。
喜んで欲しかったから。
自分がそうあろうとすると、みんなが嬉しそうにしてくれるから。
本当のセリカはどちらかといえば気弱で、どちらかといえば臆病な性格をしていてもだ。
そんな風に期待を寄せられ、頼られ、天才だと呼ばれてきたセリカ・ロードライト。
その末路が、これだった。
(……私、このまま死ぬのかな)
押し寄せてきた魔物の群れに吹き飛ばされ、地面に体を叩きつけられたセリカ。全身が痛い。鈍い痛みだ。その痛みも次第に麻痺していく……。
薄れゆく意識の中、自分の人生はなんだったんだろうと、そんなことを考えた。
ただ魔力が大きかっただけなのに、天才だと持て囃されて、戦場に駆り出されて。
その結果が、これ。
この姿を見れば、一目瞭然だろう。
どれだけ魔力が大きかろうと、多数の魔物の進軍に飲まれてしまえば、紙切れのように宙を舞い、石ころのように地に落ちる。
これが周りの期待を裏切らないようにした、セリカ・ロードライトの死に様だ。
(みんなが天才って呼んでた私は、これぐらいの存在よ……)
……どう? 天才ってすごい……?
ボロボロで、スローモーションになった意識の中、セリカは自嘲するように笑った。
お母様も、お父様も、お爺様も、お婆様も。
ロードライト家に仕えていたメイドも、執事のセバスティンも。
みなさま、セリカ・ロードライトは、綺麗に地に墜ちて、その人生の幕を閉じることになりました。
「……ッ」
……腹が立った。
どうして自分が死ななくてはいけないんだろうと、無性にムカついた。
その瞬間、スローモーションになっていたセリカの思考が瞬く間に加速を始めた。
その刹那ーー。
周囲に群がっていた赤いトカゲたちが同時に刻まれた光景があった。
「「「!」」」」
この場から我先にと逃げていた者たちが、恐ろしいほどの力を感じ、強制的に足を止め、振り返った。
そして見たのは、敵の魔物の大群が塵のように刻まれて舞い散り、その中で立ち上がる赤い髪の少女の姿だった。
「セリカ……さん?」
そして次に見たのは、刻まれた数え切れないほどの魔物のその肉体が、蒼い炎に包まれるという驚愕の光景だった。
「ジュリア……さん?」
ジュリア・ルピナスにも、セリカと同じ変化が訪れていた。
瑠璃色の髪の少女も、また同じように立ち上がり、王都に押し寄せていた魔物の群れの真っ只中に立っていたのは、セリカ・ロードライトとジュリア・ルピナスの二人だった。
しかし、様子がどうもおかしい。
セリカも。ジュリアも。
その姿を見ていると、目が痛くなるのだ。
さらに、二人の姿を見ていると、それだけでなぜかこちらの全身が硬直してしまう気がするのだ。
まるで、圧倒的な存在に睨まれた時のように……。
ただただ、絶句して、身動きが取れなくなってしまっていた。
皆が、その光景に言葉を失っていた。
「い、いけない!」
そして治癒師ココも、二人の変化と、その光景に言葉を失っていたのだが、いち早くその事態に気づき、どうにかセリカとジュリアの元へと向かうおうとしていた。
「魔物が再生します!」
さっきの時点で、分裂と独立、そして膨張を繰り返していた赤いトカゲのような魔物。その数は、すでに数百はあった。
それが先ほど何が起こったのか分からないが、全て刻まれ、青い炎で燃やされたことで、一応は全滅することができたように見えた。
……しかし、あろうことか、蒼い炎で燃やされたその魔物の残滓が膨張し、魔物の姿を形成し始めているではないか。
つまり、さらに魔物の数が増えてしまう。先程の時点で、数百いた魔物は、数千、数万に。かなり細かく刻まれていたせいで、その増殖は止まることを知らない。
けれど。
「……そんなの知らないわ」
「……増えるのなら、消せばいいだけ」
セリカがゆったりとした動作で剣を抜く。
そして、一閃。ただそれだけで、鋭い衝撃が巻き起こり、増殖していた魔物たちがまたもや粉々に刻まれていた。
「……うっ!」
今度は、ジュリアが余裕のある動作で、杖を空へと掲げた。
