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15話:清水azureと炎野アガットのオフコラボ配信 2
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『で、アザーは前回最初のゾンビを倒したところで終わったんだっけ?』
『うん…そうだよ。強かったな』
『あれ、本来は瞬殺できる敵なんだけどね…』
〈アザーちゃんはゲームよわよわ勢だからかぁ〉
〈まさか3回も死ぬとは思わなかったw〉
〈俺もやったことあるけど、ナイフですぐに倒せたからなぁ〉
『しょ、しょうがないじゃん…怖いし…ゲーム苦手なんだもん』
『そういうとこが可愛いからいいのよ』
〈うんうん〉
〈アザーちゃんの悲鳴は大好物です〉
『じゃあ…地下牢からゲームスタートね。ちなみにキャラを操作するのはアザーよ』
『えぇ…!?私…!?そこはアガットちゃんじゃないの!?私よりアガットちゃんがプレイしたほうがいいと思うんだけど』
『だめよ。このゾンビゲームはアザーのものだし、私が進めたらアザーのチャンネルで配信してる意味が無くなっちゃうわ。それに皆は私がゲームを淡々と進めるところよりアザーが悲鳴をあげながらプレイしてるところを観たいと思ってるだろうしね』
〈アガットちゃんが淡々とプレイしてるところも観たいけどねw〉
〈わいも〉
〈そやね〉
『なら、私がプレイするのは自分のチャンネルでやるわ。ね、だからアザーがやって。貴方がやることに意味があるのよ。それに私がここに居てあげるから。もしものときは助けてあげるし』
『うぅ…わかった…やります…』
〈頑張れー〉
〈ファイト!〉
そしてゲームを開始する。
『うぅ…暗いなぁ』
懐中電灯で周りを照らすが、端が暗くて見えず、いつ何が出るか分からないのでびくびくしてしまう…
このままここに立って周りを見ていてもゲームは進まないので、歩き始めると…
グチャッッッ……!!
『んぇ……??』
何かを踏んだ感触があったので視点を下に向けてみると…
『んびゃァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!???』
頭にナイフが突き刺さった跡があるゾンビが倒れていた
『アザー…なんでこの前自分が倒したゾンビにビビってるのよ… そこに倒れてることぐらい分かってるでしょ』
〈早速悲鳴助かる〉
〈鼓膜が破れるんじゃ〉
〈自分が倒したゾンビにビビるアザーちゃん可愛い〉
『だ…だって…怖くて忘れてたんだもん…うぅ…』
『まったく…いい?ホラーゲームで怖いときに重要なのは怖くても進むのをやめないことなの。怖くて足を止めてるから、より時間がかかり怖い思いをするの。どんどん進めば怖いところがどんどん来るから怖い思いが上書きされて、前の怖さなんて気にならなくなるから』
『そ…そうなんだ…うん…なら怖くてもどんどん進むようにする…』
〈へぇ~そうなんや〉
〈確かに〉
〈わいもホラーゲームやるときそうしようかな〉
『まぁでもどんどん進んだら、楽しめないから遅く進んでもいいわよ?』
『いや…どんどん進むから!もう怖がらないから!』
そう言ってアザーは足を進める。
少し先に進むと左右にドアがあり、正面には階段があった…
左右のドアに入ろうと思ったが鍵がかかっているようなので先に階段を上がることにした。
ドアを開けると木造の部屋に出た。
ベッドやタンス、テーブルなどが置いてあり、荷物も部屋に散らかっている。
ここは誰かの寝室なのかな?
『う~ん…なんかいろいろ散らかっているね』
『食べ物がテーブルの上に置いてあるけど、腐っていないわね。つい最近まで人がここに居たってことなのかしら』
〈ここに住んでいるってやばすぎだろw〉
〈ゾンビがいる場所には住みたくねぇな〉
〈誰だってそやろw〉
部屋を漁ってみたが特にアイテムはなかった。
なので部屋から出ることにした。
『こ、ここ開けたらゾンビが居るってことないよね…』
『それは開けてみるまで分からないわね…』
『じゃ…じゃあ…開けるよっ…? えいっ…!』
キィッ……
ドアを開けてみたが、廊下に出ただけで何も居なかった。
『ほっ…よかった…何も居ないね』
廊下を進んだ少し先にドアがあったのでそこに入ろうと先に進む…
ドアの前に来たのでドアを開けるとそこはさっきと同じような部屋だった。ただ物が散らかってるが、食べ物などは何もなかった。
『ん…?あっ!これ鍵だ!この鍵は地下牢のところで使うやつかな!』
『多分そうでしょうね。じゃあ早速行きましょう』
『うん!』
鍵をしまい、後ろを振り向くと…
腕が千切れていて体の所々に傷がある血だらけのゾンビがいた。
『う…うわぁぁぁっ!?!?』
驚いてナイフを一心不乱に振り続ける。
『ちょっとアザー!それじゃ倒せないわよ…!頭が弱点だから頭を狙って…!』
頭を狙ってナイフを振ったが、何故か肩にナイフが刺さった。
『な、なんで肩にナイフが…!?や、やばい…抜けないよぉ…』
そのままゾンビに噛みつかれ死亡してしまった。
『も…もう無理だよぉ………!』
アザーはコントローラーを置いてクッションに丸まった。
『アザー…怖いのは分かるけど…もう少し頑張りましょう…苦手なものはすぐに諦めていたら克服できないわよ。それにもう少し先に進めたらなでなでしてあげるから…』
『ほ…ほんと…?』
『うん…本当よ…』
『なら…頑張る…』
