人妻六英雄は自ら股を開く

どらごんまじっく

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十日目

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昨日の夜のこともあり、私たちは静かに馬車で移動していた……

「明日には大聖堂院に到着する、今日はこの辺の村で休もうか」
デミリアがそう提案してくる……

「そうね……それがいいでしょ」
アリナ……やはりどこか寂しそうだ……私が悪いのかな……


「今日は二部屋しか空いてませんよ、まあ、一つは大きな部屋なので、大丈夫だと思いますけど」
宿屋の主人がそう言う……ふた部屋か……女性と男性に分かれるのがいいのかな……そう思ってたけど、アリナがこんな提案をしてきた……

「エルレーンはひと部屋を一人でゆっくり使って……私たちは大きな部屋に泊まるから……」

えっ……そうなの……そんなこと言われたらちょっと寂しくなる……

別に仲間はずれにされているわけではないのは、食事では一緒に和気藹々と過ごしたことからわかるけど……なぜ私が一人部屋なんだろう……凄く気になっていた……

お風呂に入って部屋に戻ると、私はルーカスと話をしようと水晶を使った……いつもすぐに繋がるのだけど、今日はなぜか出てくれない……どうしたんだろう……

ベッドに横になり、目を閉じて考えていると……みんながいる隣の部屋から声が聞こえてきた……それは叫び声に近い……女のあの声だ……

ちょっと待って……隣の部屋にはアリナやシュヴァルツ、ラーオーク、それにデミリアもいるのに……

私は気になって壁の方へと様子を見に行った……
「あはあっ! あああはん! はああっ!」

やっぱりあの声だ……どうなってるの……私は隣の部屋が確認できないか周りを探した……天井近くの柱あたりから、隣が見える隙間を見つける……私は机を台にしてそこから見てみた……

やだ……そこで見たのは、四人が裸になって、絡み合う光景であった……シュヴァルツがアリナを突いて、ラーオークの上でデミリアが腰を振っている……

驚きの光景だけど……これを見てどうして私が一人部屋なのか理解した……私はあの中には入れないからだ……
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