49 / 70
49. 失敗しても
しおりを挟む
「とりあえず、試してみるよ」
「お願いしますわ」
レオン様の言葉にそう返すと、魔道具から少しだけ風の音が聞こえてきた。
でも、炎が噴き出すようなことは無かった。
試しに風が出てくるところに手を当ててみると、程よい熱さの風が包み込んでくる。
「こんな感じで使うのかな?」
「ええ。でも、少し風が強すぎたかもしれませんわ」
「乾かした後に整えるのだろう? 問題無いと思うが……」
「あまり風が強すぎると髪が痛んでしまうと思いますの。だから調整しないと売り物には出来ませんわ。
少し風魔法を弱めて欲しいですわ」
今は実験段階で、火魔法と風魔法の合計二つの魔法陣にそれぞれ魔力を流すことで強さを調整しないといけない。
だからレオン様にお願いして風魔法を弱めてもらう。
「こんな感じでいいかな?」
「ええ、ありがとうございます」
そう口にしてから、手を近付けてみる私。
でも、温かさを感じることは無かった。
「っ……」
代わりに、痛みに近いものを感じたから、咄嗟に手を引く。
火傷はしていなさそうね。
「大丈夫か?」
「ええ、思っていたよりも熱かったので、驚いただけですわ」
どちらか風魔法が弱くなると、温度が上がってしまうみたい。
反対に、風魔法を強めると温度が下がるのかしら……?
気になってしまったから、これも実験しなくちゃ。
「火傷はしていないか?」
「ええ。
次は風魔法を強めて欲しいですわ」
「分かった」
少しだけ風切り音が聞こえてきて、距離があるのに私の髪が揺らされる。
手を近付けると、あまり温かくない風を感じた。
乾いた風だけれど、このままだと乾くのには時間がかかりそうね……。
だから、今度は火魔法も強めてもらう。
「これで風魔法と火魔法、同じくらいの魔力になっているはずだ」
「ありがとうございます」
今度は程よい温度になっていた。
これなら、同じ太さの魔道鉄を使えば、風の強さを調整することも出来そうね。
「この魔道具は売りに出せそうですわ。手伝って下さってありがとうございます」
「どういたしまして。次の魔道具はどんなものなんだ?」
レオン様にそう言われて、今度はお湯を出すための魔導具を手に取る私。
これは髪を乾かす魔導具と違って、温度とお湯の量を調整出来るように作る予定のもの。
「これをお願いしますわ。この面が火魔法で、こっちの面が水魔法になっていますの」
私が試した時は熱湯が地面を抉る勢いで出てしまったけれど……。
「こんな感じで良いかな?」
「ええ」
試しに手を出してみると、少し熱いくらいのお湯がかかった。
「火魔法を弱めて頂けませんか?」
「これで良いかな?」
「えっと、もう少し強めで」
冷たい水になっていたから、調整は難しいらしい。
慎重に作らないと、簡単に火傷をしてしまう物が出来てしまいそうね……。
そう思っていたら、パンッと何かが弾け飛ぶ音がした。
その直後、水が止まったと思ったら炎が噴き出してきた。
「これは本当に失敗作でしたのね……」
「怪我は無いか?」
「大丈夫ですわ」
「壊してしまって申し訳ない。魔力の調整を誤ったようだ」
「レオン様のせいではありませんわ。こうなってしまう時点で失敗作ですもの」
魔道具が壊れるのは、何度も使うことで魔石が役目を果たさなくなった時だけ。
今回のように本体の蓋が弾け飛ぶような壊れ方をした時は、何かしらの欠陥があるということなのよね……。
だから、この魔道具は失敗した原因を探り終えたら処分することになる。
「そういうものなのか。
疑問なのだが、なぜ失敗作を大事にしまっているのだ?」
「失敗を省みないと、原因が分からないからですわ。
他の商会だと壊れたり失敗したものは直ぐに捨てているみたいですけど、私達は壊れたものも全て原因を探ってから捨てることにしていますの」
「なるほど。その原因を消していくことで信頼性が高い魔道具になるということか」
「ええ、そういう感じです」
レオン様が出した答えに頷く。
自分で言うと自慢のように聞こえてしまうかもしれないけれど、アルカンシェル商会が出す魔道具は壊れにくいと評判になっている。
衝撃を与えたら魔石が割れて壊れてしまうこともあるのだけど、正しく使っていれば他の商会が出している魔道具よりも長く使い続けられる。
性能や機能は控え目だけれど、使いやすくて安くて壊れにくいという理由で売れ続けている。
「……次はこれを試すのか?」
「これはゴミを受け止める布が破れてしまったので、こっちをお願いしますわ」
「分かった」
そんなやり取りに続けて、足元を照らす魔道具を手渡す私。
今度は、ぱっと見では何の変化も起きなかった。
昼間だから、淡い光が見えないのは当然よね……。
覗き込んでみたら、辛うじて光っていることは分かったけれど、これは夜に実際に使わないと分からないわ。
だから、今日の実験はここで終わり。
「手を貸してくださってありがとうございました」
「また必要になったら声をかけて欲しい。どんな感じで開発しているのか見れて楽しかったよ」
お礼を言うと、レオン様は笑顔でそんな言葉を返してくれた。
「お願いしますわ」
レオン様の言葉にそう返すと、魔道具から少しだけ風の音が聞こえてきた。
でも、炎が噴き出すようなことは無かった。
試しに風が出てくるところに手を当ててみると、程よい熱さの風が包み込んでくる。
