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寂しい夜

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次の日、ジアーノンさんが新しい情報を手に入れたと話を始めた。
「どうやらアリナだが、北の神殿の再封印が終わり、次は西の神殿に向かったそうだ」
「そうなんですか、だったらこれから北の神殿に向かう必要はないですね」
「ああ……だから私たちはここから直接、西の神殿に向かおうと思う、この町から西の神殿だったら4日もあれば到着する、ここで足止めされてたのが逆にいい方向に向いたかもしれないね」

この町から西の神殿は真西にあるようで、直線的に移動できるとの話だ。すぐに俺たちは馬車を手配して、西に向かった。

一日、馬車で移動した後、とある町に到着した……今日はこの町で宿泊する。

みんなで食事を終えると、俺は部屋に戻った……今日は俺の部屋にルーリエが来るかと思うけど、なぜかそんな話はしてこなかったな……

「ちょっとまた出かけてきますわ」
妖精はそう言って部屋を出て行った……俺は汗を流す為に大浴場へと向かった。

大浴場ではジアーノンさんが先にやってきていた……
「ジアーノンさん、すごい体ですね」
細身で長身のイメージのジアーノンさんだが、脱ぐと意外に筋肉があり、美しい肉体美を持っていた。
「はははっ、そうでもないよ、知り合いにはもっとすごい筋肉の奴がいるからね」
「あれ……その胸の傷はどうしたんですか」
「あ……これね、まだ私が若かった頃、魔神と戦ってできた傷なんだ……恥ずかしいかぎりだよ」
「何言ってるんですか、魔神と戦って生き残るなんて……さすが六英雄ですね」
「まあ、それくらいでなくては六英雄にはなれないからね」

それから風呂に入りながらたわいもない話をすると俺たちは部屋へと戻った……

ルーリエは今夜もこなかった……代わりに遅くに妖精が興奮状態で戻ってきて勢いよく話を始める。
「今日の人間のセックスも凄かったですわ! あんなに乱れ狂う女を見たのは初めてですわ!」
「ほほう……昨日のセックスとどっちが凄かったんだ」
「どっちもすごいですけど、今日の方が凄かったかも……だって女はアソコだけじゃなくて、お尻にも男のアレを入れられて歓喜の声をあげてるくらいに激しいんですもの……」
「お尻に……そんなの気持ちいいのか?」
「すごくいい! お尻でイっちゃうって叫んでたから気持ちいいみたいですわよ」
「へぇ~そんなこともあるんだ……」
少しだけ興味が出たけど、それ以上話を聞くと寝れなくなりそうなので聞くのをやめた。
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