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伯爵はとある侯爵夫人に
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「付き合ってください!お願いします!いや、むしろ結婚を前提に、婚約してほしいです!」
「な、な、何だってぇ!?」
僕の名前はカロン。伯爵である。そして、今、僕に対して告白してきたのは、兄弟のアロマ侯爵の夫人、ラリーラだ。
「突拍子もないことですが、どうか!じっくりと時間を使ってもいいので、考えてくれるだけでいいので!お願いします!私の気持ちを受け取ってほしいです!」
「あ、アロマとは、何かあったの?」
「はい!あっちが浮気をしてたのです!だから、こっちも正々堂々と浮気をさせていただくことに!」
なるほど。もう離婚寸前というわけか……色々あったんだな。
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