[完結]異世界美少女の奴隷になった件

深山ナオ

文字の大きさ
上 下
2 / 18

初夜(Hシーン有り)

しおりを挟む
 僕の数歩前でゆらゆら揺れていた金髪のポニーテールが動きを止め、碧眼の少女が振り返る。

「そうだ、自己紹介がまだだったね。私の名前はティナ。キミは?」
「……マサト」
「そう。マサト、よろしくね!」

 眩しい笑顔を向けられて、キョドってしまう。

「行こっ!」

ティナは、立ち止まっている僕の手を引いて歩き出した。

 連れられてきた場所は、小ぢんまりとした木造の平屋。ティナに続いて中に入る。
 玄関前の短い廊下のすぐ左はキッチンになっており、右にはトイレと浴室。靴は脱がなくていいようだ。ティナが廊下の正面にあるドアを開けた。
 そこは、白い壁紙に囲まれた8畳程の広さの部屋だった。
 なんだか一人暮らしの若者が住むような間取りの建物だ。異世界に来たというのに……。

「まあ、とりあえず座ってよ」

 カフェにあるような長方形の白いテーブルに着席していたティナが、僕にも着席を促すので、向かい側に座ると、僕のお腹がぐぅぅぅ~っと鳴った。そういえばこの世界に来てから何も食べてないな……。

「あはは!待ってて。いま夕飯の準備するから」

 ティナは笑って、キッチンへ向かった。
 部屋に一人残される。部屋にはテーブルの他にクローゼットとシングルベッド、それに棚があるのみだった。
 疲れがたまっていたのかうとうとしてきた。机に突っ伏しながら、トントンと小気味よく響く包丁の音を聞いていた。

 ♢

 眠ってしまっていた僕は、ティナに起こされ目を覚ました。
 ティナはポテトグラタンとコンソメスープを作ってくれた。

「どう?美味しい?」

 不安そうな青い瞳で見つめてくる。

「うん!すごく美味しいよ!」
「良かったー。マサトの好みとか聞いてなかったから、少し不安だったんだー」

 ティナはほっと息をはいて、はにかんだ。

 夕食が終わるとお風呂を準備してくれた。
「お風呂、先入って」というので、ありがたく先に入らせてもらった。
 そして湯船の中で、くつろぎながら考える。
 この好待遇は一体どういう事だろうか。
 僕は奴隷になってと言われたはずだ。
 奴隷なのにこの好待遇……。
 いや、考えすぎか。今日はたまたま仕事が無かっただけで、明日からは仕事があるだろう。

 風呂上がり。
 ティナが用意してくれたパジャマに着替える。
 ……。
 このパジャマ、新品のようだ。わざわざ買ってきてくれたのか?

 就寝前。
 流石に同じ部屋で寝るのも悪いと思い、廊下で寝ようとドアに手をかけた。

「ん?マサト、どこ行くの?マサトもこのベッドで寝るんだよ」

 ベッドの端に腰かけたティナが、ベッドを右手でポンポンと叩く。
 女の子と同じベッドで寝て良いのだろうか。
 そう思いながらも、奴隷という立場上、断ることはできない。
 言われるがままに、僕はティナのベッドで寝ることにした。

 ♢

 背中に感じる温もり。後ろから聞こえる息遣い。更には女の子特有の甘い香り。それらを意識してしまい寝付けない。
(落ち着け、無心……無心……むむむむむ)
 必死に無の境地に辿り着こうと試みていたその時、ティナが僕の背中に自分の体を密着させてきた。ティナの豊満な胸が押し付けられる。

「ねえ、ドキドキしてるでしょ」

 ティナがそう言うのと同時に、背後から伸びてきた左手が、僕の股間に触れた。

「べ、べつに……、ドキドキなんて……」

 とは言っても体は正直なもので、僕の強がりとは裏腹に、股間は大きくなっていく。

「ふふっ、かたーくなってきたっ」

 ティナはズボンの上に乗せた手で、股間をまさぐり始めた。
 僕はやめさせようとその手を握った。

「抵抗しちゃダメだよ。キミは私の奴隷なんだから。力を抜いて、私に任せて」

 そう言ってティナが僕のズボンを下さげたかと思うと、ひんやりとしたティナの手が僕の陰茎を軽く握り、ゆっくりとしごき始めた。

「手で握ってしーこしーこ。あはっ、ぴくぴくって、私の手の中で動いて……なんか、おもしろーい」

 ティナは楽しそうに僕の陰茎を上下にこすっていく。
「くぅ……はあっ、はあっ……」
 あまりの気持ち良さに、声が出てしまう。

「ふふっ、そんなに息荒くしちゃって。そんなに気持ちいいの?仕方ないから、もっと気持ち良くしてあげる」

 ティナは手を動かすスピードを速めていく。
 先走り液が陰茎を濡らし、ぬちゅぬちゅと音を立て始めた頃、ふと、ティナの息遣も荒くなっているのに気がついた。それに、よく聞くと、後ろからも微かに水温が聞こえてきた。
(これって……もしかして……。ティナも自分でしているのか?)
 そう思うと、僕の気分は高揚し、陰茎がビクンっと大きく跳ねた。

「あれぇ、もうイキそうなの?」

 小悪魔っぽく囁くティナ。

「でも、まだダメ。イクのは、もっと気持ち良くなってから」

 ティナは陰茎から手を放し、パジャマを脱ぎ始めた。灯りをつけていない暗い部屋の中だが、フリルのついたピンクのブラと、ブラとお揃いのパンツを着用しているのが分かる。豊満な胸の膨らみや、真っ白な素肌、すらっと伸びた手足が、僕の理性を奪っていく。

「ぼーっとしてないで、キミも脱いで」

 ティナに促され、僕も服を脱ぐ。
「はむっ……あむっ……、ちゅっ、ぢゅるっ……」

 脱ぎ終わった僕に、ティナが唇を重ね、舌を絡めてきた。
 突然のキスに驚いて、思考が止まってしまう。

「ちゅっ……、れろっ、はぁ、はぁ……。それじゃあ、仰向けに寝て」

 言われるがまま僕はベッドに寝転がる。
 ティナはパンツを脱ぎ、僕に跨った。角度的に、二つのたわわな果実をローアングルで拝むことになる。ティナは陰茎を握り、ぐっしょり濡れた膣口へと宛てがった。
 僕は、人生初の挿入を前に、ごくんと固唾を飲み込んだ。

「それじゃあ、入れちゃうね」

 そう言うティナの声は少し震えているような気がした。

「んぐぅ……、んっ……くっ……。はあっ……これっ……すごぃ……、いっ……ぐっ……」

 ティナがゆっくり、ゆっくりと、腰を落としていく。

「っ!」

 ティナが動きを止めた。そのタイミングで 、陰茎の先端が、何かに引っかかる感覚がした。
(あれ……これってもしかして……)

「ひぐっ!んーーーーっ!はぁっ、はぁっ……」

 数秒間止まっていたティナだったが、突然体重をかけ、陰茎を一気に飲み込む。陰茎の先端が、何かをぷつっと引き裂いたような感触がした。

「んはぁっ、はあっ……。あはっ……入っちゃったぁ」

 微かに涙声のティナ。結合部を見ると、血が垂れてきているのが分かる。

「……。ティナ、その、痛くない?」
「少し……痛いけど……大丈夫だよ。でも、もう少し……このままで……」

 そう言ってティナは僕の唇にキスをした。

 それから僕らは何回かキスをした。

「はむっ、ぢゅっ……ぢゅる……はあっ、はあっ……、ちゅっ」
「そろそろ……、動いてみるね」
「無理しないでね」
「うん……、大丈夫」

 ティナはゆっくりと腰を上下させる。ブラジャーで支えられている大きな胸も、ぷるん、ぷるんと揺れている。

「ぁ……、んっ……、はぁっ……ぁ……んぁ……、ぁ……っ、はぁっ……、んっ」

 ティナは少しずつ、少しずつ、速度を速めていく。それに伴い彼女の長い金髪も揺らめく。

「はあっ、んはあっ、おち〇ちん……すごいっ……。ふぁあっ……おま〇この、おくっ……あたってっ……あぁんっ……ぞくぞくっってして……すごいっ」

 そう言いながら、僕の上で乱れ続けるティナ。

「はあんっ……ああっ……、キス……キスもっ……あんっ、しよっ」

 体を倒し、唇を重ねてくる。

「あっ、ふぁむっ……、ちゅっ……ぢゅるっ……はあ、はあっ」

 上気した頬。荒い息遣い。甘い嬌声。揺れる胸。乱れる彼女。
 全部全部愛おしい。気付くと僕はティナの腰を手でがっちりと抑え、ティナの膣を下から突き上げていた。

「んぁっ、かってに……うごいちゃっ……ああっ……らめぇ」

 さっきまでより呂律が回らなくなったティナをみて、さらに興奮してきた。

「ごめん、ティナ。もう……我慢できないっ」

 動きを止める余裕なんてない僕は、激しく突き上げ続けた。

「んっ、らめっ……、あついのっ……くるっ……きちゃうぅぅ!」
「僕っ……もう、出るっ」
「はあんっ……いいっ……いいよっ……なかにっ……なかにらしてぇぇ……!はんっ……、わたしのっ……おま〇こにっ……、せーえき、んぁ……、ちょーらいっ!」
「いくよっ……中に、出すよっ!」
「んぁっ……きて!、わたしも、もう、イクっ、イクっ……イっちゃうぅぅぅぅぅ!!!!!」

 びゅるるるるるるる!!!!!

「ぐっ、ううっ、ふああ……せーえきぃ、びゅううって……でてるぅ……」
「おま○このなか、あついの、びゅうって、いっぱい……」

 うっとりとした顔で、ティナはゆっくりとお腹をさする。

「はぁ、はぁ、はぁ……すごくよかった」
「あうぅ……はっ、はあ……わたしも……。キス……最後に……はあっ、もう一回……、はむっ、んっ……ちゅっ……、これからいっぱいしようね」

 これが僕の性奴隷生活一日目。
 これから先、いったいどんな試練が待ち受けているのかは、誰にも分からないのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【R15】気まぐれデュランタ

あおみなみ
恋愛
「誰かの純情を、誰かが嗤う」 水野さよりは整った容姿だが、好みでない異性からも興味を持たれやすい上、 優柔不断さが災いして、トラブルに巻き込まれがち 好きな人と交際をスタートしても、「心身の悩み」のせいでなかなかうまくいかない。 そんな彼女の前に現れた「理想の人」とは?

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

いい子ちゃんなんて嫌いだわ

F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが 聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。 おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。 どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。 それが優しさだと思ったの?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

私の推し(兄)が私のパンツを盗んでました!?

ミクリ21
恋愛
お兄ちゃん! それ私のパンツだから!?

処理中です...