『(おふざけで笑わせてあげようと思ったら、本当になでなでしてもらいたいみたいね…
怖くて精神年齢が下がってるのかな…このアザーも可愛いわね…)』
『うん…そうだよ。強かったな』
『あれ、本来は瞬殺できる敵なんだけどね…』
〈アザーちゃんはゲームよわよわ勢だからかぁ〉
〈まさか3回も死ぬとは思わなかったw〉
〈俺もやったことあるけど、ナイフですぐに倒せたからなぁ〉
『しょ、しょうがないじゃん…怖いし…ゲーム苦手なんだもん』
『そういうとこが可愛いからいいのよ』
〈うんうん〉
〈アザーちゃんの悲鳴は大好物です〉
『じゃあ…地下牢からゲームスタートね。ちなみにキャラを操作するのはアザーよ』
『えぇ…!?私…!?そこはアガットちゃんじゃないの!?私よりアガットちゃんがプレイしたほうがいいと思うんだけど』
『だめよ。このゾンビゲームはアザーのものだし、私が進めたらアザーのチャンネルで配信してる意味が無くなっちゃうわ。それに皆は私がゲームを淡々と進めるところよりアザーが悲鳴をあげながらプレイしてるところを観たいと思ってるだろうしね』
〈アガットちゃんが淡々とプレイしてるところも観たいけどねw〉
〈わいも〉
〈そやね〉
『なら、私がプレイするのは自分のチャンネルでやるわ。ね、だからアザーがやって。貴方がやることに意味があるのよ。それに私がここに居てあげるから。もしものときは助けてあげるし』
『うぅ…わかった…やります…』
〈頑張れー〉
〈ファイト!〉
そしてゲームを開始する。
『うぅ…暗いなぁ』
懐中電灯で周りを照らすが、端が暗くて見えず、いつ何が出るか分からないのでびくびくしてしまう…
このままここに立って周りを見ていてもゲームは進まないので、歩き始めると…
グチャッッッ……!!
『んぇ……??』
何かを踏んだ感触があったので視点を下に向けてみると…
『んびゃァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!???』
頭にナイフが突き刺さった跡があるゾンビが倒れていた
『アザー…なんでこの前自分が倒したゾンビにビビってるのよ… そこに倒れてることぐらい分かってるでしょ』
〈早速悲鳴助かる〉
〈鼓膜が破れるんじゃ〉
〈自分が倒したゾンビにビビるアザーちゃん可愛い〉
『だ…だって…怖くて忘れてたんだもん…うぅ…』
『まったく…いい?ホラーゲームで怖いときに重要なのは怖くても進むのをやめないことなの。怖くて足を止めてるから、より時間がかかり怖い思いをするの。どんどん進めば怖いところがどんどん来るから怖い思いが上書きされて、前の怖さなんて気にならなくなるから』
『そ…そうなんだ…うん…なら怖くてもどんどん進むようにする…』
〈へぇ~そうなんや〉
〈確かに〉
〈わいもホラーゲームやるときそうしようかな〉
『まぁでもどんどん進んだら、楽しめないから遅く進んでもいいわよ?』
『いや…どんどん進むから!もう怖がらないから!』
そう言ってアザーは足を進める。
少し先に進むと左右にドアがあり、正面には階段があった…
左右のドアに入ろうと思ったが鍵がかかっているようなので先に階段を上がることにした。
ドアを開けると木造の部屋に出た。
ベッドやタンス、テーブルなどが置いてあり、荷物も部屋に散らかっている。
ここは誰かの寝室なのかな?
『う~ん…なんかいろいろ散らかっているね』
『食べ物がテーブルの上に置いてあるけど、腐っていないわね。つい最近まで人がここに居たってことなのかしら』
〈ここに住んでいるってやばすぎだろw〉
〈ゾンビがいる場所には住みたくねぇな〉
〈誰だってそやろw〉
部屋を漁ってみたが特にアイテムはなかった。
なので部屋から出ることにした。
『こ、ここ開けたらゾンビが居るってことないよね…』
『それは開けてみるまで分からないわね…』
『じゃ…じゃあ…開けるよっ…? えいっ…!』
キィッ……
ドアを開けてみたが、廊下に出ただけで何も居なかった。
『ほっ…よかった…何も居ないね』
廊下を進んだ少し先にドアがあったのでそこに入ろうと先に進む…
ドアの前に来たのでドアを開けるとそこはさっきと同じような部屋だった。ただ物が散らかってるが、食べ物などは何もなかった。
『ん…?あっ!これ鍵だ!この鍵は地下牢のところで使うやつかな!』
『多分そうでしょうね。じゃあ早速行きましょう』
『うん!』
鍵をしまい、後ろを振り向くと…
腕が千切れていて体の所々に傷がある血だらけのゾンビがいた。
『う…うわぁぁぁっ!?!?』
驚いてナイフを一心不乱に振り続ける。
『ちょっとアザー!それじゃ倒せないわよ…!頭が弱点だから頭を狙って…!』
頭を狙ってナイフを振ったが、何故か肩にナイフが刺さった。
『な、なんで肩にナイフが…!?や、やばい…抜けないよぉ…』
そのままゾンビに噛みつかれ死亡してしまった。
『も…もう無理だよぉ………!』
アザーはコントローラーを置いてクッションに丸まった。
『アザー…怖いのは分かるけど…もう少し頑張りましょう…苦手なものはすぐに諦めていたら克服できないわよ。それにもう少し先に進めたらなでなでしてあげるから…』
『ほ…ほんと…?』
『うん…本当よ…』
『なら…頑張る…』
『(おふざけで笑わせてあげようと思ったら、本当になでなでしてもらいたいみたいね…
怖くて精神年齢が下がってるのかな…このアザーも可愛いわね…)』
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