男だけど女性Vtuberを演じていたら現実で、メス堕ちしてしまったお話

ボッチなお地蔵さん

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9話:海とお出かけ後編

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「うわぁ…やっぱり人結構居るね」

「まぁそりゃ今日休日だし、ここの遊園地って結構有名だからな。で、何から乗るか?やっぱりジェットコースターからか?」

「ちょっと!僕がジェットコースターあまり得意じゃないって知ってるでしょ!最初からは無理だよ!それに今日は僕の気分転換の為に来たんでしょ?なら最初は僕が乗るの決めていいよね♪」

「はいはい…たっく…で、どこか決めたか?」

「うーん、最初は僕カヌーのやつ乗りたいかなぁ」

「カヌー最初って渋いな…wまぁいいけどよ」

「じゃあ早く行こうよ!」

カヌーが乗れるジャングルエリアを目指して二人で歩き始める。

「るいってこういう所に来たときは本当に子供っぽくなるよなぁ…いつも大人びてるけどさ」

「むぅ…子供っぽくて何か悪いの?遊園地ってワクワクするじゃん!」

「別に悪いって言ってるんじゃねぇよ。ただ可愛いなぁと」

「か、可愛いッッ!?な、な、何言ってるの??」

「いやまだまだ子供みたいなところがあって可愛いなって思っただけだけど…」

「あっ…なんだそういうことね。驚かせないでよ」

「そういうことってどういうことだ?今の状況的に子供っぽくて可愛いって意味しかなくねぇか?」

「いや、気にしないで…」

女性的に可愛いって言われたのかと思ってびっくりしたよ… ん?てかどうして僕は女性的に可愛いと言われたと思ったんだ!?
ワケガワカラナイヨ…

「ふーん… まぁ別にいいか。おっ!ジャングルエリア見えてきたなぁ!カヌーはジャングルエリアの入口付近にあるからすぐそこだな」

「早く、早く!早くしないと置いてっちゃうよ!」

僕はカヌー乗り場が近くなってきたから気分もより上がった。早く乗りたいのに海は遅すぎるよ!

「おい、そんな急ぎすぎるなよ!別にカヌーは逃げねぇぞ」

「何言ってるの海。カヌーは人気アトラクションだから早く並ばないと、待つことになっちゃうよ!」

「カヌーは10分待ちで人気でもなんでもないぞ…てか人少ない方だぞ」

「…………まぁそんな事は置いてといて、乗ろう!」

「置いとくなよ。んじゃ付いたし並ぶか」

――――――――――

『右手に見えるのは、アナコンダです』

カヌーに乗っているクルーの人がジャングルに居る動物の紹介をする。

「海!見てみて!アナコンダだって!」

『左に居るのが、アメリカワニです。最大全長が6.5mにもなる大きなワニです』

「海!海!アメリカワニだって!6.5mってでかぁ!」

「確かにでかいなぁ、でもあれ偽物だろ?」

「ちょっと、海!ムード壊すこと言わないでよ。遊園地で一番やっちゃいけないことだよ!」

「ごめんごめん。悪かったって」

「本当に反省してるの?もう…」

「してるって、それにしても手が疲れるなこれ」

「だよねぇ。汗かいてきちゃったよ」

「やべぇ…ちょっとエロい…」

「ん?なんか言った??」

「いや、なんでもない」
――――――――――

「じゃあ次はジェットコースター行くか?」

「いや、魚と話が出来るやつに行こ!」

「あー、あれも結構面白いもんなぁ… んじゃ行くか。ジャングルエリアから近いしな」

「おー!」

「そういえばポップコーン買ってねぇな。やっぱり遊園地と言えばポップコーンだろ?買おうぜ」

「そうだね、買おっか。近くに何味があるのかな?」

「カレー味とキャラメル味が近いな」

海はパンフレットを見ながら言う。

「僕キャラメルポップコーン食べたいな」

「俺はカレー味食いたい。あ~、ポップコーン売り場は近いと言っても別方向だからなぁ…どうするか」

「普通に二手に分かれて、買ってきたらまたここに集合しよ!」

「そうするか」

そしてポップコーンを買い終わり集合場所に戻ってきた。

「ん~♪キャラメルポップコーン美味しい~!」

「カレー味うまっ」

「ねぇ、僕にもカレー味ちょうだい!」

「おういいぜ!俺にもキャラメル味くれよ。キャラメル味も意外と好きだからな」

海のポップコーンの容器の中に手を入れ、ポップコーンを1個取った。カレー味の粉が意外と手に付くね。

「あむっ… ん~!美味しい。カレー味もいいねぇ」

「俺も!」

海は僕のポップコーンの容器の中に手を入れ、10個以上取った。

「バクッッ… 甘いなぁ。うまいけど」

「ちょっと!!海!取りすぎなんだけど!僕1個しか取ってないんだけど!今結構ポップコーンの数減ったよ!?」

「んじゃ、アトラクション付いたし入るか」

「ちょっと何無視してるの!?なかった事にしないでよ!」
―――――――――――

「ふぅ…面白かったぁ!」

僕達は魚と話すアトラクションから出てきた。
面白かったなぁ…

「おう、面白かったな。あれアドリブでやってんだろ?すごいなぁ」

「だね!」

「んじゃ次はジェットコースターに…」

「マスコットキャラクターと写真撮りに行こ!」

「おい、完全にジェットコースターに行かないようにしてるよな??今回は写真撮るのでいいけど、次は絶対ジェットコースター乗るぞ!絶対にだ!!」

「ちぇっ…どうしてそんなにジェットコースターに乗りたいのか僕には分からないよ。股がふわふわして気持ち悪いじゃん!」

「はぁ?そのふわふわ感がいいんだろ!」

「よくない!」

「いいだろ!」

「よくない!」

「いいだろ!!」

…言い合いをしている間にマスコットキャラクターと写真を取れるアトラクションに付いていた。ちょっと本気になりすぎかな…

「これもあまり待たないからすぐ入れそうだな」

「そうなんだ。僕ここのマスコット結構好きだから楽しみだなぁ…」

「確かに可愛いな」

「でしょでしょ♪あのもふもふ感がたまんないよ!」

『2名のお客様ですか?』

「あっはい、そうです」

『では奥にお進みください』

「分かりました」

「いよいよだねぇ!」

奥に行きドアを開けると…

「かっわいい!!」

もふもふなマスコットキャラクターがいた。
めちゃくちゃ可愛い…!!

「だ、抱き着いてもいいんですか?」

マスコットキャラクターの横に居たスタッフさんに尋ねる。

『大丈夫ですよ』

「やった!」

そう言って僕はマスコットキャラクターに抱き着く。凄いもふもふだぁ…

『彼氏さんもそのまま近くに行って写真を取りましょうか』

「え…」

「か、海は彼氏じゃないです!!」

『え、そうなんですか!?それはすみません…
では近くに行っていただいて…写真を取ります
ハイチーズ』

カシャッ!

―――――――――――

「よく取れてるな」

「そ、そうだね…」

か、海の彼女って思われてたのか… ということは周りの人も僕達のことカップルって思ってるのかなぁ… 恥ずかしいなぁ…

「おい!るい!ジェットコースターに行くぞ!」

「…っえ!?あっ!うん!分かった」

――――――――――

「うっぷ…」

「大丈夫か?るい」

「大丈夫じゃないよ…よく海はジェットコースターに乗って気持ち悪くならないよね」

「うーん、俺には気持ち悪くなる意味がよくわからんからなぁ… もう一回乗りてぇ」

「もう一回乗るなら一人で行ってきてね… 僕は無理だ…」

――――――――――

結局海はジェットコースターを2回乗った。
その後は、いろんなアトラクションに乗った。

そして夜になり…

「もうすっかり暗いねぇ」

「だな。もうすぐ時間だな」

「帰りの?」

「いや、違う。上見ろ」

「上…?」
上を向いた瞬間…

ヒューーーッッッ……… ドォォォォォォン!!!

「わぁぁぁ!」

「綺麗だな」

「うん、凄い綺麗…」

たくさんの大きな花火が暗い夜を照らしている。とても幻想的… ずっと見てたいと思ってしまうほどに…

「これを二人で一緒に見ると一生結ばれるって話があるんだよな。今の俺らみたいだな…」

「え…?……っえ///!?」

「ふっ……なぁ~んてな!」

「それは好き同士の話だからな!」

「んぅぅ…!!海のバカ!!」

「え!?何で怒ってんだ!?」

自分でも何で怒ってるかわからないよ!でもなんか物凄く苛ついた!

んぅ…なんか今日の僕おかしかったな…


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