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悲しいお知らせ

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昨夜のこともあり、アジフが馴れ馴れしく肩を抱いてくる……
「やめろって、肩を抱くな!」
「何言ってるんだよ日向、昨夜はあんなに俺を受け入れたのに」
「あれはどうかしてたんだよ、もう、あんなことはないから忘れろ」
「つれないな~そんなこと言っても今日の夜も激しく求めてくるんだろな~」
「求めねえよ!」

そんな話をしてると、ちょっと微妙な表情でリスティがやってきた。
「どうした、リスティ、何かあったのか」
「はい……日向様にはなんと言えばいいのか……」
「何、俺に関係ある話か?」
「……そうですね……」
「もったいぶらないで話せよ」
「はい……咲良様が……」
「咲良がどうしたんだ」
「咲良様が正式に聖女へとなられました……」
「ほう、それがどうしたんだ、めでたいことじゃないのか」
「…………正式な聖女になったと言うことは……処女ではなくなったと言うことです……」
「……ええ! どう言うこと? 処女じゃないって……咲良が俺以外の男と……」
「はい……咲良様は誰かとそのような行為をおこなったと言うことになります」
「そんなバカな! そんなわけないだろ! そうか……聖女にする為に無理やり咲良の体を……許さねえぞ!」
「日向様……それはありません……この世界では無理やりの性行為は絶対的なタブーです……神殿は間違ってもそんなことしません……」
「じゃ……じゃあ、どうして……」
「言いにくいですが、咲良様は、相手の男性を好きになり、自分でそれを求めたと思います……」
「…………そんなこと……」
くっ……ありえねえよ……あの咲良が……
「日向様……」
「ごめん……今日は移動する気が起きねえわ……ちょっと部屋に戻る……」

俺は部屋に戻ると、ベッドに横になった……何やってるんだ俺は……大事な彼女を最後まで守れなかった……

トントントン……ドアを叩く音が響く……
「日向様……入りますよ……」

ドアが開かれ、リスティとアジフが入ってきた……
「私たちにはこんなことしかできませんが……」
そう言って二人とも服を全部脱いだ……

そうか……俺も咲良以外と変なことしてるじゃねえか……桜ばっかり責めてられないな……

裸になったリスティとアジフが俺に近づいてくる……俺も胸のボタンを外して、服を脱ぎ始めた……
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