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17話:美少女後輩とカフェ 前編
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黒猫ゆりかちゃんとのコラボから数日後…
今は学校がちょうど終わったところだ。ちなみに海はバイトなので先に出ていった。なので僕も帰ろうと思って教室を出たら…
「あっ♪るい先輩今帰るところですよね!私と一緒に駅前のカフェ行きませんかぁ?」
茶髪のボブで目は丸く大きく、鼻は小さくて唇は口紅を塗っていると勘違いするレベルのピンク色をしている。(これで塗っていないらしい)
身長は152cmと低めだが、胸は大きくスタイルがいいので身長など気にならない。高校の制服を着こなしていてとても可愛い。そんな少女が僕に話しかけてきた。
「胡桃ちゃんか…カフェ?…でも今日は家に帰って小説読みたいしなぁ」
話しかけてきた少女の名前は斎藤胡桃だ。
僕より1歳年下で高校一年生。中学も同じで、中学の時に一緒の委員会になってからこうやって僕に絡んでくるようになった。
「え~、小説なんていつでも読めますよね?」
「う~ん…」
「ね、行いきましょうよ!私みたいな美少女と一緒にカフェに行けることなんて早々ないですよ?」
「そんな美少女がなんで僕とカフェに行きたいのさ…」
「だって、るい先輩と話してると心地良いですし!友達とはたくさん行ってますし~、カフェに行く友達が居ないるい先輩が可哀想だって理由もあります!」
「別にカフェに行くくらいの仲良い友達は居るよ。僕がカフェに行かないだけでさ」
「それって海先輩のことでしょ?言い訳は要らないので行きましょう!それに駅前のカフェの苺がたっぷりのった期間限定のケーキがめちゃくちゃ美味しいんですよ!」
「い、苺がたっぷりのったケーキ…」
「スポンジがふわふわモチモチで、生クリームはあっさりしてて食べやすいんですよ!それで苺は甘酸っぱくて、ケーキに最高に合うんです!ね!行きましょうよ!るい先輩苺好きでしたよね?」
「う、うん…好きだよ。そんなに言うなら行こうかな…」
「やった~!!じゃあ早く行きましょ!」
――――――――――
学校から出て、駅前のカフェに向かっている道中…
「…で、友達がね~!…あれ、そういえばなんか先輩が可愛くなってる…?」
「え…?可愛く…?」
「はい…るい先輩はいつでも可愛いんですが、なんかいつもより肌とか髪がツヤツヤしてるというか」
「あ~…肌とか髪を手入れし始めたからかなぁ…」
この前アガットちゃんとショッピングモールに行ったときに、実は化粧品とかシャンプーとかも色々買ってたんだよね。僕は別に要らないかなと思ってたんだけど、アガットちゃんが手入れしろってうるさかったんだ… まぁ今は買ってよかったと思ってるけど…
「るい先輩もとうとう自分の可愛さを理解して、可愛さのより高みを目指しているってことですか!!」
「違うよっ…!友達と出かけたときに手入れしたほうがいいよっ言われたから選んでもらったんだよ」
「友達…?その友達って女ですか…?」
「…ん?そうだけど…」
「………むぅ~!!!るい先輩、私というものが居るのに他の女と出かけたんですか!!!!その人と付き合ってるんですか!?」
「え…なんでそんなに怒ってるの…?それに付き合ってないけど…僕が付き合えるわけないでしょ…」
「ほっ…よかった…付き合ってないんだ……」
「ん…?なんて言った?」
「要するにるい先輩が鈍感浮気野郎って事です!!いや…可愛いから鈍感浮気娘…」
「浮気って…僕別に誰とも付き合ってないし…鈍感じゃないでしょ…というか可愛いから娘っておかしいでしょ!!」
「自分が鈍感じゃないってふざけてるんですか…?私がこんなにアピールしてるのに…!!
もう…!こんなるい先輩は置いていっちゃいます!!」
「え…ちょっと待ってよ!」
「はぁ…はぁ…ちょっと…胡桃ちゃん速すぎ…
はぁ…胡桃ちゃんは元陸上部なんだから…本気で走らないでよ…僕がついていけるわけないよ…」
「るい先輩ごめんなさい…自分が言う勇気がないせいなのにちょっと怒っちゃって…」
「勇気とかどういうことなのかよく分からないけど…別に大丈夫だよ!気になることがあるのならケーキ食べながら聞くから!」
今は学校がちょうど終わったところだ。ちなみに海はバイトなので先に出ていった。なので僕も帰ろうと思って教室を出たら…
「あっ♪るい先輩今帰るところですよね!私と一緒に駅前のカフェ行きませんかぁ?」
茶髪のボブで目は丸く大きく、鼻は小さくて唇は口紅を塗っていると勘違いするレベルのピンク色をしている。(これで塗っていないらしい)
身長は152cmと低めだが、胸は大きくスタイルがいいので身長など気にならない。高校の制服を着こなしていてとても可愛い。そんな少女が僕に話しかけてきた。
「胡桃ちゃんか…カフェ?…でも今日は家に帰って小説読みたいしなぁ」
話しかけてきた少女の名前は斎藤胡桃だ。
僕より1歳年下で高校一年生。中学も同じで、中学の時に一緒の委員会になってからこうやって僕に絡んでくるようになった。
「え~、小説なんていつでも読めますよね?」
「う~ん…」
「ね、行いきましょうよ!私みたいな美少女と一緒にカフェに行けることなんて早々ないですよ?」
「そんな美少女がなんで僕とカフェに行きたいのさ…」
「だって、るい先輩と話してると心地良いですし!友達とはたくさん行ってますし~、カフェに行く友達が居ないるい先輩が可哀想だって理由もあります!」
「別にカフェに行くくらいの仲良い友達は居るよ。僕がカフェに行かないだけでさ」
「それって海先輩のことでしょ?言い訳は要らないので行きましょう!それに駅前のカフェの苺がたっぷりのった期間限定のケーキがめちゃくちゃ美味しいんですよ!」
「い、苺がたっぷりのったケーキ…」
「スポンジがふわふわモチモチで、生クリームはあっさりしてて食べやすいんですよ!それで苺は甘酸っぱくて、ケーキに最高に合うんです!ね!行きましょうよ!るい先輩苺好きでしたよね?」
「う、うん…好きだよ。そんなに言うなら行こうかな…」
「やった~!!じゃあ早く行きましょ!」
――――――――――
学校から出て、駅前のカフェに向かっている道中…
「…で、友達がね~!…あれ、そういえばなんか先輩が可愛くなってる…?」
「え…?可愛く…?」
「はい…るい先輩はいつでも可愛いんですが、なんかいつもより肌とか髪がツヤツヤしてるというか」
「あ~…肌とか髪を手入れし始めたからかなぁ…」
この前アガットちゃんとショッピングモールに行ったときに、実は化粧品とかシャンプーとかも色々買ってたんだよね。僕は別に要らないかなと思ってたんだけど、アガットちゃんが手入れしろってうるさかったんだ… まぁ今は買ってよかったと思ってるけど…
「るい先輩もとうとう自分の可愛さを理解して、可愛さのより高みを目指しているってことですか!!」
「違うよっ…!友達と出かけたときに手入れしたほうがいいよっ言われたから選んでもらったんだよ」
「友達…?その友達って女ですか…?」
「…ん?そうだけど…」
「………むぅ~!!!るい先輩、私というものが居るのに他の女と出かけたんですか!!!!その人と付き合ってるんですか!?」
「え…なんでそんなに怒ってるの…?それに付き合ってないけど…僕が付き合えるわけないでしょ…」
「ほっ…よかった…付き合ってないんだ……」
「ん…?なんて言った?」
「要するにるい先輩が鈍感浮気野郎って事です!!いや…可愛いから鈍感浮気娘…」
「浮気って…僕別に誰とも付き合ってないし…鈍感じゃないでしょ…というか可愛いから娘っておかしいでしょ!!」
「自分が鈍感じゃないってふざけてるんですか…?私がこんなにアピールしてるのに…!!
もう…!こんなるい先輩は置いていっちゃいます!!」
「え…ちょっと待ってよ!」
「はぁ…はぁ…ちょっと…胡桃ちゃん速すぎ…
はぁ…胡桃ちゃんは元陸上部なんだから…本気で走らないでよ…僕がついていけるわけないよ…」
「るい先輩ごめんなさい…自分が言う勇気がないせいなのにちょっと怒っちゃって…」
「勇気とかどういうことなのかよく分からないけど…別に大丈夫だよ!気になることがあるのならケーキ食べながら聞くから!」
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