妻は六英雄だが俺はしがない道具屋です

どらごんまじっく

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解放

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「ヒュレル……」
「ルーリエ……俺は大丈夫だから、町に戻るんだ」
「うん……でも絶対に助けに戻るから……」
ルーリエは涙目でそう誓う。

「救出する話なんて俺の前でするんじゃないよ、気が変わらないうちにいいからさっさとどっかに行きな」

何度も振り向き、俺の事を気にしながらも、ルーリエは去っていった……

「約束だ、例のモノを作って貰うよ」
「わかってる、それには少し材料が必要なんだ、それは用意してくれるか」
「ふんっ言ってみな」
「震えどんぐりとカタツムリ木材を……震えどんぐりはできるだけ大きくて黄色いのを頼む」
「わかったよ、すぐに用意させる……しかし、その前に移動するから用意しな」
「移動?」
「当たり前だろ、あの娘はこの場所を知ってるんだぞ、助けを呼んでくるに決まってるだろ、だからアジトを移動するんだよ」
なるほど……確かにその判断が正しいよな……うう……これは本当に俺は助からないかもな……

新しいアジトは前のアジトから歩いて2時間ほどの場所であった……そこに俺が到着した頃には、女山賊に命令されていたのか部下の一人が震えどんぐりとカタツムリ木材を持ってきていた……仕事が早いなと感心する……

その日のうちに俺は新しい道具を完成させた。それを女山賊に手渡す……
「ほう……これがその凄い道具なのか……見た所、普通の棍棒のようだけど……」
「それの凄いところは震えの威力だ、ちょっとそこのぽっちりを押してみて」
「ここか……おっ! なんだこの振動は……」
「丸くくりぬいたカタツムリ木材の中に、震えどんぐりを複数いれてるんだ……ぽっちにを押す事で中のどんぐりに圧がかかって、震えだすんだよ」
「ふむ……震えるのはわかったが、これはどう使うんだ」
「それを女性のアソコにあてがうと、凄い刺激をえられると思うんだけどどうかな……」
「なるほどな……確かに刺激的だ……ちょっと試してみるか……」
そう言うと女山賊は迷いなく服を脱いだ……俺に裸を見せるのにもう抵抗がないのかな……
「よし……こいつを当ててみるぞ……」
女山賊はゆっくりと自分のアソコに、振動する棍棒を近づけた……」
「うがあっ!!ああがあああがあが……わああっ! ああああ! な……なんだこれは!! ダメだ……おかしくなる……ヒィ……あがあはばあ!!」
女山賊は棍棒がアソコに触れた瞬間、絶叫なのような声をあげた……そしてヨダレを垂らしてだらしない顔でそれを堪能する……

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