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第1章
46. 復讐に誘われました
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天井の破片と埃が入らないように目を細めて、魔物を斬る私。
幸いにも今回は一体だけだったから、一瞬で決着がついた。
「どうして分かったのですか?」
この様子を隣で見ていたカチーナは、信じられないという顔で問いかけてくる。
「なんとなく、襲われそうな時って分かるのよね。
これで信じてもらえるかしら?」
「はい。疑って申し訳ありませんでした」
「信じる方が難しいと思うから、謝らなくて良いわ。
怪我はしてないかしら?」
他人の勘は当てにならないと思ってしまうもの。
頭を下げようとするカチーナを制した。
防御魔法のおかげで怪我も無さそうだから、風魔法で破片を端に寄せてから廊下を進んでいく。
魔力を撒くなんてことは今まで試していなかったから、今はまだ私の周りだけしか消せていない。
でも、色々な方法を試していたら屋敷全体に行き届くように出来た。
「これで屋敷の中からは消えたはずだわ」
「確かに嫌な感じが無くなりましたね」
「あとは外の瘴気を消したら大丈夫そうね」
そんな言葉を交わしながら、窓を開けて外にも魔力を撒いていく。
範囲が広いから魔力もたくさん使うけれど、瘴気は綺麗に消えていった。
けれども、別棟の中までは届かなかった。
嫌な感じもするから、護衛さんも伴って別棟に向かう私。
そして玄関を開けた時、中から叫び声が聞こえてきた。
「魔法が通らない! 剣を出してくれ!」
「大旦那様たちは奥へ!」
「無理だ。そっちからも魔物が出てきた!」
義両親が魔物に囲まれているみたい。
二人とも魔法には長けているから大丈夫だと思っていたのだけど、魔法が効かない魔物が出てくるだなんて……。
剣を手に持ったまま玄関から中に入ると、私達もあっという間に魔物に囲まれてしまった。
「奥様、これって魔法が効かない魔物ですよね!?」
「ええ。でも攻撃は強くないから、落ち着いて対処すれば大丈夫よ。
嚙まれたら大変なことになるから、噛まれないように気を付けて」
「分かりました!」
護衛さん達も剣を構えて、魔物に斬りかかっていく。
私も魔法は使わないで、剣で魔物を倒す。
魔法が効く相手ならもう義両親の元に辿り着いていたのに……。
「ブラン、なんとか出来ない?」
「壁を壊したらごめんね?」
「気にしなくて良いわ」
……お義母様の叫び声が聞こえてきたから、手段を選んでいられない。
この別邸を壊すことになってでも、早く行かなくちゃ。
そう思ったから、みんなを巻き込まないようにだけ気を付けて、私も思いっきり剣を振るう。
瘴気は消せたから、魔物の数も減っている気がする。
「ぐっ……」
けれど、護衛さんの一人が足を噛まれてしまったみたいで、うめき声を上げた。
防具ごと嚙みちぎられて立てなくなったところを、魔物が襲い掛かろうとしている。
「今助ける!」
「魔物を近付けないで!」
何か所も噛まれたら身体を引きちぎられてしまうから、間に入って噛めないようにする私。
この魔物は防御魔法も容易く砕いてくるから、厄介なのよね……。
足は遅いから外なら対処は難しくないのだけど、今はどんな魔物よりも強く見えてしまう。
「間に合って良かったわ……」
「し、死ぬかと思った……」
足を噛まれてしまった護衛さんに治癒魔法をかける私。
欠損だから普段よりも魔力を使ったけれど、綺麗に治すことが出来た。
でも、心配なのはお義母様の方。
ブランが凄い勢いで魔物を嚙み殺しているから廊下を進めているけれど、戦ってる声が聞こえなくなってしまったのよね。
「奥様、大旦那様達は外に飛び降りたみたいです!
怪我をされて動けなくなってます!」
「外にいるのね。ありがとう!」
良くない想像をしかけた時、外から入ってきた侍女が知らせてくれた。
急いで外に飛び出すと、二階から飛び降りたのに周りを警戒している護衛さんと、足を怪我して動けなくなっている義両親の姿が目に入った。
「お義母様、お義父様。すぐに治しますね」
「聖女様でも食われた腕は治せない。もう諦めてる。
傷口を塞いでくれれば、それで良い」
悲鳴を上げていたのはお義母様だったけれど、魔物に噛まれてしまったのはお義父様だったみたい。
身体に隠れて見えなかったけれど、今は右腕が無いことに気付いてしまった。
傷口は氷で覆われて見えない。
お義母様が氷魔法で止血しようとしたのね。
お陰で流血沙汰にはなっていないけれど、見ていて辛い。
だから、お義父様の肩に治癒魔法をかけていく。
「なんだこの光の粒は……」
「袖が邪魔になってしまうので、片側だけ脱いで頂けませんか?」
「分かった」
邪魔な袖が無くなったから、無事に治すことだけを考えて魔力を流していく。
すると、腕の形に集まっていた光の粒が増えていって、腕の形を作った。
それから少しして光が消えると、元通りになった腕が見えた。
「……治った。レイラさん、貴女は何者なんだ?」
「先代の聖女様の子孫らしいですわ」
「そうか。治してくれたこと、感謝する。
しかし……こうなると王家とパメラ嬢がますます許せないな」
「ええ。貴方の痛み、しっかりパメラ嬢に味わってもらいましょう」
怒りを滲ませながら王都の方を睨みつける義両親を見ていると、怒りを向けられていない私まで怖くなってしまう。
これ以上は放っておけないことにも気づいてしまったから、私も行動を起こさないといけないわね……。
でも、パメラ様の凶行を止める方法は思い浮かばないわ。
「レイラちゃん。一緒に復讐しましょう」
「レイラ~! この中の魔物、全部食べたよ」
頭を抱えたくなった時、お義母様の重い声とブランの明るい声が重なった。
幸いにも今回は一体だけだったから、一瞬で決着がついた。
「どうして分かったのですか?」
この様子を隣で見ていたカチーナは、信じられないという顔で問いかけてくる。
「なんとなく、襲われそうな時って分かるのよね。
これで信じてもらえるかしら?」
「はい。疑って申し訳ありませんでした」
「信じる方が難しいと思うから、謝らなくて良いわ。
怪我はしてないかしら?」
他人の勘は当てにならないと思ってしまうもの。
頭を下げようとするカチーナを制した。
防御魔法のおかげで怪我も無さそうだから、風魔法で破片を端に寄せてから廊下を進んでいく。
魔力を撒くなんてことは今まで試していなかったから、今はまだ私の周りだけしか消せていない。
でも、色々な方法を試していたら屋敷全体に行き届くように出来た。
「これで屋敷の中からは消えたはずだわ」
「確かに嫌な感じが無くなりましたね」
「あとは外の瘴気を消したら大丈夫そうね」
そんな言葉を交わしながら、窓を開けて外にも魔力を撒いていく。
範囲が広いから魔力もたくさん使うけれど、瘴気は綺麗に消えていった。
けれども、別棟の中までは届かなかった。
嫌な感じもするから、護衛さんも伴って別棟に向かう私。
そして玄関を開けた時、中から叫び声が聞こえてきた。
「魔法が通らない! 剣を出してくれ!」
「大旦那様たちは奥へ!」
「無理だ。そっちからも魔物が出てきた!」
義両親が魔物に囲まれているみたい。
二人とも魔法には長けているから大丈夫だと思っていたのだけど、魔法が効かない魔物が出てくるだなんて……。
剣を手に持ったまま玄関から中に入ると、私達もあっという間に魔物に囲まれてしまった。
「奥様、これって魔法が効かない魔物ですよね!?」
「ええ。でも攻撃は強くないから、落ち着いて対処すれば大丈夫よ。