瞬間、蒼い炎が空を埋め尽くし、刻まれた魔物たちが容易く焼却され、うめき声をあげていた。
「す、すごい……」
その光景に、治癒師ココは思わず息を飲んでいた。
無数の斬撃と、燃やし尽くす蒼い炎。
やっているのは、セリカ・ロードライトとジュリア・ルピナス。
今の二人は、別格だ。まるで地獄から舞い戻ってきたかのような覇気を纏っているように見える。こんな光景、誰も目にしたことがない。
「さすが、セリカ様だ……」
「ジュリア様の炎……凄まじい」
「やはりこの二人がいれば、王都は安泰だ……」
「「…………」」
そんな口々に囁かれるその言葉は、セリカとジュリアの耳には届くことはなく。
今の無表情な二人の中にあるのは、怒りに似た感情だった。
それは周りへの怒り。
勝手な期待を、押し付けてきて。
好き勝手に、言ってくることへの怒り。
こっちだって、怖いものは怖い。戦いたくなんてない。
みんな、人任せで、自分勝手だ。
無責任だ。
それはブーメラン。
……確かに自分も、頼ろうとした人がいたのだから。
Sランク冒険者クラウディアや、黒龍を倒したあの彼。
しかし、それはそれだ。
むしろ、
「「あの男が許せない……」」
何より許せないのはあの男のことだった。
以前、黒龍を倒してくれた男。今回、助っ人として自分と一緒に戦ってくれるはずになっていた、あの男。
ーー『ちょっと周りを見てきてもいいだろうか?』ーー
そう言ったっきり、結局この場に戻ってこなかったあの男。
もしかすると、面倒臭くなって、逃げたのかもしれない。自分が彼の立場だったらそうする。王都から逃げて、ここから遠い場所へと避難するだろう。
それなら、それでいい。
だって、そもそも、彼は助っ人で力を貸してくれることになっていた立場だったから。
強制はできない。
でも、それならそれで。
「「……逃げるのなら、私も一緒に誘って欲しかった……」」
許せない……。
一人で逃げたあの男が許せない……。
許せないッ!
「この戦いが終わったら、覚えてなさい……」
「一人で逃げたことを、後悔させてやる……」
そうして二人は、未だに増殖していく魔物たちを、切り刻んで燃やしていく。
研ぎ澄まされたセリカの斬撃と、全てを燃やし尽くすジュリアの青い炎。
それらがあの男に降りかかる日がやってくるのは、そう遠くはないのかもしれないーー。
0
お気に入りに追加
1,005
あなたにおすすめの小説
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界でいきなり経験値2億ポイント手に入れました
雪華慧太
ファンタジー
会社が倒産し無職になった俺は再就職が決まりかけたその日、あっけなく昇天した。
女神の手違いで死亡した俺は、無理やり異世界に飛ばされる。
強引な女神の加護に包まれて凄まじい勢いで異世界に飛ばされた結果、俺はとある王国を滅ぼしかけていた凶悪な邪竜に激突しそれを倒した。
くっころ系姫騎士、少し天然な聖女、ツンデレ魔法使い! アニメ顔負けの世界の中で、無職のままカンストした俺は思わぬ最強スキルを手にすることになったのだが……。
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【オンボロ剣】も全て【神剣】に変える最強術者
月風レイ
ファンタジー
神の手違いにより死んでしまった佐藤聡太は神の計らいで異世界転移を果たすことになった。
そして、その際に神には特別に特典を与えられることになった。
そして聡太が望んだ力は『どんなものでも俺が装備すると最強になってしまう能力』というものであった。
聡太はその能力は服であれば最高の服へと変わり、防具であれば伝説級の防具の能力を持つようになり、剣に至っては神剣のような力を持つ。
そんな能力を持って、聡太は剣と魔法のファンタジー世界を謳歌していく。
ストレスフリーファンタジー。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる