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31話:後輩美少女とショッピングモールで 後編
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「胡桃ちゃん、この後はどうするの?」
「ん~…予約してないですけど映画観ませんか??今話題になってるあの恋愛物のアニメの。あれ気になってるんですよね♪」
「じゃあそれ観てみようか。僕も少し観てみたかったし!」
入口付近にある機械で席を確認してみるとまだ奥の真ん中の席がちょうど2席分空いていたのでそこの席に決めた。
ポップコーンや飲み物を買っている間に胡桃ちゃんはトイレに言っていたので僕が味を決めておいた。確か中学生の委員会で話してるときにポップコーンは塩バターが好きとか言ってた気がする…間違ってたらあれだけど…
僕はもちろんキャラメル味だよ!
キャラメル味のあの甘い味が本当に癖になるんだよねぇ…
「あっ!るい先輩もうポップコーン買い終わってたんですね、あっ…!ポップコーンが塩バター味…トイレ行く前に言い忘れてたから違う味を買うのかと思ってましたけど、よく私が塩バター味食べるって分かりましたね」
「だって、確か中学生の委員会で一緒に話してたときに言ってたじゃん。私ポップコーンの塩バター味が1番好きなんですよ♪って」
「……っ!るい先輩…よくそんな昔のことを覚えてましたね…」
「そりゃ覚えてるよ、胡桃ちゃんは大事な後輩だからね」
「……るい先輩ってほんと不意打ちできますよね…女装を知り合いに見られるよりそのセリフの方が恥ずかしいんじゃないですか…??」
「別に大事な後輩は恥ずかしいセリフじゃなくない??実際思っていることだしさ。僕が中学生2年生からの付き合いだし」
「るい先輩ってほんと恥ずかしいの基準おかしいですよ…!!もう行きましょう…!」
そう言って胡桃ちゃんはポップコーンを持ちながら早歩きで席の方に向かっていった…
ちょ…胡桃ちゃん速すぎるって…
―――――――――――
「映画面白かったですね!先輩♪」
「うん、久しぶりに映画館で映画を観たけど良かったね」
主人公と複数のヒロイン達が互いに困難を乗り越えながら仲がより深まっていくのが観てて面白かったね。それに主人公が最後まで誰と結ばれるのか分からなくてドキドキしたなぁ…僕が推してたマリアちゃんが結ばれなくて少し残念だけどそれでも楽しめたよ…!
「いや~、マナが結ばれるのは想像出来なかったですよね…私はマリアちゃんを応援してたから少し残念です…」
「僕もマリアちゃん推してたなぁ…」
「ですよね!あのツンツンしてるけどたまに見せるデレがいいですよね!」
映画の話で盛り上がりながら僕達はフードコートまで行った。僕はオムライス、胡桃ちゃんはラーメンを買って食べている。胡桃ちゃんはラーメンが好きって結構顔に似合わないよね…
「先輩私にラーメンが似合わないって顔してますね~、人の顔で食べ物の好みは分からないんですよ!」
「本当に胡桃ちゃんは僕が思っていることを当ててくるね…!それと胡桃ちゃんが人の顔で好みは分からないって一番言っちゃいけないよ?胡桃ちゃん食べ物じゃないけど育成ゲームをやるのがいかにもって感じですねとか言ってきたじゃん!」
「それはそれ、これはこれです!関係ないです!」
「いやめちゃくちゃ関係あると思うけどね…
……あっ…もうこんな時間かぁ…」
今日はこのあと菜乃葉ちゃんとコラボだからもう帰らないとな…
「胡桃ちゃん僕はもう帰らないといけないから…胡桃ちゃんは今日何で帰るの?」
「先輩もう帰っちゃうんですか、私はお母さんが迎えに来てくれるって言ってたのでここで待ってますね。先輩今日は楽しかったです♪また一緒に出かけましょうね!」
「うん、僕も楽しかったよ!映画久しぶりに観て面白かったし、胡桃ちゃんのおかげで知り合いに女装を見られることに対して少し大丈夫になったからね。ありがとう」
「まぁ私が見たかったからっていうのが一番の理由ですけどね~、まぁでもるい先輩のためになったのなら嬉しいです!」
「本当にありがとうね!じゃあ僕はもう行くから!」
そう言って僕は食べ終えたオムライスのお皿を戻し帰っていった…
「………好きな人の趣味を否定するわけないですよ…それにしてもるい先輩の女装可愛かったなぁ…」
「ん~…予約してないですけど映画観ませんか??今話題になってるあの恋愛物のアニメの。あれ気になってるんですよね♪」
「じゃあそれ観てみようか。僕も少し観てみたかったし!」
入口付近にある機械で席を確認してみるとまだ奥の真ん中の席がちょうど2席分空いていたのでそこの席に決めた。
ポップコーンや飲み物を買っている間に胡桃ちゃんはトイレに言っていたので僕が味を決めておいた。確か中学生の委員会で話してるときにポップコーンは塩バターが好きとか言ってた気がする…間違ってたらあれだけど…
僕はもちろんキャラメル味だよ!
