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第二章 その一歩は何をもたらす
限定プリンと学生証①
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遊さんをバイト先へと送り届けた後。
僕は寄り道をして街中まで車を走らせた。
有料駐車場に車を止めて、とあるスイーツ店へと向かう。
その店はプリンが大人気。
一日二百個限定、一瓶四百円で売られているそのプリンは、午後になる頃にはすべて完売してしまうと風の噂で聞いている。
僕の目的もそのプリン。
初バイトから帰ってきた遊さんへのささやかな贈り物にしようと思っている。
現在、午前十時すこし前。
果たしてプリンをゲットできるだろうか?
歩みを進めていくと、店舗が見えてくる。
「うわぁ、並んでるよ……」
ちんまりとした店から伸びた列を見て、僕はため息をつく。
若干うんざりしてしまったが、プリンを買うには並ぶ以外の選択肢は無いので女性率の高い行列の最後尾に加わる。
しかし、予想以上に並んでいるな。
今日は月曜日――平日だからと侮っていた。
こんなことなら、屋敷への物品の仕入れリストにここのプリンを入れておけばよかったか?
いや、このプリンは僕からのプレゼントとして買いたかったのだから、やっぱり僕自身が並んで手に入れるのが正解だ。
まあ、もし売り切れてしまったら他のスイーツを買って帰ろう。
僕は寄り道をして街中まで車を走らせた。
有料駐車場に車を止めて、とあるスイーツ店へと向かう。
その店はプリンが大人気。
一日二百個限定、一瓶四百円で売られているそのプリンは、午後になる頃にはすべて完売してしまうと風の噂で聞いている。
僕の目的もそのプリン。
初バイトから帰ってきた遊さんへのささやかな贈り物にしようと思っている。
現在、午前十時すこし前。
果たしてプリンをゲットできるだろうか?
歩みを進めていくと、店舗が見えてくる。
「うわぁ、並んでるよ……」
ちんまりとした店から伸びた列を見て、僕はため息をつく。
若干うんざりしてしまったが、プリンを買うには並ぶ以外の選択肢は無いので女性率の高い行列の最後尾に加わる。
しかし、予想以上に並んでいるな。
今日は月曜日――平日だからと侮っていた。
こんなことなら、屋敷への物品の仕入れリストにここのプリンを入れておけばよかったか?
いや、このプリンは僕からのプレゼントとして買いたかったのだから、やっぱり僕自身が並んで手に入れるのが正解だ。
まあ、もし売り切れてしまったら他のスイーツを買って帰ろう。
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