嚙まれたら大変なことになるから、噛まれないように気を付けて」
「分かりました!」
護衛さん達も剣を構えて、魔物に斬りかかっていく。
私も魔法は使わないで、剣で魔物を倒す。
魔法が効く相手ならもう義両親の元に辿り着いていたのに……。
「ブラン、なんとか出来ない?」
「壁を壊したらごめんね?」
「気にしなくて良いわ」
……お義母様の叫び声が聞こえてきたから、手段を選んでいられない。
この別邸を壊すことになってでも、早く行かなくちゃ。
そう思ったから、みんなを巻き込まないようにだけ気を付けて、私も思いっきり剣を振るう。
瘴気は消せたから、魔物の数も減っている気がする。
「ぐっ……」
けれど、護衛さんの一人が足を噛まれてしまったみたいで、うめき声を上げた。
防具ごと嚙みちぎられて立てなくなったところを、魔物が襲い掛かろうとしている。
「今助ける!」
「魔物を近付けないで!」
何か所も噛まれたら身体を引きちぎられてしまうから、間に入って噛めないようにする私。
この魔物は防御魔法も容易く砕いてくるから、厄介なのよね……。
足は遅いから外なら対処は難しくないのだけど、今はどんな魔物よりも強く見えてしまう。
「間に合って良かったわ……」
「し、死ぬかと思った……」
足を噛まれてしまった護衛さんに治癒魔法をかける私。
欠損だから普段よりも魔力を使ったけれど、綺麗に治すことが出来た。
でも、心配なのはお義母様の方。
ブランが凄い勢いで魔物を嚙み殺しているから廊下を進めているけれど、戦ってる声が聞こえなくなってしまったのよね。
「奥様、大旦那様達は外に飛び降りたみたいです!
怪我をされて動けなくなってます!」
「外にいるのね。ありがとう!」
良くない想像をしかけた時、外から入ってきた侍女が知らせてくれた。
急いで外に飛び出すと、二階から飛び降りたのに周りを警戒している護衛さんと、足を怪我して動けなくなっている義両親の姿が目に入った。
「お義母様、お義父様。すぐに治しますね」
「聖女様でも食われた腕は治せない。もう諦めてる。
傷口を塞いでくれれば、それで良い」
悲鳴を上げていたのはお義母様だったけれど、魔物に噛まれてしまったのはお義父様だったみたい。
身体に隠れて見えなかったけれど、今は右腕が無いことに気付いてしまった。
傷口は氷で覆われて見えない。
お義母様が氷魔法で止血しようとしたのね。
お陰で流血沙汰にはなっていないけれど、見ていて辛い。
だから、お義父様の肩に治癒魔法をかけていく。
「なんだこの光の粒は……」
「袖が邪魔になってしまうので、片側だけ脱いで頂けませんか?」
「分かった」
邪魔な袖が無くなったから、無事に治すことだけを考えて魔力を流していく。
すると、腕の形に集まっていた光の粒が増えていって、腕の形を作った。
それから少しして光が消えると、元通りになった腕が見えた。
「……治った。レイラさん、貴女は何者なんだ?」
「先代の聖女様の子孫らしいですわ」
「そうか。治してくれたこと、感謝する。
しかし……こうなると王家とパメラ嬢がますます許せないな」
「ええ。貴方の痛み、しっかりパメラ嬢に味わってもらいましょう」
怒りを滲ませながら王都の方を睨みつける義両親を見ていると、怒りを向けられていない私まで怖くなってしまう。
これ以上は放っておけないことにも気づいてしまったから、私も行動を起こさないといけないわね……。
でも、パメラ様の凶行を止める方法は思い浮かばないわ。
「レイラちゃん。一緒に復讐しましょう」
「レイラ~! この中の魔物、全部食べたよ」
頭を抱えたくなった時、お義母様の重い声とブランの明るい声が重なった。
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