キャラメル味のあの甘い味が本当に癖になるんだよねぇ…
「あっ!るい先輩もうポップコーン買い終わってたんですね、あっ…!ポップコーンが塩バター味…トイレ行く前に言い忘れてたから違う味を買うのかと思ってましたけど、よく私が塩バター味食べるって分かりましたね」
「だって、確か中学生の委員会で一緒に話してたときに言ってたじゃん。私ポップコーンの塩バター味が1番好きなんですよ♪って」
「……っ!るい先輩…よくそんな昔のことを覚えてましたね…」
「そりゃ覚えてるよ、胡桃ちゃんは大事な後輩だからね」
「……るい先輩ってほんと不意打ちできますよね…女装を知り合いに見られるよりそのセリフの方が恥ずかしいんじゃないですか…??」
「別に大事な後輩は恥ずかしいセリフじゃなくない??実際思っていることだしさ。僕が中学生2年生からの付き合いだし」
「るい先輩ってほんと恥ずかしいの基準おかしいですよ…!!もう行きましょう…!」
そう言って胡桃ちゃんはポップコーンを持ちながら早歩きで席の方に向かっていった…
ちょ…胡桃ちゃん速すぎるって…
―――――――――――
「映画面白かったですね!先輩♪」
「うん、久しぶりに映画館で映画を観たけど良かったね」
主人公と複数のヒロイン達が互いに困難を乗り越えながら仲がより深まっていくのが観てて面白かったね。それに主人公が最後まで誰と結ばれるのか分からなくてドキドキしたなぁ…僕が推してたマリアちゃんが結ばれなくて少し残念だけどそれでも楽しめたよ…!
「いや~、マナが結ばれるのは想像出来なかったですよね…私はマリアちゃんを応援してたから少し残念です…」
「僕もマリアちゃん推してたなぁ…」
「ですよね!あのツンツンしてるけどたまに見せるデレがいいですよね!」
映画の話で盛り上がりながら僕達はフードコートまで行った。僕はオムライス、胡桃ちゃんはラーメンを買って食べている。胡桃ちゃんはラーメンが好きって結構顔に似合わないよね…
「先輩私にラーメンが似合わないって顔してますね~、人の顔で食べ物の好みは分からないんですよ!」
「本当に胡桃ちゃんは僕が思っていることを当ててくるね…!それと胡桃ちゃんが人の顔で好みは分からないって一番言っちゃいけないよ?胡桃ちゃん食べ物じゃないけど育成ゲームをやるのがいかにもって感じですねとか言ってきたじゃん!」
「それはそれ、これはこれです!関係ないです!」
「いやめちゃくちゃ関係あると思うけどね…
……あっ…もうこんな時間かぁ…」
今日はこのあと菜乃葉ちゃんとコラボだからもう帰らないとな…
「胡桃ちゃん僕はもう帰らないといけないから…胡桃ちゃんは今日何で帰るの?」
「先輩もう帰っちゃうんですか、私はお母さんが迎えに来てくれるって言ってたのでここで待ってますね。先輩今日は楽しかったです♪また一緒に出かけましょうね!」
「うん、僕も楽しかったよ!映画久しぶりに観て面白かったし、胡桃ちゃんのおかげで知り合いに女装を見られることに対して少し大丈夫になったからね。ありがとう」
「まぁ私が見たかったからっていうのが一番の理由ですけどね~、まぁでもるい先輩のためになったのなら嬉しいです!」
「本当にありがとうね!じゃあ僕はもう行くから!」
そう言って僕は食べ終えたオムライスのお皿を戻し帰っていった…
「………好きな人の趣味を否定するわけないですよ…それにしてもるい先輩の女装可愛かったなぁ…」
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