7 / 106
宴の時
しおりを挟む
お酒が入ったこともあり、私たちは少し開放的になっていた……見るとアリナ……ラーオークと密着して楽しそうに話をしている……旦那さんがいるのにあんなに密着して大丈夫なのだろうか……
私もシュヴァルツに肩を抱かれている……かなりの美男子で、人妻の私から見てもカッコいい彼に肩を抱かれるのは悪い気はしない……だけどやはりルーカスのいる私が他の男に肩を抱かれるなんてあってはいけないと思った。
「ごめんなさい、シュヴァルツ、私は人妻だからあまり密着しないで」
「あっ、ごめん、そうだね、これは調子に乗ったようだ」
そう言って離れてくれた……
「エルレーン……それにしても君は美しいよ……旦那が羨ましい」
「私なんて……こんな男っぽいのに……からかわないでください……」
「からかってなんかないよ、ほら、こんな綺麗な瞳をしている……この唇も最高にセクシーだよ」
そう言って顔に手が触れてくる……その触り方が絶妙で、ゾワゾワっと体の芯が震える……
「ダメ、やめてシュヴァルツ……」
そう拒否すると、シュヴァルツは素直に聞いてくれた。
「そうだね、悪かった、酒が入って、いつもの調子になったようだ……」
「いえ……私にはルーカスが……夫がいますから……他の男性には触れられたくないの……」
「わかった、今からは触れないようにするよ、でも話をするのはいいだろ」
「ええ……もちろんそれはかまわないわ」
それからは体に触れてくることもなく、たわいもない話が続いた……そんなまったりとした宴の中……いきなりそれは起こった。
ドガッッンーーー!!
近くで大きな爆発音が鳴り響く……その音を聞くと、さっきまで楽しく会話をしていたアリナとラーオーク、それに私と会話していたシュヴァルツの表情が豹変した……真剣な顔付きになり、各々自分の神剣を持って外に飛び出した──
私はあまりの突然の出来事にすぐには動けず、新旧での六英雄との差を見せつけられてしまった。
遅れて爆発のあった場所に行くと数人の衛兵が倒れていていた。
「何があったの!」
「神剣の一つが盗まれました!」
一般的にはあまり知られてないがこの国に神剣は全部で八本ある、六英雄が六本を持ち、残り二本は国宝として納められてる……国宝である二本の神剣は、普段は厳重な結界庫に保管されてるが、今日は私の神剣の授与式の為に、そこから出されていた……
「盗んだ賊はどこへ!」
賊を追いかける為にそう聞く。
「裏門の方に逃げました、すでにシュヴァルツ様が後を追ってるようです」
私それを聞くと、裏門の方角へと走った──
私もシュヴァルツに肩を抱かれている……かなりの美男子で、人妻の私から見てもカッコいい彼に肩を抱かれるのは悪い気はしない……だけどやはりルーカスのいる私が他の男に肩を抱かれるなんてあってはいけないと思った。
「ごめんなさい、シュヴァルツ、私は人妻だからあまり密着しないで」
「あっ、ごめん、そうだね、これは調子に乗ったようだ」
そう言って離れてくれた……
「エルレーン……それにしても君は美しいよ……旦那が羨ましい」
「私なんて……こんな男っぽいのに……からかわないでください……」
「からかってなんかないよ、ほら、こんな綺麗な瞳をしている……この唇も最高にセクシーだよ」
そう言って顔に手が触れてくる……その触り方が絶妙で、ゾワゾワっと体の芯が震える……
「ダメ、やめてシュヴァルツ……」
そう拒否すると、シュヴァルツは素直に聞いてくれた。
「そうだね、悪かった、酒が入って、いつもの調子になったようだ……」
「いえ……私にはルーカスが……夫がいますから……他の男性には触れられたくないの……」
「わかった、今からは触れないようにするよ、でも話をするのはいいだろ」
「ええ……もちろんそれはかまわないわ」
それからは体に触れてくることもなく、たわいもない話が続いた……そんなまったりとした宴の中……いきなりそれは起こった。
ドガッッンーーー!!
近くで大きな爆発音が鳴り響く……その音を聞くと、さっきまで楽しく会話をしていたアリナとラーオーク、それに私と会話していたシュヴァルツの表情が豹変した……真剣な顔付きになり、各々自分の神剣を持って外に飛び出した──
私はあまりの突然の出来事にすぐには動けず、新旧での六英雄との差を見せつけられてしまった。
遅れて爆発のあった場所に行くと数人の衛兵が倒れていていた。
「何があったの!」
「神剣の一つが盗まれました!」
一般的にはあまり知られてないがこの国に神剣は全部で八本ある、六英雄が六本を持ち、残り二本は国宝として納められてる……国宝である二本の神剣は、普段は厳重な結界庫に保管されてるが、今日は私の神剣の授与式の為に、そこから出されていた……
「盗んだ賊はどこへ!」
賊を追いかける為にそう聞く。
「裏門の方に逃げました、すでにシュヴァルツ様が後を追ってるようです」
私それを聞くと、裏門の方角へと走った──
0
お気に入りに追加
356
あなたにおすすめの小説
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
【R18】禁断の家庭教師
幻田恋人
恋愛
私ことセイジは某有名私立大学在学の2年生だ。
私は裕福な家庭の一人娘で、女子高2年生であるサヤカの家庭教師を引き受けることになった。
サヤカの母親のレイコは美しい女性だった。
私は人妻レイコにいつしか恋心を抱くようになっていた。
ある日、私の行動によって私のレイコへの慕情が彼女の知るところとなる。
やがて二人の間は、娘サヤカの知らないところで禁断の関係へと発展してしまう。
童貞である私は憧れの人妻レイコによって…
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる