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35話:体育祭練習
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定期テストの翌日…
「うぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
四人一組の騎馬達が校庭を駆け回る…
2年生全クラスの騎馬戦の種目に出る人は校庭の中心に集まって騎馬戦の練習をしている。
うわぁ…海はやっぱり凄いなぁ…
去年も海は騎馬戦に出てたんだけど他のクラスの騎馬を何騎も倒していて強すぎたんだよね…
今ももう5騎倒してるし今年も海が圧倒するのかな。
ちなみに僕は借り物競争で校庭の端っこに集まって練習をしているんだけど、これ練習する意味あるのかなぁ…?
今ここで引いた紙と本番で引く紙のお題は違うだろうしあんまり練習する必要性がないと思うんだけど…
「次るい君の番だよ~!」
「わ、分かった!」
僕の前の順番だった子がお題をクリアしたみたいだから僕はお題の紙が置かれている場所まで走り出した。
「はぁ…はぁ…えーっと…お題はこれ引こう…」
やばい…お題のところまで走っただけで息が切れる…最近全く運動してなかったからただでさえ運動が出来ないのにもっと体力が落ちてるよ…
明日から朝に走りにでも行こうかなぁ…まぁ多分3日でやめると思うけど
で、お題は…『異性の後輩か先輩』
………え、難易度高くない??
ただの後輩、先輩じゃなくて異性の?
僕には無理だよ…他学年に話しかけるなんて…
それに今僕ら2年生意外に校庭にいるクラスなんて…
いや、あっちに2クラスだけある…!
えーっと…あれは1-1と…1-2だ…!
1-1に知り合いは一人も居ないけど、確か1-2は胡桃ちゃんのクラスだったはず。胡桃ちゃんなら唯一異性の後輩で気軽に話しかけられる人だから、胡桃ちゃんを呼んでこよう!
僕は1-2が長縄を練習している場所まで一直線に走っていった。
あっ…!長縄を跳んだ後に休憩している人達の中に胡桃ちゃんが居た!今なら連れてこれるかな…?
「胡桃ちゃ~ん……!!」
「ん…?るい先輩じゃないですか!どうしたんですか?もしかして私に会いたくてそんなに息が切れるほど走ってきたんですか…?ちょうど私も先輩に会いたいと…」
「はぁ…借り物競争で…異性の後輩か先輩って出たんだよ…知り合いで気軽に話せる異性って胡桃ちゃんくらいしか居なくて…それでちょうど胡桃ちゃんが校庭で長縄跳んでたから…」
「あっ…そういうことですか私に会いたくて仕方がなくて来たんじゃなかったんですね…いや…気軽に話せる異性がまだ私だけしか居ないって知れたのは良かった情報か…」
「…え?」
「なんでもないですよるい先輩♪さ、他の借り物競争の人も待ってるし私も長縄まだ跳ばなきゃいけないので早く行きましょうよ!」
「ちょ…ちょっとまって…ゆっくり行こう…息が整ってないから……」
「ダメですって先輩私のことも考えてくださいよ!ん~……しょうがないですね…じゃあ私が先輩を引っ張って行ってあげます!」
「え?いや、やっぱり走るか…うわぁぁっ!?」
胡桃ちゃんは僕の手を掴んで借り物競争のゴールの場所まで猛スピードで走り出して行った…
に、人間が出していいスピードじゃないよこれ…!?て、手が外れる…外れちゃうよぉ…!!
―――――――――――
「…………はぁ…………はぁ………はぁ………」
借り物競争のゴールまでたどり着いてクラスの人と交代した。
今僕はゴールの端で寝っ転がっている…
もう歩けないし立てないよ…
「先輩ごめんなさい…!ついスピード出しすぎちゃいました、でも先輩のその頬が上気して真っ赤に染まった顔が見れて満足です!可愛すぎます…!」
「はぁ………全く反省してない…じゃん…!!」
「うぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
四人一組の騎馬達が校庭を駆け回る…
2年生全クラスの騎馬戦の種目に出る人は校庭の中心に集まって騎馬戦の練習をしている。
うわぁ…海はやっぱり凄いなぁ…
去年も海は騎馬戦に出てたんだけど他のクラスの騎馬を何騎も倒していて強すぎたんだよね…
今ももう5騎倒してるし今年も海が圧倒するのかな。
ちなみに僕は借り物競争で校庭の端っこに集まって練習をしているんだけど、これ練習する意味あるのかなぁ…?
今ここで引いた紙と本番で引く紙のお題は違うだろうしあんまり練習する必要性がないと思うんだけど…
「次るい君の番だよ~!」
「わ、分かった!」
僕の前の順番だった子がお題をクリアしたみたいだから僕はお題の紙が置かれている場所まで走り出した。
「はぁ…はぁ…えーっと…お題はこれ引こう…」
やばい…お題のところまで走っただけで息が切れる…最近全く運動してなかったからただでさえ運動が出来ないのにもっと体力が落ちてるよ…
明日から朝に走りにでも行こうかなぁ…まぁ多分3日でやめると思うけど
で、お題は…『異性の後輩か先輩』
………え、難易度高くない??
ただの後輩、先輩じゃなくて異性の?
僕には無理だよ…他学年に話しかけるなんて…
それに今僕ら2年生意外に校庭にいるクラスなんて…
いや、あっちに2クラスだけある…!
えーっと…あれは1-1と…1-2だ…!
1-1に知り合いは一人も居ないけど、確か1-2は胡桃ちゃんのクラスだったはず。胡桃ちゃんなら唯一異性の後輩で気軽に話しかけられる人だから、胡桃ちゃんを呼んでこよう!
僕は1-2が長縄を練習している場所まで一直線に走っていった。
あっ…!長縄を跳んだ後に休憩している人達の中に胡桃ちゃんが居た!今なら連れてこれるかな…?
「胡桃ちゃ~ん……!!」
「ん…?るい先輩じゃないですか!どうしたんですか?もしかして私に会いたくてそんなに息が切れるほど走ってきたんですか…?ちょうど私も先輩に会いたいと…」
「はぁ…借り物競争で…異性の後輩か先輩って出たんだよ…知り合いで気軽に話せる異性って胡桃ちゃんくらいしか居なくて…それでちょうど胡桃ちゃんが校庭で長縄跳んでたから…」
「あっ…そういうことですか私に会いたくて仕方がなくて来たんじゃなかったんですね…いや…気軽に話せる異性がまだ私だけしか居ないって知れたのは良かった情報か…」
「…え?」
「なんでもないですよるい先輩♪さ、他の借り物競争の人も待ってるし私も長縄まだ跳ばなきゃいけないので早く行きましょうよ!」
「ちょ…ちょっとまって…ゆっくり行こう…息が整ってないから……」
「ダメですって先輩私のことも考えてくださいよ!ん~……しょうがないですね…じゃあ私が先輩を引っ張って行ってあげます!」
「え?いや、やっぱり走るか…うわぁぁっ!?」
胡桃ちゃんは僕の手を掴んで借り物競争のゴールの場所まで猛スピードで走り出して行った…
に、人間が出していいスピードじゃないよこれ…!?て、手が外れる…外れちゃうよぉ…!!
―――――――――――
「…………はぁ…………はぁ………はぁ………」
借り物競争のゴールまでたどり着いてクラスの人と交代した。
今僕はゴールの端で寝っ転がっている…
もう歩けないし立てないよ…
「先輩ごめんなさい…!ついスピード出しすぎちゃいました、でも先輩のその頬が上気して真っ赤に染まった顔が見れて満足です!可愛すぎます…!」
「はぁ………全く反省してない…じゃん…!!」
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