「こんな感じで使うのかな?」
「ええ。でも、少し風が強すぎたかもしれませんわ」
「乾かした後に整えるのだろう? 問題無いと思うが……」
「あまり風が強すぎると髪が痛んでしまうと思いますの。だから調整しないと売り物には出来ませんわ。
少し風魔法を弱めて欲しいですわ」
今は実験段階で、火魔法と風魔法の合計二つの魔法陣にそれぞれ魔力を流すことで強さを調整しないといけない。
だからレオン様にお願いして風魔法を弱めてもらう。
「こんな感じでいいかな?」
「ええ、ありがとうございます」
そう口にしてから、手を近付けてみる私。
でも、温かさを感じることは無かった。
「っ……」
代わりに、痛みに近いものを感じたから、咄嗟に手を引く。
火傷はしていなさそうね。
「大丈夫か?」
「ええ、思っていたよりも熱かったので、驚いただけですわ」
どちらか風魔法が弱くなると、温度が上がってしまうみたい。
反対に、風魔法を強めると温度が下がるのかしら……?
気になってしまったから、これも実験しなくちゃ。
「火傷はしていないか?」
「ええ。
次は風魔法を強めて欲しいですわ」
「分かった」
少しだけ風切り音が聞こえてきて、距離があるのに私の髪が揺らされる。
手を近付けると、あまり温かくない風を感じた。
乾いた風だけれど、このままだと乾くのには時間がかかりそうね……。
だから、今度は火魔法も強めてもらう。
「これで風魔法と火魔法、同じくらいの魔力になっているはずだ」
「ありがとうございます」
今度は程よい温度になっていた。
これなら、同じ太さの魔道鉄を使えば、風の強さを調整することも出来そうね。
「この魔道具は売りに出せそうですわ。手伝って下さってありがとうございます」
「どういたしまして。次の魔道具はどんなものなんだ?」
レオン様にそう言われて、今度はお湯を出すための魔導具を手に取る私。
これは髪を乾かす魔導具と違って、温度とお湯の量を調整出来るように作る予定のもの。
「これをお願いしますわ。この面が火魔法で、こっちの面が水魔法になっていますの」
私が試した時は熱湯が地面を抉る勢いで出てしまったけれど……。
「こんな感じで良いかな?」
「ええ」
試しに手を出してみると、少し熱いくらいのお湯がかかった。
「火魔法を弱めて頂けませんか?」
「これで良いかな?」
「えっと、もう少し強めで」
冷たい水になっていたから、調整は難しいらしい。
慎重に作らないと、簡単に火傷をしてしまう物が出来てしまいそうね……。
そう思っていたら、パンッと何かが弾け飛ぶ音がした。
その直後、水が止まったと思ったら炎が噴き出してきた。
「これは本当に失敗作でしたのね……」
「怪我は無いか?」
「大丈夫ですわ」
「壊してしまって申し訳ない。魔力の調整を誤ったようだ」
「レオン様のせいではありませんわ。こうなってしまう時点で失敗作ですもの」
魔道具が壊れるのは、何度も使うことで魔石が役目を果たさなくなった時だけ。
今回のように本体の蓋が弾け飛ぶような壊れ方をした時は、何かしらの欠陥があるということなのよね……。
だから、この魔道具は失敗した原因を探り終えたら処分することになる。
「そういうものなのか。
疑問なのだが、なぜ失敗作を大事にしまっているのだ?」
「失敗を省みないと、原因が分からないからですわ。
他の商会だと壊れたり失敗したものは直ぐに捨てているみたいですけど、私達は壊れたものも全て原因を探ってから捨てることにしていますの」
「なるほど。その原因を消していくことで信頼性が高い魔道具になるということか」
「ええ、そういう感じです」
レオン様が出した答えに頷く。
自分で言うと自慢のように聞こえてしまうかもしれないけれど、アルカンシェル商会が出す魔道具は壊れにくいと評判になっている。
衝撃を与えたら魔石が割れて壊れてしまうこともあるのだけど、正しく使っていれば他の商会が出している魔道具よりも長く使い続けられる。
性能や機能は控え目だけれど、使いやすくて安くて壊れにくいという理由で売れ続けている。
「……次はこれを試すのか?」
「これはゴミを受け止める布が破れてしまったので、こっちをお願いしますわ」
「分かった」
そんなやり取りに続けて、足元を照らす魔道具を手渡す私。
今度は、ぱっと見では何の変化も起きなかった。
昼間だから、淡い光が見えないのは当然よね……。
覗き込んでみたら、辛うじて光っていることは分かったけれど、これは夜に実際に使わないと分からないわ。
だから、今日の実験はここで終わり。
「手を貸してくださってありがとうございました」
「また必要になったら声をかけて欲しい。どんな感じで開発しているのか見れて楽しかったよ」
お礼を言うと、レオン様は笑顔でそんな言葉を返してくれた。
17
お気に入りに追加
3,315
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約を解消して進路変更を希望いたします
宇水涼麻
ファンタジー
三ヶ月後に卒業を迎える学園の食堂では卒業後の進路についての話題がそここで繰り広げられている。
しかし、一つのテーブルそんなものは関係ないとばかりに四人の生徒が戯れていた。
そこへ美しく気品ある三人の女子生徒が近付いた。
彼女たちの卒業後の進路はどうなるのだろうか?
中世ヨーロッパ風のお話です。
HOTにランクインしました。ありがとうございます!
ファンタジーの週間人気部門で1位になりました。みなさまのおかげです!
ありがとうございます!
【完結】「君を愛することはない」と言われた公爵令嬢は思い出の夜を繰り返す
おのまとぺ
恋愛
「君を愛することはない!」
鳴り響く鐘の音の中で、三年の婚約期間の末に結ばれるはずだったマルクス様は高らかに宣言しました。隣には彼の義理の妹シシーがピッタリとくっついています。私は笑顔で「承知いたしました」と答え、ガラスの靴を脱ぎ捨てて、一目散に式場の扉へと走り出しました。
え?悲しくないのかですって?
そんなこと思うわけないじゃないですか。だって、私はこの三年間、一度たりとも彼を愛したことなどなかったのですから。私が本当に愛していたのはーーー
◇よくある婚約破棄
◇元サヤはないです
◇タグは増えたりします
◇薬物などの危険物が少し登場します
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!
【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2022/02/15 小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位
2022/02/12 完結
2021/11/30 小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位
2021/11/29 アルファポリス HOT2位
2021/12/03 カクヨム 恋愛(週間)6位
辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~
紫月 由良
恋愛
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています

完】異端の治癒能力を持つ令嬢は婚約破棄をされ、王宮の侍女として静かに暮らす事を望んだ。なのに!王子、私は侍女ですよ!言い寄られたら困ります!
仰木 あん
恋愛
マリアはエネローワ王国のライオネル伯爵の長女である。
ある日、婚約者のハルト=リッチに呼び出され、婚約破棄を告げられる。
理由はマリアの義理の妹、ソフィアに心変わりしたからだそうだ。
ハルトとソフィアは互いに惹かれ、『真実の愛』に気付いたとのこと…。
マリアは色々な物を継母の連れ子である、ソフィアに奪われてきたが、今度は婚約者か…と、気落ちをして、実家に帰る。
自室にて、過去の母の言葉を思い出す。
マリアには、王国において、異端とされるドルイダスの異能があり、強力な治癒能力で、人を癒すことが出来る事を…
しかしそれは、この国では迫害される恐れがあるため、内緒にするようにと強く言われていた。
そんな母が亡くなり、継母がソフィアを連れて屋敷に入ると、マリアの生活は一変した。
ハルトという婚約者を得て、家を折角出たのに、この始末……。
マリアは父親に願い出る。
家族に邪魔されず、一人で静かに王宮の侍女として働いて生きるため、再び家を出るのだが………
この話はフィクションです。
名前等は実際のものとなんら関係はありません。

【コミカライズ決定】地味令嬢は冤罪で処刑されて逆行転生したので、華麗な悪女を目指します!~目隠れ美形の天才王子に溺愛されまして~
胡蝶乃夢
恋愛
婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたにも関わらず、婚約破棄された挙句に冤罪で処刑されてしまった公爵令嬢ガーネット。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
王太子の弟であるルベリウス王子にガーネットは留学をやめて傍にいて欲しいと願う。
処刑された時、留学中でいなかった彼がガーネットの傍にいることで運命は大きく変わっていく。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛され、ざまぁして幸せになる物語です。

絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので
ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。
しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。
異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。
異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。
公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。
『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。
更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。
だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。
ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。
モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて――
奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。
異世界、魔法のある世界です。
色々ゆるゆるです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる