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三日目の深夜
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部屋にいると隣の嫌な声が聞こえてくるので、私は大浴場へと逃げようとした……
私はその途中で見てはいけないものを見てしまう……大浴場へと向かう廊下の奥の暗がりで二つの影が重なっているが見えた……男女かな……抱き合っているのはわかったので、あまり見ないように大浴場の方へと向かった……
しかし、近づいて男女が誰かわかってしまった……それはアリナとラーオークだった……二人は濃厚に抱き合ってキスをしていた……ラーオークの手はアリナの胸を服の上から揉んでいて、彼女はそれを嫌がっていなかった……私はあまりの驚きに、思わず声を上げてしまった……
「あっ! ……」
その声に気がついた二人がこっちを見る……
「エルレーン……変なところ見られちゃったね……」
「アリナ……どうして……」
彼女はその問い直ぐには答えてくれなかった……
「ラーオーク、今日はここまでよ、私は彼女とお風呂に行くから」
ラーオークはそう言われると頷いて自分の部屋へと戻っていった……
「さて、エルレーン、お風呂に行くんでしょ、早く行きましょう」
「う……うん……」
風呂場でもなんて言えばいいのか……私が沈黙していると、彼女から話を始めた……
「エルレーン……軽蔑した?」
「……軽蔑はしてないけど……どうしてって思ってる……」
「なぜか今日は拒否できなかったの……どうしてかな……自分でもよくわからない……」
「女にも性欲があるのは私にもわかるけど……だからってあなたにはヒュレルがいるでしょ!」
「そうだけど……キスくらいならって思ったのかな……」
「もう……キスもダメだよ……」
「ごめん……気をつけるね……」
「わかれば良いけど……もうあんなことしたらダメだよ」
「わかってる……でも……」
「でもって?」
「いえ、なんでもないよ、今日の事はヒュレルには内緒ね」
「もう……言えないわよ、あなたの奥さんが他の男とキスしてたなんて……」
「それより、シュヴァルツはどうだった、もしかして変な声が聞こえてきたからお風呂に逃げてきたんじゃないの?」
女の勘なのか変に鋭い……
「う……うん……デミリアとシュヴァルツは……部屋でそんな事してた……」
「何よ、デミリアも人妻でしょ、彼女が別との男とセックスしても何も言わないのに、私はキスしたくらいで怒るの?」
「だってアリナは旦那さんも知ってるし……やっぱりショックの度合いが違うよ……」
「そうか……エルレーンはそんなふうに考えるんだ……」
アリナは何を思ったのか深く考えるようにそう呟いた……
私はその途中で見てはいけないものを見てしまう……大浴場へと向かう廊下の奥の暗がりで二つの影が重なっているが見えた……男女かな……抱き合っているのはわかったので、あまり見ないように大浴場の方へと向かった……
しかし、近づいて男女が誰かわかってしまった……それはアリナとラーオークだった……二人は濃厚に抱き合ってキスをしていた……ラーオークの手はアリナの胸を服の上から揉んでいて、彼女はそれを嫌がっていなかった……私はあまりの驚きに、思わず声を上げてしまった……
「あっ! ……」
その声に気がついた二人がこっちを見る……
「エルレーン……変なところ見られちゃったね……」
「アリナ……どうして……」
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ラーオークはそう言われると頷いて自分の部屋へと戻っていった……
「さて、エルレーン、お風呂に行くんでしょ、早く行きましょう」
「う……うん……」
風呂場でもなんて言えばいいのか……私が沈黙していると、彼女から話を始めた……
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「……軽蔑はしてないけど……どうしてって思ってる……」
「なぜか今日は拒否できなかったの……どうしてかな……自分でもよくわからない……」
「女にも性欲があるのは私にもわかるけど……だからってあなたにはヒュレルがいるでしょ!」
「そうだけど……キスくらいならって思ったのかな……」
「もう……キスもダメだよ……」
「ごめん……気をつけるね……」
「わかれば良いけど……もうあんなことしたらダメだよ」
「わかってる……でも……」
「でもって?」
「いえ、なんでもないよ、今日の事はヒュレルには内緒ね」
「もう……言えないわよ、あなたの奥さんが他の男とキスしてたなんて……」
「それより、シュヴァルツはどうだった、もしかして変な声が聞こえてきたからお風呂に逃げてきたんじゃないの?」
女の勘なのか変に鋭い……
「う……うん……デミリアとシュヴァルツは……部屋でそんな事してた……」
「何よ、デミリアも人妻でしょ、彼女が別との男とセックスしても何も言わないのに、私はキスしたくらいで怒るの?」
「だってアリナは旦那さんも知ってるし……やっぱりショックの度合いが違うよ……」
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