妻は六英雄だが俺はしがない道具屋です

どらごんまじっく

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西に向かって4日目 アリナ視点

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昨日の飲み過ぎのせいか、今日の朝は少し重たいものになっていた。
「おはよう……」
「アリナさん、今日は辛そうでね……」
「ちょっとね……やっぱり私はお酒が強くないわ……次からは私が暴走していたら止めてね」
「わかりました、全力で止めさせていただきます」

馬車に揺らされ、気持ち悪さを増幅させていく……ちょっと今日は移動する距離を短くしてもらった方がいいかもしれない……

なんとか食べた物を吐き出すこともなく、本日、宿泊する町へと到着した……気分も良くなり、夜の食事も食べれるほどに復活していた。

私はお酒も飲まず、食事を終えるとすぐに部屋へと戻った──

封印を解いた敵は何者なのか……家にいるヒュレルは元気にしているのか……そんなことを考えながらベッドの上で横になっていた……するといつものごとく、隣からエッチな声が聞こえてきた……

「あっ! あん……はぁああ……あああっ……はあん!」
……今日の隣の部屋はセシルだ……このトーンから言って一人エッチではないと思うけど……そうなるとやっぱり相手はゼロスかな……

ゼロスとセシルが隣でセックスしている……もう慣れたはずだが、ゼロスとセシルが交わっている姿を想像すると、少しドキドキしてきた……
ちょっと見てみようかな…………悪いことだとは思うけど、なぜかその日の私は積極的に隣の部屋を覗こうとした……探すと柱と壁のつなぎ目の隙間から隣の部屋が見えそうだ……私はドキドキしながらそこから覗き込んだ。

「あああっん! ん……はうっ! あああっ」
覗いた場所方からは二人の接続部分が丸見えだった……セシルの小さなアソコに、ゼロス大きなモノが出し入れするのがよく見える……

ゼロスのアレには、セシルの体から溢れ出た愛液がたっぷりと付着している……それが、ただでさえ理想的な男根のフォルムをより美しく照らし出し、幻想的に主張していた。

あんなに大きく……もう何度も見てるから慣れてきたのかな……あんなに不快に感じてたのに……今はそんなに嫌じゃない……それどころか…………そう考えたところで首を横に振る……

ダメ……やっぱりこんなの覗いたらダメだわ……私はベッドに飛び込んで頭から布団をかぶった──
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