TSF寝取られ転移! 俺は女勇者で彼女が聖女

どらごんまじっく

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聖女の悩み 咲良視点

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「疲れた顔してるよ……大丈夫かい?」
部屋に戻ると、ジェルドが心配そうにそう声をかけてくれた。
「大丈夫じゃない……もう嫌……修行したくない」
「そうか……だったらサボっちゃえば」
「サボる……そんなことできるの?」
「できるよ、ここはそんなに厳しいとこじゃないからね」
「だったらサボる! どうしたらいいの」
「じゃあ、明日サボるとして、ここを抜け出して俺がどっか連れてってあげるよ」
「え、本当? それは嬉しいけど……後で怒られない?」
「平気、平気、俺が無理やり連れてったてことにすれば問題ないよ」

嬉しかった……ここでは修行しかすることがなかったけど、抜け出せば他に何かがあると期待している……

朝、早くにジェルドが私を迎えにきた。
「よし、咲良、これに着替えるといいよ」
「これは?」
「一般的な町娘の服だな、今の咲良の格好は目立つから……」
私がその服に着替えると、ジェルドはニコニコと笑顔で私を見る。
「似合ってるよ、咲良、かなり可愛いよ」
「もう……そんなことよりどうやってここを抜け出すの」
「普通に外に出るんだよ、別に監禁されてるわけじゃないからね」
「えええ! それで大丈夫なの?」
「平気、平気、堂々と出れば、誰も何も言わないって」
本当に大丈夫かと心配したけど、ジェルドの言うように、誰にも何も言われないで、私たちはそのまま外に出ることができた……

「まずはどこ行く?」
「町に行きたい」
「よし、じゃあ、近くに小さいけど町があるからそこに行こう」
私たちは歩いて30分ほどで、小さい町に到着した。

「すごい……この世界の町はこんな感じなんだ……」
よくゲームとかで見るファンタジー世界の街並みを少し近代的にしたような感じだろうか……あまり違和感は感じられない。
「あっ、私、あれ食べたい」
「ソフリムクールだね、ちょっと待って買ってくるから」
そう言って小走りで買いに行ってくれる……本当にジェルドは優しくていい人だな……

それで私たちはそのフルリムクールとやらを、見晴らしの良い展望スペースで食べた。
「冷たくて美味しい……」
「冷却魔法を使用して作ってるからね」
「ヘェ~そうなんだ……てっよくわからないけど……」
「はははっ、まあ、わからなくていいんじゃ無い」

フルリムクールを食べ終わると、私たちはその展望台で風景を見ながらお話をした……
「やっぱりこの世界って……いや、あの神殿ってちょっと変わってるよね」
「う~ん、俺たちはあれが普通だと思ってるから変わってるって言われてもね……実はよくわからないんだよね」
そうか……そもそもこの世界の常識が違うから非常識の概念が違うんだ……アクーラも悪気があって私にあんなことさせてるわけじゃないのよね……

「でも……やっぱり修行は恥ずかしいよ……」
「そうなんだ……でも、恥ずかしいって女の子には大事な事だってよく言うよ」
「ええ~そうなの?」
「男に見られて何も感じなくなったらダメじゃないかな」
「確かにそれはそうかも……」
「咲良が大勢の男に見られるのが辛いなら、俺が一人で見てやろうか?」
「えええ! それも恥ずかしいよ……」
「知らない大勢より、俺一人のがよくない?」
「確かにその方が遥かにいいけど……」
「よし、じゃあアクーラには俺から話してあげるよ」
「うん……」
どうしたんだろ……ちょっと修行を想像したらドキドキしてきた……
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