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BAR.クロノス
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いつかきっと私だけの王子様が現れる。
愛し愛される日が未来に待ってる。
漠然と、そんな事を思っていた幼少期。
読み漁っていた絵本の殆どが、お姫様と王子様の夢物語だったから自分の未来も決定づけられているものだと信じて疑わなかった。
何もしなくても王子様には勝手に出逢えると思っていたし、それこそ“運命”がある日突然発動するものだとさえ思っていた。
でも現実は違った。
待つことに時間を費やした私に待っていたのは、親に縁組まれた見知らぬ相手との結婚。
行き遅れない様にと慮ってくれた両親の気持ちにこそ感謝しなくてはいけないのに胸の内では、これじゃないと相手を見下している自分に気づいた時、自分の醜くて浅ましい部分に初めて触れた気がする。
そして今更になって人生そのものを“後悔”しているどうしようもない甘ったれた自分に全身から汗が吹き出し、急激な恥ずかしさに襲われた。
後悔という言葉すら今の私には相応しくない。
これは最早、自虐だ。
漠然と植え付けていった都合のいい未来を信じるだけのお花畑な脳みそ。
花ざかりの時期に自分磨きすらしてこなかった身体。
恋とか愛とかを知った気でいたのは、全部本から掻い摘んだ薄っぺらい知識。
服も髪型も全て親によって、お膳立てされた物をそのまま受け入れていた……がらんどうな私。
自分から動き出すべきだった。
がむしゃらに、分からなくても分からないなりに一歩踏み出せば、それだけで世界は一変したはずだ。
微々たる変化に気づかなくてもいい。間違える事を恐れなくてもいい、きっと正解なんてないんだから。
「……その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
パイプオルガンの重厚な音色が教会を満たす中、ステンドグラスから差し込む七色の光を後光の様に輝かせた神父の前で、永遠を誓う夫となる人の声を聞いた。
「誓います」
ようやく顔を上げた私の表情に生気が宿っている事に気づいたのは神父様だけだろう。
頬を伝う涙の意味も、もしかしたら彼なら気づいたかもしれない。
(できない)
率直にそう思った。
自分の事すら蔑ろにしていた私が、誰かを愛するなんて無理だ。
こんな大事な事に気づいたのが結婚式の真っ只中だなんて、誰もが冗談だと思うだろう。
(それでも言え。言うんだ。今しかない)
心臓が緊張で脈打つ音が耳元で聞こえる。
口がカラカラで、上手く声が出せない。
沈黙が重く、場を和ませるパイプオルガンの音ですら早くしろと決断を迫っている様で聴くに耐えられない。
足がすくむ。怖い。
これから訪れるであろう未来に立ち向かうだけの勇気がないのに、受け入れたくない現実に言い訳ばかり並べて諦めようとしてる自分が本っ当に情けなくて、不甲斐なさから溢れた涙が頬を伝う。
(逃げるな)
誰もが私の誓いを待っている時間は、永遠に思うくらい長くゆっくりとしたものに感じた。
「ち」
やっと。
やっと声が出た。
震える口元から、情けない声が出る。
「誓えません」
それは産みの苦しみとは思えない位、あっさりと口をついて出た。
困惑と動揺する空気の中、微かに笑う声を聞いたのは気のせいだろうか?
声の主を見ると、口をキツく噛み締め堪えている神父の瞳が一瞬、左脇にある扉に目配せをしたのを見逃さなかった。
確信はなかった。
でも行けと言われた気がしたから、すぐに扉を目指して駆け出す。
純白のドレスの衣擦れの音と履き慣れないヒールの音、私を捕まえようと迫る無数の手と両家からの怒号。
阿鼻叫喚と化している現場に、状況を理解できず立ち尽くしている夫となる筈だった相手の茫然とした姿が最後にチラリと見えた。
それから何があったのかは、分からない。
日が暮れるまでの長い時間をシスターに案内された小部屋で過ごした。
似合わないドレスを脱ぎ捨て、下着姿のまま椅子に腰掛け窓の外を眺めていると控えめにノックされた扉から先程、式でお世話になった神父が現れた。
「……派手にやってくれちゃって」
神聖な場所を汚した行いを非難している風にも、面白い物を見たと言わんばかりの楽しそうなニュアンスにも捉えられる声に口をつぐむ。
自分の下した決断に、まだ震えているのを気取られない様に背筋を伸ばした。
値踏みする様な視線から逃げる事なく向き合うと、どこから取り出したのか慣れた手つきで煙草に火をつけ吸いこんだ煙を、ふうっと一息浴びせられた。
「……不良?」
「ははっ。お前に言われたかねーわ」
それもそうかと、肩を竦める。
一本いるか?と差し出された煙草を丁重に断った。
吸った事ないし。
「で?これからどーする」
面白がっている声に、ずっと考えていた答えを提示した。
「旅に出る」
「旅ぃ?超いいじゃん、行ってこいよ」
世間知らずが、とかそんな非難めいた返しを覚悟していたから面食らってしまった。
「……止めないの?」
「なんで」
本当に分からないと言った具合で聞き返され、困惑する。
「神父でしょう?」
「今は時間外。つーか、何?引き止めて欲しい訳?」
「そんなんじゃ……なくない、かも。……正直なとこ今になって怖くなってる」
認めた途端、身体が震え出した。
情けないよね、と自嘲する。
「……あの啖呵、俺は好きだぜ?今しがたもぎ取ってきたお前の人生じゃん。誰も責めない。自己責任だからな。遠慮なく、好きにやったれ」
豪快に撫でられた頭から伝わる手の温かさに、何でだろう、急に喉の奥が熱くなるのを感じた。
涙の気配に気づかないふりをして、子供扱いするなと神父の手を振り払う。
「ありがとう」
素直な返しに笑いながら、餞別だと言って一通り揃えられた旅道具を贈られた。
その中にあった古着を身にまとい、無駄に長かった髪を結い上げる。
近くの街までのルートを教えてもらいながら地図で確認したりと色々準備しているうちに、いつの間にか朝日が顔を出そうとする時間になっていた。
「もう行く」
のぼりそうな朝日が、ワクワクしている自分の気持ちに似ていて……行くなら今だと思った。
それにここでちゃんと言葉にして言い切らないと、いつまでも居座ってしまいそうだったから。
「いってらっしゃい」
止めることなく、開かれた扉は教会の外へ続いていた。
神父の前を通り過ぎて、まだ薄暗い道の上に立つ。
こんな朝方から歩き出した事すらないので柄にもなく緊張してきたが、一歩、また一歩と歩き出す感じは、結婚式のバージンロードみたいで何だかおかしくなってしまった。
そう思ったのは私だけじゃなかったみたいで。
「如何なる時も歩みを止めず、進み続ける事を誓いますか?」
背後から送られた言葉に自然と笑みが溢れた。
歩みを止めて振り返る。
「誓いますっ!!」
今度は笑顔で神父様に答える事ができた。
ヒラヒラ手を振る彼に、両手で手を振ってお別れした。
◇
「……あれから一年よ。ねぇ、信じられる?今や私がアスリング国の処刑場、無敗の女王にまで登り詰めただなんて」
アルコール度数の強い酒をロックで流し込みながら、カウンター席で一人ほぅっと甘い吐息をつくエヴィアに、各々の席から昔話を聞かされていた常連客から野次が飛ぶ。
「いやいや!一番大事な所を端折るなよ!!」
「え!何があった!?」
「これからじゃん!ここから盛り上がりそうなのに、もったいぶりやがってチキショウふざけるなよ!?」
「誰か酒だ!酒もってこい!!もっと飲ませて喋らせろよぉ!!」
「エヴィア」
「んー?」
「もう行こう」
「え?まだまだいけるけど?」
蜂蜜色の髪が印象的な青年が、エヴィアからグラスを取り上げた。
「ちょっ!シャト!!?」
「これ以上は、仕事に支障が出る」
「はぁ?私が酒に飲まれて負けるって言いたいの?!」
「そうじゃない」
「じゃぁ、何よ」
「今のペース配分だと俺たちの出会いが語られるまであと数時間かかる」
「……?……あ、わかった!つまりぃ、店を変えようってのね?」
「そうだ」
「「いや、止めろ!!!?」」
ノリツッコミの得意な常連客にエヴィアの笑い声が響く。
ここはホワイトリーフの片隅にある小さな酒場。
アスリング国最強の無敗を誇る処刑人と、その恋人が時折訪れては昔話を聴かせてくれると密かに人気な場所である。
愛し愛される日が未来に待ってる。
漠然と、そんな事を思っていた幼少期。
読み漁っていた絵本の殆どが、お姫様と王子様の夢物語だったから自分の未来も決定づけられているものだと信じて疑わなかった。
何もしなくても王子様には勝手に出逢えると思っていたし、それこそ“運命”がある日突然発動するものだとさえ思っていた。
でも現実は違った。
待つことに時間を費やした私に待っていたのは、親に縁組まれた見知らぬ相手との結婚。
行き遅れない様にと慮ってくれた両親の気持ちにこそ感謝しなくてはいけないのに胸の内では、これじゃないと相手を見下している自分に気づいた時、自分の醜くて浅ましい部分に初めて触れた気がする。
そして今更になって人生そのものを“後悔”しているどうしようもない甘ったれた自分に全身から汗が吹き出し、急激な恥ずかしさに襲われた。
後悔という言葉すら今の私には相応しくない。
これは最早、自虐だ。
漠然と植え付けていった都合のいい未来を信じるだけのお花畑な脳みそ。
花ざかりの時期に自分磨きすらしてこなかった身体。
恋とか愛とかを知った気でいたのは、全部本から掻い摘んだ薄っぺらい知識。
服も髪型も全て親によって、お膳立てされた物をそのまま受け入れていた……がらんどうな私。
自分から動き出すべきだった。
がむしゃらに、分からなくても分からないなりに一歩踏み出せば、それだけで世界は一変したはずだ。
微々たる変化に気づかなくてもいい。間違える事を恐れなくてもいい、きっと正解なんてないんだから。
「……その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
パイプオルガンの重厚な音色が教会を満たす中、ステンドグラスから差し込む七色の光を後光の様に輝かせた神父の前で、永遠を誓う夫となる人の声を聞いた。
「誓います」
ようやく顔を上げた私の表情に生気が宿っている事に気づいたのは神父様だけだろう。
頬を伝う涙の意味も、もしかしたら彼なら気づいたかもしれない。
(できない)
率直にそう思った。
自分の事すら蔑ろにしていた私が、誰かを愛するなんて無理だ。
こんな大事な事に気づいたのが結婚式の真っ只中だなんて、誰もが冗談だと思うだろう。
(それでも言え。言うんだ。今しかない)
心臓が緊張で脈打つ音が耳元で聞こえる。
口がカラカラで、上手く声が出せない。
沈黙が重く、場を和ませるパイプオルガンの音ですら早くしろと決断を迫っている様で聴くに耐えられない。
足がすくむ。怖い。
これから訪れるであろう未来に立ち向かうだけの勇気がないのに、受け入れたくない現実に言い訳ばかり並べて諦めようとしてる自分が本っ当に情けなくて、不甲斐なさから溢れた涙が頬を伝う。
(逃げるな)
誰もが私の誓いを待っている時間は、永遠に思うくらい長くゆっくりとしたものに感じた。
「ち」
やっと。
やっと声が出た。
震える口元から、情けない声が出る。
「誓えません」
それは産みの苦しみとは思えない位、あっさりと口をついて出た。
困惑と動揺する空気の中、微かに笑う声を聞いたのは気のせいだろうか?
声の主を見ると、口をキツく噛み締め堪えている神父の瞳が一瞬、左脇にある扉に目配せをしたのを見逃さなかった。
確信はなかった。
でも行けと言われた気がしたから、すぐに扉を目指して駆け出す。
純白のドレスの衣擦れの音と履き慣れないヒールの音、私を捕まえようと迫る無数の手と両家からの怒号。
阿鼻叫喚と化している現場に、状況を理解できず立ち尽くしている夫となる筈だった相手の茫然とした姿が最後にチラリと見えた。
それから何があったのかは、分からない。
日が暮れるまでの長い時間をシスターに案内された小部屋で過ごした。
似合わないドレスを脱ぎ捨て、下着姿のまま椅子に腰掛け窓の外を眺めていると控えめにノックされた扉から先程、式でお世話になった神父が現れた。
「……派手にやってくれちゃって」
神聖な場所を汚した行いを非難している風にも、面白い物を見たと言わんばかりの楽しそうなニュアンスにも捉えられる声に口をつぐむ。
自分の下した決断に、まだ震えているのを気取られない様に背筋を伸ばした。
値踏みする様な視線から逃げる事なく向き合うと、どこから取り出したのか慣れた手つきで煙草に火をつけ吸いこんだ煙を、ふうっと一息浴びせられた。
「……不良?」
「ははっ。お前に言われたかねーわ」
それもそうかと、肩を竦める。
一本いるか?と差し出された煙草を丁重に断った。
吸った事ないし。
「で?これからどーする」
面白がっている声に、ずっと考えていた答えを提示した。
「旅に出る」
「旅ぃ?超いいじゃん、行ってこいよ」
世間知らずが、とかそんな非難めいた返しを覚悟していたから面食らってしまった。
「……止めないの?」
「なんで」
本当に分からないと言った具合で聞き返され、困惑する。
「神父でしょう?」
「今は時間外。つーか、何?引き止めて欲しい訳?」
「そんなんじゃ……なくない、かも。……正直なとこ今になって怖くなってる」
認めた途端、身体が震え出した。
情けないよね、と自嘲する。
「……あの啖呵、俺は好きだぜ?今しがたもぎ取ってきたお前の人生じゃん。誰も責めない。自己責任だからな。遠慮なく、好きにやったれ」
豪快に撫でられた頭から伝わる手の温かさに、何でだろう、急に喉の奥が熱くなるのを感じた。
涙の気配に気づかないふりをして、子供扱いするなと神父の手を振り払う。
「ありがとう」
素直な返しに笑いながら、餞別だと言って一通り揃えられた旅道具を贈られた。
その中にあった古着を身にまとい、無駄に長かった髪を結い上げる。
近くの街までのルートを教えてもらいながら地図で確認したりと色々準備しているうちに、いつの間にか朝日が顔を出そうとする時間になっていた。
「もう行く」
のぼりそうな朝日が、ワクワクしている自分の気持ちに似ていて……行くなら今だと思った。
それにここでちゃんと言葉にして言い切らないと、いつまでも居座ってしまいそうだったから。
「いってらっしゃい」
止めることなく、開かれた扉は教会の外へ続いていた。
神父の前を通り過ぎて、まだ薄暗い道の上に立つ。
こんな朝方から歩き出した事すらないので柄にもなく緊張してきたが、一歩、また一歩と歩き出す感じは、結婚式のバージンロードみたいで何だかおかしくなってしまった。
そう思ったのは私だけじゃなかったみたいで。
「如何なる時も歩みを止めず、進み続ける事を誓いますか?」
背後から送られた言葉に自然と笑みが溢れた。
歩みを止めて振り返る。
「誓いますっ!!」
今度は笑顔で神父様に答える事ができた。
ヒラヒラ手を振る彼に、両手で手を振ってお別れした。
◇
「……あれから一年よ。ねぇ、信じられる?今や私がアスリング国の処刑場、無敗の女王にまで登り詰めただなんて」
アルコール度数の強い酒をロックで流し込みながら、カウンター席で一人ほぅっと甘い吐息をつくエヴィアに、各々の席から昔話を聞かされていた常連客から野次が飛ぶ。
「いやいや!一番大事な所を端折るなよ!!」
「え!何があった!?」
「これからじゃん!ここから盛り上がりそうなのに、もったいぶりやがってチキショウふざけるなよ!?」
「誰か酒だ!酒もってこい!!もっと飲ませて喋らせろよぉ!!」
「エヴィア」
「んー?」
「もう行こう」
「え?まだまだいけるけど?」
蜂蜜色の髪が印象的な青年が、エヴィアからグラスを取り上げた。
「ちょっ!シャト!!?」
「これ以上は、仕事に支障が出る」
「はぁ?私が酒に飲まれて負けるって言いたいの?!」
「そうじゃない」
「じゃぁ、何よ」
「今のペース配分だと俺たちの出会いが語られるまであと数時間かかる」
「……?……あ、わかった!つまりぃ、店を変えようってのね?」
「そうだ」
「「いや、止めろ!!!?」」
ノリツッコミの得意な常連客にエヴィアの笑い声が響く。
ここはホワイトリーフの片隅にある小さな酒場。
アスリング国最強の無敗を誇る処刑人と、その恋人が時折訪れては昔話を聴かせてくれると密かに人気な場所である。
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