上 下
3 / 3

魔術

しおりを挟む
…………ん?状況を整理しよう。俺は顔面に火の玉的な何かが当たって………そこから記憶がない、まぁそれは置いといて、なんで俺はいま知らない女の人(それも美少女)に!?

「あ!よかった、意識は戻ったみたいですね!」

と今膝枕してくれている美少女が安心したように言った

「ありがとう、それはそうと……

「君の名は?」

決まった、うちの学園でも人気だった映画の題名。言ってみたかったんだよなーとか俺が思っていると、その美少女からとんでもない答えが返ってきた。

「あ、私はティータ、さっきの店員です。さっきはすいませんでした。」

「あーそれは大丈……

……え?

「えーー!?」

「そんな驚かなくても、」

と言っているが、嘘だろ、あり得るはずがない!だってさっきの店員さんはフード被っていかにも私暗いですーって言ってただろ!?それが、まさかの金髪美少女だったなんて、しかも胸が小さいかった。ーーえ?巨乳がいいって?いや、貧乳が一番だろ。異論は認めんーー  それよりも、と自分でも早すぎる切り替えをした俺は膝枕から起きてティータに聞いた

「さっきの火の玉ってなんなの!?」

それについて彼女は詳しく説明してくれた。

「ああ、あれが魔術です。そしてさっきのが火の玉インフという下級魔術です。誰でも使えますが、魔術の存在が頭にないと使えません。そして、魔術とは大気中にある魔力を消費することで使えます。」

そこで俺の頭にはならいくらでも魔法…いや魔術は使えるのかと思ったのだが、それを読んだかのようにティータは言った

「しかし、大気中の魔力は微量たるもので魔石を使わないと協力な魔術は出せません。ですが、さっきの下級魔術くらいなら大気中の魔力でもギリ足ります」

「あ!じゃあさ、足りない場合はどうするの?」

それについてもすぐ答えてくれた

「足りない場合はこの杖、魔力の杖マジックケインのこの部分……

と俺の横にあった杖の頭の石を指し

魔石に溜まっている魔力を使うんです!」

ほぉ~俺は結構感心した。俺が思ってたよりもまだ現実的なものじゃないか。

「あ、その魔石ってどのくらいの魔力が溜まってるの?」

と何気なく聞いたが……

「あ、火の玉インフ発動時の魔力の2万倍程度ですかね、」

聞かなきゃよかったと思った。なにせ俺の顔面に当たった火の玉が2万個降ってくるとも言えるんだぞ!?怖すぎだろ!?

「あ、さっきのお詫びでここの商品何か一つ差し上げますね」

え?
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

業腹

ごろごろみかん。
恋愛
夫に蔑ろにされていた妻、テレスティアはある日夜会で突然の爆発事故に巻き込まれる。唯一頼れるはずの夫はそんな時でさえテレスティアを置いて、自分の大切な主君の元に向かってしまった。 置いていかれたテレスティアはそのまま階段から落ちてしまい、頭をうってしまう。テレスティアはそのまま意識を失いーーー 気がつくと自室のベッドの上だった。 先程のことは夢ではない。実際あったことだと感じたテレスティアはそうそうに夫への見切りをつけた

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

処理中です...