人妻六英雄は自ら股を開く

どらごんまじっく

文字の大きさ
上 下
22 / 106

三日目の深夜

しおりを挟む
部屋にいると隣の嫌な声が聞こえてくるので、私は大浴場へと逃げようとした……

私はその途中で見てはいけないものを見てしまう……大浴場へと向かう廊下の奥の暗がりで二つの影が重なっているが見えた……男女かな……抱き合っているのはわかったので、あまり見ないように大浴場の方へと向かった……

しかし、近づいて男女が誰かわかってしまった……それはアリナとラーオークだった……二人は濃厚に抱き合ってキスをしていた……ラーオークの手はアリナの胸を服の上から揉んでいて、彼女はそれを嫌がっていなかった……私はあまりの驚きに、思わず声を上げてしまった……

「あっ! ……」

その声に気がついた二人がこっちを見る……

「エルレーン……変なところ見られちゃったね……」
「アリナ……どうして……」
彼女はその問い直ぐには答えてくれなかった……
「ラーオーク、今日はここまでよ、私は彼女とお風呂に行くから」

ラーオークはそう言われると頷いて自分の部屋へと戻っていった……

「さて、エルレーン、お風呂に行くんでしょ、早く行きましょう」
「う……うん……」

風呂場でもなんて言えばいいのか……私が沈黙していると、彼女から話を始めた……
「エルレーン……軽蔑した?」
「……軽蔑はしてないけど……どうしてって思ってる……」
「なぜか今日は拒否できなかったの……どうしてかな……自分でもよくわからない……」
「女にも性欲があるのは私にもわかるけど……だからってあなたにはヒュレルがいるでしょ!」
「そうだけど……キスくらいならって思ったのかな……」
「もう……キスもダメだよ……」
「ごめん……気をつけるね……」
「わかれば良いけど……もうあんなことしたらダメだよ」
「わかってる……でも……」
「でもって?」
「いえ、なんでもないよ、今日の事はヒュレルには内緒ね」
「もう……言えないわよ、あなたの奥さんが他の男とキスしてたなんて……」

「それより、シュヴァルツはどうだった、もしかして変な声が聞こえてきたからお風呂に逃げてきたんじゃないの?」
女の勘なのか変に鋭い……

「う……うん……デミリアとシュヴァルツは……部屋でそんな事してた……」
「何よ、デミリアも人妻でしょ、彼女が別との男とセックスしても何も言わないのに、私はキスしたくらいで怒るの?」
「だってアリナは旦那さんも知ってるし……やっぱりショックの度合いが違うよ……」

「そうか……エルレーンはそんなふうに考えるんだ……」
アリナは何を思ったのか深く考えるようにそう呟いた……
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...