37 / 106
七日目
しおりを挟む
ちょっと自己嫌悪に苛まれていた……私……エッチなことを覗いてばかりいる……こんなにいやらしい女だったかな……それともこれが本性なんだろうか……
「エルレーン……やっぱり見てたでしょ……」
馬車の中でアリナが小さな声で話してきた……
「もう……あんな言い方されたら気になっちゃって……ごめんね」
「いいのよ、あなたには見て欲しかったから」
「アリナってそんな性癖あったの……」
「馬鹿ね……あなたには全てを見せたいだけよ……この先も……」
「そんなのばっかり見せられたら変になるわよ……」
そう言うとアリナは嬉しそうにこう言う。
「ほんと? 私はエルレーンに変になって欲しいんだけど」
「え? どう言う意味よ……」
「自由になって欲しいってことよ、何にも縛られず、自分の意思で行動して欲しいの」
「今でもそうしてるつもりだけどね」
「まだ、あなたは固定概念に囚われてるわ……」
「そうかな……」
「もう少し、自由な思考ができるようになったら……あなたにお願いしたいの……」
「自由な思考?」
「そう……それまでは私をみて……そして感じて欲しいの……」
「難しそうね……」
「大丈夫、あなたならできるから……」
アリナは私に何を求めてるのだろうか……私にそれができるのかな……
今日も日が暮れたので近くの村で宿泊することになった……村の宿に行くと、そこで凄い偶然の出来事が起こった……
「昨日はテフーの村で泊まったんですか、僕の婚約者がその村で宿をやってるんですが……そうです、その女将が僕の婚約者です、いや~凄い偶然ですね~今日は僕の宿でゆっくりしていってください」
う~ん……その婚約者がシュヴァルツにアヘアヘにされていたのはさすがに言えないわね……
宿にはその店主以外にも彼の妹がいて、彼女も接客してくれる……
「部屋はこちらの二部屋と、その奥の部屋と廊下の突き当たりの部屋になります」
「ありがとう、君、可愛いね……どうかな、今夜、食事でも一緒に……」
息を吐くように女を誘う……シュヴァルツに悪気はないとは思うけど……
「わ……私ですか……私でよければ喜んで……」
シュヴァルツに誘われれば、ほとんどの女性がOKするな……やっぱり顔がいいからかな……
その日の夕食は、シュヴァルツが宿の店主の妹とどこかの店に食べにいったので、自由に済ますことになった……ラーオークはデミリアと飲みにいったので、私はアリナと二人で近所の定食屋に入った。
ご飯を食べ終わると、私は部屋に戻った……ルーカスと会話をする為だ……今日はアリナが来ても絶対に断る、そう心に決めていた……
その思いが通じたのか、ルーカスとの楽しい会話が終わるまで、彼女は私の部屋には来なかった……
でもルーカス……昨日、私が通話で変な感じだったって言ってたけど……昨日は通話してないのに……どうしてだろ……
「エルレーン……やっぱり見てたでしょ……」
馬車の中でアリナが小さな声で話してきた……
「もう……あんな言い方されたら気になっちゃって……ごめんね」
「いいのよ、あなたには見て欲しかったから」
「アリナってそんな性癖あったの……」
「馬鹿ね……あなたには全てを見せたいだけよ……この先も……」
「そんなのばっかり見せられたら変になるわよ……」
そう言うとアリナは嬉しそうにこう言う。
「ほんと? 私はエルレーンに変になって欲しいんだけど」
「え? どう言う意味よ……」
「自由になって欲しいってことよ、何にも縛られず、自分の意思で行動して欲しいの」
「今でもそうしてるつもりだけどね」
「まだ、あなたは固定概念に囚われてるわ……」
「そうかな……」
「もう少し、自由な思考ができるようになったら……あなたにお願いしたいの……」
「自由な思考?」
「そう……それまでは私をみて……そして感じて欲しいの……」
「難しそうね……」
「大丈夫、あなたならできるから……」
アリナは私に何を求めてるのだろうか……私にそれができるのかな……
今日も日が暮れたので近くの村で宿泊することになった……村の宿に行くと、そこで凄い偶然の出来事が起こった……
「昨日はテフーの村で泊まったんですか、僕の婚約者がその村で宿をやってるんですが……そうです、その女将が僕の婚約者です、いや~凄い偶然ですね~今日は僕の宿でゆっくりしていってください」
う~ん……その婚約者がシュヴァルツにアヘアヘにされていたのはさすがに言えないわね……
宿にはその店主以外にも彼の妹がいて、彼女も接客してくれる……
「部屋はこちらの二部屋と、その奥の部屋と廊下の突き当たりの部屋になります」
「ありがとう、君、可愛いね……どうかな、今夜、食事でも一緒に……」
息を吐くように女を誘う……シュヴァルツに悪気はないとは思うけど……
「わ……私ですか……私でよければ喜んで……」
シュヴァルツに誘われれば、ほとんどの女性がOKするな……やっぱり顔がいいからかな……
その日の夕食は、シュヴァルツが宿の店主の妹とどこかの店に食べにいったので、自由に済ますことになった……ラーオークはデミリアと飲みにいったので、私はアリナと二人で近所の定食屋に入った。
ご飯を食べ終わると、私は部屋に戻った……ルーカスと会話をする為だ……今日はアリナが来ても絶対に断る、そう心に決めていた……
その思いが通じたのか、ルーカスとの楽しい会話が終わるまで、彼女は私の部屋には来なかった……
でもルーカス……昨日、私が通話で変な感じだったって言ってたけど……昨日は通話してないのに……どうしてだろ……
0
お気に入りに追加
362
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる