人妻六英雄は自ら股を開く

どらごんまじっく

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追跡戦

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裏門の衛兵はすでに倒されていた……私は彼らを心配しながらも、賊を追いかける……敵の気配を追ってしばらく進んでいると、戦闘が行われているような激しい音がしてきた……

「お前たちは何者だ!」
シュヴァルツの声が響く……しかし、その問いには賊たちは無言であった。

「シュヴァルツ! 私も加勢します!」
私はそう言って戦闘に加わった。

敵は全部で三人……三人ともかなりの手練れで、簡単に倒せそうになかった。
「アリナたちはどこですか!」
私は剣を振るいながらシュヴァルツに聞いた。
「アリナとラーオークは他の賊を追ってる!」
「他にも賊が……」
「敵は全部で十人ほどだった……誰が神剣を持ってるかわからないので別れて追っていたんだ」
なるほど……確かにそうなると一人も逃すわけにはいかない……

いくら手練れでも、六英雄二人を相手では長く持つはずもなく、シュヴァルツによって二人が斬られ、私はもう一人の賊の剣を弾き飛ばして拘束した。

「あなたたちは何者! なんの為に神剣を盗んだの!」
そう聞くが、その賊は毒を隠し持っていたようで、口から血を吐いて絶命した。

「くっ……死んだか……」
「それより、シュヴァルツ、アリナたちの加勢に……」
「そうだな、急ごう」

アリナたちはさらに森の奥に進んだところにいた……すでに賊を五人ほど斬り倒していた。
「ダメだ……二人に逃げられた……」
ラーオークがそう教えてくれる……

「ダメね……やっぱり誰も神剣を持っていない……」
アリナが賊の死体を確認してそう言った。

「やっぱり逃げた奴か……くそっ!」
「どうやらプロのようだし……これから後を追っても無駄ね……城に戻って対策を考えましょう」

無駄に追跡などせずに次の手を考える……さすがはアリナ……決断が早い。

城での話し合いには、ラルガ大臣やキタミ将軍も加わった。二人とも切れ者で知られ、六英雄たちも一目置いている。
「神剣の奪還は絶対です……最優先事項だと思ってください」
「わかっている、ラルガ大臣、絶対に取り戻す」
ラーオークがそう宣言する。
「問題は取り戻す方法だな……」
「すでに部下を情報収拾に動かしている……だが、あれだけの事をやった連中だ……それでどれだけの情報が集まるか……」
キタミ将軍はしみじみとそう言った……確かに抜かりのない連中に思えるが……

「やはり聖女様にお力を借りるしかないですかね……」
アリナの言葉に、自分の記憶をたどってこう発言した。
「聖女……確か大聖堂院にいる……」
「そう……聖女様なら神剣の場所を探ることもできるでしょう……」

アリナのその案には反論する者はなく、聖女様へ助力を頼むことで話し合いは終わった。
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