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西に向かって2日目 アリナ視点
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バルティはゼロスに散々飲まされたようで、朝までピクリとも起きなかったようだ……その方が幸せだよねと自分に言い聞かせる。
その日の馬車移動も特に問題が起きることもなく、予定していた町へと到着する。
「昨日の宿に比べたら随分とボロいですね……」
「昨日が特別だから、これが本来、私たちが泊まる宿よ」
今日、宿泊する宿の前でセシルが愚痴ったのだが、フリージアがそれを嗜める。
確かに今日の宿はかなり年季の入った古宿だ……聞いたところお風呂も無いようで、どうしたものかと考えてしまった。
その日の深夜……やっぱりお風呂に入って無いのが気持ち悪く、私はどこかで水浴びできないかと庭の方へと向かった。
バシャ~ん……庭の方から水音が聞こえる……誰かが私と同じ考えで水を浴びているようだ……そっと覗くと、それは意外な人物であった。
「ゼロス……」
無頓着なイメージなので、1日くらい風呂に入らなくても気にならないと思ってたけど……どうやらそうでは無いようだ。
ゼロスは真っ裸で水を浴びている……私は木の陰からそれを見ていた……
月明かりに映し出されるゼロスの裸体は、芸術品のような完璧な肉体美で、セシルたちが夢中になるのは体だけ見れば納得する……さらにゼロスは水を浴びているだけなのにその局部を膨張させていた……反り返ったそれは男の理想形とも言えるフォルムで、強弱のある凹凸が女の中を激しく刺激するのが想像できる……
やだ……何考えてるのよ私……
ゼロスの水浴びは続き、私はなぜかそれをずっと見つめていた……
「誰かいるのか?」
不意に声をかけられる……私は慌てて返事をした。
「ご……ごめんなさい……覗くつもりはなかったんだけど……」
「アリナか、ちょっと待て、今、終わるから」
「え、いや……」
「なんだ、水を浴びに来たんだろ、代わるから待ってろ」
ゼロスはそう言うともう一度水を頭からかけると、タオルで体を拭き始めた。
「ほら、水を浴びろよ」
「あんたがいたらできるわけないでしょ……」
「ヘヘヘッ……そりゃそうか、それじゃ、俺は部屋に戻るとしよう」
そう言いながらもその辺から覗いているとばかり思ったが、ゼロスは本当に部屋に戻ったようだ……意外に紳士なところがあるのねと感心する。
その日の馬車移動も特に問題が起きることもなく、予定していた町へと到着する。
「昨日の宿に比べたら随分とボロいですね……」
「昨日が特別だから、これが本来、私たちが泊まる宿よ」
今日、宿泊する宿の前でセシルが愚痴ったのだが、フリージアがそれを嗜める。
確かに今日の宿はかなり年季の入った古宿だ……聞いたところお風呂も無いようで、どうしたものかと考えてしまった。
その日の深夜……やっぱりお風呂に入って無いのが気持ち悪く、私はどこかで水浴びできないかと庭の方へと向かった。
バシャ~ん……庭の方から水音が聞こえる……誰かが私と同じ考えで水を浴びているようだ……そっと覗くと、それは意外な人物であった。
「ゼロス……」
無頓着なイメージなので、1日くらい風呂に入らなくても気にならないと思ってたけど……どうやらそうでは無いようだ。
ゼロスは真っ裸で水を浴びている……私は木の陰からそれを見ていた……
月明かりに映し出されるゼロスの裸体は、芸術品のような完璧な肉体美で、セシルたちが夢中になるのは体だけ見れば納得する……さらにゼロスは水を浴びているだけなのにその局部を膨張させていた……反り返ったそれは男の理想形とも言えるフォルムで、強弱のある凹凸が女の中を激しく刺激するのが想像できる……
やだ……何考えてるのよ私……
ゼロスの水浴びは続き、私はなぜかそれをずっと見つめていた……
「誰かいるのか?」
不意に声をかけられる……私は慌てて返事をした。
「ご……ごめんなさい……覗くつもりはなかったんだけど……」
「アリナか、ちょっと待て、今、終わるから」
「え、いや……」
「なんだ、水を浴びに来たんだろ、代わるから待ってろ」
ゼロスはそう言うともう一度水を頭からかけると、タオルで体を拭き始めた。
「ほら、水を浴びろよ」
「あんたがいたらできるわけないでしょ……」
「ヘヘヘッ……そりゃそうか、それじゃ、俺は部屋に戻るとしよう」
そう言いながらもその辺から覗いているとばかり思ったが、ゼロスは本当に部屋に戻ったようだ……意外に紳士なところがあるのねと感心する。
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