人妻六英雄は自ら股を開く

どらごんまじっく

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宴の時

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お酒が入ったこともあり、私たちは少し開放的になっていた……見るとアリナ……ラーオークと密着して楽しそうに話をしている……旦那さんがいるのにあんなに密着して大丈夫なのだろうか……

私もシュヴァルツに肩を抱かれている……かなりの美男子で、人妻の私から見てもカッコいい彼に肩を抱かれるのは悪い気はしない……だけどやはりルーカスのいる私が他の男に肩を抱かれるなんてあってはいけないと思った。
「ごめんなさい、シュヴァルツ、私は人妻だからあまり密着しないで」
「あっ、ごめん、そうだね、これは調子に乗ったようだ」
そう言って離れてくれた……

「エルレーン……それにしても君は美しいよ……旦那が羨ましい」
「私なんて……こんな男っぽいのに……からかわないでください……」
「からかってなんかないよ、ほら、こんな綺麗な瞳をしている……この唇も最高にセクシーだよ」
そう言って顔に手が触れてくる……その触り方が絶妙で、ゾワゾワっと体の芯が震える……

「ダメ、やめてシュヴァルツ……」
そう拒否すると、シュヴァルツは素直に聞いてくれた。
「そうだね、悪かった、酒が入って、いつもの調子になったようだ……」
「いえ……私にはルーカスが……夫がいますから……他の男性には触れられたくないの……」
「わかった、今からは触れないようにするよ、でも話をするのはいいだろ」
「ええ……もちろんそれはかまわないわ」

それからは体に触れてくることもなく、たわいもない話が続いた……そんなまったりとした宴の中……いきなりそれは起こった。

ドガッッンーーー!!

近くで大きな爆発音が鳴り響く……その音を聞くと、さっきまで楽しく会話をしていたアリナとラーオーク、それに私と会話していたシュヴァルツの表情が豹変した……真剣な顔付きになり、各々自分の神剣を持って外に飛び出した──

私はあまりの突然の出来事にすぐには動けず、新旧での六英雄との差を見せつけられてしまった。


遅れて爆発のあった場所に行くと数人の衛兵が倒れていていた。
「何があったの!」
「神剣の一つが盗まれました!」

一般的にはあまり知られてないがこの国に神剣は全部で八本ある、六英雄が六本を持ち、残り二本は国宝として納められてる……国宝である二本の神剣は、普段は厳重な結界庫に保管されてるが、今日は私の神剣の授与式の為に、そこから出されていた……

「盗んだ賊はどこへ!」
賊を追いかける為にそう聞く。
「裏門の方に逃げました、すでにシュヴァルツ様が後を追ってるようです」

私それを聞くと、裏門の方角へと走った──
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