15 / 106
二日目
しおりを挟む
次の日、ニコニコの女将さんはお弁当まで持たせてくれて、終始ご機嫌で送り出してくれた……シュヴァルツは帰りも寄ってくれと懇願されていたが、帰りには旦那さんがいるのではないのかと心配になる。
その日の道中の馬車内では、なぜか初めての経験の話になっていた……
「シュヴァルツ……今はあんなに取っ替え引っ替えなのに、初めては遅いのね……」
シュヴァルツの初めての行為は20と聞いて、アリナが以外そうにそう言った。
「昔は女性が怖くてね……もちろん性の興味はあったけど、恐怖の方が強かったんだよ、そんなアリナはいつ経験したんだ」
そう聞かれて、いつものキリッとした彼女が嘘のようにオドオドする。
「わ……私は結婚してからだから……遅いわよ……」
「よく、それで人の事言えるな、結婚って25くらいの時だろ」
「うるさいわね……それまで大事に取ってたの……」
「それでラーオークとエルレーンはどうなの?」
「俺は11で近所の姉ちゃんとやった」
ラーオークの言葉で一瞬静まり返る。
「………早すぎでしょ……その姉ちゃんもなに考えてるのよ……で、エルレーンは?」
「私は今の夫と恋人になってすぐに……だから19ですね……」
ちょっと恥ずかしかったが、ここで答えないのも場の雰囲気を悪くすると思い、素直に答えた。
「私は12だね……おじさんに無理やりやられたのを思い出すよ」
馬車の従者のデミリアが自分の暗い過去をサラッと話す……
「酷いおじさんですね……」
「いや、普段は良いおじさんだったよ、私が半裸の状態で寝てたのがいけないんだよ、あれじゃ、やられても文句は言えない」
いや……文句は言えるって……そう思ったが言葉を慎んだ。
その日も日が暮れてきたので近くの村で宿泊する事になった……またシュヴァルツが宿屋の女将さんに手を出さないか心配だったけど、今日の宿の女将さんはかなり高齢の方で、失礼ではあるが、さすがに大丈夫だろうと思ってしまった。
「いらっしゃい、汚い宿だけどゆっくりしていっておくれ、ほら、お前たち、お客さんの荷物を持ってあげな」
女将さんにお前たちと呼ばれたのは若い二人の女性であった……村娘といった感じだが、若くて可愛らしい……やばい……シュヴァルツとラーオークの顔つきが変わっちゃった……
その日の道中の馬車内では、なぜか初めての経験の話になっていた……
「シュヴァルツ……今はあんなに取っ替え引っ替えなのに、初めては遅いのね……」
シュヴァルツの初めての行為は20と聞いて、アリナが以外そうにそう言った。
「昔は女性が怖くてね……もちろん性の興味はあったけど、恐怖の方が強かったんだよ、そんなアリナはいつ経験したんだ」
そう聞かれて、いつものキリッとした彼女が嘘のようにオドオドする。
「わ……私は結婚してからだから……遅いわよ……」
「よく、それで人の事言えるな、結婚って25くらいの時だろ」
「うるさいわね……それまで大事に取ってたの……」
「それでラーオークとエルレーンはどうなの?」
「俺は11で近所の姉ちゃんとやった」
ラーオークの言葉で一瞬静まり返る。
「………早すぎでしょ……その姉ちゃんもなに考えてるのよ……で、エルレーンは?」
「私は今の夫と恋人になってすぐに……だから19ですね……」
ちょっと恥ずかしかったが、ここで答えないのも場の雰囲気を悪くすると思い、素直に答えた。
「私は12だね……おじさんに無理やりやられたのを思い出すよ」
馬車の従者のデミリアが自分の暗い過去をサラッと話す……
「酷いおじさんですね……」
「いや、普段は良いおじさんだったよ、私が半裸の状態で寝てたのがいけないんだよ、あれじゃ、やられても文句は言えない」
いや……文句は言えるって……そう思ったが言葉を慎んだ。
その日も日が暮れてきたので近くの村で宿泊する事になった……またシュヴァルツが宿屋の女将さんに手を出さないか心配だったけど、今日の宿の女将さんはかなり高齢の方で、失礼ではあるが、さすがに大丈夫だろうと思ってしまった。
「いらっしゃい、汚い宿だけどゆっくりしていっておくれ、ほら、お前たち、お客さんの荷物を持ってあげな」
女将さんにお前たちと呼ばれたのは若い二人の女性であった……村娘といった感じだが、若くて可愛らしい……やばい……シュヴァルツとラーオークの顔つきが変わっちゃった……
0
お気に入りに追加
363
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。



イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる