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愛されないので身を投げようとしたら

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 私は、婚約者のシルバー侯爵との婚約を破棄した。婚約破棄をしたのである。

 辛い。とにかく、辛くて、寂しくて、悲しくて、憤りを感じ、色んな感情が混ざっている。

 私は、もう疲れてしまった。

 もう、死んでしまおう……

 そう思って、川へ行って、身を投げることにした。

 そして、川に行ったら……

 「おや?美しい乙女よ。こんな晩にどうしたのだい?」

 「し、シズル皇子!?」

 そう、かれは、隣国の皇子のシズル皇子であった。

 「私のことなど気にしないでください!もう、私は誰にも愛されない!」

 すると、シズル皇子は馬から降りて、近付いてきた。

 「ならば、私の正妃となりなさい。そして、幸せに、共に新しい人生を歩もうじゃないか。」

 そう、その一言のお陰で、私は、生まれ変わった。

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